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双恋でハァハァするパロディスレその1

1 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 05:02 ID:ewsFTBdb
メディアワークス問題企画その3
妹、ママ先生に続き、丼決定の双子とのラブラブ。
女の子公認だから3POK!
誰かハァハァさせてくれろ!

2 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 05:09 ID:ewsFTBdb
公式ページ
ttp://www.mediaworks.co.jp/users_s/gs/futakoi/index2.html

確認できた小説のページ
ttp://homepage3.nifty.com/LoveLoveMotion/contents.html
ttp://www1.odn.ne.jp/home-sweet-home/index.htm/twin04.htm
ttp://miroku.lolipop.jp/game/CG/novel/nv013/index.htm

他にもあったり書いたら教えてくださいな。

3 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 09:51 ID:S6RowPjh
hos

4 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 09:58 ID:YmHtx05c
即死防止sage

5 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 10:44 ID:cSbhRChS
雛菊姉妹にイタズラするシチュキボンヌ

6 名前:1:03/09/24 15:10 ID:dfv3TFsE
>5
2に書いてあるアドレスの一番上のところに、
まさにそれがある。
「最初の教育」

7 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/24 20:51 ID:QXSkhnD4
>>6
えーっ!公式にあんの?

と、一瞬思った今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

8 名前:1:03/09/24 23:05 ID:Eq3L8eiG
はい、すいません。
二段目のアドレスです。

自分でスレ作ってみて思ったのは、
回転速っ!ってことですね。
さあ、もっとみんな来てくれ!

9 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/25 11:09 ID:BC44LA1D
ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

10 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/25 16:09 ID:mncU21dl
即死防止

11 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/26 00:29 ID:OPPX+Y6x
即死防止しとく

12 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/26 10:47 ID:GIK6Ntai
やっぱりネタ師がいないと厳しいな

13 名前:沙羅双樹の鐘の色:03/09/26 15:53 ID:NOC3KICh
とりあえず、ここまで書いた。

 白鐘沙羅、白鐘双樹。俺と同じ学校に通う高校一年生の双子の姉妹。彼女らのことは、2年生になったとき、噂程度に聞いていた。
 曰く、今年の一年生に可愛い娘が2人入学してきた。しかも双子らしい。
 この程度だ。特に興味を持ったわけではなかった。
 だが、彼女らのことをもっと知りたい、と追いかけている同級生よりも、俺は彼女らに近い存在となった。
 まあ、つまるところ彼女らの彼氏になったのだ。言い間違いではない。彼女らの、だ。
 そう、俺は双子の姉妹と同時に付き合っている。



 1学期の中頃だっただろうか。中間考査が終わり、近づく夏休みの計画に同級生達は盛り上がっていた。海、山、プール、花火とイベント満載ではあるが、結局俺は男友達だけでいくことになりそうだった。
 だが、
「おい」
 たまたま部活も休みなのでゲーセンでも寄ろうとしていた俺と友人一同は、下駄箱で不機嫌そうな声に呼び止められた。その声の持ち主は、かの有名な美少女双子姉妹の妹、白鐘沙羅ちゃんだった。
「あんたに話がある。ついて来て」
 と、繰り返すが不機嫌そうな声で俺を呼んだ。さらに言うなれば、不機嫌そうな表情で俺を睨んでもいた。言った彼女はとっとと行ってしまったので、慌てて友人に別れを告げ追いかけた。
 追いついたものの、不機嫌オーラをまき散らしている彼女にかける言葉もなく、無言で彼女の後について歩いた。
「あ、あの……」
「何?」
 無言でいることに堪えられなくなった俺は、だめもとで彼女に声をかけた。
「君は確か、白鐘さんだよね?」
「そうだ」
 断言しよう。彼女は不機嫌だ。
「で、何の用なの?」
「ついてくればわかる」
「そ、そう……」
 俺は、今にすれば失礼だが、カツアゲでもされるのだろうかなどと考えていた。それぐらい、彼女は敵意にあふれていた。
 さて、校舎裏に着いた俺達はそこで待っていた少女と落ち合った。


14 名前:沙羅双樹の鐘の色:03/09/26 15:59 ID:NOC3KICh
「あ、あの……ごめんなさい、急にお呼びだてして。初めまして。白鐘双樹といいます」
 白鐘姉妹の姉、双樹ちゃんだった。なるほど、有名になるのもわかる。
 姉の双樹ちゃんは長い髪をリボンで2つに分け、クリクリとした大きな丸い瞳をしていて、強く抱きしめたら折れてしまいそうなほど線が細かった。
 とはいえ、病弱そうなイメージはわかない。保護欲をそそられるというのはこういうことを言うのか、と俺は理解した。
 妹の沙羅ちゃんはサラサラの長い髪をそのまま伸ばしている。こう言うと何だが、一昔前のスケバンっぽい。それを助長しているのが彼女の瞳で、双樹ちゃんより目尻が上がっている。
 ともあれ、彼女らはそれぞれ人目を引く容姿をしている。それが双子だというのだから噂にならないわけがない。
「ああ、初めまして。えーっと、それで何の用なのかな?」
 双樹ちゃんの隣で俺をじっと睨む沙羅ちゃんに多少怯えつつ、聞いた。
「は、はい。あの……あなたのこと、ずっとずっと見てました。ずっと双樹が憧れてた、優しそうなお兄さん……初めて見かけた時ね、彼氏にするにはお兄さんみたいな人がいいなって思ってた。
 その……双樹の理想にピッタリの人が現れたって思って、胸がドキドキしちゃったの……」
 そこまで一気に言って、双樹ちゃんは話すのを止めた。俺は今聞いた言葉を脳裏に反芻する。……うん、俺の耳が確かであるならば間違いない。これは告白だ。双樹ちゃんは顔を真っ赤にしている。
「そ、それでですね……私の……彼氏になってください」

15 名前:沙羅双樹の鐘の色:03/09/26 16:00 ID:NOC3KICh
 さらに顔を真っ赤にして、双樹ちゃんは言った。とんでもなく嬉しいんだが、俺はあることが気になっていた。双樹ちゃんの隣で顔を真っ赤にしている沙羅ちゃんだ。
 ずっと黙って聞いていた沙羅ちゃんだったが、堪えかねたように俺の胸倉に掴みかかりながら言った。
「私と双樹は生まれたときからずっと一緒で……1日だって離れたコトなんて無かったんだ……。
 双樹の気持ちはどんな時も、全部すっかりわかってた。それなのに、最近、双樹が急にオマエのことばかり話すようになって……」
 おろおろしている双樹ちゃんが視界の片隅に入った。今俺の視界は沙羅ちゃんの顔でいっぱいだ。しかも、泣きそうな顔になっている。
「オマエに双樹を渡したりなんかしない。オマエと双樹がつき合うなんていうなら、私だって……オマエの彼女になってやる!」
 …………はい?
 一瞬思考回路が停止した。俺の耳は実は壊れているのだろうか?
 と、ここで双樹ちゃんが沙羅ちゃんの腕を振り解いた。
「あのね、沙羅は乱暴なことも言うけれど、ホントはとっても優しい子なの。私たち、生まれた時からずっとずっと一緒にいて……だから、あの……お兄さん、双樹と沙羅の2人の彼氏になってくれませんか?」
 決定だ。俺の耳は、いや、脳は壊れている。そうでなかったらおかしいって、これ。



16 名前:沙羅双樹の鐘の色:03/09/26 16:00 ID:NOC3KICh
 頭が再起動して状況を確認して、俺はおかしくなっていないことが判明した。白鐘姉妹の感覚が少々違っていることも判明した。
「私たちのこと、振ったりしたら許さないからな!」
 沙羅ちゃんはそんな感じの視線を俺に向けている。安心してくれ、そんなことはしない。
「まあ、いきなりで驚いたけど、こんな俺でよければ俺を君達の彼氏にしてくれないか?」
 初めての彼女が2人ってのもあれだけど、告白は嬉しかったし、2人とも可愛かったし。

 というのが俺と白鐘姉妹との成りそめ。当初俺は彼女らのことをよく知らなかったから、可愛い双子と同時に付き合えるなんて嬉しい、なんていう失礼な理由で付き合っていたけど、すぐに彼女ら自身の魅力に気づき、惹かれていった。
 双樹ちゃんはとても純粋で、好奇心たっぷり。沙羅ちゃんは荒っぽい口調だが、双樹ちゃんの言うようにとっても優しい娘だ。
 3人でのデートを楽しんだ。プールに遊園地、水族館に美術館、そして2人の誕生日を祝ったりした。俺達が付きあいはじめて最初で、そしてとんでもなく大事な日。


17 名前:1:03/09/26 16:02 ID:NOC3KICh
書いてみたが、3P初エッチを書くのが難しくてここで止まってる。
もし期待してくれたら嬉しい。


18 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/26 21:13 ID:H19/hsev
>>17
がんがれー。
期待しているぞ。


19 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/27 02:05 ID:osaRvWZt
もう神が来てるっ!
いやもう最高。
続きを激しく期待熱望

20 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/27 18:12 ID:bwOfgqvj
しつこく即死防止


21 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/27 19:09 ID:uxvH9ZM+




世にも楽しい

双子の恋の物語。




あなたは双子の女の子とおつきあいしたことがありますか?


しかも2人いっぺんに。


そんなこと、ふつうあるわけないって、みんなそう言うけれど……


でもココにはあるんです、本当に。


かわいい双子と……2倍の愛



22 名前: ◆hlrc95PN4E :03/09/27 20:50 ID:71QK17ph
>>17
Good Job! これからの展開に期待しまつ

>>20
いや、ここまできたら即死はないだろ

23 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/28 01:47 ID:vMV2rBUM
10kbとかいう噂を聞いたことが…

24 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/28 02:02 ID:iMb3LOZA
半虹だと即死ラインは30スレ

25 名前:コピペで恐縮ですが:03/09/28 02:59 ID:QIsbWrBN
風俗に売り飛ばされた双樹たん sage :03/09/28 01:46 ID:???

「は〜い、次は人気ナンバー1の売れっ子、双樹さんのオナニーショーで〜す」

ヒューヒュー、パチパチパチパチ・・・

舞台が暗くなり、スポットライトが双樹の痴態を照らした
「皆さん始めまして、私、双樹といいます。
 こんな格好で失礼します・・・」
双樹は、ストッキングとハイヒール、それとわずかなアクセサリー以外は
何も身に付けていなかった。
双樹が身を揺らすたびに、Aカップにも満たない剥き出しの貧乳の乳首がじんじんと痛む。
「あっ・・・んっ・・・!」
双樹は左手で乳首をまさぐり、右手はマンコにあてがった。
「今日は皆さんに私のオナニーを見せてしまいます・・・」
顔を紅潮させながらナレーションを入れる。
「こんな事、とっても恥ずかしいのに・・・。でも、皆さんに見られてると思うと・・・
 はぁぁぁああああああああああああああっっっ!!!」
双樹は、濡れ濡れでテラテラに光リ、パックリと開いたマンコに指を3本も入れて、
無我夢中でかき回し始めた。
クチャッ、グチョッ、といった卑猥な音が舞台中に響き渡る。
もう片方の手の中指はアヌスに突っ込み、クニクニと腸壁を刺激する。
「いいっ! 気持ちいいッ! 双樹、オナニー大好きです!
 みんな、私の恥ずかしい姿をもっと見て!
 私のはしたないオナニーを見ながらあなたもオナニーしてみて!
 双樹、もうイッちゃううううううううゥゥゥゥゥ!!!!!!」

26 名前:沙羅双樹の花の色:03/09/28 04:48 ID:7YVgVYsm
題名間違えていたことが発覚

「誕生日おめでとう、双樹ちゃん、沙羅ちゃん」
 2人の女性と付き合うということは、2倍の愛情と得ると同時にそれにかかる費用も2倍なワケで……。つまり誕生日プレゼントを2つ買わなければいかんということなのさ。ふふふ、サイフが軽いぜ。
「わあっ、ありがとうお兄さん!」
「……ありがとう……。もらってやるよ」
 双樹ちゃんはストレートに、沙羅ちゃんは表面上素っ気無くだけど喜んでくれた。ちなみに双樹ちゃんには魚のぬいぐるみ、沙羅ちゃんには油絵の具を買った。
 今、俺達は高台にある公園にいる。前にも一度来たことのある公園で、デートの締めくくりはここに来ることが暗黙の了解となっていた。そのわけは、
「時間だ」
 座っていたベンチから立ち上がり、目の前の噴水に目を向ける。
 シャアアアアアア
 夕闇の中、噴水が水を吐き出す。と同時に中にある照明が輝き、弾ける水の一滴までをも輝かせる。さながら舞い散る雪か、宝石のようで……なんて詩人みたいな表現より、この言葉につきる。
「わあ……やっぱりきれい」
「……何度見ても飽きないね、双樹」
 俺の両脇で双樹ちゃんは自然に、沙羅ちゃんは逡巡の後に俺の手を握ってくる。苦笑しながら、俺は強く握り返す。
 最初は沙羅ちゃんは俺に敵意満々だったが(大好きな姉を取られたようなものだからな)、何度かデートを重ねた結果、不遜な言い方になるが彼女も俺を好きになってくれた、と思う。奇妙な三角関係は安定していた。

27 名前:沙羅双樹の花の色:03/09/28 04:49 ID:7YVgVYsm
「お兄さん……」
 潤んだ声の双樹ちゃんの方を向くと、潤んだ瞳で俺を見上げていた。それに引き込まれるように……目を閉じ、唇をあわせた。
「……!」
 反対側で沙羅ちゃんの握る手が一瞬ピクッと動いたが、それだけだった。
 唇を離し、見つめあう。双樹ちゃんは頬を染め、うつむきながら腕にしがみつく。
 振り向くと沙羅ちゃんがこれまた真っ赤な顔をしていた。それがキスを間近でみたことによる羞恥か、双樹ちゃんの唇を奪ったことによる怒りか、はたまた自分より先に双樹ちゃんとキスをした嫉妬によるものかはわからないが。もちろん聞くつもりはない。
「沙羅ちゃん……、たまたまこういう順番になってしまったけど、俺は君ともキスをしたい。俺は……君も好きだから」
 こんなことを他の誰かに言ったらひっぱたかれるだけじゃすまないだろうけれど。正直に俺の本音を話すと沙羅ちゃんは、
「あ、当たり前だ! 私もお前の彼女なんだからな!」
 いつもどおり、虚勢を張る沙羅ちゃん。そんな彼女の態度が微笑ましい。そっと頬に手を添え、上を向かせると目があった。
「キスのときは目を閉じるもんだよ」
 俺の言葉どおり、慌てて目をギュッと閉じる沙羅ちゃん。そして、
「ン……」
 双樹ちゃんのプリっとした感触とはちょっと違うが、やはりやわらかい感触を楽しんで唇を離す。
「はぅ……」
 とろんとした瞳になった沙羅ちゃんを見ると、やはり双樹ちゃんとは双子なんだなと思う。なんというか、似ている。
 呆けていた2人は、俺越しにお互いを見やり笑った。
「もう一つプレゼントもらっちゃったね!」
 双樹ちゃんがそう言って俺に抱きついてくる。沙羅ちゃんも心持ち強めに腕を組んできた。ああ、今日という日を俺は忘れることはないだろう。可愛い恋人達とキスをし、さらに薄着の彼女らに挟まれて柔らかい感触に包まれたのだから。
 最後が締まらないのが俺らしいというべきか。

28 名前::03/09/28 04:51 ID:7YVgVYsm
とりあえずここまで。
この後ホテルに行くのか、それとも別の日に改めてとするか迷う。
普通付き合って2、3ヶ月でホテルに行くかな?

29 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/28 09:29 ID:U2RGacvu
告白された日に直行するよりは自然じゃねぇ?
ま、このまましばらくラヴラヴな空気を見ていたい気も

30 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/28 13:55 ID:XIWR0JE2
ラブラブほのぼのが好き〜!

31 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/29 10:04 ID:FN9tCWT6


32 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/30 01:08 ID:QMxS/lFN
ほしゅ

33 名前:名無しさん@ピンキー:03/09/30 14:36 ID:mSd1sI06
ほのぼのカモーン

34 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 08:49 ID:d7n/4vwh
 ガウンを着てベッドに腰掛ける。俺の両隣には沙羅ちゃんと双樹ちゃん。風呂上りの彼女らからは石鹸の匂いがして、俺の下腹を刺激する。
 あの後、俺に抱きついていた双樹ちゃんが異変に気づいた。3本目の足が元気になっていたのだ。だってしょうがないじゃないか。ファーストキスを好きな娘達として、さらに両側から抱きしめられてるんだぜ? そりゃ元気にもなるさ。ならなかったらそいつはイ○ポだろ。
 とまあ、そんな不穏な表現は置いておいて、双樹ちゃんは子供っぽいところはあるがそういうことは知識としてちゃんと知っていて、俺の耳元でこんなことを言ってくれた。
「あの……双樹はいいですよ」
 俺は顔が真っ赤になってしまった。俺の下心を見透かされただけでなく、女の子の方から言わせてしまうなんて。
「ごめん、女の子から言わせちゃうなんて」
 そう言うと、にこやかに笑ってくれたのだ。女の子の偉大さを知ったような気がした。
 それはそうとして、沙羅ちゃんだが俺たちの話は聞こえていたようだった。振り向いた俺と目が合うと慌てて目をそらし、
「わ、私も行く」
 と言うのだが、どう見ても無理しているように思えた。
「あのさ、別に邪魔に思うってるわけでもないし、仲間はずれにしようと思って言うわけじゃないんだけど、無理はしない方がいいよ」
 俺としては沙羅ちゃんのことを尊重して言ったつもりだった。双樹ちゃんと沙羅ちゃんでは気持ちの盛り上がり方が違うだろうし、沙羅ちゃんの気持ちが決まるまで待つつもりだった。
 そう思っていたのだけれども、俺は思いっきり沙羅ちゃんに引っ叩かれた。手を振りぬいた沙羅ちゃんは泣いていた。
「馬鹿! 私……私だってお前のことが好きなのに! 何で……そういうこと言うんだ!」
 ビンタのショックに呆けていた俺だが、沙羅ちゃんの叫びは胸に響いた。それに、心にも響いた。
「お前と付き合ってるおかげで私は嫌なことばかり考えちゃう。双樹をお前に取られるのが嫌だ。それにお前を双樹に取られるのが嫌だって考えちゃうんだ! 今までそんなこと考えもしなかったのに!」

35 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 08:56 ID:573w+QWl
 自分の無神経さが嫌になる。沙羅ちゃんは俺のことを好きになってくれていた。それも双樹ちゃんと同じくらいに。
 何か言いたいのだけど何を言えばいいのかわからない。いや、言葉にならない。沙羅ちゃんに叩かれた頬より、胸が痛かった。
 硬直している状況を溶かしたのは双樹ちゃんだ。自然に沙羅ちゃんを抱きしめた。
 何も言わなかった。それでも沙羅ちゃんは落ち着いた。本当に女の子は、というより双樹ちゃんは偉大だ。
「沙羅ちゃん」
 呼びかけると、ビクッと震えたがそれでも俺のほうを見てくれた。
「俺と双樹ちゃんと沙羅ちゃんは、これからホテルに行く。そこで俺は君達を抱く」
 とんでもなくストレートに言ったけど、これは言わなければいけないことだ。2人の彼氏である俺が言わなければいけないんだ。
 うなづいた沙羅ちゃんを連れて、俺たち3人はホテルに入り、それでこの状況になるわけだ。


36 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 10:32 ID:ccfuuEur
 俺は君達を抱く、なんて言ったけど。童貞である俺が処女である女の子を2人も同時に相手する。
 そんなことが可能なのだろうか、ってのは付き合いはじめてすぐに思った。
 高校生男子としては至極当然な思考だと思う。相手が2人ってのはあまり思わないだろうけど。
 頭の中で何度かシミュレートしていた行為を思い出そうとするが、実際この状況になってみると頭の中は真っ白だ。
 だから本能の赴くままにやろう。うん、決めた。
「あっ……」
「ひゃっ!」
 2人の肩を強引に抱き寄せる。双樹ちゃんを抱きしめ、沙羅ちゃんにキスをする。
「んっ……ふ」
 今までは普通のキスだったが、次のステップだ。うっとりと瞳を閉じている沙羅ちゃんの唇に下を差し込んだ。
 沙羅ちゃんは驚いて顔をそむけようとするが、すでに俺は後頭部に手を回している。
「んっ、は……ぁ」
 うろたえる沙羅ちゃんの口中を俺の舌が暴れ回る。歯をなぞり、舌をツンツンと突くと、控えめながら返事が返ってきた。
 もちろん双樹ちゃんの方も忘れているわけではない。ガウンの襟元から手を差し込み、控えめな(失礼)乳房を包み込んだ。
 おそらく異性で俺が始めて触るだろう胸は緊張で硬くなっていたが、次第にいつものやわらかさを取り戻していった(多分)。
「あっ、お兄さん……やんっ」
 やさしくやさしく撫で回し、やわらかさを堪能していると、双樹ちゃんの声に潤みが出てきたような気がする。
 沙羅ちゃんの後頭部に回していた手を下ろしてきて、首筋を撫で回す。
「あっ、コラ」
 くすぐったかったのか沙羅ちゃんが怒った声をあげるが、双樹ちゃんを見て驚いていた。
 その隙に沙羅ちゃんの腰紐を解き、ガウンをはだけさせる。
「う……」
 恥ずかしがりつつも隠すようなことはしない。

37 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 10:33 ID:ccfuuEur
 今度は双樹ちゃんの方を向きキスをし、沙羅ちゃんの背中から手を回して抱き寄せて胸を揉みしだく。
 乳房の育ち具合は沙羅ちゃんの方に軍配が上がった。
「ん……ちゅ……うくぅ」
「あっ、ひゃん……!」
 キスで準備が出来ていたのだろう。沙羅ちゃんの乳首は既に硬くなっていた。
 手のひらで転がし、押しつぶし、軽く爪で引っかいたり、弾いたりすると息遣いが荒くなっていくのがわかった。
 沙羅ちゃんの舌使いは俺のマネをしていたようだったが、双樹ちゃんは自分から舌を絡めてきて、お互いの口中を味わった。
 ちょっと意外な感じがしたが、双樹ちゃんの方が性知識は豊富なのかもしれない。
 双樹ちゃんの腰紐も解き、ガウンを脱がした。
 2人の肌の白さは、昔見た沙羅双樹の花のようだった。花びらはとても薄く透けて見えるようで、触れればきっとシルクのような感触がしただろう。
 もちろん、血の通った2人の肌はシルクなんかよりも触り心地がいいものだ。
「お兄さんだけ着ていてずるいです……」
「オマエも……脱いで」
 示し合わせたように2人が言う。ちょっと恥ずかしかったが、俺もガウンを脱いだ。
『……』
 俺のいきり立ったモノを見て、絶句した2人。
子供の頃にお父さんのを見たかもしれないが、このような状態になってはいなかっただろう。なっていたらヤバいか。

38 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 12:13 ID:Q/ILQfJe
 2人が肉棒に集中している隙に、俺の手は2人の股間に入り込んでいた。
『ひゃうっ!』
 想像していたよりもやわらかく、複雑な形をしているそれの入り口をなぞる。
 指の感触だけではなんともいえないが、同じような感触だ。
 いじっていると、クチュっと音がした。濡れているのだ。
 それを俺がやったということが嬉しかった。
 しかし、ここで反撃がきた。
 おずおずと、同時に2人は俺のモノに手を伸ばしたのだ。
「くっ!」
 肉棒が跳ねた。
 驚いた。自分で触るのと人に触られるのと、こんなにも快感の違いがあるのかと。
「ご、ごめんなさい!」
「い、痛かったのか!?」
「あ……いや、気持ちよかったからびっくりしちゃって……」
 俺が言うとほっとしたように2人はまた肉棒に触る。これは、かなり気持ちいい。
 竿や先端をさわさわ、ニギニギと二人がかり。
 最初こそとまどっていたようだが、すぐに2人で協力するようになり、俺のボルテージは急上昇していった。
 負けじと俺もいじりを再開する。そしてとうとう弱点を発見した。
「ひゃあん!」
 我慢して声を出さないようにしていた沙羅ちゃんだが、俺の指がコリっとしたところに触れたとたん、可愛い悲鳴を上げた。
 そう、俺の指は栗とリスに触れたのだ。双樹ちゃんの栗とリスもだいたい同じ場所にあったので触れてみる。
「ふぅん!」
 同じく悲鳴を上げた。俺はそこを重点的に攻めた。
『あっ、はっん、くぅ』
 もはやどちらの声かわからないほど、両側から悲鳴が上がる。だが、俺も限界が近かった。というか、
「うっ、くっ!」
『あああぁぁーっ!」
 3人とも同時に限界が来て、俺は2人の手の中に精を吐き出してしまった。

39 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/01 14:32 ID:GLVRFbOs
見た事がないエッチ画像>>このアドレスをエクスプララーにコーピして見てな>>> kagoshima.cool.ne.jp/yoshinoyas/garus/

40 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:19 ID:8FV5Vvhe
 いつもより長かったように思える射精が終わった。
 3人とも達し、妙な沈黙が訪れてしまった。荒く息をつく2人に、
「うう、ごめん。急にきたもんで」
 穴があったら入りたいってのはこんな気持ちのことを言うんだな。めちゃくちゃ恥ずかしい。
「これがお兄さんの……」
「セ、セーエキってやつか?」
「うん……ついでにいうと、これが君達の」
 匂いや感触を確かめている2人に、俺の手を見せる。
「愛液ってのが本名かわからないけどね」
 と、こびり付いた粘液を見せる。2人の愛液だ。
 沙羅ちゃんがすごい眼で見てきたのですぐにやめたが。
 枕元にあったティッシュで手を拭く。そして、
「じゃあ、そろそろ」
 本番だ。今から俺は童貞を卒業し、2人の処女をもらう。言ったわけではないが、2人はすぐに理解してくれた。
 で、どちらから先にするかってのがあるが、俺はもうすでに決めていた。
「沙羅ちゃん。ベッドに寝転がって」
「え、わ、私からなのか!?」
 予想通り慌てる沙羅ちゃん。
「私より双樹が先の方が……」
「いや、俺は沙羅ちゃんと先にしたい」
 もちろん、それなりに理由がある。
 沙羅ちゃんは強がってはいるが、結構純情可憐だ。だから双樹ちゃんを抱いた後では腰が引けてしまうかもしれない。
 それに、
「お兄さんのファーストキスは双樹がもらったから、お兄さんの初めては沙羅ちゃんがもらって」
 ってことだ。双樹ちゃんは俺の考えがわかったようだ。
「双樹……いいの?」
「うん! 双樹はお兄さんと沙羅ちゃんがもっと好きになってくれたら嬉しいの」
 にこやかに双樹ちゃんは言う。

41 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:21 ID:8FV5Vvhe
 緊張しているのだろう、ギュッと目を瞑っている沙羅ちゃんをベッドに横たえる。
 沙羅ちゃんと、俺自身の緊張をほぐすため、キスをする。大人のではないキス。
 びっくりしたような沙羅ちゃんと目が合ったので微笑んであげる。すると、体中に入っていた力が抜ける。
 頭は真っ白だし、緊張はしているのだけど、どこか冷静な自分がいる。
 不思議な感じはしたが好都合だ。
 もう一度キスをして、すでに一度発射したにもかかわらず、いまだ硬度を保っている肉棒を沙羅ちゃんの秘唇の入り口にくっつける。
「!」
「……行くよ。できるだけやさしくするから」
 その言葉どおりになるよう、ゆっくりと沙羅ちゃんの秘唇に挿入していく。
「うっ……ああ……」
 やわらかい肉が俺の肉棒を包み込む。
「っく……うう……」
 目に涙を浮かべながらも、うめくだけで痛いとは言わない沙羅ちゃん。
 できるだけ痛みを与えないようにゆっくりと押し込んでいき、とうとう奥まで入り込んだ。
「沙羅ちゃん、入ったよ」
「そ、そうなのか?」
 すごく痛むのだろう。声に力がない。目にいっぱいに溜まった涙をキスでぬぐってあげる。
 俺のモノと沙羅ちゃんの膣の大きさはほぼ同じようで、先端に何かぶつかっている感触がある。
 しかし、なるほど。エロ本とかで最初は一発抜いておくといいというのがわかった。
 気持ちよすぎるんだ。女の子の中は。
 ヒダヒダが肉棒を刺激して、入れているだけでいってしまいそうになる。
「ん……中にお前のが入ってるの」
「そう……今俺と沙羅ちゃんは一つになってるんだよ」
 と、エロ本に書いてあったセリフをそのまま言ってみる。
「一つに……」
「さ、沙羅ちゃん!?」
 いきなり泣き出してしまった。涙がポロポロと流れる。
「ご、ごめん。なんか……嬉しくなって……」
 なんてことを言ってくれたのだ。
「俺もだよ」

42 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:21 ID:8FV5Vvhe
 今日何度目かのキスをする。今度は大人のキスだ。
 少しでも気持ちよくなってくれればと、同時に胸や栗とリスを刺激する。
「ん……は……」
「沙羅ちゃん、動くよ?」
「うん……」
 肉棒を引き抜く。それだけなのに肉棒のあらゆるところが刺激される。
 歯を食いしばって漏れそうな声を出すのを防ぐ。感じている声なんて、できれば聞かれたくないからな。
「ああっ……!」
 膣内を往復させると熱い感触が肉棒に絡みつき、もはやどこが気持ちいいんだかわからない。
 だから、そんなに長くは持たなかった。
「くぅ、沙羅ちゃん。もう、俺限界……!」
「んはぁ、ああ、で、出るの?」
 俺は答えられなかった。肉棒から精液が吐き出される。同時に、
「ああああああーーーっ!!」
 沙羅ちゃんもいった。
 俺と沙羅ちゃんは抱き合ったまま、しばらく動けなかった。
 荒く息をつき、呼吸を整える。だけど、俺はまだこの一体感を味わっていたかった。

 けど、名残惜しいが、沙羅ちゃんから肉棒を抜く。
 夢中で気づかなかったけど、シーツに赤い点があり、今それに白いものが混ざった。
「双樹ちゃん」
 呼びかけると、双樹ちゃんは紅潮した顔で俺を見ていた。手は股間にあった。
 どうやら俺と沙羅ちゃんを見て自分で慰めていたようだ。
 双樹ちゃんを抱き寄せて横たえる。そして耳元でこうささやいた。
「双樹ちゃんのH」
「〜〜〜!!」
 顔を隠してしまった双樹ちゃんにさらにささやいた。
「おまたせ」
 双樹ちゃんは出来るならば先に俺としたかっただろう。
 だけど沙羅ちゃんの気持ちも思いやり、後に回ったのだろう。本当にやさしい子だ。
 可愛い顔を隠している手をどけ、キスをする。何度も何度もついばみ、舌を差し込む。

43 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:23 ID:8FV5Vvhe
「んむ……ん……」
「双樹ちゃん、いくよ」
 自分でも呆れるほど元気なモノを秘唇の入り口に押し付ける。
「あ、あの!」
「何?」
「そ、双樹には、い、入れるときには一度に」
 なるほど。沙羅ちゃんが痛がっているのを見て怖くなったのかも。
 一気に入れれば痛みはすぐに収まるけど、すごく痛いと聞く。本当はわからないけど。
「わかった」
 狙いを定め、先端だけ少し膣に入れて、一気に貫いた。
「うぐぅっ!」
 悲痛な叫びと、背中に回された双樹ちゃんの爪が背中に食い込む痛み。そして快感。
 双樹ちゃんの膣は沙羅ちゃんのより少し小さかった。俺のモノが少しはみ出ている。
 だがその分、締め付けは沙羅ちゃんよりきつい。それに沙羅ちゃんのと違ってザラザラしている。
 男ってのはホントに得なんだなと思う。女の子が痛い思いをするのに、俺は気持ちいいだけなんだ。
「はあ……はあ……」
 気持ちを落ち着けるように、何度も何度も息を吐いた。
 そして、やはり涙を流したのだった。
「やっぱり双子だね」
「ひっく……だって、嬉しいんだもん」
 こんなにも嬉しいことは、今まで生きてきた中でなかったし、おそらくこれ以降もないのではないかと思う。
 ギュッと抱きしめ、落ち着くのを待つ。さすがに2度出している俺は少し余裕があった。

44 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:24 ID:8FV5Vvhe
「はぁ……お兄さん……」
 双樹ちゃんの顔を見ると、微笑んでいた。それはOKのサインだとわかった。
「う……あ、ああ……」
 小さな身体。沙羅ちゃんとそれほど身長が違うわけではないのに、双樹ちゃんは小さく見えた。
 なんとなく前後運動を心持ち小刻みにしてみる。
「ひぅ、あん!」
 すると、双樹ちゃんは痛みにこらえていたときとは明らかに違う嬌声を発した。
 勘でやったことだけど効果があった。少しスピードを上げた。
「ひゃっ、はぁん、ん、あ……!」
 ストロークにあわせて双樹ちゃんが叫ぶ。しかしこれは諸刃の剣。
 余裕を持っていた俺も、ザラザラした中を速く動いたからあっという間に限界が近づいた。
「双樹ちゃん、もういく……!」
「来て、来てください! 双樹の中にぃ!」
 3度めの射精。肉棒を押し込み、双樹ちゃんの奥底で精液を爆発させる。
「っく……!」
「あ、はああああーーーーっっ!!」
 
 双樹ちゃんの中から肉棒を抜く。
 もう完全に限界。意識が飛びそうだ。双樹ちゃんと沙羅ちゃんもぐっすりお休みの様子。
 俺は2人を枕に乗せて、可愛い恋人に挟まれ、色々幸せな気分で眠りについた。

45 名前:沙羅双樹の花の色:03/10/01 15:24 ID:8FV5Vvhe
 翌朝。目が覚めたのは腕に違和感を感じたからだ。
 腕枕ってのはいいものではなかった。腕がしびれてしびれて。
 俺が寝る前にはこうなっていなかったから、つまり
「えへへ、おはようございますお兄さん」
「……」
 俺より先に2人は起きていたようだ。双樹ちゃんは俺にさわやかな挨拶をしてくれたんだけど、
「沙羅ちゃん、どうしたの?」
 明らかに起きているのに、こっちを向いてくれない。
「お兄さん。沙羅ちゃんは照れてるんだよ」
 双樹ちゃんが起きてくれたので、俺は沙羅ちゃんの顔を覗き込んだ。
「さ〜らちゃん。こっち向いてよ」
「う……だって……」
「だって?」
「……まともに顔見れないよ」
 可愛い沙羅ちゃんを俺と双樹ちゃんでからかい、チェックアウトしたのだった。
 ちなみに、2人は外泊の言い訳をしていたそうなので怒られることはなかったという。
 言い訳は処女にありがちな『友達の家に泊まる』というやつだってさ。



46 名前:1:03/10/01 15:27 ID:8FV5Vvhe
やっと書ききったぞ。
ユラ、キラ姉妹。薫子、菫子姉妹で書こうと思う。
他の2姉妹はオレでは無理。

とりあえずこんな感じで。

47 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/01 18:46 ID:SO41pSEk
これだけは言わせてくれ


良い物を拝ませていただき、ありがとうございますた

48 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/01 20:25 ID:1r2aXJxh
このスレと>1に出会えて本当に良かったぜ。

グッジョブ!

49 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/01 21:55 ID:C4oTTKQq
乙です。堪能させていただきますた

50 名前:黄昏の流浪人:03/10/02 18:54 ID:wvgof03x
ユラ、キラ姉妹を激しく希望しまふ

51 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/04 00:49 ID:As3GNex/
     デケデケ      |                          |
        ドコドコ   < 桜月姉妹マダー?                >
   ☆      ドムドム |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    マチクタビレター♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・  )    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\


52 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/04 01:50 ID:VEmYYHnU
双子だったら利尿剤のませたら同じタイミングでトイレに行きたくなるのかな?

53 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/05 01:07 ID:qrv5cnhl
 一条薫子、一条菫子。この学園では有名な美少女双子姉妹だ。僕はこの双子と仲がいい。
 入学して数ヶ月。僕が登校するとすでに姉妹は登校していた。皆いつも通りだったけど、何か違和感があった。
 僕が自分の席について、女子と話している姉妹を見て、気づいた。
「一条さん」
「ん? どうしたの」
 ポニーテイルの女子が振り向いた。ポニーにしているのは薫子さんの方だけど、
「君、菫子さんの方でしょ?」
「え?」
「あっちにいるのが薫子さんだね」
 指差した方にはショートカットの一条さん。声は聞こえていたようで、驚いた顔をしていた。
「何でわかったの?」
 ポニーテイルの菫子さんが言った。
「誰も気づかないからいけると思ってたんだけどな〜」
 ショートの薫子さんが近づいてきて、同時に2人はカツラを外した。
「う、嘘!? 全然気づかなかった!」
「入れ替わって、え!?」
 同級生達もわからなかったようで、動揺している。
 ちょうどその時担任が入ってきてその場での追求は免れたのだけど。
「あ〜あ、朝一で気づかれちゃうなんてなぁ〜」
 薫子さんがカツラを回しながらふくれている。
「ねえねえ、ホントに何でわかったの?」
 HRが終わり、菫子さんが僕の席まで来た。しかも、転入生が来たかのように僕の席の周りに人が集まってきた。
「何でって言われてもね。なんかいつもと違う感じがしたとしか……」
 何かが違うって、そう思っただけなんだよね。細かい動作とか。
「へぇ〜、よく見てるんだ」
 薫子さんが言う。
「そういうわけじゃ……」
「あ、照れてるぅ〜」
 そっぽ向いた僕の頬を、菫子さんがつつく。
「や、やめてよ」
「ふふふ、可愛い〜」
 勘弁してくれ。

54 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/05 01:08 ID:qrv5cnhl
 ま、そんなことがあってから仲がよくなった。
 文化祭も一緒に回り、後夜祭ではキャンプファイヤーをバックに踊り、体育祭で活躍した。
 そして2年生になって……

 下駄箱に封筒が入っていた。
「ん?」
 封筒の裏には可愛いシール。はて?
「何だろ?」
 下校ラッシュの今読むのは少々あれだけど、読んでみると。
「これは……!」
 呼び出しの手紙。名前がないけど、字から見ると女の子だ。
「ラブレター……かな?」
 校舎裏に来てくれとのこと。
 まあ、特に急ぐ用もないし。からかわれてもそれはそれだ。

 校舎裏。ここには一本木が生えている。結構大きな木だ。樹齢とか詳しいことは知らないけど。
 その下に、よく見る人たちがいた。
「あれ、薫子に菫子?」
 ここ一年で、呼び捨てにするぐらいには仲がよくなっている姉妹がそこにいた。
「こーんにちわっ! ……エヘヘッ、ビックリした?」
「ってことは、この手紙の差出人は」
「そ、私達。あの……突然なんだけど……。私たち、あなたの彼女にしてほしくって来ました!
  ……どう、かな?」
 薫子がはにかみながら言う。僕は、少し戸惑った。
 そりゃ、可愛いとは思ってたけど、こういうのははじめて見たから。
「2人一緒なんてちょっと変かもしれないけど、でも、あなたのことを好きになっちゃったのも2人一緒だったから仕方ないの。
 あなたが好きなほうを選んでくれてもかまわないけど。でも、まだ決まった彼女がいないはずよね?」
 確認するように言うけど、知っているはずだ。僕たちの間にはほとんど隠し事がない。
 というより、隠し事をするとかならずバレて話させられるし、彼女らは隠し事っていうのがなかった。
 薫子はいったん深呼吸して、
「それで、ね。2人一緒に彼女にしてほしいなって」
 僕が黙っていると、

55 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/05 01:10 ID:qrv5cnhl
「……っていうワケだから、お願い! って……エヘヘッ ダメ、かなぁ……?」
 菫子が拝むように手を合わせた。
「あのね、私たち好みとかもスッゴイ似てたのは本当だったんだけど……
 でも、まさか好きになる人まで一緒なんて、自分たちでもホントにびっくりなの!
 ……だからあの……とりあえず2人一緒にアタックしてみることに決めちゃった!」
 決めちゃったって……何と言うか、本当に仲がいいよな。
「とりあえず……3人でデートしたいな。ってまあ、いつも通りかもしれないけど」
 3人で出かけたことなら前にも何度かあった。ただし、彼氏彼女での間柄ではなかった。
「あのね、ナイショなんだけど……」
 菫子が僕の耳を口を寄せてささやいた。
「私たちのこと平等に愛してくれたら……2倍の愛が手に入っちゃうのよっ!」
 吹き出しそうになった。薫子は緊張しているように見えたけど、菫子はいつも通りだったから。

 そして返事待ち。僕は同級生には感情の起伏が少ないように思われているけど、そんなことはない。
 自分も憎からず思っていた女の子達に告白されて嬉しいわけがない。
 今、人生始まって以来緊張しているかもしれない。
 深呼吸、深呼吸。
「何て言うか……本当に反則だよな」
 呟く。全く、反則だ。
「僕が悩んでいたっていうのに、答えを先に出しちゃうんだもんな」
「え?」
「それって、どういうこと?」
 馬鹿らしい気もしてきた。僕の悩みは彼女らの仲の良さの前に無意味だった。
「僕は薫子も菫子も、同じように好きだってこと。
 どちらかとだけ付き合って、どちらかと微妙な感じになっちゃうのがいやだった。
 だから、そうなりたくなかったから今まで通り友達でいようって考えてたのに」
 ため息をつく。本当に馬鹿らしい。
「僕の思いもよらない解答をくれるんだもんな」
 真面目に考えていた自分が馬鹿だ。おかしくて、僕は笑う。
「僕は欲張りになろう。薫子、菫子。これからもよろしく。彼女として」
 にっこりと笑って言うと、僕は2人に抱きつかれた。


56 名前:1:03/10/05 01:12 ID:qrv5cnhl
1だ。
とりあえず、第二弾。
ageることは許しておくれよ。
誰かに見てもらいたいのさ。

57 名前:SS保管人:03/10/05 01:23 ID:LvIK6/5i
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?

58 名前:yukari:03/10/05 01:24 ID:t2P2qymA
たくさん濡れてるの・・
いっぱい舐めて、いじってね*^^*
http://www.xxx81.com/jp/japan.html

59 名前:1:03/10/05 03:04 ID:IuivRzlT
SS管理人さんへ。
よろしいでしょう。っていうかお願いします。

追記。白鐘姉妹で処女3Pはやったから、
一条姉妹とはすでに経験済みにしてみようかとか思うんだけど、
どうしようかな?
と1は思うのさ。

60 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/05 12:52 ID:1X/BK7Bv
>>59
なんていうか、双恋キャラはどのキャラも処女っぽいイメージ。

どうしても3Pにならざるをえないのが苦しいかもしれないけど、頑張って!

61 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/05 13:23 ID:P+yBfl0S
双子はセットであるけども、
やっぱり一人一人個性を出して差別化を図るのは大事だと思うのですよ。

62 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/05 15:55 ID:J62UD0m1
>>60
一条姉妹が経験済みなのではなくて一条姉妹と主人公が経験済み
と言う意味だと思うが。

63 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/05 16:21 ID:IGg4MlzM
(゚д゚)フオォォォ!! 1様乙!
白銀姉妹非常にエロでラブでステキですた。
処女3Pの連続はきついと思いますが、是非一条姉妹でも処女3Pネタを。
もしくは間をすっ飛ばして既に仕込み済みの一条姉妹とのエロエロな3Pを……
ともあれ楽しみにのんびり待たせていただきます。

64 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/06 03:11 ID:Rm1xXH8Y
ところで
>栗とリス
は仕様ですかw

65 名前:1:03/10/06 06:58 ID:MJ7SfkgW
考えた。
ここは全て処女でいこうと。
そして後日談て形でえちぃ話にもっていこうと。

栗とリスはそのまま書くといけないのかなとか、急に思ってしまって。
苦肉の策なり。

66 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/06 17:16 ID:3vYLoB/C
>>65
双子処女3P3連荘キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!
えちぃ話、楽しみにしております。
しかしこうなると雛菊姉妹と千草姉妹のSSも見てみたい。
誰か書かないかなあ……漏れは無理やけど。

話は変わるが、千草姉妹の妙所を見たときに
「ああ、こいつらの爺さんはSM3巨頭のひとりか……つうことは耳年増やな」
と、思ってしまったのだが変じゃろか。
爺さんの書斎で色々と偏った知識を蓄えて、
処女なのに色々奉仕してくれるようなネタが読んでみたいと思ったり。
妄想スマソ。

67 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/06 19:09 ID:qivwHe8q
お主、出来るな…?>>1さん

期待ほっしゅ。

68 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/08 11:49 ID:seI8KIuf
保守

69 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/09 01:50 ID:/bXyrejG
 僕らは晴れて恋人関係になったわけだけど、実を言うと菫子とはキスをすでにしていた。
 菫子は薫子より少しだけ大胆なところがあって、薫子より僕との距離が近かった。
 だから、ちょっと体勢を崩したりするとより接近したりするわけで。
「あ……」
「え……?」
 僕と菫子のファーストキスはこんなものだった。ちなみに文化祭の最中だ。
「あ、あはははは……。い、今の無しね。ノーカン」
 と妙な笑みを浮かべてカニのようにチョキチョキさせたりした。
 ちなみにその場には薫子もいて、3人で乾いた笑いをしたんだ。
 まず最初にしたことはやり直しだ。つまり、ファーストキスのやり直し。
 放課後の校舎裏。そこで僕は薫子とキスをした。ノーカンとはいえ、菫子とは経験済みだから。
 腰を抱き寄せて超至近距離で、じっくりと女の子の唇を味わうのは初めてだ。
 フニッとやわらかく、ちょっと湿っていた。
 僕も薫子も同じく息を止めていたので、唇を離したときには息が切れていた。お互いに見合って、笑う。
「む〜」
 その隣で頬を膨らせている菫子。
「はは、ごめんごめん」
 僕は薫子と同じように菫子を抱き寄せた。
「じゃあ、やりなおし」
「うん……」
 最初のはどちらにも不意打ちで、すぐに離れてしまったから感触なんて味わう暇もなかった。
 だけど今回はお互いの気持ちがハッキリしていて、僕たちは友人じゃなくて恋人だ。
 だからじっくりと味わう。薫子と違って、
菫子の唇はプニプニしてるとでも表現したらいいのか、そんな感じ。
「えへ……薫子の味」
「……したことあるの!?」
「菫子!」
 姉妹がおっかけっこをして、うやむやになって結局真実はわからなかった。

70 名前::03/10/09 01:51 ID:/bXyrejG
忙しくて、これで我慢してて。
金曜過ぎればなんとかなるかもしれんから。

71 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/09 04:59 ID:Kcl183pX
>>1さん

(・∀・)イイヨイイヨー。
工口くなくても禿げしく萌える。

72 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/09 15:37 ID:hI66BwDY
>>1

なんかええのぅ、ハァハァ(*´Д`*)

73 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:00 ID:0jklVKmr
>>69
キスだけで(;´Д`)ハァハァでつ。
じっくり待ちますので、お体に気を付けてマターリ書いて下さいまし。

74 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/12 11:46 ID:ksgdGPRc
期待保守

75 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/14 16:12 ID:H5Gg+bDA
保守っと。

76 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/16 17:20 ID:Uv4M239B
ほっしゅほっしゅ

77 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/17 21:41 ID:fdl++c4b
だめか

78 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/17 22:37 ID:lMO9T6H1
思い切ってageてみる

79 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/17 22:48 ID:owu2yfk6
 それから、やってることがそうそう変わるわけではなかった。
 元々一緒に遊びにいってたし、今まで一番距離が近かった女の子も一条姉妹だ。
 ただ遊びにいく回数が増えたのは確かで、
さらにデートの終わりにサヨナラのキスをするようにはなった。
 それだけっていうのも変だけど。確実に変わったのは夏祭りの日だ。

(去年の夏祭りも2人と来たんだよな……)
 去年と同じく、待ち合わせ場所に先に来ている僕。
 几帳面だか神経質なんだか、僕は待ち合わせにはそうそう遅れない。
 それどころか時間より先に場所に行ってしまうので待つ時間が長い。
 それは別にいいんだけど、今回は時間になっても2人が来ない。
「去年も遅れたよな……」
 今回は怒ってもいいだろうか?
『おっ待たせーっ!!』
「おそ……い……」
 振り向いた視線の先には姉妹がいた。しかも、
「浴衣か。だから遅かったの?」
 う〜む。そこはかとなく色気があるな。これなら遅刻しても許せるかも。

80 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/17 22:49 ID:owu2yfk6
「あはは。いや、ナンパされちゃって」
「本っ当にしつこくってさ」
 むう……。
「あ、微妙な表情してる」
「あは、可愛い。嫉妬してる」
 菫子が僕の頬をつつく。彼女はこれがお気に入りだそうだ。
 それはともかく、嬉しそうな顔をされてもね。
僕としては複雑な気持ちなんだけど。
「……」
「あ、怒った?」
 薫子が神妙な表情で僕の顔を覗き込んでくる。こういう顔は見たくないよね。
「別にそういうわけじゃないよ。さ、行こうか。ナンパされないように」
 右手に薫子、左手に菫子を。
僕は手をつなぐつもりだったけど、彼女らは腕を組んできた。
「こっちの方が」
「絶対ナンパはされないわよね」
 いや、全くだ。

81 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/17 22:50 ID:owu2yfk6
 射的に金魚すくいに輪投げ。ワタアメにヤキソバ、カキ氷。
 祭りの醍醐味を味わいつくした頃、ちょっとした事件がおきた。
「混んできたね」
「そろそろ盆踊りがはじまるからかしら?」
 人の流れが一定に、さらに大きくなってきている。その中を逆流している僕たちにはきつい。
「はぐれないようにね」
 2人と組んでいる腕に力を込めると、柔らかな身体の感触がより強くなる。
 強くなるけども、人の流れには逆らえず……
「あっ、薫子。もっとこっちに!」
「わかってるけど〜」
「菫子もがんばれ!」
「あン、もう!」
 とまあ、なんやかんやで落ち着ける場所にこれたはいいけど、
「あ、帯が……」
「ありゃりゃ。ほどけてるね」
 2人の帯は見事にほどけていた。
「ど、どうしよう……」
 薫子が顔を真っ赤にして言った。そんなこと言われても困るけど。
「とりあえず……人目のつかないところに行こうか」
 そこで適当に帯を締めればいいだろう。
 確か祭りに関わらない、古い境内があったはずだ。

82 名前::03/10/17 22:51 ID:owu2yfk6
遅れてスマソ。
続きはまた来週ってことで勘弁。
今度こそHに行くから。

83 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/17 22:52 ID:lMO9T6H1
北〜!

84 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/17 23:18 ID:/GQ9cIs9
1氏>

実際のG'sネタが上手いこと入っていて非常にGJ!
続き期待してまつ。

85 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/18 01:54 ID:/aH4/HsD
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!
>>1様乙!
続き期待してまつ!
一条姉妹の浴衣&帯ほどけ(;´Д`)ハァハァ

86 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/18 02:56 ID:GPxXRieV
一条姉妹のSSが拝めるとは…・゚・(ノД`)・゚・。
双恋SSは沙羅双樹が多いからねえ。キャラがはっきり分かれてるから書きやすいのはわかるけど。

>>1がんがれ超がんがれ

87 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/18 22:20 ID:A4jGApFJ
こ、こ、こっこっここからが正念場……( ; ´ Д ` ) ハ ァ ハ ァ

88 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/19 23:36 ID:l2lYg1Cw
 道を外れると、祭りの騒がしさが遠くなり、薄暗い境内に出る。
 薄暗いとはいっても月明かりがあるので、2人の顔が見えないほどではない。
「それじゃ、帯貸して」
 まず薫子の方からやろうと手を伸ばしたが、姉妹はなにやら内緒話の最中。
「ん? どうしたの」
 言うと、
「ねえねえ、あれやってみない? 帯クルクルって」
「お代官様お許しを〜ってやつ」
 何話してるのかと思えば……
「そんなマニアックな趣味は持ち合わせておりません」
『え〜〜〜』
 なるほど。ただ単に2人がやってみたいだけか。
「それに、そんなことやったら……見えるよ?」
 回りながら帯を解いたら、遠心力で着物がはだけることは間違いないだろう。
 本音を言うと見てみたいけれど。
「ンフフ、見たい?」
 菫子が挑発的な表情をして、軽く胸元をはだけながら言う。
 僕をからかうのが好きなんだよな。だけどたまには、
「うん」
「え!?」
「僕も男だしね、見たいよ。 恋人の浴衣の中身を」
 僕からからかうのもいいだろう。菫子はポカーンとした顔をしている。成功、かな?
 薫子から帯をもらおうとすると、薫子もポカーンとしていた。失敗、かな?
 やっぱり失敗だった。2人は本当に、僕の思いもよらない返事をくれる。
『……いいよ』
「へ?」
 僕の気の抜けた返事にもかまわず、2人はなんと解けかけた帯を取っ払ってしまった。
「ちょ、ちょっと2人とも!」
『見たいんでしょ? ……なら」

89 名前::03/10/19 23:38 ID:l2lYg1Cw
ここまで書いてみて、何かしっくりこない。
というわけで、別のを考える。
でも、放っておくのもなんなので載せてみた。
これは、むしろ桜月姉妹がやりそうだなって思った。

90 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/20 15:37 ID:cvPNV0tW
す、寸止めでつか?(;´Д`)

91 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/20 22:40 ID:EJGyBRMJ
(*´Д`) ピタッ


((*´Д`))


((((*´Д`)))) ハァハァハァハァハァハァ…マダカー



>>1
手直しでつか?
長くは持ちそうにないのでよろすくおながいし…ウッ

92 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/22 12:58 ID:CayfYVSF
 道を外れると、祭りの騒がしさが遠くなり、薄暗い境内に出る。
 薄暗いとはいっても月明かりがあるので、2人の顔が見えないほどではない。
「それじゃ、帯貸して」
 まず薫子の方からやろうと帯を受け取る。
「うん、お願い」
 はだけないように浴衣の裾を押さえている薫子の細い腰に抱きつくようにして。
 というか抱きついたようなものか。
 僕の顔は薫子の柔らかいお腹に押し付けられた。
 女の子の柔らかさにドキドキしていると、薫子の体が揺れて小さな悲鳴が上がった。
「ちょ、ちょっと菫子!」
 何事かと見上げると、薫子を羽交い絞めにするように菫子が抱きついていた。
「ね、いいもの見せてあげよっか?」
 菫子が笑った。ただし、お尻からシッポがはえていそうだけど。
 こういう笑い方をするとき、菫子はいたずらを考えついている。
 内容は時々シャレにならなかったりする。そして今回も。
「じゃ〜〜ん!!」
 菫子は両手を広げた。薫子の浴衣の裾を握りながら。
「きゃああっっ!!」
 見上げた視線に入ってきた双丘と、先端のピンク色の蕾。
 ストレートに表現するならば薫子の乳房だ。
 いつもならば目を逸らすであろう状況で、僕は薫子の乳房に目を奪われてしまった。
 いわゆる巨乳ではないが形がよく張りもありそうだ。
 下から見上げるなんてことはそうそうないだろう。
 さらに浴衣が開いたから、そこから薫子のにおいが湧き出してきて僕の頭を焼く。
 ずっと2人の身体と密着させていたためか、僕の身体の一部は急に元気になった。
 焼けた脳みその変わりにそれが物事を考えてくれそうだ。

93 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/22 12:58 ID:CayfYVSF
「……薫子」
「うぅ……なに?」
 羞恥に顔を真っ赤にして、僕を見つめながら薫子が言う。
 菫子はまだ楽しそうに笑っていた。
「ごめん……」
「えっ……? ひゃっ!?」
 薫子の乳房に手を添える。
 キメ細やかな肌、柔らかい感触が伝わってくる。
「ど、どうしたの……!?」
「……」
 僕は何も言えなかった。だから代わりにキスで答えた。
「ん! ……むぅ……」
 驚愕に目を見開いていた薫子だけど、すぐに目をトロンとさせて僕とのキスに夢中になる。
 もちろんその間にも手を動かすのを忘れてはいない。
 最初は柔らかさを堪能していただけだけど、なけなしの知識を総動員して乳房を攻める。
「あっ……んふ……ぅ」
 息継ぎだかあえぎなのだかわからないけど、声を上げる薫子の反応が嬉しかった。
「あっ……そこ……!」
 丘を登り、ピンク色の先端をつつく。
 既に硬くなっているそこは、周りの乳輪から盛り上がっているように見えた。
 力いっぱいつまみたい衝動を抑え、出来る限り優しくつまんだ。
「ひゃんっ!」
 コリコリとした感触を楽しみながら、唇を離して首筋にキスをする。
 ちょっとしょっぱかった。

94 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/22 12:59 ID:CayfYVSF
 肩越しに薫子を羽交い絞めにしたまま硬直している菫子と目が合う。
 珍しく怯えた表情をみせる菫子。何か言いたいのだろう、口をパクパクさせている。
 菫子が何かを言い出す前にその唇をふさぐ。
「ん……! う……」
 開いたままの口内にするっと舌を差し込んだ。お互い初めてのディープキス。
「んむぅ!」
 入り込んだ舌に一瞬逃げそうになるけど、すぐに舌を絡めてきた。
「ん……んふぅ……ちゅ……」
 僕がリードしていたつもりだったけれど、なんだか僕よりも上手く舌を動かしている気がする。
 やっぱり姉妹でしていたことがあるんだろうか?
 それはともかく、薫子を攻めつつ、羽交い絞めにしている菫子の手を優しく解いていく。
 スイッチが入っている僕は止める気はないし、たぶん2人もそうだろう。
「あたしにも……してぇ……」
 唇を離して菫子が切なそうな声で言う。
 僕は無言で頷いた。

95 名前::03/10/22 13:02 ID:CayfYVSF
書き直した。
こんな短期間にエロ小説を何個も書くこと
なんてそうそうない経験だろうな。
あえぎ声がワンパターンになってしまう。
それじゃまた。

96 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/22 13:27 ID:jvz2PviA
ぐっじょぶ!

菫子はほんとにこういうことやりそうだなあ…。

97 名前::03/10/22 23:31 ID:CayfYVSF
ところで、最近不安なんだが、
本当にみんな満足しているか?
ここがダメ、っていうところあったら言ってくれ。
内容だったり表現だったり、
オレもその方が腕が上がって嬉しいんだ。


98 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/23 00:40 ID:fIAQICwp
満足にきまってんだろぉ!!
俺のメルヘンボックスは臨界寸前じゃぁ!!

99 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/23 00:51 ID:V7ha75Tq
う、う、うああああ
もうあかん、ちと臨界突破しそうなんでチッシュくれ(;;´Д`)ハァハァ(;;´Д`)ハァハァ(;;´Д`)ハァハァ

>>97
楽しませてもらってるさ!(´-`) b
なーに、「こりゃもうひとつなんでないかな」と思った時はそう言うさ。
というわけで、書き直し前より当社比16%増しw で萌えたと感想を申しておきまふ。

100 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/23 04:36 ID:+lF6mG60
>>97
いや、よくやってると思うよ。>>53なんかは良く出来てる。

主人公の性格がイメージと違うかな〜、とは思うが、これは仕方ない。公式設定がないしね。

101 名前::03/10/23 08:48 ID:FcUHqGUU
そーかそーか、よかった。
ちなみに、主人公は毎回変えていこうと思っている。
似ている気がしないでもないが、それはそれで。


102 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/23 09:11 ID:+lF6mG60
ギャルゲ板の本スレ、酷いことになってるなあ。二子山部屋はねーだろ。

>>1
ああ、毎回変えるのか。その方がいいね。

103 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/24 04:31 ID:XVfmcwYI
>>102
あすこは今スレ引き継ぎ荒らしが横行してるからねぇ…小夜美スレもやられたよ。
スレ違いsage

104 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/26 02:21 ID:6Nv8Grjf
「んく……あふ……は……」
「ふぁん! あぁ……それ気持ちいい……」
 境内の階段に2人を連れていき腰を下ろした僕の右側に薫子、左側に菫子がいる。
 今度は薫子とディープキスをし、菫子の乳房をまさぐっている。
 今、2人は帯のない浴衣で前をはだけさせて僕の膝の上に座って、というよりもたれかかっている。
「あぁっ! もっと、もっと強くしてぇっ!」
 菫子が完全に脱力して僕に体重を預けてくる。力が抜けてしまっているようだ。
 今まで乳房ばかりで乳首には触っていなかったんだけど……
 僕のサドっ気が顔を出し、薫子に僕の考えを呟いた。見事、賛成してくれた。
 菫子だけを膝に乗せ抱きしめる、ように見えるこの格好。
 実は菫子を逃がさないようにするためなんだけど。
「あ……ひゃあん!」
 ねっとりと、菫子の首筋に舌を這わせる。その感触にもだえる菫子。
 その隙に、器用に足を絡めて菫子の足を開帳させる。
「や……あ、恥ずかしいよぉ……」
 足を閉じようとする菫子だが、僕の足がそれをさせない。さらに、
「薫子……?」
「んふふ……ちゅっ」
「ふぁん!」
 もはや悲鳴と言ってもいいような声を上げる菫子。
 足の間に薫子がいて陰唇を舐めている。
 その上、胸や首筋は僕がいまだ攻めているのだからたまったものではないだろう。

105 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/10/26 02:22 ID:6Nv8Grjf
「ひゃっ! だ、だめそこは……ぁ……ダメだよぉ……」
 ピチャピチャと音を立てて舐める薫子。丁寧に往復させている。
「な、なんでこんなことするのぉ……?」
 菫子が言っていることは僕が動けないように抱きしめていることと、
 薫子がペッティングをしていることも含まれているだろう。
「これはお仕置きだよ」
「おし……んうぅ……おき……?」
 舌を差し込んだ薫子。前々から思っていたけど、やっぱりこの2人って?
「そう、お仕置き。いくら何でもさっきのはやりすぎだよ」
「すっごい恥ずかしかったんだからね」
 薫子が菫子を舐めながら言う。上目遣いの目つきがすごくいやらしい。
「僕は嬉しかったけど……」
 とまあ、そんな本音は置いておいて、
「だから菫子には恥ずかしいぐらいに感じてもらうからね」
「そんなぁ……」
 言って、僕は耳に舌を差し込み、今まで触っていなかった乳首をつまむ。
「んぐぅ……!」
 さすがに人が来ないとはいっても、ここは祭りの近くで外だ。
 さらに空いているほうの指を菫子の口に突っ込んで、口内を蹂躙する。
 僕の身体は本当によく動いてくれる。
「うぐっ……んっ……!」
「菫子。指を僕のモノだと思って舐めてみてよ」
 耳たぶを甘噛みしながら囁くと、目尻に涙をためながらうなづいた。

106 名前::03/10/26 02:23 ID:6Nv8Grjf
なんだか主人公が鬼畜になってきた。
おかしいな? 最初はこんなんじゃなかったのに?
まあ、これもよかろうということで。

107 名前:名無しさん@ピンキー:03/10/26 04:06 ID:BValSQXD
気分が乗ってきてハイになってくると野郎はそうなるものでつw
互いに刺激を求めあうのも(・∀・)bイイ! と思う…

(*´Д`)ハァハァ

108 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/02 02:11 ID:xESYgC8f
しかしネタ師が1だけというのはキツイな・・・

109 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/02 11:11 ID:xzFr2juF
>108
1さんには遠く及びませんが書こうと思っています。
書いても良いでしょうか?

110 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/02 13:32 ID:sycnp2lg
>>109
書いて!

111 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/02 13:32 ID:6VyRXfZR
>>109
OKOKOKです!
是非ともお願いします。

112 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/06 22:01 ID:0ZSDK7S0
ほしゅ〜

113 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/06 22:38 ID:N7W18QAc
(・∀・)アーティー!!

114 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/07 22:22 ID:3U5bkgm+
まだか!?
          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_` ;) 兄者、落ち着け・・・・
   (#´_ゝ`) /   ⌒i
   /   \     | |
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃



115 名前: p08-dn02omachi.nagano.ocn.ne.jp :03/11/07 22:34 ID:3U5bkgm+
(・∀・)アーティー!!

116 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/07 23:16 ID:UsW3cCvI
ヘイ(・∀・)カモーン!!!

117 名前:1:03/11/08 12:34 ID:aSFz1tw4
久々だ、ごめんなさい。
最近パソコンが壊れたのでネットにつなげない状況。
とりあえず頭の中では一条姉妹は完結。
次の状況に入っている。
では、109氏に期待しつつさらば。

118 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:56 ID:ZN/uIA6o
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
サッサトカケ(#゚Д゚)ゴルァ!!

119 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/16 11:31 ID:VFxj02Sl
保守

120 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/19 18:48 ID:WAsYNjgn
頼む、早く続きを・・・
           (⌒)      ∧_∧ (⌒)
     ∧_∧  ノ ~.レ-r┐  ( ´<_` )ノ ~.レ-r┐ 悲痛な願いだな。
     ( ´_ゝ` )ノ__ | .| ト、 /   ノ__ | .| ト、 
    /  〈 ̄   `-Lλ_レ/  〈 ̄   `-Lλ_レ
    /    / ̄ ̄`ー‐---‐    ̄ ̄|`ー‐---‐
  __(__ニつ/  WWE  /________|___
      \/       /       


121 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/21 07:50 ID:e5G+gTNs
このスレを守り抜けヽ(`Д´)ノ

122 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/22 15:11 ID:HVIx5iel
「んっ……ふぅ……ん……」
 菫子の舌が僕の指を舐め回す。
 指先を舐めたかと思えば、爪の間をつつく。
 神経が集中しているだけあって、こそばゆいような感触がある。

 ところで、僕のモノは結構前から元気になっていたのだけど、
 菫子を膝に乗せているのでお尻にぴったりとモノがはまっていて、
 しかも菫子が微妙にお尻を動かすものだから刺激されて。
 何が言いたいのかというと、攻めていたはずの僕が
 逆に我慢できなくなってきてしまったということだ。
 情けないことだ……。
「薫子」
 上気した顔で菫子の股間を舐めていた薫子に声をかける。
 同時に菫子の口から指を抜き去って、ベルトをゆるめてモノを取り出す。
 ベルトをはずしてモノを取り出すと、驚いた薫子が目を見張る。
 女の子にとっては未知の物だろうこいつは、男には長い付き合いだ。
 だからこんな時の女の子がどんな気持ちなんだかわからない。
「こ、こんなになっちゃうんだ……」
「な、なに?」
 僕が抱いている菫子には状況がつかめないためか、不安そうな声を出す。
 僕はそれに答えず、菫子を僕のモノの上に持ち上げた。
「な、何するの!? ねぇ」
 最初は痛くないように一気に入れるといいだとか、
ゆっくり入れれば痛みは少ないだとか。
 本の知識しかない僕には正解はわからないし、
もしかしたら正解はないのかもしれない。
 だから、お仕置きをしているという状況上、僕はこうする。
「菫子、我慢してね」
「え、なに!? んんんんんっっっ!!」

123 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/22 15:12 ID:HVIx5iel
 狙いを定め、菫子を僕のモノで突き刺す。
 途中でプツリという感触がしたような気がする。
 間違いではなく、菫子の股間から乙女の証が流れだした。
「う……うぅ……痛いよぉ……」
「ごめんね、菫子」
 いつも元気で満面の笑みが似合う菫子の顔が、苦痛に歪んでいる。
 申し訳ないと思う反面、なぜだか僕は興奮していた。
「いくらお仕置きでも……これはひどいよぉ」
「……ごめん。ちょっとあせりすぎたかも」
 ポロポロと涙を流す菫子を抱きしめる。ぎゅっと、力強く。
 さっきまでやっていたように、菫子の首筋を舐める。
「や……ぁん……」
 さっきまでの行為でここが弱点だということはわかっていた。
 さらにちょっと強めに乳首をつまむ。
「あ、そこぉっ!」
 というより、全身弱点というか。すごく敏感なんだよな、二人は。
 目で薫子に合図をすると、薫子は菫子に覆いかぶさった。
「薫子……?」
「菫子……可愛い」
「あん! 薫子ぉ……」
 薫子は僕がつまんでいる乳首を舐める。

124 名前::03/11/22 15:15 ID:HVIx5iel
パソコン復帰。
まだ途中だけどいったん上げます。
菫子と薫子のどちらと先にするか迷ったけど、
結局こうなった。
最初は逆だったからこのあとを書けば、
EDまで一直線(症候群にあらず)。

125 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/23 02:50 ID:2wtNeWb1
グッジョブ

126 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/23 08:52 ID:/9+e0fvP
( ゚д゚)  ;y=ー   キタ━━━━( ゚∀゚)・∵.━━━━ン!!!
      | y |\/      

127 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/23 23:53 ID:GDbFmk6o
ところで陵辱もの需要ある?
あるんなら書きたいんですが。

128 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 00:47 ID:+fv/MD5p
>>127拒む理由がない

129 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 03:24 ID:W32AOuUU
>>127
誰でいくの?
個人的には一条姉妹が好きだが、爽やか系は陵辱が難しい(ポジティブだから)ので、
桜月姉妹なんか艶やかでいいんじゃないかと思うけど。

まあ、誰でもいいので書いてください。

130 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 03:25 ID:W32AOuUU
いや…沙羅の前で双樹を陵辱、というのも捨て難いな。ちとありふれてはいるが…。

131 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 09:20 ID:qL+b4Be3
>>129
誰も書かないんで千草姉妹予定。
2,3日で書きあがるかも。

132 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:20 ID:x2USM/cx
「薫子……?」
「菫子……可愛い」
「あん! 薫子ぉ……」
 薫子は僕がつまんでいる乳首を舐め、
さらに菫子のむき出しの花芯に指を這わせる。
「あ! そ、そこ……ダメ……ェ……!」
 強すぎる快感を抑えるかのように体を振るわせる菫子。
 もう痛みはないのかと驚きだけど、そういう人もいるって聞くし。
「菫子。動くよ」
「う、うん。動いてぇ……私の中で動いて……」
 鼻にかかったような声でねだる菫子。そんな声を聞いたらとまれない。
「ひっ! ひゃんっ! き、気持ちいいよぉっ!」
 腰を激しく上下させる。それに合わせて菫子の体も上下する。
 そのためか胸を舐めづらくなった薫子は、舌を下げていき僕らの接続部を舐め始めた。
「あ! 薫子……そこぉ……」
 僕のモノの幹を菫子の舌が動き回る。
 快感の強さとしては菫子の中ほどではないけど、
 感覚としては確実にプラスされていく。
「んちゅ……ぴちゅ……はぁ……菫子……ん……」
 なにやら薫子の声も色っぽくなってきている。
 見れば薫子は自分で自分を慰めているようだった。
「あ、ん! わ、私……もうダメ、ダメなのぉっ!」
 菫子の声が1オクターブ上がったような気がする。
 限界に近いのかもしれない。
 そう悟った僕は菫子の体を抱きしめて固定させ、
腰の動きを激しくし菫子の体も上下させる。
「あんっ! はぁん! ああっっっ!!
 ダメ、いく、いっちゃうぅぅぅ!!」
 嬌声とともに背筋をそらす菫子。
 菫子の中が律動し、モノを刺激して、僕も限界だった。
「っく……!」
 急いでモノを抜き、外に放った。

133 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:21 ID:x2USM/cx
「んん……!」
 頭の中が白くなってしまうような、今までにない快感。
 だからだろう。僕と菫子の接合部の前に薫子がいることを忘れていた。
「あ、ご、ごめん! 薫子!」
 呆けている薫子。そりゃそうだろう。前触れなしにいきなり顔射をされれば。
「……あ……はあ……ちゅ……」
 驚いた。呆けていた薫子が、顔からたれている僕の精液を舐めとる。
「ん……苦ぁい……」
 顔をしかめつつ、舐め取ることをやめない薫子。
 なんとも扇情的で、僕のモノはすぐに復活してしまいそうだ。

 
 はぁはぁと荒い息をつき動けないでいる菫子を僕の横に座らせ、
 薫子を僕に抱きつくようにまたがらせる。
「いい? 薫子」
「う……うん……」
 さすがに緊張しているのか声を震わせる薫子。
 モノを入り口に触れさせると、
 薫子の体がビクッとなり体が硬くなった。
 いくらかでも緊張を解いてあげたいと思った僕は薫子の片手を握る。
 そして、隣で息を整えた菫子も自分の手を握らせる。
「あ……」
「ね、薫子。私の……
ううん、私たちの大好きな人とできるんだよ。落ちついて、ね?」
「うん……」
 決心が着いたか、薫子はゆっくりと腰を降ろしてくる。

134 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:23 ID:x2USM/cx
 この体勢だと僕の自由度は高くないので、挿入は薫子に任せるしかない。
「ん……くぅ……」
 目に涙を浮かばせ、苦痛に耐えながら腰を降ろす薫子。
 変な話、そんな薫子がとても可愛く思えた。
 やっぱり僕ってサドっ気があるのかな?
 ともあれ、僕のモノはヌルヌルと絡み付いてくる薫子の中に侵入し、
 処女膜に引っかかり、そして貫いた。
「薫子……」
「〜〜!! うぅ〜、痛ぅ〜」
 辛そうにしているのに、無理に笑顔を見せる薫子がとても可愛かった。
 可愛くていとおしくて、ちょっと強引に唇を重ねた。
「んぅ! ……ん……ちゅく」
 もちろん舌も入れた。
 空いているほうの手で乳房をつかみ、痛みを紛らわせようと優しく愛撫する。
「ん……ふぅ……んんーっ!」
 急に薫子が声を上げたので何事かと思えば、
 菫子が僕と薫子の接合部分に舌を這わせていた。
「ふふ、お返しのお返しだよ」
 いつものような小悪魔な笑みを浮かべ、菫子の逆襲が始まった。
「あっ……やんっ!」
 菫子の舌が薫子を攻める。
負けじと僕も少し身をかがめ、乳房に舌を這わせる。
「やあっ! ふ、二人がかりなんてぇ……」
「さっきは私がそうだったんだからね」
 落ちついてきたのか、薫子の反応が良くなってきた。

135 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:24 ID:x2USM/cx
「菫子」
 菫子に身を起こすように言って、僕が舐めているのとは反対の乳房を舐めさせる。
「ん、ふぅ……んん……!」
 さらに僕は薫子の腰に手を回し、腰をゆっくりと上下させる。
「ん、あっ! はぁん!」
 多分大丈夫だろうとあたりをつけ、薫子の方も動かしてみる。
「ひぅっ! あん、ちょ、ちょっと激しいよ」
 つらそうなことを言う薫子だけど、目を下に向けてみると愛液が溢れていた。
 体のほうは正直だ(妙な言い方だ)。
「はっ、ひぅ、んぁっ!」
 もしかしたら薫子も激しいほうがいいのかもしれない。
 初めては優しくしたほうが、なんてことを考えてはいたけども、
 人それぞれ感覚は違うわけだし。
「ひあああっ!」
 乳首に軽く歯を立ててみると薫子はのけぞって悲鳴を上げた。
 それは痛みではなく、明らかに快感によるものだった。
 薫子の反応に気を良くした僕は、痛すぎないよう気を使いながら
 乳首を吸い、腰の動きを激しくした。
「ひっ! あっ、も、もうだめ、ぇ!」
「薫子……僕も……!」
「うん、来て! 今日、大丈夫だから! あっ、ふっ! ん、んんんんんっ!!」
 クタッと薫子から力が抜け、僕にもたれかかる。
 薫子の中がうごめき、引きちぎらんばかりにモノを締め付ける。
 その感覚に一気に限界を超えて、僕は薫子の中に放ってしまった。
「あ……は……中に入ってる……」
 恍惚とした表情でつぶやく薫子を、菫子はうらやましそうに見ていたのだった。

136 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:25 ID:x2USM/cx
「……」
「……」
「……」
 行為の後、さすがにこの後もお祭りを楽しむ気分でもなかった僕たちは、
 服装を整えて、腰が抜けている菫子を背負い、神社を後にした。
 しかし、頭が冷静になってくると、
 僕のしたことがとんでもないことだってわかってしまった。
 しかも二人は何も言ってこないので、どんどん不安になってくる。
 とうとう無言のまま、一条家についてしまった。
「……菫子、立てる?」
「ん……大丈夫そう」
 菫子を下ろし、二人を目の当たりにする。
 ……ちょっと怖いけど、言っておかないと。
「あ〜その……今日は……その……ごめん」
「……何で謝るの?」
 不思議そうな顔で菫子が答えた。
「何でって……僕のこと怒ってないの?」
「何で怒るのよ?」
 はて……。
「じゃあ、何で何もしゃべらなかったの?」
 何でが多いなと思いつつ聞く。
「それは……何か恥ずかしくて……」
 うつむきながら言う菫子。顔が真っ赤だった。
「恥ずかしい……なるほど」
 そうか。そういうものなのかと、納得。だけど、
「薫子?」
 菫子の向こうで薫子が物憂げな顔をしていた。

137 名前:薫風に揺られし可憐な菫草:03/11/24 10:31 ID:x2USM/cx
「え!? あ、なに?」
「何って……どうしたの?」
「……なんでもない」
 どう見てもなんでもないようには見えない。菫子と違って薫子は怒っているのかな?
「薫子。もしかして……」
「え?」
「私が……初めてを二つとももらっちゃったから……」
「菫子……」
 初めてって……ああ、そうか。
 僕のファーストキスは例えノーカンと言ったとしても菫子で、僕の初体験も菫子になったわけだ。
「そうなの、薫子?」
「え……ううん。最初はそう思ってたけど、
 私も……その、あなたのゴニョゴニョをもらったし」
「何?」
 最後のほうが聞き取れなかった。
 聞き返すと真っ赤になってうつむいてしまった。
「ねえねえ」
「ん?」
 菫子がちょいちょいと僕を引っ張る。そして僕の耳元でささやいた。
「薫子はあなたのセーエキをもらったって言ってるの」
「菫子!」
 で、いつもの光景。菫子が逃げ、薫子が追う。
 その後、何を考えていたのかを聞いたところ、僕と同じようなことを考えていたらしい。
 つまり、初めてなのに激しくされて気持ちよかったのでマゾっ気があるのではという心配。
 僕はサドっ気があるのでは、という心配。
 菫子もそう思っていたらしいけど、サドマゾでちょうどいいんじゃないとのこと。
 それもどうかな……。
 あ、追記。
 やっぱり僕の予想通り、二人はお互いに攻めあっていた。
 オナニーとはいえないけども。

138 名前:1:03/11/24 10:35 ID:x2USM/cx
一条姉妹以上。
ちょいと長くなったな。

>>127
個人的には陵辱モノは好きじゃないな。
たとえばクラスメートたちが千草姉妹を輪姦するってんなら、
あまり見たくない。
ただ、主人公がするなら話は別。
愛があるならLove is OK!

139 名前:1:03/11/24 10:40 ID:x2USM/cx
↑あくまでも俺はってことだから。
書くなって言っているんじゃないので。


140 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 14:10 ID:W32AOuUU
>>132-137
Good Job!!

141 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/24 19:47 ID:XPzpxNML
>>130
馬鹿者っ!

双樹の前で沙羅を陵辱、これ最強。
「そ、双樹っ、見るなぁっ・・・見ないでくれ・・・」
とか言いながらガンガン感じちゃう沙羅に激萌えですよ。

142 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/25 16:18 ID:mmXx4JSf
俺も1さんと同意見だな。
書かないでとは言わないけど、レイプでハァハァはできん。
主人公なら話は別w
1さん、早く桜月姉妹のをあげなさい。
お願いしまふ。

ところで127さんは109さんか?


143 名前:127:03/11/25 16:54 ID:fGK4V+04
遅かれながら1さん乙
マターリ読ませていただきました。

>>142
えーと、109さんじゃないですよ。

144 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/30 02:05 ID:KSLa6gia
一条姉妹と主人公って、幼なじみだったのね…。

145 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/30 22:28 ID:iOyBhUtt
>>144
それは萌えポイントUPだな

146 名前:名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:03 ID:/ec5yMbe
シスプリ時代から思っていたけど、
ありきたりな萌えをもってくるよな。
っていうか、文章がヘタだと思う。
普通ファンクラブなんてありえねえ……。

147 名前:127:03/12/01 00:08 ID:4nTgLsSl
「完璧だぜ」
 俺は、綺麗に片付けた部屋を見回す。
 今日は千草姉妹と3人でテスト前の勉強会。
 部屋も今までに無く綺麗に片付けた。
 お茶菓子も最近女の子に話題の洋菓子屋で買ってきた。
 そして脅威の媚薬『セクシーゴールド』も入手したぜ。
 ○江さんが言っていたぐらいだから効果は保障されているだろう。

 千草姉妹と付き合いだして数ヶ月、彼女たちはもう超絶に可愛いさ。
 ただなんと言うかね。
 積極性にかけるというか、まぁ、そこが彼女らのウィークポイントであるものの、
そんな姿を見ていると、ちょっと悪戯がしたくなることもある。
 悪戯したくならない男が居るだろうか、いや居まい。

ピンポーン

「はーい」
 俺はドキドキしつつ玄関まで走った。
 スリッパを並べていなかったことに気付きあわててスリッパを並べる。
「いらっしゃい、まぁ、上がってよ」
「お……おじゃまします」
「その……男の人の家に入るの初めてで、ちょっと……ドキドキしてます」
 そういえば、付き合い始めて俺の家に連れてきたのは初めてだった様な気がする。
 くぅ〜っ、このスレてなさが萌えるぜ。
 まぁ、今日はそのピュアな心の中の悪魔を見せてもらうわけだが。
「それじゃあ、今日はテストでいい点取れるようにがんばろうか」
「そうですね……がんばりましょう」

148 名前:127:03/12/01 00:10 ID:4nTgLsSl
「初ちゃん、ちょっとここの問題がわからないんだけど」
「そこは、グラフの二点からXとYの連立方程式を出して
 ……その……ごめんなさい、説明わかりづらくて」
「いやいや、十分教え方上手いよ、ありがとう」
 付き合ってみて判ったんだけど、この二人自信が無いだけで、
勉強も出来るし頭もなかなか切れるんだよな。
 たまに狙って自信なさげな素振りしているように思えるときがある。
 そんなことを考えていると、右手が柔らかい何かに包まれた。
「あの……緊張してて……手、握ってもいいですか?」
 いや、もう握ってるように俺には見えるんですが。
「いや〜、恋ちゃんに右手握られてると俺、勉強できないんだけど」
「きゃっ……ご……ごめんなさい」
 真っ赤になっちゃってかわええなぁ。
 そんなまったりした勉強会は小一時間ほど続いた。
 授業で小一時間って厳しいのに、こんな時だと苦に感じないのは不思議だよなぁ。

 と、まぁ彼女たちは元からテスト勉強なんてしなくても大丈夫だろうし、
俺も二人のおかげで赤点は無いだろう。
 さて、そろそろお楽しみの保健体育の勉強だぜ。
「じゃあ、二人とも少し休憩しようか」
「ふぅ……そうですね」
「えっと、私はこの問題が終わったら」
 恋ちゃんはまだきりがいい所までやるつもりらしい、まぁ、いいけど。
「今日のためにシュークリーム買ってきたんだ、お茶も入れてくるから待っててよ」
 俺は自分の部屋を後に台所まで急ぐ。
 紅茶のティーバックで手早くお茶を入れると、脅威の秘薬『セクシーゴールド』を
3,4滴ほど入れてみる。
 これで効果が無かったら、○江さんにはがっかりだが、ここは効果を期待しよう。

149 名前:127:03/12/01 00:12 ID:4nTgLsSl
「おまたせ、お茶いれてきたよ」
「ありがとうございます」
「あの……嬉しいです」
 俺は媚薬入りの紅茶を二人に渡す。
「熱いから気をつけてね」
 俺は二人の口元から目が離せない。
 神様、『セクシーゴールド』が効き目抜群でありますように。  
 って言うかガセ媚薬でありませんように。
「その……そんなに見つめられると恥ずかしいです」
「あぁ、ごめんごめん。 お茶上手くいれられてるか心配でさ」
 あわてて俺もお茶をすする。
「とっても、おいしいです」
「あぁ、良かった。 即席のでも心配だったんだよ」
「シュークリームもおいしいです。 ね、恋ちゃん」
「はい、本当においしいです」
 うむうむ、もう少しでお茶も完食か。
 まぁ、効果が出るまでしばらく待とう。 
「とってもおいしかったです……ありがとうございます」
「そういってくれると、俺も用意した甲斐があるよ」
 俺はひとまずカップを片付けることにした。
 特に他意はない。
「あ……私たちで片付けます」
「いや、いいっていいって」
 さぁて、後は効果が出るのを待つだけだ。
 俺は台所で少しゆっくり目にカップを洗った。
 いやぁ、この後が楽しみだなぁ。

150 名前:127:03/12/01 00:14 ID:4nTgLsSl
 洗い物を終えて自分の部屋へと戻ってみると、
媚薬の効果だろう千草姉妹はすっかり顔が上気していた。
 こんな即効性の薬だとは思わなんだ。
 俺は軽くガッツポーズをとる。
 さぁて、心の中の悪魔を見せてもらおうか。
「じゃあ、また勉強始めようか」
「え……はい」
 初ちゃんは何とかまだ耐えれているようだけど、
恋ちゃんはもう、うつむいたまま微動だにしない。
 むしろかすかに震えているっぽい。
「恋ちゃん、どうしたの? ちょっと震えてるみたいだけど」
 俺はわざと顔を寄せてみる。
「きゃっ……あの……ちょっと部屋が暑いんで、窓開けていいですか」
 いや、部屋が暑いんじゃないと思うんだが。
「あぁ、いいよ、換気しないとね」
 窓を開けるとさわやかな空気が部屋に流れ込む。
 よし、じっくり楽しませてもらおう。
「じゃあ、二人とも勉強初めていいかな?」
「その……はい……始めましょう」
 保健体育の勉強だけどね。

 勉強を始めて10分も経ってないんじゃないだろうか。
 明らかに二人ともそわそわしてきている。
 初ちゃんは体をもじもじくねらせ、恋ちゃんは、こっちを上目遣いで見つめてくる。
 くあーっ、襲っちまいそうだ。
 でもまだ我慢してみる。
 やっぱり、ここで二人がどう出るかがお楽しみだしね。

151 名前:127:03/12/01 00:16 ID:4nTgLsSl
「で、初ちゃん、この問題なんだけど」
「え……あの……ごめんなさい、もう一度いいですか」
 もう心ここにあらずですか。
 冷静を装ってるけど、もうギブアップ寸前かな。
「……んっ……」
 恋ちゃんはもう軽く喘いでるし。
「すみません」
 初ちゃんが俺の服の袖を引っ張る。
「その……本当に申し訳ないんですけど……熱っぽいんで、
 もう帰ろうかと思うんですけど……ごめんなさい」
 いやー、帰らせないよ。
 俺は初ちゃんの後頭部に手を当てると、俺のおでこと初ちゃんのおでこを軽く当ててみた。
「えっ……くぅん」
「うん、ちょっと熱っぽいね」
「それなら……」
「僕の家で少し休んで行きなよ」
「えっ……」
 こんな状態で帰したらどうなるか判らないしね。
 第一に帰しちゃったらお楽しみができないじゃないか。
「その……悪いです」
「大丈夫、それより俺は君たちが往来で倒れたりと思うと非常に心配なんだよ」
 俺のこの一言を聞くと、初ちゃんはゆっくりと元の場所に座った。
「恋ちゃんもさっきから火照ってるみたいだけど大丈夫?」
「ん……だいじょぶ……です」
 ダメっぽいね。
「二人とも俺のベッドでよければ横になりなよ」
 俺は初ちゃんの体を支えるとベッドまで連れて行く。
 初ちゃんの座っていた座布団にじっとりシミが出来ているんだけど、
そんなに我慢されててもなんか悲しいものがあるなぁ。

152 名前:127:03/12/01 00:18 ID:4nTgLsSl
 続いて俺は恋ちゃんの肩を抱いて座布団から立ち上がらせる。
 恋ちゃん、もうふらふらなんですけど。
「ベッドせまいかもしれないけどゆっくりしててよ」
「んぅ……あの……」
「じゃあ、いろいろ準備してくるから、10分ぐらいかかるけど待ってて」
 俺はそう言い自分の部屋を出て行く。
 まぁ、戸の外で待っているだけだけどね。
 あの状態でオナらなかったら二人を俺内神に認定しよう。
 さすがにいつも控えめな二人でもオナらずには居られまい。
 そこで俺が部屋に入り、羞恥プレイからディープインパクトだぜ。
 我ながら絶妙な計画だ。
 萌え。
 よし、それではゆっくりと様子を見させてもらおう。
 俺は用意してあった紙コップを戸につけ、様子を伺った。

5分経過

 むぅ、なかなか我慢強いかもしれない。
 俺の方が先に心が折れてしまいそうだ。
 俺があきらめかけたその時……
「……んくっ……」
「あっ……」
「……くぅ……」
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 やはりあの千草姉妹も人の子、媚薬には勝てなんだ。
 時は来たーっ。
バターン
 俺は勢いよく部屋のドアを開けた。

153 名前:127:03/12/01 00:20 ID:4nTgLsSl
「おぉ何てことだ、こんな現場に出くわしてしまうとは」
 予定通りの台詞を言ってみる。
「あっ……」
「……あの」
 ベッドの上の二人は制服のまま抱き合いお互いの胸と秘所を弄りあっていた。
 とろりとした瞳と、離れていても判る艶かしい汗。
 今まで二人とエッチしたときは彼女たちの希望も有って真っ暗な部屋でしかしたことが無かった。
 改めて明るい部屋の中で見ると、エロいよなぁ。
 俺はその官能的な姿に改めて釘付けになった。
「あ……その……あの……」
「えと……ぐすっ……その」
 あーあ、泣き出しちゃったよ。
 相手が二人だけに罪悪感も二倍。
 予定を変更してこのままエッチに持ち込もう。
「ごめんね、初ちゃん、恋ちゃん」
 俺は二人をぎゅっと抱きしめる。
「エ……エッチな子だって……ぐすん……軽蔑しましたよね」
「ぐすん……嫌いに……ならないでください」
「こんなことで嫌いになるもんか、でもエッチしたいときは素直に言ってくれた方が嬉しいな」
 俺は二人の耳元でささやいてみる。
「なら、今から……ダメですか」
「だめじゃないさ、俺はいつでもいいよ」
ちゅっ
 言い終わった瞬間、恋ちゃんが突然俺をベッドに押し倒しキスをした。
「んふぅ、くちゅ」
 って言うか舌まで入れてきてるよ。
 俺は今までにない恋ちゃんの積極さに少し戸惑った。
「あなたのくちびる……やわらかいです」

154 名前:127:03/12/01 00:22 ID:4nTgLsSl
 俺自身もこんな激しいキスをしたのは初めてだった。
 後頭部に腕を回されて、俺には首を動かす自由はまったく無い。
 まるで頭ごと恋ちゃんに包まれているようだった。
 くちびるを求めるたびに恋ちゃんの眼鏡のフレームがカチャカチャと俺の顔に当たる。
「ちゅう……はむぅ」
「うぷはぁ」
 息苦しくなりくちびるを離す。
「あの、もう疲れちゃいましたか」
 恋ちゃんが心配そうに俺の顔を覗き込む。
 いやいやまだまだ元気、キスだけでイクほどやわな鍛え方はしてないしね。
「恋ちゃんこそ、もういいの」
「まだまだ大丈夫です……でもエッチな子だとか……思わないでくださいね」
 恋ちゃんはまたも唐突に俺にズボンのジッパーを下げ始める。
 いや、こんな大胆な子だったとは思いませんでした。
 呆然としていた初ちゃんも寄ってくる。
 あっと言う間に恋ちゃんのすばやい手さばきで、俺の一物が二人の前にあらわとなる。
 恋ちゃん、俺は十分エッチな子だと思うぞ。
「うわぁ……」
「大きいです……(ごくり)」
 二人はしばし俺の一物を凝視する。
「……はむっ」
「おおっ」
 恋ちゃんがいきなり俺の一物を口に咥えた。
「あっ……その、気を悪くしないでください」
「いいって、女の子に咥えられて気分悪くする男なんていないよ」
「それなら……私も」
 先を咥える恋ちゃんに対して初ちゃんは根元を舐めまわす。
「くちゅう……あむぅ」

155 名前:127:03/12/01 00:24 ID:4nTgLsSl
「ちゅ……ちゅう」
「あむっ、美味しいです」
 俺は彼女たちの奉仕による快感に酔っていた。
 二人とも、異常に上手すぎる。
 どこでこんなテクを学んだんだろう、謎だ。
「二人とも、もういいよ」
 俺はあっという間に射精感が高まる。
 さすがに口に出すのも悪いだろう。
「ちゅう……くちゅっ」
 二人はちらりと俺のほうを見るとかまわず舐め続ける。
「ちゅっ……あなたの、飲ませてください」
 先を舌で突くように舐めたかと思うと、ダイナミックな動きで口の奥まで咥え、
そして初ちゃんがじっくりと袋の裏を舐める。
「よし、恋ちゃん、出すよ」
 竿を舐めていた恋ちゃんはこくんと軽く頷く、
とほぼ同時に俺は絶頂感のままに恋ちゃんの口内に射精した。
「はふぅ……んぐぅ、ごくん……あなたの精液美味しいです」
 可愛い奴。
 俺は恋ちゃんの頭をくちゃくちゃと撫でてやる。
「あむっ」
 間髪いれずに今度は初ちゃんが俺の一物を胸に挟み先端を舐め始める。
 っていわゆるアレか?
 パイズリって奴だな。
「おうおう、今日はとことん付き合ってやるぜーっ」

156 名前:127:03/12/01 00:26 ID:4nTgLsSl
「ぜぇ……ぜぇ」
 俺はぐったりとベッドに横になる。
 正直、腹上死するかと思った。
 あの後、交互にフェラされ続けて延々と本番だもんなぁ。
 20発はぬかれただろうか。
 俺のご本尊様も最後までよく勃っていたもんだ。
 自分で自分を褒めてやりたいです。
「あの……ごめんなさい、疲れましたか」
「いやいや、すごい気持ち良かったよ」
 けだるい体を無理やり起こし二人の頭を撫でてやる。
「やっぱり俺は、君たちが大好きだよ」
「え……その……恋ちゃん」
「わ……私たちも……大好きです」
 今回は媚薬効果(?)もあってまたひとつ彼女たちの事を深く知ったのだった。
 まぁ、疲れたのはその代償って事で。
「えと……シャワー、借りていいですか」
「あぁ、シャワーなら部屋を出て左に行ったところだよ」
 確かにこんな状態で家に帰すわけにもいかないよな。
「じゃあ……お先に入って来ます」
 二人が戸から出て行くのをぐったりと見つめる俺。
 正直、さっきのなでなでで体力は使い果たした。
 もう動けない。
 ふと何かを思い出したかのように初ちゃんが俺の元に駆け寄り耳元で囁く。
「……変な薬使わなくても、言ってくれれば私たちはあなたの好きな事しますよ」

 悪戯されてたのは俺でした。
 あなおそろしや。

157 名前:127:03/12/01 00:28 ID:4nTgLsSl
陵辱ものでもないし書くのも遅れて正直スマンカッタ(AA略)

158 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/01 00:34 ID:iyc2MrtH
>>147-157
神!!!!!!

159 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/01 01:35 ID:tK6CLLqU
>>157
お疲れ

160 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/01 12:54 ID:iyc2MrtH
>>157
SS読んで、
千草姉妹が好きになりました。

161 名前:1:03/12/01 22:49 ID:t9l9+x05
お疲れ様でございます。
そういえば、千草姉妹って頭もよくて勉強もできるって設定だったっけ。
完璧超人だなんだと誰かが言っていた気がする。

12月第2週あたりに桜月姉妹を投下する予定です。

162 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:07 ID:5zy7z5eq
千草姉妹SS…ハァハァハァハァ

ところで雛菊姉妹、SS的のは関門ですかね?

163 名前:127:03/12/05 22:59 ID:pToZ2ZY4
「おにいちゃん、せっくすしよっ」
 もうすっかり寒くなり、木の葉が落ち始める初冬。
 そんな日曜の昼下がり、僕は、幼女に体を求められていた。

 僕にとっての彼女たちは、可愛い二人の妹だった。
 るるちゃんにららちゃん。
 彼女たちに『おにいちゃん』と呼ばれる事だって、
ただ単に年の離れた男女の間では普通の事なのかもしれない。
 それでも、僕にとってはただの手の掛かる妹だった。
 いつでも僕に甘えてきて、時にはわがままを言って、
無邪気に抱きついて、僕を困らせる。
 夏祭りの時だって、一緒に行った映画だってそうだ。
 僕には、妹と一緒に遊んでいたに過ぎない。
 いったい、何でこんな事になってしまったんだろう。

164 名前:127:03/12/05 23:02 ID:pToZ2ZY4
「いいかい、ららちゃん、そういう事はあんまり冗談で言うことじゃないんだよ」
「でも、先生は好きな人としかしちゃいけないって授業で言ってたよ」
「るぅたちは、おにいちゃんが大好きだもん」
「君たちにはまだ早すぎるし、それに……」
 僕は、君たちを妹としてしか見ていない。
 そう言おうとして、僕はためらった。
 僕の一言で今の関係が崩れてしまいそうだから。
「おにいちゃん、ららたちはホントに大好きだよ」
 この大好きだって、異性として好きだって事を、僕は知っている。
 うすうす気付いていた。
 彼女たちは小さいながら、僕のことを『おにいちゃん』として見ていなかった事を。
 それは血族としてのお兄ちゃんでもなく、近所の優しいお兄さんとしてでもなく
一人の異性として好かれていることに気付いていた。
「あぁ、僕もるるちゃんだって、ららちゃんだって大好きだよ。
 でもね、君たちみたいな歳でやると絶対に後悔すると思うよ」
「後悔なんてしないもん」
「おにいちゃんは、ららたちが好きじゃないの?」
 僕は、彼女たちが心から大好きだと思う。
 だけど、判らない。
 僕は、彼女たちに欲情できるのだろうか。
 僕は、彼女たちを傷つけないようにできるのだろうか。
「もちろん大好きさ」
 僕は、大きく腕を広げて二人を抱きしめてみる。
 小さい身体。
「おにいちゃん、ホントにるぅたちのこと好きなら抱いてよ」
 るるちゃんが胸元で小さくささやく。
「いや……それは」
 僕が言いよどんだ瞬間、二人は僕の腕からするりと抜けていった。
「おにいちゃん、ごめんなさい。 今日はもう帰る」

165 名前:127:03/12/05 23:04 ID:pToZ2ZY4
 これで良かったんだよ。
 自分にそう言い聞かせる。
 お互いに大好きで、だけどそれは同じ意味の好きじゃなかった。
 僕は、関係が壊れるのを恐れていたけど、壊れるしかなかったんだと思う。
 あの二人は、傷ついただろうけど。

 また一週間が始まる。
 彼女たちに本当のことを伝えなければいけないと思っていた。
 君たちを妹としか見ていないと。
 だから、僕は君たちの身体を求めることはできないと。

 学校帰りによく二人と出会った公園。
 僕は、授業が終わると急いでそこまで走った。
 二人に会って話をするために。
 僕の気持ちを伝えるために。
 彼女たちがここに来るとは限らないのに。
 僕は、公園のベンチに座って二人を待つ。
 公園のベンチに座って二人を待っていると、いろいろなことを考えてしまう。
 今、るるちゃんとららちゃんに会ったらどう言ったら良いんだろうとか。
 あの時、僕が二人の期待に応えていれば良かったんじゃないかとか。
 三人で遊んだ思い出とか。
 もう、ずっと会えないんじゃないかとか。
 すっかり暗くなるまで僕は待ち続けた。

 そして火曜日が過ぎて、水曜日、木曜日。
 二人には会えなかった。
 金曜日は、待つことが怖くて、まっすぐ家に帰った。

166 名前:127:03/12/05 23:06 ID:pToZ2ZY4
 もう昼も過ぎただろうか。
 休日だというのにまったく楽しくない。
 こんなにもつらいと思った一週間は初めてだった。
 二人の家に行こうとも、電話して話をしようと思ったりもした。
 ただ二人が傷ついてるんじゃないかと、それだけが怖くて踏み切れなかった。
ピンポーン
 僕は、疲れた身体を起こし玄関へと向かう。
 この一週間ろくに寝ていなかった。
 ベッドに入り目を閉じると、あの二人のことを考えてしまう。
 正直、こんな時に来客なんて来てほしくない。
「すみません、どちら様で……」
 戸を開けた一瞬、僕は、目を疑った。
 あの二人、るるちゃんとららちゃんがいた。
「おにいちゃん、今日あがって行ってもいいかな」
「あぁ……あぁ、いいさ、どうぞ」
 僕は、二人を家へと招き入れる。
「おにいちゃんに一週間も会わなかったの初めてだね」
「あぁ、そうだね」
「るぅたち今日はね、おにいちゃんに言わなきゃいけないことがあるの」
「僕も、言わなきゃいけないことがあるよ」
 僕は、3人分のココアをテーブルに置いた。
「外は寒かっただろ、ごめんな」
 二人の赤い頬を見て、僕はまだ悩んでいた。
 僕の本当の気持ち、二人を妹としてしか見ていないと伝えるべきだろうか。
 それとも、僕は二人の期待に応えなくてはいけないのだろうか。
 そして、そのとき僕は、二人の裸を見て欲情できるのだろうか。
 時間がいつまでも流れていく。

167 名前:127:03/12/05 23:08 ID:pToZ2ZY4
 もうココアもぬるくなったころ、僕は話を切り出すことにした。
「なぁ、二人と……」
「おにいちゃん」
 僕の言葉をさえぎり、ららちゃんが話を始める。
「この前は無理を言ってごめんなさい」
「るぅたちはね、おにいちゃんがるぅたちの事妹としてしか見てないって知ってたの」
「でもね、ららたちはおにいちゃんのこと大好きだから……だから」
 僕は、言葉に詰まった。
 僕は、どうすればいいんだろう。
 なぜ彼女たちはこんなに純粋なんですか。
「おにいちゃん」
「二人とも、ごめんな」
 二人はいつも僕に本音をぶつけてきた。
 今までは、まだ子供だと思っていたけど、
本当は僕が思っている以上にしっかりしていたのかもしれない。
 僕も彼女たちに本音を伝えなくてはいけない。
「僕は、君たちを妹としてしか見ていない」
 二人は黙ったまま、うつむく。
「でも、これから少しずつ君たちの事好きになっていくと思う。
 だって、僕はるるちゃんもららちゃんも大好きだから」
 都合良過ぎるな。
 言った後、自分でもそう思った。
「うん、おにいちゃんの言うこと判った」
 ららちゃんがすっかり冷めたココアに口をつける。
「おにいちゃんがららたちの事、妹としてしか見てないって判った」
 僕も冷めたココアを口に含む。
 味はしなかった。

168 名前:127:03/12/05 23:10 ID:pToZ2ZY4
「でもね」
 るるちゃんが続ける。
「おにいちゃんが、るるたちのこと好きになるって言ってくれて、
 今、とってもうれしいです」
 軽い衝撃とともに僕の胸に飛び込んで来るるるちゃん。
 ワンテンポ遅れてららちゃんも飛びつく。
 僕は、彼女たちを力いっぱい抱きしめた。
 彼女たちが大切だと心から思った。
「おにいちゃん、いたいよ」
「あぁ、ごめんごめん」
 とっさに抱きしめた腕を緩める。
「おにいちゃん、ダメかもしれないけど、お願いしてもいい?」
「なんだい」
 僕の腕の中で、上目遣いに見つめるららちゃんに答える。
「一回だけでいいの、おにいちゃんが欲しいの」
「おにいちゃんに一回だけでいいから抱かれたいよ」
 どうすればいいんだろう。
 僕にとって彼女たちはまだ妹という認識のほうが強い。
 でも、僕は二人を女の子として好きにならないといけない。
「ごめんなさい、おにいちゃんの事困らせちゃって」
 僕は、緩めていた腕を無意識に力強く抱きしめていた。
「いや、困ってなんか無いよ。
 でも僕は君たちをまだ恋人として見れていないから。
 そんな思いで抱きたくないんだ」
「一回だけでいいの」
「ららたち、おにいちゃんのこと好きで、大好きだから」

169 名前:127:03/12/05 23:12 ID:pToZ2ZY4
「おにいちゃん、入るよ」
 カーテンを閉めた自分の部屋、僕はベッドに座って待っていた。
 部屋に入ってきた二人はバスタオル一枚だった。
 シャワーを浴びてきたばかりの火照った二人の身体。
 僕は二人の身体を包むバスタオルをやさしく脱がすと、ぎゅっと抱きしめた。
「おにいちゃん、恥ずかしいです」
 狂い無く同時に鳴る二つの鼓動が、僕の胸に伝わる。
 まだ少し湿った髪からは微かなシャンプーの香り。
 僕は、今までに無く、彼女たちがいとおしいと感じていた。
 ゆっくりと二人をベッドまで連れて行く。
「るるちゃん、ららちゃん、愛してるよ」
 僕は、後ろから抱きかかえるようにした二人の胸にやさしく触れる。
「あぅ、おにいちゃん」
 二人の胸はまだ膨らみかけで、微かに肋骨のごつごつした感触が指先に伝わる。
 そしてその奥の激しい鼓動も。
「おにいちゃんに触ってもらって、うれしいです」
「二人ともかわいいよ」
 ゆっくりと指先を胸の突起に這わせる、と同時にるるちゃんの首元に口付けをした。
「ひゃん、おにいちゃん……るぅ、おいしいですか?」
「あぁ、おいしいよ」
 柔らかなるるちゃんの肌は、かすかにしょっぱくて、熱かった。
「はぅん、おにいちゃん、いいよぉ」
 両手でるるちゃんの小さな胸をもみしだく。
 微かに乳首に触れるたびに恥ずかしそうに喘ぐるるちゃんを見て、
僕は確かに興奮していた。
「おにいちゃん、ららだってもっとしてもらいたいの」
 ららちゃんが振り向くと同時に僕の胸に抱きつく。
 バランスを崩した僕は、二人を抱いたままベッドへと倒れこんだ。

170 名前:127:03/12/05 23:14 ID:pToZ2ZY4
 ベッドに仰向けになったまま、僕は、二人の重さを感じていた。
「おにいちゃん……だいじょぶだった?」
 ららちゃんが申し訳なさそうに、僕の顔を覗き込む。
「ららちゃん、悲しそうな顔しないで」
 僕は、そのままららちゃんの首に手を回すと、やさしくキスをした。
 一瞬だけの触れるようなキス。
 ららちゃんの吐息が吹きかかるような距離で、僕たちは見詰め合った。
「おにいちゃん、大好き」
 今度はららちゃんからのキス。
「おにいちゃん、るぅだって大好き」
 胸の上に居たるるちゃんも、くちびるを一瞬だけ重ね合わせるような、
幼げなキスをする。
 僕は、るるちゃんの身体を抱きしめたまま指を彼女の股間へのばす。
「きゃぅ……おにいちゃん、恥ずかしい」
 まだうっすらとしか毛が生えそろっていないるるちゃんの秘所。
 僕は、やさしく、やさしく指でさすった。
「おにいっ……ちゃん、うれしぃよ」
「ららちゃんもおいで」
 僕は、ららちゃんも僕の身体の上に乗るように誘う。
 ららちゃんは少し恥ずかしそうにしながらも、僕の身体にそって寝そべり、
ゆっくりと僕の身体に手を回した。
 僕は、彼女たちの期待に応えるために、二人の秘所を指で触れる。
「はぅん、おにいちゃん」
「ららね……くぅ、いいよぅ」
 僕はいつの間にか、やさしく、時には激しく、二人の身体を指で求めていた。
「くぅ、おにいひゃん」
「あはっ、くぅん……あぅ」
「あっ、あんっ、あああぁーっ……くぅ」
 程無くして、僕の身体を抱きしめていた二人の腕の力が
一瞬強くなったかと思うと、ゆるりと緩くなった。

171 名前:127:03/12/05 23:16 ID:pToZ2ZY4
「二人とも、やめるなら今のうちだよ」
 僕は、二人に念を押す。
「最後まで……おにいちゃん、おねがい」
 るるちゃんが上目遣いで僕を見つめる。
「あぁ、判った。 僕はこのままでいるから、自分のペースでやりなさい」
「ららが先におにいちゃんもらっていいかな」
 るるちゃんがこくんと頷き僕から離れる。
「おにいちゃん、ららは、おにいちゃんが大好きです」
 そう言うと、ららちゃんは僕自身を手でやさしく触れ、自分の秘所をそれに近づける。
 ららちゃんは、僕の身体にまたがったかと思うと勢い良く腰を落とした。
「いっ、あくぅ、くぅっ……ふぅ」
 一瞬、抵抗があったものの、ららちゃんの身体の奥にまで僕のものが入った。
 小さな身体の中はきつくしまり、僕を拒むかの様にしめあげる。
 ららちゃんの顔が苦痛で歪む。
 やはり、まだ早すぎた。
「ららちゃん、無理しないでいいんだよ」
 ららちゃんは、痛さのためだろう、涙を流していた。
「あくっ、おにいちゃん、ららはね、うれしくて泣いてるんだよ」
 うそつき。
 僕は、上体を起こしららちゃんを抱きしめる。
 そのまま彼女の身体を持ち上げて僕の身体から引き離した。
 僕は、ららちゃんが愛しくて悲しくて仕方なかった。
「はくぅ……おにいちゃん、ごめんなさい」
「いいんだよ、ららちゃん」
「おにいちゃん、ぐすっ、大好きだよぅ、おにいちゃん」
 緊張の糸が切れたのだろうか、泣き出すららちゃん。
 僕は、ららちゃんの頭をやさしく撫でる。
「おにいちゃん、るぅにもおにいちゃんをください」

172 名前:127:03/12/05 23:18 ID:pToZ2ZY4
 二人との形だけの挿入が終わって、僕は裸のままベッドで二人を抱いていた。
 二つのの鼓動を胸に感じながら、僕は考えた。
 こんなことをして良かったんだろうか。
 結果、彼女たちに痛い思いをさせてしまった。
「おにいちゃん、ごめんなさい。 るぅたち無理なこと言って」
 僕の胸の中でるるちゃんがささやく。
「僕は、君たちに痛い思いをさせて満足させられなかった。
 るるちゃん、ららちゃん、ごめんな」
「ららたちはね、おにいちゃんと一つになれてうれしかったの」
「おにいちゃんは、今日からるぅたちのこと好きになっていって。
 るぅたちはそれまでずっと待ってます」
 そうだ、二人は僕が思っているほど子供じゃないんだ。
 これからまた思い出を作っていかないといけない。
 妹との思い出でなく、大切な彼女との思い出を。
「ららたちのことずっと好きになったら、おにいちゃんからえっちしようって言って」
「えへっ、それまでに、るぅたちもがんばって最後までできるようにするよ」
 僕は、やさしく、やさしく二人を抱きしめると彼女たちの耳元でささやいた。
「るるちゃん、ららちゃん、僕は君たちが大好きです。
 僕の彼女になってもらえますか」
 綺麗に二つの声が重なる。
『おにいちゃん、大好き』

173 名前:127:03/12/05 23:20 ID:pToZ2ZY4
ベタベタやんけ。
エロ分薄めでごめんなさい。
書くのが非常に難しかったです。

1さんのSSに期待。

174 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/06 00:20 ID:N2VWzsWf
127氏>
ってかまず、作っちまえただけですげえ。乙。

キャラとか描写も自然できちんとしてるし。激しくマターリできまつた。
ただ、最初の一言で♂が何かのドラマのキャラになってしまって、イメージ払拭するの大変だった…(;´д`)

気が向かれましたら、再降臨の方も楽しみにしてまつ。

175 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/08 13:50 ID:uZkqViCW
>>173
流石にやっちまうのは・・・チョトひいた
せめて素股にしとけ

176 名前:127:03/12/09 18:34 ID:bkVZwwec
>>175
普通に素股忘れてた。 逝ってきます。

177 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/10 11:54 ID:8V5M2ucS
>>176
イ「

178 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:22 ID:BNZfxAPz
保守

179 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 04:51 ID:T83FPxBw
 桜月キラ、桜月ユラ。もしかしたら、
 一生会うことはなかったかもしれない姉妹。
 俺は出会うまでその存在を知らなかった。彼女らは知ってはいたようだけど。
 今では誰より何より大切な存在だ。
「「お〜い!」」
 学園の校門で二人を待っていた俺を呼ぶ声。
 もちろん、キラとユラだ。
 外見は全く同じで、リボンの色が赤くて元気なのがキラで、
 青くて多少大人しめなのがユラ。
 実際のところ、未だに区別はつかない。
 それをいうと怒るから言わないが。
「お待たせ!」
「ごめんね、待たせちゃって」
 長い髪をなびかせて、二人が走りよってくる。
 二人が俺だけに向ける笑顔を見ることはこの上ない喜びだ。
 だけど、彼女らと出会えた喜びは、
両親を失った悲しみとは切り離せない。

180 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 04:52 ID:T83FPxBw
 俺が中学二年のころ両親が死んだ。交通事故だった。
 深夜、酔っ払い運転で暴走した車にはねられ、即死した。
 病院からの呼び出しを受けた俺は、頭の中が空っぽになる状態をはじめて体験した。
 遺体の状態はひどかったが、確認のために肉塊となった両親を見た。
 嘔吐こそしなかったが、当分肉は食えないなと思った。
 悲しみはあったが、それはそれとしてこれからのことを考えていた。
 冷たいと思うなかれ。天涯孤独になってしまった
人間の気持ちはその人にしかわからない。
 両親には親族がいなかったので、俺は身寄りがないのだ。
 不幸中の幸いというか、加害者は金持ちだったので
賠償金が多く早く手に入った。
 生命保険やら財産は少々もらえるのに時間がかかるらしい。
 だからもらえるものはもらっておきたかった。
 とはいえ、日々の忙しさに悲しんでいるだけではいられなかった。
 事故からすぐに俺は中学三年になった。最初の進路決定の年。
 あの人と出会ったのは夏ごろ。
そろそろ心を決めなければならない時期だった。

181 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 04:56 ID:T83FPxBw
 中学三年八月。まだ夏休みのころにその人は我が家へ訪れた。
「こんばんわ」
「……こんばんわ」
 ドアを開けた向こうには、親父とほぼ同年代だろう中年男性がいた。
「私は桜月という。君のお父さんの友人だった。ご挨拶させてもらえないだろうか」 
 特に断る理由もないしと、桜月さんを招きいれた。
 家の正門前にゴツイ車が止まっていたのが気になった。
 どこぞのお偉いさんなのかな?

「……」
 熱心に両親に手を合わせる桜月さん。
 こういうとき、人は何を思っているんだろう。
 後姿にそんなことを考えていると、桜月さんは立ち上がり、茶の間へきた。
「ありがとう」
「いえ……。あ、粗茶ですが」
「ありがとう」
 何かにつけて偉そう、ってのは表現がひどいか。
 威厳があるのでなんだか緊張するな。
「……」
「……」
 か、会話がない。なんて物静かな人だ。
「私と奴は……小中高と同じ学校だった」
「は? ああ」
 いきなり話し始める桜月さん。
 変な声を出してから、身の上話を始めたのだとわかった。
「まあ、親友といって差し支えない間柄だっただろうな」
 親友ですか。その割りに親父が死んでから随分たってるけど。
「仕事で外国に行っていてね。来るのが遅れてしまった」
 俺の考えを読んだかのようなセリフに少し驚いた。
「ところで、失礼でなければこれからどうするのか、聞かせてもらえるかな?」
 これから……それは俺も考えていたことだけど。

182 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 04:57 ID:T83FPxBw
「……とりあえず、この家は手放そうと思っています」
「ほう……」
「管理にも手間取りますし。でも、中学卒業まではここにいる予定です」
 思い出はある。けどそれはそれ、現実問題として一人じゃ広すぎる。
「高校にはバイトしながらになりますけど、通う予定です。受かればですけど」
 生命保険もおりたし資金面では問題ない。成績も問題ない。
 ちなみに入学以来、ベスト10以内をキープしているぞ。
「学校の近くにでも部屋を借りて一人暮らししようと」
 一人暮らしをして母さんの苦労がわかった。
 けど、めんどくさいけどなんとかなるものだ。
「そうか……ちなみにそれ以降……つまり大学はどうする?」
「それはまだ……その時になってみないとなんとも言えません。
 行きたくなったらがんばります」
 本当に行きたいなら、奨学金取るぐらいのことはやってみせないとな。
「……そうか。やはり奴の子だな」
「は? まあ、そうですが」
 何を言い出すんだ、この人は? というか、さっきから何を言いたいんだろう?
「いや、あいつも君と同じころに両親を無くしている。
 そのころ君と同じことを言っていたよ」
 そうか、数少ない親父の昔を知る人なんだな。
 桜月さんはしみじみと語る。急に親父と同い年だって気がした。
「高校はどこに行くのか決めているのかな?」
「ええ、一応。双恋学園に(←突っ込み無用)」
 県下で一番偏差値の高い高校だけど、推薦は取れそうだと担任は言っていた。

183 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 05:00 ID:T83FPxBw
「そうか……。それなら私は君の力になれると思う」
 どうやら本題に入りそうだ。桜月さんは座りなおして言った。
「私の資産の一つにアパートがあって、ちょうど双恋学園の近くにある。
 そこに入居しないか?」
 話を要約すると、友人の息子を助けたいってことだ。
 もちろん、俺はお願いした。
 家賃はいらないと言ってくれたけど、
 さすがにそこまでしてもらうわけにはいかない。
 と言うと、
「そう言うと思った。家賃は学生価格で構わない」
 笑いながら答えた。なんだか読まれているような気がする。
 そんなに親父と似ているのかな?
「代わりというわけではないが、一つ頼まれごとをしてくれるかな」

184 名前:夜空にユラめくキラ星よ:03/12/13 05:01 ID:T83FPxBw
 それから……
 三月、俺は中学を卒業した。高校には合格し、家は売却された。
 新しい生活が始まる。
 その起点となるのが、今目の前にあるこのアパート。
 家賃の割にはいい物件だ。ありがたいことだ。
「うっし! やるか!」
 気合一発。荷物は先にアパートに送ってある。とっとと片付けるとしよう。
 と、意気込みはしたけども、早速、その気合は崩れてしまった。
「「あ、お帰りなさい!」」
 人生二度目の、頭の中が真っ白になる状況。
 俺の部屋のはずなのに、すでに女の子が二人いて、
 同じ顔をしていて、梱包を解いている。
「あ、驚かせちゃったよね、ごめんなさい」
 赤いリボンをしているほうが言う。
「私は桜月キラ」
「私が桜月ユラ」
 今度は青いリボンのほうが言う。
「「よろしくね」」
 名前を聞いて思い当たった。彼女らは桜月さんの娘さんだ。
 そう、桜月さんと初めて会った日、
 最後に彼が言った頼まれごと、そのものだ。
 ちなみに、一緒に住むわけではない。

185 名前::03/12/13 05:04 ID:T83FPxBw
桜月姉妹第一弾。
なんつーか、いったん設定決めるとちゃんとしないと気がすまないのさ。
設定厨と言わないでおくれよ。
127氏ものおかげで、これが書ききれば双恋姉妹コンプリートになるね。
だんだん賑わってきたかな?


186 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/14 00:01 ID:9CY8Ysdu
おつかれさん・・・・すまん突っ込むなと言われたけど双恋学園にワロタ

187 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/14 21:45 ID:EwCmlPxI
両親の死というえれぇヘヴィな始まり方だけど
とりあえず続きが気になって仕方ないんで
早く書いてくださいおながいしまつ

188 名前::03/12/17 03:44 ID:O/wGqMuP
鋭意製作中でっす。

普通に考えて処女なのにいけるわけねえよなーと。
でもまあ、ハァハァのための小説だからそこいらはわかってくださいな。

ちなみに、今回のユラキラはエロゲを意識している。
あれって特殊な設定の塊だからね。
あれらに比べりゃ天涯孤独なんてヘヴィでもなかんべ?

しかし、実際双恋学園はねえよなーと思いつつ、さらば。

189 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/17 09:37 ID:nRZfU2Ne
なんか人少ない気がするのは俺の気のせいか?

190 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/17 14:07 ID:DrKMOBRA
>>189
気のせいだ

191 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/18 10:19 ID:Uo4TlKsL
>>189
普段はROMってる連中が多いと思われ

192 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/18 15:02 ID:sIP6quBF
ノシ<普段はROMってる連中
文才ないしな〜。そりゃ脳内でハァハァするだけならいくらでも(ry

193 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/18 15:08 ID:qgSl84yy
俺漏れも。

194 名前::03/12/19 22:28 ID:He1kxx98
その脳内妄想を文章にしてみたらどうか?
俺も書き始めは脳内妄想からだ。

195 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:58 ID:cMqwROle
漏れ最近双恋知ったんだけど、
一番抜けるイラスト&文章って、
G’sマガジンの何月号に載ってる?
教えてエロい人。

196 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/20 13:09 ID:3Wsm0cGz
今月号(1月号)の表紙が最強。
ヌイてくれ、といわんばかりの表紙にギャルゲ板でもぶっかけレス続出。

197 名前:195:03/12/20 13:32 ID:1n2jQfnR
>>196
レスthx。

でも、今月の表紙の良さは既に知っているので、
できれば12月以降の号でお願いします。


198 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/20 15:39 ID:0swAawv7
10月号以降の双恋表紙は、毎回エロいと思う。

199 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/23 23:15 ID:Ev4jeGus
違う双子を組み合わせて3Pするなら誰と誰?漏れは菫子とキラ。

200 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/24 03:04 ID:arGaqPo0
むしろ初恋+沙羅双樹で5Pキボン。
ええいキラユラと薫子菫子とるるららも連れてこーい!

【欲張りすぎ】

201 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:45 ID:+BSul/b+
>>200
お盛んですなw ナニはお強いのですか?


202 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/25 19:38 ID:Zz7d3sY7
>>200
漢なら誰かに一発集中射撃にしる!w

(漏れは多分そんなにもたないよ……(*´Д`))


203 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/25 21:19 ID:MmJmeVrQ
>>202
最低でもふたり相手で2発は保証じゃろ?
それともWお口で顔面発射がご希望かにゃー?

(漏れキラユラ相手なら一晩3回を1日置きでイケるかも)

204 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/26 00:44 ID:MMHXi1WL
>>203
なんか微妙〜に体力不足でないかい?一日置きって辺りがw

そんな漏れは多分そこまで持たないと思うが∧‖∧

205 名前:名無しさん@ピンキー :03/12/26 20:59 ID:neIis9hc
まぁまぁ、無理して独り占めせずに
みんなで共有しようぜっ

206 名前:名無しさん@ピンキー:03/12/26 22:01 ID:F2Gqfme4
共有と聞いて公衆便所の個室に繋がれてる双子達が浮かんだ漏れは逝ってよしでつか?

207 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/01 02:22 ID:Wf46OqlG
 桜月さんが俺に頼んだことってのが、この双子のお守り、かな?
 今まで学校へは車で送り迎えされていたそうだけど、
 何があったか高校からは徒歩で行きたいと言い出したらしい。
 ま、普通の家ならそれでいいんだろうけど。
 桜月家ってのはお金持ちなわけで、誘拐の危険は一般人の俺よりはるかに大きいわけだ。
 黒子衆なんていう護衛団まであるっていうんだから、わけわからん世界だ。
 だけどこの姉妹はごくごく普通の学校生活が送りたいと主張したわけだ。
 ちょいと遅い反抗期ってとこか?
 黒子衆はしょうがないにしても、黒服、強面のSPを連れ歩くなんてことはしたくないと。
 で、桜月さんは娘たちを送り迎えするお守りを探さざるをえなくなった。
 しかし、桜月さんは大事な娘を安心して預けられる奴を簡単に見つけられなかった。
 で、それはそれとして親父の訃報があり、俺に出会ったというわけだ。
 親父を知っているとはいえ俺を信じていいのか、
 と聞いたら話せばそれくらいわかると言われた。
 まあ、そちらがいいのならいいんですけどね。


208 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/01 02:23 ID:Wf46OqlG
 とまあ、そんなことがあったわけで。
 とりあえず二人を座らせた。荷物で満載だけど、三人が座るぐらいのスペースはあった。
「えーっと、キラさん、ユラさん、始めまして。俺……
 僕が君らを送り迎えすることになった、ってのは知ってるんだよね?」
「うん。お父様のご友人の息子さんってことも知ってるよ」
「それはともかく、さんづけやめてね。あと敬語も」
「そう? じゃ遠慮なく」
 話の内容を聞くに、彼女らは俺のことを桜月さんから聞いていたらしい。
 とはいっても、友人の息子が同い年だってことぐらいだ。
 で、その人が自分たちの送り迎えをしてくれるということなら、
 一度挨拶をしておこうと思ったらしい。しかし……
「一歩間違えば不法侵入だぜ?」
「あ……そうよね。ごめんなさい」
「中で待てばって言われたものだから」
 いつくるかわからない男を外で待たせるわけにはいかない、というのがSPの本音だろう。
 ま、別に入られたことはあまり気にしてはいないけど、
「ちなみに、すでにプライバシーを侵害している」
 待ってる間に部屋を片そうと考えたのは善意からだろうが、実行に移すなといいたい。
「あう……重ね重ねごめんなさい」
「ごめんなさい。お片づけ手伝うから、許して、ね?」
 少し話しただけだけど、双子の性格が多少分けられた。
 ユラの方が多少おとなしめだ。キラの方は活発というか、
 なれなれしいとも違うけど、ま、そんな感じ。
「いや、結構。下着とか見られたくないし」
 俺はトランクス派だ。今にして思うと、
 小学生のころ履いていたブリーフってすっごい恥ずかしい気がする。
 ――どうでもいいか。
「あ、ちょっと興味あるかも」
 キラ……勘弁してくれ。
「……私も……」
 ユラ、君もか。

209 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/01 02:25 ID:Wf46OqlG
 二人をSPに引き渡し、今度こそ人心地つく。
「しっかし……可愛い顔してとんでもねえ子たちだな」
 ……うん、可愛かったな。ちょっとずれてるけど。
 今時世間知らずのお嬢様って漫画でしかお目にかかったことないな。
 これからどうなるんだか……。

 さて、それから。入学式は滞りなく済ませた。
 姉妹も入学式は車で行くということなので俺の出番はその翌日、初授業の日からだ。
 俺が遅刻しないよう、姉妹には少々早めに出てきてもらうことになっている。
 桜月家の前まで来たわけだが、
 なんだか桜月家に関わるようになってから驚くことばかりだ。
 目の前にある家、いや屋敷だな。これホントに個人所有か?
 門から屋敷まで五〇mくらいあるぞ。
 インターホンで到着を伝えると、すぐに姉妹が出てきた。
 はじめて見る制服姿。短すぎないスカートが俺的にヒットだ。
「おはよう」
「おはよう! 今日からよろしくね!」
「おはようございます。さ、行きましょう」
 朝から元気だ。

210 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/02 08:18 ID:DZ+NH44W
おお!いつのまにか投下されてた、GJ

211 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/03 23:23 ID:i84ZC2kT
(*´∀`)わくわく…… ←期待に満ちたまなざし

212 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/04 00:10 ID:0BQ7EVwz
あけおめ保守。
るるららと初詣に行く初夢見たよ……漏れ初恋萌えなのに_| ̄|○

213 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/06 11:26 ID:aEpcOmVN
>>212
ペド(・∀・)イイ!!

214 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/06 18:22 ID:5mZeMT8O
>>213
(,,´∀`)オマエモナー

215 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/08 01:00 ID:f+sMMXt3
保守の為にageとくよ。

216 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/08 13:05 ID:783pN0pc
>>213-214
しかしるらるら姉妹は
G's11月号表紙を見るかぎり
とても小学生とは思えないわけだが(*´Д`)ハァハァ
これならエチーしてもいいかも…とか血迷う傍らで
「それって犯罪じゃん」と冷静に突っ込むもう一人の漏れがいたw

ロリペドネコ耳メイード(*´Д`)ハァハァ…

217 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:16 ID:QvWzbDsI
保守

218 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/11 20:10 ID:Ehf4rXFQ
>>216
同志!

219 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/13 23:08 ID:T59bRO6R
>>216
いや、あれは中以上には見えんだろ。
それとももっとしt(ry

220 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/14 03:31 ID:SPDmHTom
>>216
GOOD!!

221 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/14 03:42 ID:mtMkxHhA
 輔狩

222 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/16 04:29 ID:+pqXrwBH
>>216
男の中の漢

223 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/19 07:38 ID:ciRMLrHd
歩酒

224 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/21 15:50 ID:pDVbm6h+
捕手

225 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/25 10:50 ID:aP8jZfGe
干取

226 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/27 21:34 ID:Y3sLe9ZD
彼を独り占めするため、双子の片方がもう片方を他の男に襲わせるという展開を妄想。

227 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/27 23:25 ID:+0Eaxpst
>>226
妄想は自由だが、独り占めを目論む双子など双恋ではない。


228 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/29 08:54 ID:lS6wXBlG
うむ、せっかくだが双恋のコンセプトはキープした上でハァハァしようや。






                                  >>226的シチュはまた別件で(え?

229 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/30 02:07 ID:EakWPg86
徒歩での登下校を許可するにあたり、桜月さんが姉妹にいくつかの決まりごとを課した。
 俺が迎えに来るまで家、学校から出ないこと。
 呼び出しは家はインターホン、学校ではメール。
 寄り道は多少許すが、危ないところには行かないこと。
 俺のバイトが五時からなので、遅くとも四時半までには帰っていること。
 バイトがない日は門限六時。
 飲食は夕ご飯が食べられないほどならばよし。

 本当に子供に言い聞かせてるような内容だけど、
 実際町デビューが今日だからしょうがないか。 
「んー! やっぱり新鮮な感じがするわね、ユラちゃん」
 キラが伸びをしながら言う。待ちわびてた、って体中で言っているようだ。
「そうね。ゆっくり周りを眺めながら登校できるものね」
 ユラも冷静そうに見えるけど、きょろきょろ周りを見て落ち着かない様子だ。
「俺にとっちゃいつものことだけどね。なんで歩いていく気になったわけ?」
 とりあえず、無難な話題を振ってみる
「えーと……どっちから話し始めたんだっけ?」
「キラちゃんからよ。寄り道したーい、って」
「あら、ユラちゃんだってゆっくり帰りたいなんて言っていたじゃない」
「送り迎えされてりゃ無理だろうね」
 俺が桜月さんから頼まれたことに、できる限りワガママに
 付き合ってほしいってことがある。
 ま、俺にも用事があるからそこら辺は適当にやっていくとして。
 部活だとかバイトだとか、色んな話をしながら登校した。

230 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/30 02:11 ID:EakWPg86
 双恋学園に初登校。ここでも色んな話はあるんだけど、今は省略しよう。
 あっという間に時は過ぎ、放課後。
 初めての下校のお迎え。仲良くなった連中のお誘いを断り、お嬢様方のお迎えだ。
「もうすぐ着くよ……と」
 キラの携帯にメールを送る。
 ともあれ、ボチボチ俺の行く方向とは逆に進む女子高生の姿が目立ってきた。 
「っていうか、俺が目立つ気がするな」
 女子高の校門前にたたずむ男。目立たないわけないよな。
「不審者に間違われないようにしないと」
 お嬢様学校ってそういうのに過敏になってそうなイメージがあるし。
「こえーなー……」
 とか思ってる間に到着。女子高生がざっくざく。
 歩いて帰っている娘もいるし、車が来ているのもいる。さておき、
「お嬢様学校といっても可愛い娘ばっかりじゃないんだな」
 と、失礼なことを考える俺がいる。
大きな声では言えないけども、お嬢様といっても様々だ。
「おっ待たせー!」
「……お待たせしました」
 校門前で待っている俺に、姉妹が向かってくる。
 なぜかご機嫌なキラと、微妙に不機嫌そうなユラ。

231 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/01/30 02:12 ID:EakWPg86
「ユラ、なにかあったのか?」
 尋ねる俺に、ユラは不機嫌、というかふてくされたような顔を向ける。
「何でもないです」
 と言ってさっさと歩いていく。仮にも護衛である俺が置いていかれてはたまらない。
 キラを連れてユラの後ろをついていく。
「なあ、ユラどうしたんだ?」
 小声でキラに尋ねると、彼女も小声で答えた。
「お迎えのメール、私だけに送ったでしょう。だからすねてるの」
 なんとまあ……。俺がなぜキラだけに送ったか。アイウエオ順だ。
 同じクラスだって聞いていたから、深い意味も何もないんだけどな。
 第一、なんですねる。
 はぁ、とため息をつき、メールを送信する。すぐに前のユラに届く。
 液晶には俺の名前が出たのだろう。ユラは一瞬こっちを向き、メールを見た。
『今日はキラ。明日はユラ。順番の予定だった。でも、明日からは二人に送るよ』
 こんな内容だ。ユラは納得してくれたようで、俺とキラの所まで戻ってきた。

232 名前::04/01/30 02:14 ID:EakWPg86
最近忙しい。以上。

なんか書いてるうちにドンドン話が長くなってきそうだ。
このあと街デビューの予定だけど、カットしちまおうか。
とか考え中だったりします。

233 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/30 03:07 ID:o44MCk5+
エロ目的の人には長い話は邪魔なのでいらないだろうけど、
何気ない日常を無駄と思えるほど書くのもまた一計なり

まったりでいいっすよ

234 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/30 07:05 ID:v5ptTPm9
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!

マターリキラユラと過ごす日常(・∀・)イイ!
GJでおます。

235 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/30 07:24 ID:U+wngxR7
期待感が高まってきて良い感じです!
この調子で頑張ってください。

236 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/30 23:11 ID:XpTfUldW
ただエロだけが欲しくてこのスレに来てる奴などおらん!


などと暴言を吐いてみるテスト。

237 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/30 23:14 ID:QdHv5XH1
なんか新キャラ追加されましたねぇー… ハァ

238 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/31 15:57 ID:1wv9af7O
個人的には萌えたけどね。>>237 個人的には萌えたけどね。>>237

239 名前:名無しさん@ピンキー:04/01/31 21:26 ID:UDOWopbJ
二回言うな。

240 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/01 20:25 ID:pVzyyqr1
そうそう。工口は背景事情が組み上がってこそリアリティを持って迫ってくるもの。(w
下手こいたらG's本編よりイメージ湧いてるかも。

がんがれー、GJ。

241 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/01 20:29 ID:pVzyyqr1
しかし…

この様子だと
是が非でも片方とだけエチーしたのでは済まされなさそうなヤカン。w
『・・・キラちゃんとだけ・・・ずるいです・・・』とか言って泣かれそうだ(*´Д`)ハァハァ

242 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/01 21:40 ID:Pgpm7Kqs
>>241
それはこのスレでは基本事項ですw

243 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/02 21:45 ID:4Rmgv/BP
>>241
それが双恋

244 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/02 23:12 ID:nmAANYUT
概出かな?
http://homepage2.nifty.com/kajipon/jojo6.htm

245 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/03 01:53 ID:J+FUGKuP
>>241
キラユラのばやい。

キラ「んねぇ、私は?私はぁ〜??」と可愛くダダをこねて来そうだ

ユラ「・・・・えぐ・・・・っう・・・・。」問答無用で泣かれてしまいそうだ

いづれにせよ漢なら両方やっとこう。(*´∀`)ハァハァ

246 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/10 12:48 ID:FonVtIdP
ペド保守

247 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:06 ID:/YOWUes3
ペドいい!

248 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/16 14:04 ID:lYL1S4+o
>>246
>>247
おまいら…
るるらら萌えばっかりかよw

249 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:48 ID:ubOmUkPL
じゃあ漏れはメガネ保守。
初恋だけだったのが舞センセでひとり増えたけど( ・3・)キニシナイ!
むしろ亜衣センセも美味しく戴く方向で。

250 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:49 ID:ubOmUkPL
亜衣ちゃうわ、愛。

251 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/21 21:04 ID:NkT6GX8m
黒髪ツインテール小学生保守

252 名前:名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:25 ID:oj7N4U5R
保守age

253 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/02 15:37 ID:qjHPJIiE
保守

254 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/07 06:56 ID:d2I1F4rt
愛センセと舞センセはもらった。

255 名前::04/03/07 07:37 ID:hJl0QFoM
ギコナビでテスト。
これができて、しばらくしたら書き込む予定っす。


256 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/07 07:44 ID:d2I1F4rt
>>1さんキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!

257 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/09 04:51 ID:w9lnGGBo
>>1さんこない(´・ω・`)

258 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/10 18:56 ID:ovbXFX9U
まあまあ、そうあせるでない皆の衆。
やはりエロースには前戯というものが必要ナリよ(*´Д`)ハァハァ

259 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/11 23:28 ID:7xu9+WSb
じゃあ漏れはキラユラに指チュパでもしてもらいながらマターリ待つか。

260 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/12 09:22 ID:mKrJJz/J
マニアックだな

261 名前:134/『FINAL』は買うつもりです:04/03/12 23:15 ID:WUrdm9/d
突然ですが、お尋ねしたい事が。


「ひろや……もしかしてヒロ君!?」
「そうだよ俺だよ、藤宮博也。覚えててくれて良かった〜! そうじゃなかったらマジ恥かくところだった」
 桃衣愛。通称愛ねーちゃん。
 俺が小さかった頃、隣に住んでいた年上のお姉さん。
 恥ずかしい話、昔の俺はこの人にべったりで、暇さえあればどこかへ遊びに連れてもらっていた。いわゆる初恋の人ってやつだ。
 引っ越して数年が経ち、その頃の記憶も曖昧になっているけど、愛ねーちゃんの事だけは覚えている。綺麗で、優しくて、賢くて、それから確か……かくいう自分でもよく思い出せていない。
 でも、思い出の人はおぼろげに残っている記憶と変わらず、目の前にいる。今の俺にはこうして再会できただけでも嬉しくてしょうがない。
「本当懐かしいわねぇ…。運命って本当にあるみたい。そうだ、放課後になったら進路指導室に来て。みんなで再会のお祝いしましょ」
「えっ、何でそんな所で? 俺、今はここの地元っ子なんだぜ。飲むんだったら他に良いトコ知ってるけど」
 『飲む』という単語が出てしまった瞬間、内心で舌打ちする。
 放課後や休日ならともかく、学校での俺たちは生徒と教師。こんな校則違反上等な話をして良い筈がない。
 けど、愛ねーちゃんはそれを咎めず、こう続けた。
「それは実際に行ってみてからのお楽しみ♪ それじゃ、待ってるからね」
 そう言って、あの人は俺のそばから離れていった。
 俺はそれをただ黙って、そこに何が待っているのか分からずに見送るだけだった……。


桃衣姉妹の場合、呼称はどうすればいいんでしょう?
情報が少なくてイマイチ書きづらくて…。

262 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/12 23:17 ID:WUrdm9/d
スイマセン、名前欄は気にしないで下さい。

263 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:32 ID:GxrsY5a8
>>261
主人公からの呼びかけならば「ねーちゃん」辺りでいいと思われ。
つか漏れは好き。

とりあえず>>259にならい、雛菊TwinsにWスマタでもしてもらいつつマターリ待つ。

264 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/03/13 18:52 ID:AiMKiH31
 さて街デビューだ。二人は行きたいところといってもピンと来ないらしい。
 だからとりあえず手近なところで、下々の暮らしを感じられるところは……
「ま、こんなところか」
 二人を連れてきたのは公園だ。
「ここって……」
「むかーしお父様たちと来たことがあるわよね、キラちゃん」
「雰囲気いいよね。ドラマの撮影にも使われたらしくて、けっこう有名らしいよ」
 この森林公園は全国的にも有名だ。入場無料なのはありがたい。
 公園内をうろつく俺たちは、はっきり言って目立っていたろう。
 美少女双子にはさまれている俺に嫉妬の目線、ってわけじゃあない。多少、そういうのがないでもないが。
 キャーキャーはしゃぐユラキラ。彼女らはヒジョーーーに目立つ。
 フリスビードッグをしている飼い主と犬に凄いの連呼。
 サイクリングコースにて、チャリに乗れないことも判明。今度練習に付き合う約束をした。
 桜並木を通るとき、姉妹はお互いをみて笑いあっていた。俺の知らないなにかがあるんだろう。

265 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/03/13 18:53 ID:AiMKiH31
 んで、だ。
 もしかしたらと思っていたけど、ブランコとかジャングルジムの遊び方がわからんらしい。
 アスレチックエリア。といってもしょぼい所だけど、そこをクレープを食いながら歩く。
「ねえ、これって何?」
 俺に尋ねるキラの指差す先にはブランコ。
「何って、ブランコだよ」
「ああ、これがそうなんだ!」
「じゃあ、こっちは?」
 今度はユラだ。正方形がいくつも折り重なっている。要はジャングルジムだ。
「ジャングルジムだね。二人とも、初めて?」
「うん。ねね、やってみたい!」
「あ、私も」
「ジムは……このカッコじゃ無理だからまた今度ね」
 ……ああ! 本音はみたいさ! それが悪いか!
「ねえ、なんでジャングルジムなの?」
「そうねえ、『密林湿地帯の屋内体操場』よね」
 ユラの疑問にキラが英訳した。
「ジャングルジムは商標で、固有名詞だよ」
 豆知識だ。もとは鉄棒がジャングルのようにある中で運動するってのが有力。
 ちなみにジャングルジムシステムなんていう森林保全に使われてたりもする。
 どうでもいいね。


266 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/03/13 18:53 ID:AiMKiH31
 俺は知った。ブランコはけっこう難しいものなのだと。
「あれ〜? 止まっちゃうよ」
「んしょ! む〜」
 今じゃブランコなんて余裕だけど、最初はなかなかコツが掴めないもんだ。押しても押しても続かない。
 それでもやり続ければ、運動神経が悪くは無い姉妹は徐々に上手くなっていった。
「やった、できたよ!」
「わぁっ! 速い!」
 う〜む、子供のようだ。にこやかにスピードをあげていく姉妹に、言っておかなければならないことを忘れ

ていた。
 というか、俺の目に白い物が飛び込んできたから気づいたんだけど、
「あのさ、スカート気をつけなよ!」
「ん、あ!」
「へ? きゃ!」
「あ、バカ!」
 キラは落ち着いてスピードを落としたが、ユラは咄嗟にめくれるスカートを押さえてしまった。
 ただでさえ慣れてない上にスピードもあって、さらに片手になったもんだから、
 板からユラのお尻が外れたのが見えた。
「ユラ! 手ぇ離せ!」
 この状況で俺の声が聞こえたのか、それともたまたまかはわからないけどユラは鎖から手を離した。

267 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/03/13 18:54 ID:AiMKiH31
 走り寄った俺の腕の中にユラが落ちてくる。
「オーライ、っと」
「……」
 腕の中でユラが目をパチクリさせている。状況が掴めてないんだろうな。
「アイテッ!」
 ふくらはぎにブランコがぶつかる。すっかり忘れてた。
「だ、大丈夫? 二人とも」
 キラがあわてて隣のブランコから駆け寄ってくる。
「俺は平気。ユラは?」
「わ、わわわたしも大丈夫。お、下ろして!」
「わ、わかったから暴れるなって!」
 顔を真っ赤にして腕の中で暴れるユラ。全然重くはないけど、暴れられては持っていられない。
「怪我はないな、よかった。初日から任務失敗かと思ったよ」
「まったく、ユラちゃんたら。いきなり外出禁止令が出たらどうするのよ」
「うう……ごめんなさい」
「でも、本当に怪我がなくてよかった」
 うつむくユラを抱きしめるキラ。仲が良くていいことだ。
 しかし……やーらかかった。
 鼻の下が伸びそうになるのをこらえるのって、結構つらいわ。

268 名前::04/03/13 18:55 ID:AiMKiH31
ごめん。あげます。
さて、久々に書きました。
この分だとエロにいくまでどれほどかかるやら。
今、卒業間近で忙しいのよ。
だから、気長に待ってくださいな。

269 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/14 02:43 ID:oJj0DM1K
>>1さんキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!
そしてほんのりラヴ!
確かにエロはみたいがこれはまあこれでよし!
キラユラええなあ……

270 名前:代理書き込み>Meet Again(1):04/03/15 00:59 ID:4tTXPXPI
「……今年度から、このクラスの担任となった桃衣です。色々と至らない所がありますでしょうが、どうかよろしくお願いします」
 堂々としているようで微かに上ずっているその声を、俺は覚えている。
 時の流れを経ても変わらないその可憐な顔立ちを、俺は忘れていない。
 一時間目の鐘が鳴って立ち去ろうとする時、少しの間がある。
 右足か左足か迷って、右。……当たり。緊張している時の癖、変わっていない。
 間違いない。もう何年も会ってなかったけど、あの人は―――。

271 名前:代理書き込み>Meet Again(2):04/03/15 01:00 ID:4tTXPXPI
「ひろや……もしかしてヒロ君!?」
「そうだよ俺だよ、藤宮博也。覚えててくれて良かった〜! そうじゃなかったらマジ恥かくところだった」
 桃衣愛。通称愛ねーちゃん。
 俺が小さかった頃、隣に住んでいた年上のお姉さん。
 恥ずかしい話、昔の俺はこの人にべったりで、暇さえあればどこかへ遊びに連れてもらっていた。いわゆる初恋の人ってやつだ。
 引っ越して数年が経ち、その頃の記憶も曖昧になっているけど、愛ねーちゃんの事だけは覚えている。綺麗で、優しくて、賢くて、それから確か……かくいう自分でもよく思い出せていないな。
 でも、思い出の人はおぼろげに残っている記憶と変わらず、目の前にいる。今の俺には、こうして再会できただけでも嬉しくてしょうがない。
「本当懐かしいわねぇ…。運命って本当にあるみたい。そうだ、放課後になったら進路指導室に来て。みんなで再会のお祝いしましょ」
「えっ、何でそんな所で? 俺、今はここの地元っ子なんだぜ。飲むんだったら他に良いトコ知ってるけど」
 『飲む』という単語が出てしまった瞬間、内心で舌打ちする。
 放課後や休日ならともかく、学校での俺たちは生徒と教師。こんな校則違反上等な話をして良い筈がない。
 けど愛ねーちゃんはそれを咎めず、こう続けた。
「フフッ、それは実際に行ってみてからのお楽しみ♪ それじゃ、待ってるからね」
 そう言って、あの人は俺のそばから離れていった。
 俺はそれをただ黙って、そこに何が待っているのか分からずに見送るだけだった……。

272 名前:代理書き込み>Meet Again(3):04/03/15 01:02 ID:4tTXPXPI
「失礼しまーす。……桃衣先生いらっしゃいますかー?」
 使い慣れない丁寧語で恐る恐る尋ねてみる。返事は、すぐには返ってこない。
 この時期、進路指導室に訪れる生徒はまずいない。…っていうか、教師もほとんど来ない。
 いるとすれば、それは―――。
「アラ、進路の相談? 悪いんだけど、今日は……って、ヒロ君! もう来てくれたんだ?」
 奥まった所から現れたのは、愛ねーちゃん。
 さっきまで書類か何かを漁っていたらしく、今は白衣に眼鏡という出で立ちだ。こうして見ると、さっき会った時とはまるで別人。俺の知らない一面っていうのを思い知らされる。
「あ、ああ。ここに来てくれって愛ねーちゃん言ってたじゃないか。だから俺、急いで」
「…………そっか。キミって昔からそうだったよね、いつも後ろにくっ付いて」
 懐かしそうに目を細めて近づいてくる愛ねーちゃん。
 俺は見つめられた瞬間、緊張で身体が動けなくなっていた。普段、会話をする時の間合いをあっさり詰められ、その顔が間近に迫ってもマトモに対応できない。
「久しぶりだね、ヒロ君」
 よく分からない香水の匂いがブワッと広がる。
 その勢いはまるで一陣の風のよう。それでいて、匂いは穏やかに俺の鼻をくすぐる。
「今まで元気にしていた? ちゃんと勉強はできてる?」
「オ、オウ」
「彼女とかはいたりするの?」
「……か!? い、いねぇよ。こっちには愛ねーちゃんみたいな人いなかったし……」
 我ながら情けないとは思うが、アップアップだった。
 いくら初恋の人だからって、ここまで緊張するものだろうか。いや、目の前の人はそれを差し引いても魅力的な女性だからだろう。
 俺はこれ以上飲まれまいとして、息を吸…
「そっか……。それじゃ」
 …おうとして、すぐに吐き出してしまった。

273 名前:代理書き込み>Meet Again(4):04/03/15 01:03 ID:4tTXPXPI
 唇に熱が点る。背中には手を回されて胸板に柔らかな感触。
 俺は愛ねーちゃんに抱きつかれて―――。
「……再会のお祝い。ただいま、ヒロ君」
 いたずらっ子みたいな顔して微笑む愛ねーちゃん。
 でも、その瞳には確かに熱い視線が、少なくとも親愛の情以上のものが込められているのを感じられる。
 それは俺を遠いどこかへ誘っているようで、だからなのか俺は、
「あっ……!?」
 気が付けば彼女を押し倒してしまっていた。
「ヒロ君……」
「愛ねーちゃん……俺、昔からねーちゃんの事好きで、そんなコトされたら……我慢、できない」
 愛ねーちゃんを見下ろしながら語るその言葉は、自分でもひどく弱々しい。
 心音は狂ったように身体の内部から響いてくるし、自分を支えている腕もブルブルと震えて姿勢が保てない。
 遠い昔に置き去りにしたはずの感情は、言ってしまってから急速に重圧として襲い掛かってくる。
「ヒロ君だったら……いいよ?」
 そんな俺を、愛ねーちゃんは優しく引き寄せ、抱き止めてくれていた。

274 名前:代理書き込み>Meet Again(5):04/03/15 01:05 ID:4tTXPXPI
「んっ……ん、んッ、ンゥ………」
 繋がった口の中で舌が絡み合う。ファーストキスはレモン味とは言うけれど、そんなコト確かめる暇も無い。さっきのは不意打ちだし、今度はディープなんだから。
 その上、抱き合った身体は完全に密着していて、そこから愛ねーちゃんの感触が伝わってくる。胸とか、お腹とか、二の腕とか、男とは全く違う柔らかさに鼻息は荒く、身体は熱くなっていくばかり。
「……? んっ……」
 愛ねーちゃんの手が伸びて、軽くさすってきた。
 股間のモノは押し倒してしまった時から勃起している。それはもうパンパンになって。
 ズボンはあからさまに盛り上がっているし、その怒張が行き着く先は愛ねーちゃんの大事な場所。
 俺が愛ねーちゃんの身体を感じるという事はつまり、ねーちゃんも俺の身体を感じる訳で……恥ずかしくて死ねる。
「……ンフッ、ンムゥ、……ゥッ、んんっ!」
 キスを続ける傍ら、愛ねーちゃんは器用にも片手でズボンのファスナーを下ろしていく。
 その瞬間デロンとはみ出る俺のイチモツ。勃起しているとはいえ、皮が自力で剥けていない。
 ソレをねーちゃんは素手で掴み、扱き下ろした。
「ゥッ…!」
 衝撃で目が飛び出そうになる。
 皮が剥けたからじゃない。“皮を剥いてくれた”からだ。
 だって昔憧れていた人が、今こうやって俺のモノを愛撫してくれるなんて、ありえない。
 昔以上に綺麗な顔して、オトコの下半身をイヤラシイ動きで弄んでいるなんて、信じられない。
 たまらず俺は顔を上げてしまった。

275 名前:代理書き込み>Meet Again(6):04/03/15 01:06 ID:4tTXPXPI
「あ……もしかして痛かった? 痛くしてたならゴメンね」
「いや、そんなことない。そんなことないよ。ちょっとビックリしちゃってさ。愛ねーちゃんがこんなコトしてくれるなんて思わなかったから」
「フフ……そうね、多分しないでしょうね。でも……相手がヒロ君なら」
 こうやって話している間も、愛ねーちゃんは手を上下に動かして肉棒をしごき上げていた。
 俺に配慮してか、そのスピードはゆっくり目で、剥かれた時よりは落ち着いて手の感触を楽しめる。
 愛ねーちゃんの手は同じ人間の手とは思えないほど柔らかく、その上素人目にも巧みな指使いで弄るから、気持ちよさは止まることを知らない。
 押し倒しといてなんだが、このまま手でしてもらった方がいいのかなーと思ってしまうほどに満ち足りてしまうのだ。
「……っ!?」
「してもらうだけで満足なの? ここ、触っていいんだよ?」
 俺の手を取って、自分の胸を押し当てさせる。
 その手に込められた力は、言外に触ってほしいという意味なのか。ロボットアームになったような気分で手を動かし、揉んでみる。
「あん……ッ」
 ……柔らかい。マジ柔らかい。ヤバイ、俺こんな触り心地いいなんて知らなかった。
 直に感じるべくシャツをめくり上げると、桜の花を散りばめたピンクのブラジャーが目に飛び込む。カップがどれ位あるかなんて分からない。いや、それが何を包み隠しているかを目の当たりにしたら、そんなコト馬鹿馬鹿しくて考えてられるかっての。
「愛ねーちゃん、着やせするタイプだったんだ……」
「うん、よく言われる」
 巨乳。否、爆乳。
 一つにつき赤ん坊の頭ほどもあるソレは、これ見よがしに揺れている。その揺れ方はある意味局地的な地震といっても過言ではなかった。
 後ろに手を回してホックを外すと、ブラジャーから解放された乳房が一際よく跳ねる。
 ここまでよく出来ていると素直に喜びを露わにしていいものか分からず、当たり障りのないコメントしか口に出来ない。

276 名前:代理書き込み>Meet Again(7):04/03/15 01:06 ID:4tTXPXPI
「もぉっ、ヒロ君たら甘えんぼさん」
 思い切って胸の谷間に顔を埋めてみた。上に、下に、右に、左に、果ては両側から挟みこむ。
 窒息してもおかしくない程の質量を持つ愛ねーちゃんの胸。そこにどこまでも沈み込みそうな錯覚がとても気持ちいい。
 そうやってパフパフを楽しんでいる間に、俺の手は手探りで愛ねーちゃんの腰元にたどり着く。
 サイドのファスナーを下ろし、スカートがずり落ちるのを物音で確認。
 胸に挟まれて目が見えない状態のまま、愛ねーちゃんのパンティの中へ手を突っ込む。
「……ゃっ、アッ、そこ、もっと下、下からさするように……ッ!」
 パンティの中―――愛ねーちゃんの股間は濡れに濡れてグッショリだった。
 愛液自体はもちろん湿気も充満しており、触れるよりも先にまず手が湿ってしまいそうになる。もっとも、中に突っ込んでから一秒するかしないかの内にアソコに触れているのだから、濡れていない状態なんてありえないんだけど。
「そうッ、そこそこ、モッ、もっと突っ込んでッ、でも力は入れないで……っ!」
 俺は愛ねーちゃんの指示に従って、下からすくい上げるようにアソコを撫でていく。
 形は一本の筋なのだから滑らかにいくものだと思っていたが、実態は何かビラビラしたものや突起物があって、そう旨くはいかない。
「ゥうう………ッ、クゥゥン……ッ!」
 下から上へ、引っかかるものは適度に弄りまわすと、愛ねーちゃんは比較的大きめな声を上げて身体を震わせる。
 性知識としてクリトリスがどうのこうのという原理は知っていたが、この反応はそれがどういうものかを感覚的に、この上もなく判りやすく説明してくれている。
 それは見ているだけでも、その気にさせるような色っぽさを持っていて、俺にも興奮が伝染してしまうからだ。

277 名前:代理書き込み>Meet Again(8):04/03/15 01:07 ID:4tTXPXPI
「そろそろ……いいかな?」
 お留守になっている肉棒を掴み、愛ねーちゃんのアソコに押し当てる。
 モノは今にもスリットを貫きそうだったが、必死に息を整えつつ、お伺いを立てた。
 一応、男のプライドにかけて余裕は見せておかないとな。
「……うん。来て……アッ………ァぁぁッ!!」
 愛ねーちゃんが頷くと同時に、腰を突き出す。
 しかし、それでは挿入が上手くいかなかったので、愛ねーちゃんの先導で入れてもらう。
「オッ、あ゛、あ゛、愛ねぇっ……ちゃん!」
「いいのよ、ヒロ君そのまま……うっ、んッ!」
 愛ねーちゃんの中に入って最初に感じた事は、『熱い』というものだった。
 別にそれで腰が引けてしまう訳じゃない。ただ、身体の深奥から伝わる熱に圧倒されてしまう。
 熱くて……、気持ちよくて……、それをどうにかすべく身体が動く。
 愛ねーちゃんに触れてからこっち、引きずられるようにエロに走っているが、これはその最たるものだと思う。
「……ッ、クッ、あっ……ッ……うぅッ!」
 素人目に見ても力任せなセックス。自分でも乱暴だと思うが、俺はこんなやり方しか知らない。
「あっ、ふぁっ、ヒロ君のっ、ヒロ君のが……ハァッ、暴れてるよぉっ………アフンッ!」
 それを愛ねーちゃんはさしたる抵抗も見せずに受け入れてしまう。
 膣壁は中を通るモノを程よく締め付け、襞がソレを更に擦りあげる。まるで意思を持ったかのような膣内の反応は、やっぱ経験の差ってやつなんだろうか?

278 名前:代理書き込み>Meet Again(9):04/03/15 01:08 ID:4tTXPXPI
「フゥッ、フッ……、クッ、クゥゥッ…!」
「ィイッ! ハッ、ヒッ……ィィ良い、良いよぉ……ヒロ君ゥゥゥン!」
 腰に手を添えて、ひたすら前後運動を繰り返す。
 乳首を立たせた豊満な胸が揺れに揺れる。
 愛ねーちゃんは苦しいような、気持ちよさそうな顔でこちらを見つめる。
 その顔は、俺が知っていた愛ねーちゃんのものじゃない。隣のお姉さんでも、学校の先生でもない、一人の女性としての顔。ともすれば、震え上がってしまうほどに妖艶で、抱きしめたくなるほどに可愛らしい。
 俺はそれで堪らず愛ねーちゃんに抱きついた。
「愛ねーちゃん……ッ!」
「ンンッ……、んッ、ンフッ、ン〜〜〜〜!!」
 自分を膣内の奥まで押し込んでからのキス。そして、キスした直後に尿道から精子の放出される感覚。
 いけない事だと分かってはいたが、俺はそうしたかった。
 単なる性欲の充実だけでなく、好きな人とこうやって結ばれ―――

「二人とも何やってるの……!?」

279 名前:代理書き込み>Meet Again(10):04/03/15 01:09 ID:4tTXPXPI
 突如指導室の入り口から響いた愛ねーちゃんの声。……入り口?
 声のした方へ振り向く。ソコには愛ねーちゃんと寸分違わぬ姿の誰かがいる。
「――――――え?」
 もう一度目を凝らして、よく見てみる。
 俺の下で余韻に浸る愛ねーちゃん。
 俺と愛ねーちゃんを見てポカーンとしている愛ねーちゃん。
 愛ねーちゃんが二人。二人の愛ねーちゃん……………………!?
「ッ…………ああ嗚呼アァぁァッ!!!」
 今思い出した。
 過去というアルバムの中で、愛ねーちゃんという写真(きおく)の隣にかろうじて引っかかっていた、もう一つの写真。
 桃衣舞。通称舞ねーちゃん。
 俺が小さかった頃、隣に住んでいた双子のお姉さん。
 思い出したくもないが、昔の俺はこの人に散々オモチャにされて、暇さえあれば何かしらの被害をこうむっていた。いわゆる目の上のタンコブってやつだ。
 引っ越して数年が経ち、その頃の記憶も薄れていたというのに急速に思い出していく。綺麗だけど、いじわるで、ズル賢くて、それから確か……もうこれ以上思い出したくない。
 しかも、思い出の二人は現在に至っても瓜二つで、目の前で二人揃うまで俺は全く気付けなかった。……という事は。

280 名前:代理書き込み>Meet Again(11):04/03/15 01:09 ID:4tTXPXPI
「あっ、やっと気付いてくれた。博也ってば全然気付いてくれなかったから、お姉さん傷ついちゃった」
 俺とセックスしていた方の愛ねーちゃん―――舞ねーちゃんは、服を着るより先に眼鏡をかけて、そんなコトを抜かしやがった。
 そして、怒り心頭で詰め寄ろうとした俺に向かって、こう囁く。
「(いいじゃないの。お陰で脱・童貞できたんだし。これで今度は愛をリードしてあげられるじゃない?)」
「なぁ……ッ!? (舞ねーちゃんソレどういう意味だよ)」
「(さっきのアレ、全然早すぎ。女の子の扱い下手だし、未通のあの子じゃ泣いちゃうかもよ? もう少し練習つまないと)」
「…………!」
 さっきまであんなに楽しんでいそうだったのに、辛辣な意見を出されてドキリとする。
 ……っていうか、早漏とか下手とか言われて正直ヘコむ。
「ちょっと舞、貴女いつもの要領でヒロ君まで誑かしたんじゃないでしょうね!? いい加減、男漁りはやめなさいっていったでしょ」
「だってぇ、あの博也があんなにカッコ良くなっていたから、つい」
「その気じゃないのに、相手が本気になったらどうするの。ほら、ヒロ君傷ついて落ち込んでるじゃない」
「落ち込んでいる原因は多分別の所にあると思うんだけどなぁ……」
 天国から地獄へ。いや、姿形のそっくりな天使と悪魔が目前で戯れている。
 憧れていた人との再会。秘めていた想いの発露。そして……いきなり叶った初体験。
 何もかもが運命だとは思わないが、これはあんまりじゃないだろうか。だけど―――、
「ま、何はともあれ、改めて宜しくね」
 チャンスはもう一度。
 かつての姉弟(きょうだい)が揃い、あの頃とはまた違った時が動き出す。

281 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/15 22:28 ID:N6QfMeuR
キターーーー!

まさかこれで終わりじゃないですよね?
愛ねーちゃんもキボン!

282 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/16 01:25 ID:0nHNNaMj
愛と舞は何だかキャラが逆なような希ガス。
しかしGJだフレンド。

283 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/17 19:45 ID:DXi9dR5O
グッジョブ!!
ところで主人公の名前の元ネタは某アグルっぽい人ですか?

284 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/17 19:53 ID:Zih3xML8
>283
某Pia3のキャラデのひとりが元だと思う……ええ、あの人ですねw

285 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/18 14:36 ID:0FumA2Pc

(へ;´Д`)へ ←下手と言われて以来立ち直っていない経験を思い出した香具師


GJ!
>>1さんに続け!

286 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:26 ID:DjszH8tF
ららに「お兄ちゃんはやーい」とか言われてみたいね

287 名前:Meet Again書いた人:04/03/18 22:38 ID:zdYkMXUB
>>283-284
デフォルト名が未だ無い現時点では名無しがベストなんでしょうが、桃衣姉妹に「〜君」と呼ばせたかったので…。
ならばせめて336関係で縁のある名前を、と思ってああなりました。

今だから言いますが、舞が愛になりきっている伏線をもうちょっと入れたかったです。

288 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/24 09:08 ID:ahUuMMZK
キラユラに指チュパしながらマターリ保守。

289 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:58 ID:zPXWgo5n
るぅららのすじをいぢりながらマターリ保守。

290 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/29 21:24 ID:k0hHocBr
すじ保守

291 名前:名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:33 ID:YYNvbE+3
まだかな保守

292 名前::04/04/02 00:59 ID:fgIdLmtb
んーとね。正直言うと、ネタがつきかけてる。
処女3Pなんてそんな何個も書けるか!
ってなもんで……
いや、自分で書き始めておいてなんじゃそりゃってなもんだけど。
一応、書ききる努力はする。

ぶっちゃけ処女じゃないほうが積極的に書ける気もするんだが。

293 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/02 10:29 ID:6c/Kzp8D
折角だから非処女ver.で。
確かに、そっちの方がバリエーションに富んでいるし。
でも、一番の問題は書き手が少ない事か・・・。

294 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/02 12:24 ID:qakh2xKb
雛菊姉妹が非処女だなんて・・・

295 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/02 20:56 ID:SjS1Z6cc
非処女でも、某おるすばんみたいに主人公によって開発されている設定なら問題ナシ。

296 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/02 21:41 ID:RpQmHSSX
以前に書いて下さった作品の続きをキボンしてみる。

2回目以降の、お互いに少しずつ慣れてきた頃のHが萌える!

297 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:37 ID:2bOTrp7U
白鐘姉妹、三人の時は清い付き合いをする一方で、沙羅が双樹(処女)を守るべくおにーさんの黒い部分を健気に受け入れ続けているというシチュが頭から離れませんが何か?

298 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/04 04:17 ID:exb31+EB
 こんな事はそうそうなかったけど、ちまちました事件なら何個かあった。
 例えば、微笑み事件壱号・テスト勉強は板ばさみ。
 微笑み事件第弐号・手作り弁当はイタリアンマフィアの贈り物。
 微笑み事件第参号・逆ナンの羅刹。
 ……こうしてみると微笑み事件ばっかだな。
 ま、内容は想像してくれ。多分その通りだ。
 これらに共通しているのは、いわゆるところの嫉妬だ。
 壱号、弐号はユラキラがお互いに競争心を持っていた。
 参号は逆ナンの相手に、そして俺に怒りを。
 まあ……俺に好意を持っているのは確かだろうが、
 それは周りに俺以外の男がいないからだ。
 二人の俺への好意に気づいたとき、もちろん嬉しかったが別のことにも気づいた。
 俺の中にくすぶるユラキラへの恋慕の情――いや、執着なんだろうな。
 俺を好いていてくれる人から離れたくない、っていう独善的な心。
 二人から離れようと思った。
 俺は天涯孤独の身、ユラキラは大金持ちのお嬢様。
 二人はいずれお見合いとかしたりするんだろう。
 そう思ったのもあるけど、俺の中の嫌な心に気づきたくなかったから。
 できるだけユラキラへの関わりを使用人と主人となるようにした。
 最初はおどけてお嬢様と呼んでいた。次第に敬語に変えた。


299 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/04 04:18 ID:exb31+EB
「ねえ、最近冷たくない?」
 キラがふてくされたように言ってきた。
「気のせいでしょう」
 俺はそっけなく返す。
「ほら、敬語になってる。ねえ、そう思うよねユラちゃん?」
「うん。そう思います」
 ユラまでのってくる。少々迷って、
「気のせいでしょう」
 と繰り返した。キラは目に見えて膨れ、ユラは悲しそうな顔をした。
「それで今日はどうします、お嬢様方?」
 俺のバイトがない日はどこか遠出するか、長居するかが普通なのだけど、
「……私、帰る!」
「私も、今日は帰ります」
 胸が痛んだが、これでいいんだと納得する。納得……させる。
 意識してから態度を変えてから、四、五日といったところか。
 さすがにユラキラも俺の態度が前とは違うことに気づいたようだ。
「そうですか。それじゃ、帰りますか」
 家に帰り着くまで、いや帰ってからも二人は俺と喋ろうとしなかった。

300 名前::04/04/04 04:21 ID:exb31+EB
ごめん。チマチマと載せることにする。
やはり処女Hをがんばってかいて、
もう一度2回目以降の慣れてきたHを書くことにする。
時間はかかるだろうが、お付き合い願いたい。

301 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/04 05:15 ID:TgP2e+aM
>>1さん
GJ!
回りの声はあまり気にせず、少しずつでも書いてくれれば(・∀・)イイ!

302 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/04 06:38 ID:dXA98ePs
〉1さん、乙です! ゆっくりでいいので続き待ってます!

303 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/04 09:15 ID:njc60NPz
のんびりでいいっすよ。待っとります。

304 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:50 ID:czQcBotA
すじあげ

305 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/09 10:22 ID:1xVpuhL8
スレ進んでなくねー?

306 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/12 17:33 ID:i1+AVFe9
つるぺた保守

307 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:36 ID:SjeEl1eX
 それからさらに数日がたった。俺は毎日送り迎えをしていた。
 だけど、寄り道をすることはなくなっていた。
 まあ、今の俺みたいな慇懃な奴が送り迎えじゃ気が詰まるのかもしれないしな。
 もう、夏休みに入ろうとしていた。

 夏休み前だからか、尋常でなく混んだ今日のバイト先。
 はけるのにかなり時間がかかり、とんでもなく疲れた。
 部屋に入ると同時に、服を脱ぐことすらおっくうで、そのままベッドに倒れこむ。
 ああ、食器洗わないと……
 だめだ。もう何もしたくない。
 意識が薄れていく……

308 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:37 ID:SjeEl1eX
 俺を眠りの世界から引き戻したのは、電子音。つまるとこインターホンだ。
 時間を見ると、もう翌日になっていた。
「誰だ、こんな時間に……」
 ほんの二、三時間だが、寝たおかげで多少は元気になっていた。
 ぶつくさいいながら、インターホンに出る。すると、
『久しぶりだな』
「あ、桜月さん!?」
 聞こえてきた渋い声は、まぎれもなくユラキラの父、桜月さんのものだった。
『遅くに申し訳ないが、上がってもかまわないかな?』
「は、はい。どうぞ」
 いったい、何事だ? なんて、言うまでもないか。

309 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:39 ID:SjeEl1eX
「……」
「……」
 以前のように、桜月さんにお茶を出す。
 これまた以前のように、静かにお茶をすする桜月さん。
 プレッシャーがきつい。
「私は……」
 しばらくして、桜月さんが重い口を開いた。
「君を買いかぶっていたのかもしれんな」
 何が言いたいのか、俺はすぐにわかった。
「何のことでしょう?」
 とりあえず、とぼけてみる。
「……うそが下手なのは、親譲りか」
 まったく、何もかも親父に似てるってわけか、俺は。
「かも、しれませんね」
 自嘲めいた笑顔を浮かべる。本当に、嘲るしかないよな。
「色んなことに気づいてしまったんですよ」
 カラカラになったノドをお茶で潤す。
「聞かせてもらえるか?」
「……最初に気づいたのは、ユラとキラの気持ちです。
 周りに男がいないせいでもあるでしょうが、俺に好意を持ってくれています」
「そうだな。家で話すときの二人の顔は、とてもいい笑顔だった」
 だった、か。少し残念だ。
「それに気づいた俺は、俺の中の気持ちに気づきました。
 恋愛感情みたいにきれいじゃない、薄汚くドス黒い執着」
 もはや顔を上げることもできず、うつむいたまま話し続ける。
「隠したまま二人と付き合っていけるほど、俺は器用じゃありません」
「……」

310 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:41 ID:SjeEl1eX
 桜月さんは無言でいた。それから少しして――
「ここまで来ると、DNAに刻みこまれているとしか思えないな」
「は?」
 いきなり何を言い出すかと思えば。
「寂しがりやなのに、人を頼らずに一人で立ちたがる」
「お、俺は寂しくなんか!」
 俺の叫びを意に介さず、続ける桜月さん。
「何事も損得で考える傾向がある。
 何でも一人で考え、答えを出そうとする。
 その結果に盲目的に従う。
 自分が人のためにならないと気づいたら離れようとする。
 そしてまだ寂しさが増す」
「やめてください!」
 聞きたくなかった。
 例え、自分で気づいていることだとしても。それを他人の口から聞くのは我慢できなかった。
「いいや、やめない。
 私は後悔しているんだ。ヤツと同じことを君にさせてなるものか!」
 あの桜月さんが声を張り上げている。俺は呆気にとられていた。
「大学に入る前のことだ。ヤツは置手紙一つで私の前から姿を消した。
 そのころ、私とヤツは同じ女性を好きになっていた。
 しかし、身勝手にもヤツは家柄だなんだと理由を決め付けて、姿を消した。
 私は葬式に来れなかったな?
 外国に行っていただけじゃない。ヤツが姿を消したからだ!
 消息を追ったが、当時の私は、身一つで身軽に立ち回るヤツを捜せなかった。
 家の仕事を継いで余裕ができると、人を雇って捜した。
 残念ながら、報告を受けたときには遅かったのだがな」
 話を聞く限りじゃ、確かに俺は親父と同じことをしようとしているのかもしれない。
 そして、俺まで桜月家から離れていこうとしている。
 止めようと思うのも無理はないのかもしれない。だけど、

311 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:44 ID:SjeEl1eX
「……ありがとうございます。気にかけてくださって。
 でも、これ以上俺が近くにいると、ユラとキラにいいことにはなりません。絶対に。」
「執着のことか?」
「はい」
 もう、目をそむけてはいられない。
 これほど真摯に俺のことを考えてくれている人に、向き合わないで話すなんてことはできない。
「俺は、ユラとキラを俺のものにしたいと思っています」
 最初の頃はよかったんだ。俺もそれほど意識してなかったから。
 ただ無邪気にはしゃぐ二人が可愛いな、としか。
 でも、もうそんなレベルじゃない。
「ユラを、キラを抱きしめたい。側にいたい。キスをしたい。一つになりたい」
 もう、隠すことはない。俺の思っていることを全て垂れ流した。
「離れようと思って、意識して接して何とかバランスが取れているんです。
 わかったでしょう? 俺は危ないやつなんですよ」
 ここまで言ったからには、近いうちにここを出ないとならない。
 高校だけは出ておきたいから、近くで安い物件を探さないとな。
「そうは思わない」
 だけど、俺の決心はすぐに否定された。

312 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 01:56 ID:SjeEl1eX
「今君が言ったことは、全て人として正しい欲求だ。
 もしかしたら薄汚く、ドス黒い感情なのかもしれない。
 しかし、清濁あわせ持つのが恋愛というものだ。
 もう、数十年も前の話だが、私はそうしていた」
 そう言ってニヤリと笑った桜月さんの顔は、妙に幼く見えた。
「父親の私が言うのもなんだが、娘たちはいい娘だ。
 可愛いし、性格もいい。年相応のスタイルも持っている。
 そんなことを考えない高校生がどこにいるというのだ?
 仮にいたとしても、娘には近づけさせんよ」
 あれ? なんか話の方向がずれているような気がする。というか完全にずれてる。
「いや、だから桜月さんは俺がユラやキラに手を出してもいいっていうんですか!?
 駄目でしょう!?」
 何とか話を元に戻そうと言って見たが、無駄だった。
「かまわんよ」
「なっ……!」
 絶句。わけわからんぞ、この人。
「もちろん、同意の上でという条件は付くがね。
 娘たちもそれでいいと言っている」
 と、そこでガチャと音がしたのでそちらを見ると、俺は金魚のように口をパクパクさせた。
 だって、何も言えないんだからしょうがない。
「や、やっほー」
「こ、こんばんわ……」
 玄関にはユラとキラがいた。

313 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 02:02 ID:SjeEl1eX
「……」
「……」
「……」
「どうした?」
 何も言えない俺たち高校生トリオ。何を言っていいのかわからないのだけど。
「どうした? じゃありませんよ。なんで二人がここに!?」
「連れてきたからだ」
 そりゃそうでしょうが……ってことは、最初から聞いてたってことで……。
 俺の泣き言や、あのやばげな独白も聞いていたってわけで。
「うわー、ヤバ! 恥ずかしい!」
 死にたくなるってこと、あるんだな……。顔に血液が集まってるのがわかる。
「基本的に私は放任主義だ。
 頼られればアドバイスも協力もするが、あれこれ口出しはしない。
 娘が決めたことなら私が反対する理由はない」
 なるほど。筋金入りの親バカであるのは確かなようだ。一風変わってはいるけど。
「私とキラちゃん、話し合いました」
「いっぱい……いっぱい話したよ。
 あなたが言ったように他に男の人がいないからっていうのも、考えた」
 ユラキラが話しはじめると、桜月さんは部屋から出ていった。
 もしかして、気を利かせているってことなのか?


314 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/14 02:04 ID:SjeEl1eX
「でもね、そうじゃないと思うんです。
 私も、キラちゃんも。あなただから、一緒にいたいと思うんです」
「あなただから嫉妬もするし、ユラちゃんとも張りあったりしたの」
 ユラキラは顔を真っ赤にして、俺の顔をじっと見つめていてくれる。
 胸が熱くなった。
 そうか――
「こんな気持ちになったのは初めてだから、どうしていいかわからなかったけど……」
「気持ちは伝えなくちゃ、って。だから、言います」
 これが――
「私、あなたのことが好きです」
「私、あなたのことが好きです」
 恋、ってやつなのか――

315 名前::04/04/14 02:06 ID:SjeEl1eX
めっちゃ迷った。
やっぱ時間かけてかくと、最初のほうの設定を忘れてしまう。
何度も書いては矛盾がないかを確かめて、書いて、確かめて。
でも、何が一番難しいって、ユラとキラを間違えそうになることだ。
どっちがどうだっけ、間違ってないっけ?
いつも考えてます。

316 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/14 02:53 ID:4JSmBLVp
>>1
……なんか読んでてマジで涙腺潤んできた(;´Д⊂)
つか親父ステキ過ぎる。ええ父親だぁ……。
なんかもーエロ要らないや。

すいません、やっぱり見たいですキラユラとのラブな3P。

317 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/14 11:54 ID:N7pC/l8X
「ここはエロパロ板だ」などと堅苦しい世迷い言を申す輩は、よもやおるまいな??

BGM付きでじっくり噛み締めますた。ああ、ええ話や・・・
3ピーに持って行くのに、こんなにハートフルなアプローチがかつてあっただろうか・・・

>>1乙!



・・・でも純然エロパロ書きたい香具師も、遠慮無用だぞ?w

318 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:39 ID:fSBbMfIY
>>1
最高です。。本当にマヂで最高です!

素晴らしいっ!素晴らしいにもほどあるぅぅ…ううううわーーーん(感泣)

319 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:23 ID:F9jp1Ec+
ワレメ保守

320 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:10 ID:nLof5/Tw
 俺は二人を抱きしめていた。そして、泣いていた。
「っく……ぐ……うぅ……」
 両親が死んでも、俺は泣かなかった。
 忙しかったからってのもあるけど、それを理由に無理をしていたのだろう。
 だから泣いた。泣けなかった分まで、泣いた。
「うっ……うぅ……うううううっ!」
 我慢していた壁を、ユラとキラは壊してくれた。
 俺は泣いた。そりゃあもう、子供のように。
 さっき俺が二人を抱きしめていたといったけど、間違いだ。
 俺が抱かれていたんだ。ユラキラは俺の頭を、聖母のように抱いていてくれたんだ。

321 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:11 ID:nLof5/Tw
俺が泣いて、ユラとキラが抱きしめてくれている間に桜月さんは帰っていた。
 これはつまり、親公認の外泊か?
「あの……お父様が今日は帰らなくてもいいって」
 そういうことらしい。ホントに物分りよすぎるぞ、あの人。
「私たちも……その……そうしたいって思うし……」
 俺はユラとキラを両手に抱いて、ベッドを背にしていた。
「いや、でも……ホントになんなんだかな、あの人」
 ここまで来ると、あの人の掌で踊らされてる気がする。
 いや、実際その通りなんだよな。
「もしかして、嫌だった?」
 キラが耳元でささやいた。吐息がこそばゆい。
「もし、そうなら……」
 ユラが不安そうに、やはり耳元でささやく。
 ところで、よくできた罠ってものはよけようと思っても、かからざるをえない物だという。
 こんな罠なら喜んでかかってやる。踊らされてやる。
「あっ!」
「きゃん!」
 俺は無言で二人を抱きしめた。俺の動機が二人に届くように。俺の気持ちが届くように。
 しばらく、そのままでいた。俺もなんだかんだで緊張しているんだ。落ち着いたころに、俺は言う。
「俺は、ユラが、キラが、好きだ」
 一言一言をしっかりと言う。強調するためってわけじゃない。そうしないと言葉が震えそうだったから。
「二人が、大好きだ」
 もう一度言って、抱きしめる力を少し弱める。
 二人は俺の顔をじっと見つめ、同時にキスをした。かなり難しい。

322 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:12 ID:nLof5/Tw
 さて、今俺たち三人は誰ともなくベッドの上に座っている。
 完全にヤル気である。……下品だな、俺。反省。
「……」
「……」
「……」
 まあ、その気になったとはいえ、いざとなると腰が引けてしまうものだ。
 いつまでも、このままではいられない。だから、
「ユラ」
「は、はい!?」
「キラ」
「う、うん!」
「俺、二人を抱きたい。……SEXしたい」
 か〜なり恥ずかしいが、俺は目をそらさずに言った。言えた。
 少しの間ボーっとしていた二人だけど、多分俺の言葉を咀嚼していたんだろう。
 すぐに真っ赤になって俯いてしまったが、二人ともうなづいてくれた。

323 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:13 ID:nLof5/Tw
 ユラとキラは服を脱いだ。といっても、二人が脱ぐ間は見ることは禁止された。
 裸はよくても脱いでいるところを見られるのは嫌だということだ。よくわからん。
「あ、あの……もういいですよ」
 ユラの声がして、俺はつむっていた目を開けた。
「は、恥ずかしいからジロジロ見ないでね」
 それは無理な話だ。俺は二人を凝視する。
 双子は成長につれて差異が出来てくるらしいが、ユラキラは性格はともかく、体つきは非常に似ていた。
 大きいというほどではないが、形がよくやわらかそうなバスト。
 ツンと自己主張をしている乳首。
 なだらかなラインの腰つき。
 ムチムチの太腿。
 漫画なら鼻血が出てるところだ。
「キレイだ……」
 なんて月並みな言葉しかでてこない。それでも二人は喜んでくれたようだ。だけど、
「私たちだけなんて、ズルイです」
「あなたも……脱いでよ」
 なんて言ってくる。
 男の場合は興奮の度合いが一目でわかるから、とんでもなく恥ずかしいことを伝えておく。
「あ……う……」
「うわぁ……」
 二人してじっくりと俺のものを凝視する。もちろん、ヘソまで反り返ってる。


324 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:14 ID:nLof5/Tw
「触っても……いい?」
 キラが上目遣いで言ってくる。
「う、うん」
 おずおずと手を伸ばしてくるキラ。触られたとたんに、モノはビクンとはねる。
「きゃ!」
 弾かれたように手を引いたキラは、再度挑戦する。
 今度ははねるような事はなかったけど、やわらかい手は俺の快感度を上昇させる。
「キラちゃんばっかりずるいよ。私も……」
 今度はユラまでもが触ってくる。
「うわっ、ちょ、待った!」
 待ってくれなかった。やばい。人に触られるのがこんなにも気持ちがいいもんだとは。
 ともすれば暴発しそうになるのを気合で抑え続ける。そして、
「あれ?」
「何か、出てきましたよ?」
 我慢してますから。俺の数少ないエロ知識からすると、
「気持ちいいと出てくるらしい」
 出てきたのはこれが初めてなもんで、よくわからないけど。
「気持ちいいんだ……」
「嬉しいです」
 そして、ユラキラは顔を近づけると、俺のモノに舌を這わせた。

325 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:15 ID:nLof5/Tw
「お、おい。いいのか?」
「やり方はよくわからないですけど……」
「もっと気持ちよくなって欲しいから」
 それ以前にどこで存在を知ったのかが気になるけど。
 二人は作業を分担していた。頭を舐めるほうと、幹を舐めるほうと。
「ん……ちゅ……」
「はあ……んぷ……」
 最初は舐めるだけだったけど、口に含んだり、吸ったりしてくる。
 あまりの気持ちよさに腰が引けてくるが、二人の手が腰に回っているので逃げることはできない。
「っく……」
 どうやら二人は舐める場所をチェンジしたようだった。感触が微妙に変わっていた。
「あふ……ん……」
「ん……ん……」
 そろそろ気合が尽きそうだけど、この快感をもっと味わっていたい。
 少しでも気を紛らわせようと二人の髪を撫でたりしていたけど、ユラキラの脇から覗く胸に興味が出てきた。
「んん!」
「あっ、やん!」
 脇の下に手を差し込み、やわらかい乳房を包み込む。掌に固い感触があった。
「硬くなってる……」
「〜〜〜〜〜!!」
「イジワルぅ……」
 俺を見上げる姉妹の顔は真っ赤で、酔っているようで、熱に浮かされているようで。
 俺のモノを舐めながら、興奮していたようだった。
「ん、ふぅ……」
「や、だめだったらぁ……」
 まったく同じようで、実は微妙に感触が違う乳房をもみしだく。癖になりそうだ。
 気がまぎれるかと思ったけど、実際は興奮を増加するだけだった。

326 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:15 ID:nLof5/Tw
「や、やばい……でそう」
 俺が言っても、二人は舐めるのをやめてくれない。
「だから、出るって!」
「大丈夫、です」
「出していいよ……」
 舌の動きが激しくなった気がした。ラストスパートはあっという間にゴールまで届く。
「あ、ぐ……うっく……!」
 一瞬、頭が真っ白になる。下っ腹から熱い塊が昇り、モノからほとばしりが放たれた。
「ひゃん!」
「んん!」

 ああ、出してしまった。しかも顔射だよ。
「ご、ごめん」
 うわ。顔にかかって、すげえエロい絵になってる。
「はあ……はあ……」
「ん……」
 ユラキラは顔にかかったのを飲み込み、さらにお互いのを舐めだした。
 うわー、よりいっそうエロいぞ。
「苦ぁい」
「でも、おいしい」
 どっちだよ。
 恍惚とした表情ってのはこういうのをいうんだろうか。出した俺のモノにこびりついているのまで舐めだす。
 もともとエッチな娘たちだったんだろうか、それともスイッチが入ったのか。
 ともあれ、今度は俺の番だ。
「たしか、ユラのほうがお姉さんだったっけ?」
「え? ええ、そうですよ」
「じゃあ、ユラからだ」
「え、あん!」
 ユラを抱え上げ、あぐらをかく俺の脚の上に乗せる。後ろから抱きつくような形だ。

327 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:16 ID:nLof5/Tw
「ん……むぅ……」
 ユラを後ろを向かせ、初めての一対一のキスをする。やわらかい唇を割って舌を差し込んだ。
 さっきまで俺のモノを舐めていてくれたものだけど、気にしない。しちゃいけない。考えない。
「ふぅ、ん……!」
 片手で胸をやさしくもみながら、もう片方は腰のラインをなぞり、ムチっとした腿を通り過ぎて目的地へ。
「や、あぁん! そ、そこは」
 もちろん、キラのことを忘れていたわけではない。
「キラ。キスしよう」
「う、うん!」
 ユラから唇を離し、横から抱きついてくるキラの唇を奪う。
 先にしたユラへの対抗からか、性格なのか、キラから舌を差し込んでくる。それに長い。
「ん、ちゅく……ぴちゃ」
 やりづらくはあったけど、ユラへの愛撫も忘れてはいない。
「あっ……や、やだぁ……気持ち、いいよぉ……」
 硬い乳首と、舌の花芽をコリコリといじってやる。
「んんぅ! それ、強い、ひぃうううう!」
 ユラの背が反る。快感が強すぎたようだ。
 そろそろいいかな? 俺の手はビチョビチョとまではいかないが濡れていた。
 キラから唇を離し、ユラをベッドに寝かせる。
「ユラ、いくよ」
 荒く息をついていたユラは、だけどしっかりとうなづいた。

328 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:17 ID:nLof5/Tw
「ん……んん!」
 モノがゆっくりとユラの中に入っていく。すごくせまくて、キツイ。俺まで痛くなってくる。
 だけど、気持ちよくもある。ともすれば猿のように腰を振りたくなる気持ちを押さえ、慎重に進む。
「く……うう、痛いよぉ……」
 それまでこらえていたのだろうが、我慢できなくなったのだろう。ユラが呻いた。
「ユラ、止めないぞ」
「ユラちゃん、頑張って」
 ハラハラしながら見ていたキラも応援する。
「お、願い……んんっ!」
 モノがユラの中で抵抗にぶつかり、そして突き抜けた。
「あああああっ!」
 モノ全部を包む暖かくやわらかいユラ。見れば、ユラの底からは一筋の血が流れていた。
「ユラ……入った」
「うん……ご、ごめん。まだ動かないで」
「ああ」
 目じりの涙をぬぐってやり、そのままで待機。腰を動かさないようにするのに精神力を使う。
 俺はふと思いついたことを、キラにささやいた。そして、
「ユラちゃん……」
「キラちゃん? あっ」
 キラがユラにキスをした。その手はユラの乳房へ。
「キラちゃん、何するの!?」
「痛いのをごまかすには、気持ちよくなるのがいいからね」
 代わりに俺が応えた。
「だからって、あん!」
「ユラちゃん……可愛い」
 さすが同姓だけあって、ポイントをつかんでいるようだ。キラの指がユラの感じるところを的確に捉える。
「あっ……はぁん! や、ああ……」

329 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:17 ID:nLof5/Tw
 俺も負けじと攻め入る。
 とはいえ、体勢が体勢なので割れ目に手を添えるぐらいしかできなかった。それでも十分だったけど。
「ん! あ、ああ……だめ、だめになっちゃうぅ……」
 何がなのかは男の俺にはわからないけど、もう大丈夫そうだな。
 腰を軽くゆすってみる。
「あ!」
 ユラが声を上げる。痛みの悲鳴ではなさそうだけど。
「ユラ、どう?」
「おなかが、ズンッって……。でも、気持ちいい……」
「じゃあ、動くよ」
「ああ! あ! ふあああ!」
 モノの前後に合わせてユラの嬌声が上がる。もう、大丈夫なようだ。
「ひっ! あ! は、はやい、よぉっ!」
 とは言われても、俺ももはや我慢の限界だったんだ。
「ユラちゃん、気持ちいい?」
「う、うん! 気持ち、気持ちいい!」
 一心不乱に俺は腰を振っていたが、キラとユラの絡みを見て、また思いついた。
「ひゃん!」
 俺にお尻を向けていたキラの割れ目を指でなぞる。
「な、何するの!?」
「この後はキラにもするんだからさ。一緒に楽しもうぜ」
 テンションが上がってるんだろうな。俺の性格が変わってるようだ。
「ひっ、くふっ!」
「あふっ……ふあああ!」
 暖かく柔らかい感触。さっきの手や口もよかったけど、なるほどこっちは格別だ。
 そちらだけに意識がいかないように苦労しながら、キラの割れ目に指を差し込む。

330 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:18 ID:nLof5/Tw
「ひゃああ!」
「キラちゃん……」
「む、うう!」
 俺に攻め立てられながら、ユラはキラにキスをした。
 うわ、双子レズ。すっげえドキドキする。
「ちゅ……む……」
「はあ……ん……」
 目を潤ませ、舌を差込み、夢中になっているようだ。
 ええい、俺のこと忘れてんじゃないか? 思い出させてやる。
「ひゃああん!」
「あっ、はあああ!」
 手とモノの出し入れを激しくする。二人はキスをやめ、快感に浸る。よきかな。
 とか言ってる場合じゃない。俺の快感もうなぎのぼりだ。
「ひっ、あっ、も、もう……!」
「あ、くる! 何か来るよぉ!」
「む……くっ!」
 キラとユラの中がキュッときつくなり、俺もまた熱い塊が爆発していた。
「あ、ああ……熱いのが入ってくる……」

331 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:19 ID:nLof5/Tw
「……って、ヤベッ! ごめん、ユラ。中に出しちまった」
 やばい、やばいぞ。さすがにまだ父親になる度胸も力もない。
「はあ……はあ……だ、大丈夫。今日は大丈夫な日だから」
 そ、そうか……よかった。
 ズルリとモノがユラの中から抜け落ちる。さすがに二連発で元気がなくなっているが、
「さあ、今度はキラの番だぜ」
「え、もう? ちょっと……休ませて」
 俺を振り向くキラの顔を見たらすぐに元気になってきた。
 なんつーか、とても色っぽくていやらしい、潤んだ瞳。
「ダーメ。最初に言ったろ? 俺は二人としたいんだから」
「あっ、やぁん!」
 ぐったりしてるキラの腰をつかみ、引き寄せる。
「このまま、いくよ」
「え、このままって? あ、んんっ!」
 モノの先端をキラの割れ目にあてがい、ゆっくりと差し込んでいく。
「あ、入ってくる……入ってくるぅ」
 異物の挿入に抵抗するかのように、キラの肉は押し返してくる。
 それでも押し進めていくと、かたく閉ざされた門にぶつかる。
「んっ、んっ……んぅ……!」
 こらえるようなキラの目じりに浮かぶ涙。やっぱり痛いのを我慢してるんだろうな。
「キラちゃん、力抜いて」
「ユラちゃん?」
 ぐったりしていたユラがキラに言った。
「力が入ってるとね、すっごく痛かったの。だから」
「う、うん」
 ユラの上で、キラが深呼吸した。そうすると、圧迫が多少緩んだようだ。
「キラ、もう一回いくよ」
「うん……ふっ、ううぅ」
 もう一度押し込む。今度は多少スムーズにいった。そして何か破れたような感触があった。
「あ、うう……」
 そしてとうとう、モノが全て飲み込まれた

332 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:20 ID:nLof5/Tw
 押し返してきていた抵抗が、今度は逆に飲み込んでくるようだった。
「キラ……」
「う、うん……入ったの?」
「ああ、全部入ったよ」
「うれしい……!」
 俺は体を曲げてキラ首筋にキスをした。
「キラちゃん、おめでとう」
 ユラがそう言って、キラの涙を舐めとった。
「今度は、私がキラちゃんを気持ちよくさせてあげるね」
「え、ひあ!」
 いつのまにやら、ユラが下方に移動し、キラの乳首を口に含んでいた。
「ん、はあ……ん」
「ね、あなたも……」
 ユラが俺を見る。う〜む、本気でスイッチ入ってるな。人のこと言えた義理じゃないが。
「んは、あっ、あっ!」
 後ろからキラの胸をもむ。
 乳首を強調するようにしてやると、俺の考えがわかったのか、ユラがそれを舐めた。
「やあ……おっぱい溶けちゃう……」
 すぐにキラも燃え上がってきたようだ。腰をゆすると、熱い声が聞こえる。
「ひぅ!」
 いい頃合だ。俺は腰の動きを速くした。
「ああっ……はぅっ! あん!」
 さて、俺はユラキラを平等に愛することに決めている。
 ってなわけで、片方の手をキラの胸から放し、俺のからだの後ろのほうに回す。
 ユラは下に移動してキラの胸を舐めているから、膝立ちのおれの脚の間からなまめかしい足が出ている。
「んくぅ!」
 不意打ちだったようだ。
 ユラのはまだ湿っていて、もしかしたら俺のもまだ入ってるかもしれないけど、指を突っ込む。
「な、何?」
「キラと同じこと言うな。もちろん、ユラにも気持ちよくなってもらいたいんだ」

333 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:22 ID:nLof5/Tw
「はうっ……ぅあん!」
「や、やめないでぇ!」
 おっと、腰の動きが散漫になっていたようだ。腰も指も、同時に動かす。
「ひぃぅ! あ、気持ち、いいよぉ!」
「はぁん! ああっ、うぅん!」
 ユラとキラの二重奏。世の中でこれが聞けるのは俺だけだと思うと、嬉しすぎる。
 三度目ということで、多少余裕のできてきた俺は、少し捻りを加えてみたりした。
「な、何!? ふぁ、あ、何か違う!」
「や、あ! ズルイ」
 感じる箇所が急にずれたためか、俺の下でのけぞる姉妹。背筋がゾクッとする。
 やばいぐらいに興奮する。ユラもキラも、俺のモノだ。
「っく……キラ、そろそろ」
「う、うん! 私も……大丈夫な、日ぃ」
 しゃべるのもつらそうなほど感じてくれている。
「はぅぅっ! だ、ダメ。もう……」
 ユラも同様だ。
 もちろん、俺だってともすれば失神するのではないか、ってぐらいに気持ちいいのだ。
『ああああああん!!』
「っく、おぉっ!」
 ユラが達し、キラが達し、モノが絞られて俺も達する。
 キラの中に欲望の塊を放出した。引き抜くと、赤と白の液体が流れ出てきていた。
 これまたエッチぃな。


334 名前:夜空にユラめくキラ星よ:04/04/20 16:23 ID:nLof5/Tw
 翌朝。
 目を覚ますとまだユラキラは眠っていた。最後のほうは記憶が曖昧だけど、裸でいる以外は普通に寝ていた。
 二人の柔らかい髪を撫でると、同時に目を覚ました。
「おはよう」
「……おはよう」
「……おはようございます」
 にっこり笑って言うと、まだ二人も笑って返してきた。すがすがしい。
 その後、シャワーを浴びたのだが、どうしてもとせがまれ三人で入った。
 さすがに行為にはおよんでいない。俺のモノは、まあ、朝だったから元気だったけど。
 朝食。二人に好き嫌いはないようなので、俺がハムエッグにトーストにコーヒーを作ってやった。
 尊敬のまなざしを向けられるのは気分がよかったけど。
 まあ、なんというかだ。
 恋人と、いや恋人たちと過ごした翌朝としては最上級の部類に入る時間を過ごせたわけだ。
 二人を家に送るために外に出ると、隣の人と目があった。
 会釈すると、隣人は親指を上にグッとつきたてた。
 しかし、出てきた女の子が二人だと見ると、今度は下につきたてた。
 まあ、夜遅くに隣からあえぎ声が聞こえて。しかも二人なんだから妬むわな。
 桜月家。ユラキラを送りにきた俺は、桜月さんに呼び止められ、箱を手渡された。
「まあ、注意はしておくように」
 箱の中身はゴムだった。
 いや、物分りよすぎるだろ。

 追記。ユラとキラに性行為を教えたのは学校の友人だそうだ。
 う〜む、お嬢様学校侮りがたし。

335 名前::04/04/20 16:26 ID:nLof5/Tw
やーっと終わりましたわ。長かった。
処女3Pなんてありえない話を考えるのがつらかったね。
今度は慣れてきてからの書く予定なのでよろしく。
いつになるかはわからんけど。
ちなみに今まで書いたやつ
沙羅双樹が22KB
薫菫が24KB
んで、ユラキラがなんと39KBだった。
おどろき。

336 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/20 20:07 ID:uj5EBELK
>>335
お疲れさまでした
泣かせ、萌えさせ、笑わせて、
長いけれどだるさは微塵もない良きお話でした。

337 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/20 20:19 ID:uj5EBELK
唐突に、

片方は普通の人間、
片方は幽霊・生き霊・アンドロイドな

完全設定無視パラレルきぼんしてみるw

338 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/21 14:36 ID:wvqj/3HB
お疲れさま
いや〜ええもん見せてもらいましたわ。
これに飽きずに次回も頑張ってください。個人的にはキラユラ第二Rきぼんです

339 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/21 21:51 ID:EgQWiBsz
シスプリ終わってからG's買うのやめてたけど…。
このスレ見ててまた火が点いたんで早速買いに行ってきます。





…あと、バックナンバー入手のあてってあります?

340 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:23 ID:ijHRpCpU
物分りの良すぎるオヤジさんにワロタ
オヤジさんにしてみれば親友の息子だから自分の息子も同然とでも思ってるのだろうか
で、娘達と結ばれて本当の息子になってくれれば
なんて思ってるといったところでしょうか

341 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/22 12:32 ID:zMLzMa2P
親父さん、二人と結ばせる為なら日本の現行法の枠組みを無視することも辞さない構えだな。

娘と息子(も同然)の幸せの為ならば法律など単なる足枷でしかない、といったところか。
なんて剛毅なお人なんだ・・・漏れは感動したぞ!
カコイイ!(*´∀`)

342 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/23 03:00 ID:O/LIgy5t
>>341
一夫多妻制の国の国籍を取れば問題なしの薬缶

343 名前::04/04/23 12:52 ID:WyK+rwYq
レスどうも。
色々と考えられてるようだけど、オヤジ殿は娘の幸せ以外は考えてない。
娘たちが幸せなら何だってよし、ってなもんで。

今後の予定。
沙羅双樹第:美術室で……(双樹ちゃんより沙羅ちゃんが――)
薫子菫子:教室で体操服……(ご、ご主人様――)
ユラキラ:雨宿りの部屋……(TシャツにYシャツだけ――)
どれから読みたい?
()の中は主人公のセリフの一部だよ。

344 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/23 14:13 ID:IveH3qUA
沙羅双樹が見たいです。
って、()の中は主人公のセリフって…
ご主人様…?

345 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/25 01:40 ID:4K2fyfUS
唐突に、

片方は普通の人間、
片方は幽霊・生き霊・アンドロイドな

完全設定無視パラレルきぼんしてみるw

>>337
337のこれってアリスソフトのSeeIn青の姉妹のようだと思った。
そんだけ。

俺は薫子菫子のご主人様が気になってしょうがない。

346 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/25 18:19 ID:5X/k5xlU
なぜか菫子薫子にえちぃ妄想を抱いてしまう漏れ・・・
というわけで御主人様ぁキボンヌ(*´∀`)ハァハァ

347 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/27 10:39 ID:y1YsS+aM
>343
もうどれかは書き始めてると思うけど、
沙羅双樹を希望したいっす。
なんか意味深な予告編ですね…




348 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/28 01:28 ID:9mkASHjq
ユラキラの雨宿りの部屋ってのが昨日からの天気で読んでみたい・・・
つーか、帰ってきたら自宅のベランダにYシャツが飛んできていたから思いついただけなんだが(w

349 名前:名無しさん@ピンキー:04/04/29 15:39 ID:O3/IaKHf
直接関係ないかも知れないけど、
ようやく声優が発表されましたね。

350 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/03 02:45 ID:Lox9TcmI
小学生保守

351 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/05 14:47 ID:FWjQEFUi
1さん応援保守!

352 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/08 13:35 ID:w7G/2//Q
連休明け保守…


353 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/09 01:48 ID:9BnvDEtt
モモーイ保守

354 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/15 16:54 ID:WP3GI1/6
保守。

エロっていざ書くとムズいね。

355 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/16 11:42 ID:5040BY9F
補習

356 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/17 16:53 ID:Zp7/UKY5
どうでもいいけど、隣りの部屋に住んでるヤツ、昼間からヤるなって!
壁薄いから丸聞こえなんだよ!
まさか相手はユラキラなのか!?俺も参加可能なのか!?
可能じゃないならやめてくれ!桃鉄大会を進行する上で非常に邪魔だ!
俺の隣りに座ってる、チンチン勃てる能力奪っちまう感じの顔した女友達も苦笑(微笑?)してるんだぞ!!

大変不愉快だ!



357 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:49 ID:rs76dD+D
保守、そりゃもう激しく保守

358 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/21 05:44 ID:b09RlJzw
モモーイ姉妹の尻を並べていぢくりつつ保守。

359 名前:1:04/05/22 04:50 ID:3i6fvb8P
1です。
いや〜、台風が近いですね。熱くなったり寒くなったり気温の変化が激しいです。
さ〜て、これからの1は。
日曜日警察の試験を受けてきます
来週は消防署です
書いてる暇はない!
の三本で〜す。
んがっくっく

360 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/22 11:12 ID:KirqF0Ms
>>359
頑張れ。

361 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/23 13:55 ID:2SD/cm6z
>>359 乙。

3ピー小説を書く警察官・・・萌える。萌えるねぇ・・・(*´∀`)ハァハァ

362 名前::04/05/30 22:05 ID:p9X/Oarn
試験終わったから書くぞー。
沙羅双樹が2
薫菫が2
ユラキラが1
微妙なところだから、この順で書いていくことにするのでよろしくです。

>>361
落ち着いてくれ。俺は男だから。

363 名前:名無しさん@ピンキー:04/05/31 08:49 ID:yuei57WG
まっとるます。

364 名前::04/06/03 03:54 ID:wBI3A9GJ
電撃でアニメ化が決定したと、しかも2種類もとあったが、
あいかわらず電撃のアニメは見る気が失せる絵柄だなと思う。
個人的な感想。

365 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/03 05:14 ID:I3UoT2X6
停滞してるな

366 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/08 10:30 ID:+AmEdzbt
>>364
電撃の方ってカタカナじゃない方だっけ?
正直金と人は一点集中の方が絶対いいもの作れるよなぁ。

367 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/12 17:18 ID:PsrqnYiO
双スジ保守

368 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/17 00:29 ID:KUipDhMN
過疎ですか。

369 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/19 22:35 ID:0cA05z/0
保父

370 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/20 20:59 ID:J3rUQ/at
おにいちゃん・・

371 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/22 01:23 ID:rsn+vzkt
おにいちゃ〜ん!

372 名前:おにいちゃん:04/06/22 01:48 ID:RWlx/Jke
…なんだい?

373 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/22 05:11 ID:gYjDyngG
今月の電撃G`sの小説、眼鏡っ娘が眼鏡外して美人騒ぎって今更それかよとか
おもいつつ、これで目をつけられた初恋が拉致&リンカーンされたりすると( ・ω・) =3
だなとオモタ。

374 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/23 01:16 ID:4OhgMz6o
1さんまだ〜

375 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/24 23:12 ID:9QJ7q6YD
ほしゅ

376 名前:名無しさん@ピンキー:04/06/28 15:39 ID:lBmJrnG1
アニメ始まったら活性化するだろうか。

377 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/02 09:04 ID:Xp9811DN
るるららのすじの味くらべをしながら保守。

378 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/04 08:42 ID:eIzst6vX
ふたご保守

379 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/04 10:56 ID:zJAurSg0
保守

380 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/07 22:44 ID:5UciiRUk
そして誰もいなくなった

381 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/09 01:28 ID:k3nXW9vd
1さんらだけに頼らず、誰か書け。お願いします。

382 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/13 06:52 ID:s/55IM4O
萌え狂いたい

383 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/17 14:24 ID:GJGQFxoA
保守。
……やっぱり神に比べてROMが多すぎるのか、ここ。

384 名前:1:04/07/20 15:36 ID:IraCUhsi
書くぞといいながら久しぶりですまん。
現在、沙羅双樹を書いてはいるけど、諸々の事情でいろいろとあって……。
とにかく、八月前には載せるので待っていてくれたら嬉しい。

385 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/20 20:01 ID:WMnuSFPo
(・∀・)イイヨイイヨ〜
1ヶ月以上見ないからどうしてるかな〜と思ってたけど、顔出してくれただけでも嬉しいよ。
待ってるから、無理せず頑張ってー。


386 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/21 09:30 ID:dlO9p/66
待っとるます

387 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/23 09:54 ID:9aJ4mtaf
捕手

388 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/25 10:28 ID:sPVP1RnK


389 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/26 23:45 ID:9Uh6ITQp
ふたこい

390 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/29 17:48 ID:Mln2hVNp
保守ってみる

391 名前::04/07/31 12:33 ID:PInSAu9y
今現在、Hの前まで書いてある。
ごめん、Hは八月まで待って。

392 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:05 ID:PInSAu9y
 白鐘双樹、白鐘沙羅の姉妹は俺の恋人たちである。
 これは冗談でもなんでもなく事実である。
 しかし、恋人公認の二股というのも少し違う。
 というか、彼女らから二股をかけてくれと言ってきたわけなんだ。
 公認というか、希望というか。
 まあ、最初はそりゃ慌てたさ。
 存在しか知らなかった、学校では有名な美少女双子姉妹がいきなり付き合ってくれときたもんだ。
 だけど、今では三角関係の矢印はどこを指しても双方向。
 相思相愛……三思三愛なんて造語をつくっちゃうさ。
 俺たちはこのまま順調に愛を育んでいけると思っていた。
 しかし、世界の修正なのか。周りは幸せ者を放ってはいてくれないのだった。


393 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:05 ID:PInSAu9y
 俺たちが三人で恋人付き合いをしていることは、すぐに学校中に知れ渡った。
 俺はともかくとして、先にも述べたが彼女らは美少女双子姉妹として非常に有名だったからだ。
 アイドルともいえる彼女らがいっぺんに、しかも同じ男と付き合うことになったのだから当たり前と言えば言

える。
 有名になると、注目される上にやっかみなるこの上なく厄介なものも漏れなくついてくる。
 代表的なものが根拠の無い噂だ。
 曰く、白鐘姉妹は俺に弱みを握られていて、むりやり俺と付き合っている。
 まあ、惚れた弱みってやつは握っているかもしれん。お互いに。
 曰く、すでにCまで進んでいて、同時にシテいる。
 これは表ざたにはできないが事実だからここでは触れない。
 そして、俺たちの間にちょっとした騒動を巻き起こした噂がこれだ。
 曰く、『俺の本命は姉妹のどちらかで、もう片方とはお情けで付き合っている』




394 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:06 ID:PInSAu9y
 ある放課後。部活が久々の休みなので、俺は教室で友人たちと雑談をしていた。
 そこへ、級友が俺を呼んだ。
「お兄さん、お呼びだぜ」
 ニンマリとでも言えば良いか。そんな笑みを浮かべたそいつの頭を軽くはたき、礼を言って廊下へ出る。
 級友らが俺をあのように呼ぶとき、その相手は決まっている。
「こんにちわ、お兄さん」
 白鐘双樹。俺の恋人、白鐘姉妹の姉である。
「おす、双樹ちゃん」
 俺はある意味、この娘の笑顔が苦手だ。なぜなら、ともすれば緩みきった笑みを浮かべてしまうからだ。
 鼻の下が伸びないよう、気合の入った笑顔で応える。
「どうしたの? 今日は何か用事があるんじゃなかったっけ?」
 俺と彼女らは用事が無い限り大概一緒に帰っている。
 俺と沙羅ちゃんは部活、双樹ちゃんは沙羅ちゃんの付き添いで、帰る時間は同じであるからだ。
 だけど、昨日下校時の会話で、二人は何がしかの用事があるようだったので、今日は一緒に帰れないはずだっ

たが。
「はい。でも双樹のほうは終わったんで、もしお兄さんがよかったら沙羅ちゃんのところに行きませんか?」
「ああ、かまわないよ」


395 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:06 ID:PInSAu9y
 友情より愛情を取るのか、とわざとらしくむせび泣く友人らに、にっこりと当たり前だろと別れを告げ、独り

身どもの怨嗟の悲鳴を尻目に俺たちは美術室へ向かった。
 沙羅ちゃんは美術部に所属している。
 俺も数えるほどしか見たことは無いけど、彼女の実力はなかなかのもの

だと思う。
 俺のような美的感覚のかけらも無い素人が、恋人というひいき目を抜きにしても、だ。
 そんな沙羅ちゃんが一番多く題材としているのが、双子の姉双樹ちゃんである。
 沙羅ちゃんは、双樹ちゃんも絵を描くのも好きなのだから、それも頷けるというものだ。
 残念ながら俺はまだ描いてもらっていないので、ちょっと寂しかったりする。
 さて、美術室に着き、俺たちが入ると、何でだか沙羅ちゃんしかいなかった。
「ヘイ、沙羅ちゃん。なぜに君は一人なのさ」
 珍妙な言い回しで尋ねると、双樹ちゃんはクスクスと笑い、沙羅ちゃんは呆れたような顔で応えてくれた。
「……今日は部活休みだからな」
「ほう。なら、なぜに君はキャンバスに向かっているのさ」
 言う俺にカンバスだ、と訂正する。どうやらこだわりがあるらしい。どっちも正しいのに。
「別に私は部活だから絵を描いてるわけじゃない。描きたいときに描くんだ」
 その心はすでに画家である沙羅ちゃんだった。
 感心して美術室を見渡すと、沙羅ちゃんの前には何も無かった。何を描くつもりなんだろう?
 訝しがる俺に、沙羅ちゃんが心なしかいつもより優しげな声で言った。
「おまえと、双樹を描きたいんだ。そこに座って」
 俺と双樹ちゃんを? おお、そうか。とうとう俺を描いてくれるのか。
「やったぁ! お兄さんと一緒だ」
 このとき俺は、嬉しさのあまり沙羅ちゃんの選択に気づいていなかったんだ。


396 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:07 ID:PInSAu9y
 構図は、イスに腰掛ける俺の腿に双樹ちゃんが座るという形に落ち着いた。
 そうして待つこと二時間ほどだろうか。木炭でデッサンをしていた沙羅ちゃんが、手を休めた。
「下書きが終わったから、絵の具を用意するまで休憩していいよ」
「ん、了解。しっかし、モデルがこんなにつらいものだったとは」
「あはは、お兄さんじっとしているの好きじゃないもんね」
 まあ、それもあるんだけど。
「いくら双樹ちゃんが軽くても、長い間乗られてるとさすがにしびれてくるよ」
 腕枕したときみたいにね、と付け加えると、二人して真っ赤になってしまった。(前作参照のこと)
 真っ赤になったままの沙羅ちゃんがガチャガチャと画材の準備をしている。
 ちょっと興味があったので近寄って見ると、それらは全てかなり使い込まれているようだった。
 パレットには様々な色が乗っていて、絵の具も……ん?
「あ、これ俺がプレゼントしたやつだね」
 この絵の具は彼女らの誕生日に、沙羅ちゃんへあげたものだ。(これまた前作参照)
「あ、ああ。もらったからには使わないとな」
「そっか、嬉しいよ。誕生日プレゼントに消耗品をあげるってのはどうかと思ってたけど、使ってくれれば甲斐

があったってもんだ」
「ふふふ。でも、沙羅ちゃんてば、最初使うか迷ってたんですよ」
「あ、双樹!」
 俺が眉をひそめて二人を見やると、双樹ちゃんが笑っていた。
「使おうか、それとも取っておこうかって?」
「……そうだよ。なんか、もったいない気がして」
 ふてくされた顔で沙羅ちゃんがそっぽ向き、双樹ちゃんがまた笑う。
 俺たちがいると、だいたいこうなる。それがとても楽しいんだ。
 これがいつまでも続くと、そう思っていたんだけど……。

397 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:07 ID:PInSAu9y
 沙羅ちゃんが絵の具を使用しはじめて一時間ほど。時刻は六時近くになっている。
 今は夏だから最終下校時刻は七時。あと一時間ぐらいかと気づいたときに、沙羅ちゃんに尋ねてみた。
「なあ、沙羅ちゃん。そういや、なんで俺を、っつーか、俺も描いてくれる気になったの?」
「どういう意味ですか?」
 いきなりの俺の質問に、双樹ちゃんが俺を見上げた。
「ほら、先週だっけ。俺も描いて欲しいなーって言ったら、描いてくれなかったじゃないか」
「そう言えば、そんなこと言ってましたよね」
「でしょ。嬉しいんだけどさ、なんか急だなって思って。で、何か心境の変化でもあったの、沙羅ちゃん?」
 沙羅ちゃんを見やると、気のせいか、無表情を装って筆を動かしているように見えた。
「……別に、描いてもいいかな、って思っただけだ」
「そう思ったきっかけみたいなのはないの?」
「……」
「沙羅ちゃん?」
 黙ってしまった沙羅ちゃんの顔を双樹ちゃんが伺うようにする。
「双樹、動くな」
「う、うん……」
 なんだろう。やっぱり少し変だ。
 俺の質問で場の雰囲気は冷めてしまい、時計の針の動く音しかしなかった。
 すごく気まずいんだけど、それでも俺は気になったんだ。
「沙羅ちゃん」
「……」
 俺の問い詰める言葉の強さに、沙羅ちゃんは筆を置いた。
 その思いつめたような雰囲気に、俺と双樹ちゃんは沙羅ちゃんの隣に腰を下ろした。
 何やら言いづらそうに俯いていた沙羅ちゃんだが、決心した表情をあげた。
「もう、終わりにしないか?」


398 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:08 ID:PInSAu9y
 一瞬なんのことなんだかわからなかった。何せ主語がなかったからな。
 でも、すぐに俺たちの関係のことなんだと気づいた。
「な、何言ってるの、沙羅ちゃん!?」
 俺が声を出す前に、双樹ちゃんが叫んだ。
「もともと無理があったんだよ、三人で恋人付き合いなんて」
 どこを見ているのだか。沙羅ちゃんは俺も双樹ちゃんも見ていなかった。
「私は双樹のオマケだったんだから、別にいいんだ」
「そんなのだめだよ! 三人一緒じゃないと、だめなの!」
 双樹ちゃんが沙羅ちゃんにすがりつく。それでも沙羅ちゃんは頑なだ。
「これでいいんだよ、双樹。おかしかったことが正常な形に戻るんだから」
 そんな沙羅ちゃんに何か感じたのか。双樹ちゃんが沙羅ちゃんの目をじっと見る。
「……沙羅ちゃん、それ、本当に沙羅ちゃんの考えなの?」
「……」
「誰かに、何か言われたんじゃないの?」
 双樹ちゃんの目の圧力に、沙羅ちゃんは負けた。ちなみに俺も双樹ちゃんには全敗中だ。
「私はいいんだ、別に。でも、双樹が陰で何か言われるのが我慢できない」
 沙羅ちゃんが吐き出すように続ける。
 彼女の友人が、噂を聞きつけたのだという。
 簡潔に言えば、俺が姉妹のどちらかが好きなんだけど、三人で付き合ってくれということだったから、
 それを隠していやいや付き合っている、という噂だ。
「双樹の想いが穢される、っていうのかな。嫌なんだ。双樹がどれだけ好きなのか知っているから」
 俺をチラと見る。目が合ったのは一瞬だったけど、なんだかその目はいつもの沙羅ちゃんじゃない。
「だから、少なくとも私がいなくなれば噂はなくなるだろうって思ったんだ」


399 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:09 ID:PInSAu9y
 沙羅ちゃんの独白が終わり、美術室にはまたカチカチと音が響く。
「沙羅ちゃんは三人で過ごした時間は、楽しくなかった?」
「……楽しかったよ」
 膝の上でギュッと手を握り、沙羅ちゃんから目をそらさず、問いかける双樹ちゃん。
「お兄さんのことが、好きになれなかった?」
「……双樹ほどじゃないけど、今は好きだよ」
 今の答えはちょっと複雑。
「お兄さんに抱かれたとき、どんな気持ちだった?
 私がお兄さんに取られちゃうのが嫌だって理由だけで抱かれたの?」
「……そんなこと、ない。少なくとも、その……あげてもいいぐらいには好きだった」
 女の子の気持ちは俺にはわからんけど、それってかなりのレベルの好意なんじゃないか?
「だったらどうして、お兄さんから離れようとするの?」
「……」
 それまで言いよどんではいたものの、質問には答えていた沙羅ちゃんがつまった。
 でもやっぱり、双樹ちゃんには勝てないんだろう。
「沙羅ちゃん」
「……私は双樹が幸せならそれでいいんだ。私がいなくなればコイツを占有できるんだから、いいじゃないか」
「沙羅ちゃん! 私がそれで喜ぶと思ってるの!?」
 めずらしく声を張り上げる双樹ちゃん。
 このまま放っておいたら、沙羅ちゃんをひっぱいてしまうかもしれないと思わせるほどの剣幕だ。
 だけど沙羅ちゃんはやはり頑なで、というより意固地になっているのかもしれない。
「もう決めたんだ。それに、コイツだって何も言わないんだから納得してるんじゃないのか」
 と、俺のほうを見やる。
「お兄さん、何か言ってください」
「俺? 何かって、沙羅ちゃんのことについてか?」
「はい、お兄さんは沙羅ちゃんが離れていってもいいんですか?」
「沙羅ちゃんが決めたことなら、俺がとやかく言うことはないよ」


400 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:10 ID:PInSAu9y
 俺の言葉に、二人とも驚いた顔をする。驚いた顔はすぐにショックを受けた顔になった。
「お兄さん……」
「コイツもこう言ってるんだ。だから、いいじゃないか。それに、私より双樹のほうが付き合いやすいだろ」
 意固地でもないな、自棄になってるってのが正しそうだ。
「この絵は今日を最後に付き合いをやめようって思ったから、記念に描こうって思ったのかな?」
 俺が絵を覗き込みながら尋ねると、沙羅ちゃんは暗い表情で頷いた。
 絵は確かに上手い。だけど、な。
「ふーん……なら、いらねーや」

401 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:11 ID:PInSAu9y
 そう言うと、泣きそうな顔で俺を見ていた双樹ちゃんも、うなだれていた沙羅ちゃんも、目を見開いた。
「もう、沙羅ちゃんの言いたいことも、双樹ちゃんの言いたいこともないかな?
 だったら俺の言いたいことを言うぜ」
「え? で、でもとやかく言うことはないって……」
「沙羅ちゃんが決めたんだったら、よく考えたんだろ。だったら、それについては俺は言うことはない。
 今から言うのは俺の意見だよ。それを聞いて沙羅ちゃんが意見を変えようが変えまいが、それは自由だよ」
 改めて腰をかけなおし、二人に向き直る。
「あの……お兄さん怒ってる?」
 む、語尾がちょっと強かったのがバレたか。
「んー、まあ怒ってるっちゃ怒ってるかな。俺に」
「自分に?」
「そ、俺に。なんつーか、沙羅ちゃんにそんなこと考えさせちゃったんなら、俺の器が足りてないのかなって」
 二人と付き合うなんて、相応の器でないと難しいんだと常々思っていた。
 まあ、失敬な言い方をすれば二人を同じように満足させられるか、ってことだろうか。
 それができてなかったんだなって、悔しいのと同時に情けない。
 沙羅ちゃんを見ると涙ぐんだ目でこちらを見ていて、小さくそんなことない、と呟いたようだった。
「誰に何言われても動じないぐらいに俺に惚れさせてやれなかったんだなって。……凄いこと言ったな、俺」
 呆気に取られている二人だった。俺も自分で言って呆れたぞ。
「ま、それはともかくだ。とやかく言わないと入ったけど、間違いは直したほうがいいよな。
 沙羅ちゃんが離れたら噂が消えるかっていったらそんなことはないぞ。今度は別の噂が流れるし。
 それも沙羅ちゃんに同情的で、双樹ちゃんに攻撃的なのが」
「な、なんで!?」
 それは考えてなかったのか、沙羅ちゃんは妙に焦っていた。
「そりゃ、周りがどう見るかって言ったらさ、双樹ちゃんが沙羅ちゃんから俺を奪ったように映るだろうさ」
 黙ってしまった沙羅ちゃん。考えが浅かったようだね。
「そうなったら、双樹ちゃんにも沙羅ちゃんにもつらいんじゃないか?」
「そんな……だったらどうすれば……」
「そりゃ、君が決めることだよ。噂なんて七十五日すれば無くだろうけどさ」


402 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/07/31 13:11 ID:PInSAu9y
 うつむいてしまった沙羅ちゃんの肩を双樹ちゃんが抱きしめる。つらそうだな、二人とも。
「まあ、またさておきだ。嫌だぞ、俺は。沙羅ちゃんがいないのって」
 あごに手をやって、沙羅ちゃんの顔を上げさせ言ってやる。
「俺たちにからかわれてふてくされたり、
 双樹ちゃんと手をつないでる俺におずおずと手を差し出してきて、
 いつまでたってもキスすると真っ赤になっちゃって」
 思い出して笑う俺を、涙ながらに睨みつける沙羅ちゃん。その隣では双樹ちゃんも笑みを浮かべている。
「俺は嫌だぞ。そんな沙羅ちゃんがいないのは、嫌だ」
「なんて、ワガママ」
 もう堤防が決壊しそうな瞳をぬぐってやると、沙羅ちゃんは俺に抱きついてきた。
「そ、俺ワガママなの。知らなかった?」
 ポンポンと頭を叩いてやる。子供みたいだ。
 そんな俺たちを慈愛に満ちた表情で見つめる双樹ちゃん。ちょいちょいと手招きをしてやる。
 双樹ちゃんは実は自分を押し殺してしまうところがあるからな。
 そんな双樹ちゃんも、俺は抱きしめる。
「もちろん、一緒に沙羅ちゃんをからかったり、俺と会うと花が咲いたように笑ってくれて、
 俺までつられて笑っちゃって、キスするととろけたような顔になっちゃう」
 双樹ちゃんの堤防はもう決壊していた。
「これだけは言っておく。というか、むしろ誓いかな。
 双樹ちゃんより沙羅ちゃんが、沙羅ちゃんより双樹ちゃんが好きだなんてことはない」
 あの噂には 失敬なと言いたい。
 俺は二人を差がつけられないほどに愛しているし、二人にイカレてしまっている。
 それぞれ長所も短所もあるし、直して欲しいと思うところもないわけではない。
 だけど、俺は声を大にして叫ぶことができる。そういったもの全て含めて、
「俺は白鐘双樹、白鐘沙羅を愛している。だから、俺がどれだけ二人のこと好きなのか、わからせてやる」


403 名前:1:04/07/31 13:13 ID:PInSAu9y
とりあえず、ここまでで許してくださいな。
Hシーンは本当に書くのが難しい。
遅くとの明日か、明後日には書ききるから。

404 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/31 17:26 ID:m6Kzvzd5
1さんGJ
思わず1から全部読んでしまったよ。

昔、ギャルゲ板に投下して未完のままだった白鐘姉妹のSSを一気に書き上げちまった。
えろえろオンリーで主人公にはまったく個性がないけど、そこらへんはカンベンなっ!


405 名前:双樹をくらわば沙羅までよ1:04/07/31 17:31 ID:m6Kzvzd5
沙羅は目の前の光景に呆然としていた、
(なにをしている?)
ベッドの上では一組の男女が交わっていた、あぐらをかいた男の上に少女がまたがり
一心不乱に腰を動かしている。
粘膜と粘液のこすれる音、オスとメスの匂い、そんなものが双子の部屋に充満していた。
(たしか…一緒にお茶会をしていて…そしたら急に眠たくなって…)

「あぁぁぁ、いいぃぃ!おまんこ気持ちいいよぉ!おしりのあなもぉ!アナルもいじってぇぇっ!」

突然、少女の可憐な唇から信じられないような卑猥な言葉が漏れる。
その言葉を聞いて、怒りと羞恥で沙羅の顔は赤く染る。
(あいつ…私の双樹に…なにをしている!)

ギシッ

その時、沙羅は自分がイスにしばりつけられていることに気がついた、
普段着のまま股を広げられるように固定され、両手も背もたれに縛られ、さらには口にボールギャグがはめられている。
(やめろっ!はなれろっ!双樹からはなれろっ!)
そう叫びたいのに口からはうめき声だけが漏れるだけ、身体は芋虫のようにしか動かない
そのまま最愛の姉の痴態を見続けることしかできなかった。

406 名前:双樹をくらわば沙羅までよ2:04/07/31 17:32 ID:m6Kzvzd5
「おにいさんのおちんちん、もっとぐりぐりしてぇ!いっぱいかきまわしてぇっ!」
双樹の腰がうねり男のペニスから精液を搾り取ろうと淫らに動く、
男は低くうめき声をあげながら自らの爆発を納めるように双樹の腰を押さえ込む。

ふと、男と沙羅の視線が絡み合う。
「双樹ちゃん、沙羅ちゃんが目を覚ましたよ」
男が双樹の耳元でささやく。
「あっあっあぁぁっ、沙羅ちゃんっおはよお…ひゃぁっだめっおにいさんっうごかしちゃだめぇっ!」
「ほら、もうイってもいいよ双樹、沙羅の目の前でイくんだ」
男は双樹の小さくて柔らかなヒップをつかむと双樹の秘所を蹂躙するかのようにペニスを打ち付けた。
「おちんちんっおちんちんいっぱいぃっいっいっいひっ…いぃぃっいぐっいぐぅっ、いっちゃいますぅっっ!」
「くっ、うっ、ぐぅっ双樹ぅっ!」
「あっあはっだしてぇっ、おにいさんのせーえき、せーえきちょうだいぃぃっ!」
男と双樹がお互いの身体を抱きしめあい、双樹が男の胸板に歯を立てて絶頂を噛みしめる。

どくんっどくんっどくんっ!

噛まれるのを合図にするかのように、男の熱い精液が双樹の秘所を満たしていった。
「ふあぁ…あ…ああぁ…せーえき…いっぱいぃ…」
双樹はひとしきり快楽にふるえるとぐったりとベッドに沈んだ。

407 名前:双樹をくらわば沙羅までよ3:04/07/31 17:32 ID:m6Kzvzd5
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「くっ…うぅ…」
双樹の中から男はゆっくりとペニスを引き抜き、双樹の顔にぴちゃぴちゃとペニスを突きつける。
「さて、おちんちんはちゃんと綺麗にしないとね、双樹ちゃん」
「はぁ…はぁ…はぁい…おにいさんのおちんちん…キレイにしますぅ…」
まだ絶頂の快楽が残る中、双樹は男のペニスを口に含み、舌と唇で自分の粘液と男の精液をすすりとっていく。
それまで呆然と二人の睦み合いを見ていた沙羅が急に暴れ出す。
「んー!むぐっ!ぐんんぅっ!んーー!!(やめろ!双樹っやめてくれ!やめろー!)」
沙羅が何かを叫んでいるが双樹は気にもとめずに男のペニスを綺麗に掃除していく…
「んあ…はぁ…ちゅっ…せーえき、まだ残ってます…ん…ちゅぅ…ちゅぷっ…」
双樹は男のペニスを愛おしそうにしゃぶりつづける、その行為がどれだけ沙羅を傷つけるかも知らずに。
「ふぅ…双樹、おいしいかい?」
「はいっ、おにいさんのおちんちんとってもおいしいですっ!」
童女のように笑いながら、再び双樹はペニスを口に含み、一心不乱にしゃぶりつづける。
男は愛おしそうに双樹の頭をなでながら笑う。

「さてと…双樹、そろそろ沙羅の口枷を取ってあげなさい」
「んぁ…あ…はぁい…あれ…?沙羅ちゃん…?」

沙羅は泣いていた、両目から大粒の涙をぽろぽろとこぼし、ボールギャグからは嗚咽の声が聞こえた。


408 名前:双樹をくらわば沙羅までよ4:04/07/31 17:33 ID:m6Kzvzd5
「沙羅ちゃん、泣いちゃダメだよ…」

双樹は優しく唇で沙羅の涙をぬぐい、ボールギャグを外す
それが沙羅にとってはたまらなく悲しかった。

「ごめんね…おにいさんを独り占めにされたと思ってるんだね…」
「違う、違うよ…双樹ぅ…どうして…こんな…ひどいこと…されて…」
「ひどいこと…?」
「だってっ!あの男に、あ、あんなことされてっ!」」
「あんなことって…セックスのこと?」
淫蕩なものが、双樹の瞳の奥で光る。
「そ、そうだっ、それにあんな…汚いモノを口で…不潔なっ!」
その瞳に飲まれそうになりながら、沙羅は怒り混じりの言葉を返す。
双樹はその顔を見ながら、ゆっくりと、思い出すかのように語り出した…

「全然いやじゃないよ…おにいさんとセックスするのって…とっても気持ちいいから…
 おててやおくちで、おちんちんにご奉仕してるとね…身体の中からきゅーって熱くってなっちゃって…どれだけでもできるの…
 ううん、おにいさんとセックスしてからはね、おにいさんの側にいるだけで気持ちよくなっちゃうの」

うっとりとした表情のまま、双樹は自らの秘所に手を伸ばす…


409 名前:双樹をくらわば沙羅までよ5:04/07/31 17:33 ID:m6Kzvzd5
「そうだ、この前みんなと一緒にデートしているときにね、
 くっついてるふりをして…おにいさんの手でオナニーしてたんだ、気づいてた?
 あの時はどうやっておにいさんと二人きりになるかって、そんなことばっかり考えてたんだ…
 結局、どうしても二人きりになれなくて、帰ってから一人でしちゃったんだけど…
 うふふ、生まれて初めて沙羅ちゃんのことを恨めしく思っちゃった…んぁ…」

秘所をかきむしるかのように双樹の指は差し込まれ、その中で蠢き、
先ほど注ぎ込まれた精液を掻き出していく。

「あ、知ってる?おしりのあなもすごく気持ちいいんだよ?おにいさんに教えられちゃって…
 今も…おしりにプラグが入ってて…おなかのなかがすごい気持ちいいの…はぁ…んむ…」

自分の指で掻き出した精液を双樹は美味しそうにすすり、太股をこすりあわせて先ほどの快感を思い出す。
想像以上の姉の痴態に沙羅は恐ろしさを感じる、あいつはいったいなにをしたんだ!と。

「そん…な、双樹…あいつとつきあいだしてから変だって思ってたけど…そんな…ことまで…」
「んぷ…うふふ、今までずーっと我慢してずーっと隠してたけど、
 今日でおしまい…双樹ちゃんも…これで”恋人”だよ?」
双樹と沙羅の唇が重なった。


410 名前:双樹をくらわば沙羅までよ6:04/07/31 17:34 ID:m6Kzvzd5
「んむっ…ん…ん…っ!んぅっ!んぁ…」
「ちゅっ…ちゅぷっ…ん…はぁ…」

双樹の唇が淫猥に蠢く、いや、双樹の唇が沙羅の唇を貪るように蠢く
そのまま食べてしまうかのように唇を噛み舌を口内に差し入れ、唾液をこそぎとっていく…

「んっ…んあ…はぁ…はぁ…沙羅ちゃんの唾液…あまくておいしい…おにいさん…んふぅ…」

双樹は男と絡み合うように唇を重ね合わせ、沙羅の唾液を二人で分け合う。
その光景から必死に目をそらす沙羅だったが、二人のキスを視界に捉えてから
目から離せなくなったことに少し驚いていた。

「んむ…ぷは…うん、二人の唾液が混ざってすごく美味しいよ、双樹」
「うふふ…おにいさん…ねぇ、沙羅ちゃんにも…」
「ふむ…そうだな双樹、そろそろいいだろう」

男はシャツのボタンを外し、ブラをめくりあげる。

「へぇ、ブラのデザインも双樹と一緒なんだな」
「そうなんですよぉ、おそろいなんです♪」
「ふぅん…お、沙羅の乳首はちっちゃくて可愛いなぁ…」
「うっ…やめ…ろぉ…」


411 名前:双樹をくらわば沙羅までよ7:04/07/31 17:34 ID:m6Kzvzd5
弱々しく抵抗する沙羅の胸に二人の両手と口が殺到した。

舐めて
「はぐぅっ、す、すっちゃだめだ…っ」

ねぶって
「つ、つねちゃやだっ、のびちゃうぅっのびちゃうよぉっ!」

しゃぶって
「はぅ…う、あ…いいよぉ…はぁ…」

噛んで
「んっ…噛むなぁ…なぁっ…おねがい…噛まないで…くだ…さい…」

そのまま30分ほどかけて二人は沙羅の乳房を弄ぶ。

「はぁ…はぁ…はぁ…お願い…もう…ゆるして…」
「えー、沙羅ちゃんほんとはもっとしてほしいんでしょ?きもちいいんでしょ?」
双樹が沙羅のスカートをめくりあげる、そこは下着の上からでもわかるほど沙羅の秘所から溢れ出ているものがあった。
「あっ…だめ…やめて…双樹…」
「ほら、やっぱり…おにいさん、そろそろいいと思うんだけど…」
男は沙羅を椅子から解放してやり、力の抜けきった沙羅をベッドの上に横たえさせる。


412 名前:双樹をくらわば沙羅までよ8:04/07/31 17:35 ID:m6Kzvzd5
「はぁ…はぁ…お願いだ…こんなの…こんなのやだよ…せめて…双樹に…見られたく…ない…」

沙羅は快楽に喘ぎながら弱々しく懇願する。
無論、二人の捕食者はそんな懇願を聞き入れない。

「今更なにをいってるんだい沙羅ちゃん?」
「そうですよ、これから…おにいさんに…ちゃんと恋人にしてもらうんですよ…」

二人がかりで抵抗できぬまま沙羅の服は全て剥がされる。
後ろから双樹にかかえられ、太股を大きく広げられた沙羅は自分の淫らな炎に
じりじりと焦がされるように蠢く。

「ああぁ…沙羅ちゃんのここに…ここに入るんですよ…」

クチュリと音を立てて双樹は沙羅の秘所に指を突き立てる。
「ひゃうぅぅっ!あっ…だめっ双樹っ!やめっやめぇ…あっはぁ…っぐっうっ」
双樹に無理矢理指で感じさせられ、沙羅は指が動くたびに身悶えを繰り返す。
「うふふっ、ね、沙羅ちゃん、早く一緒になりましょ…ね?ね?」
双樹は指をさらに増やし、沙羅の秘所をかき開くように蠢かす。
「ひぅっ…あ、ゆ…ゆるしてぇ…おねがい…だからぁ…」



413 名前:双樹をくらわば沙羅までよ9:04/07/31 17:36 ID:m6Kzvzd5
「…そろそろ、よさそうだね」
おもちゃで遊ぶように沙羅をいじり回す双樹を制すように男が言う。
少し興奮気味の双樹が沙羅のまだ幼い秘所を両手で開く。

「はい、おにいさん、私の大事な大事な沙羅の…処女を貰ってください…」
「あぅ…あぁ…双樹ぅ…だぁ…めえ…」

男は沙羅に覆い被さり…ゆっくりとペニスを挿入していく。
半月状の処女膜が男のペニスで広げられ…裂けた。

「くあぁああああ…あっあっあっあっ…あぁぁ〜〜!!」
「あぁ…おめでとう沙羅ちゃん、やっとおにいさんの恋人になれたんだよ」

快楽と痛みと絶望にも似た奇妙な感情の中、沙羅は愛する姉の囁きを聞いた。
「沙羅ちゃん、おにいさんのおちんちん、すごいでしょ?
 おにいさんのおちんちんが二本あったら、二人とも一緒になれるのにね。
 ああ…羨ましいなぁ…嫉妬しちゃうよ…」


414 名前:双樹をくらわば沙羅までよ10:04/07/31 17:37 ID:m6Kzvzd5

男は沙羅の中をゆっくりと前後に動く、双樹は妹の流す涙を舐めとりながら
ゆっくりと優しく両手で乳房を愛撫していく…
「はぁ…はぁ…あぁっ」
「あぁ気持ちいいよ、沙羅ちゃん、これでやっと三人で楽しめられるね」
「おにいさん、沙羅ちゃんもおにいさんと一緒になれて、嬉しいみたいですよ
 ほら、こんなに乳首がおっきくなってる…ちゅ」
「ああ、ほんとだな…んむ」

二人は沙羅の乳房にむしゃぶりつく、敏感になっている乳首をなめ回され
沙羅は背筋を反らして快楽の声を上げる。

「あっあっやっやぁああ…しゃぶっちゃ…だめぇっ」
「うそついちゃダメです、気持ちいいことも、おにいさんに対する気持ちも…
 うそをついちゃダメなんだよ…沙羅ちゃん…」
双樹は罰するように沙羅の乳首を強く咬む。思わぬ痛みに身体が跳ね、ベッドが軋む。

「あぁぁっぅっ、痛いよぉっ、ちぎれちゃうよぉっ」

415 名前:双樹をくらわば沙羅までよ11:04/07/31 17:37 ID:m6Kzvzd5
「ね、沙羅ちゃん、ホントの事言って…いま、ホントにしたいこと言ったら許してあげる…」

男が心配そうな顔をして沙羅の顔をのぞき込む、それまでの捕食者の顔ではなく
ほんの数時間前の「優しいおにいさん、双樹の…私の好きな人の顔」を。

挿入されたまま、男の瞳を見つめ、沙羅は言葉をはき出す。

「あぁ…お、おにいさん…お願い…キスして…私だけを見て…キスして…」
「ああ、わかったよ…沙羅」

双樹といっぱいキスした唇、沙羅の乳房をいっぱい汚した唇、でも一番好きな人の唇。
優しい、恋人のようなファーストキスをした瞬間、沙羅は静かに達した。

「わぁ…」
双樹が感嘆するような声をだす、双子だからか、その様子を見ていたからか
彼女は沙羅が達するのを感じていた。

「すごいや沙羅ちゃん…おにいさんとのキスでイっちゃったんだね」
「こ、これが…イっちゃう…って…感じなんだ…」

惚けたように沙羅がつぶやく、好きな人のペニスを挿入されたまま
両手と両足を男の背中に絡ませる。

「ああもう…沙羅ちゃん、俺もう我慢出来ないよ!」
「あっやっ、ま、まだ…うごいちゃ…ひゃうっ」

男は沙羅の制止も聞かずに乱暴にペニスを動かす、そのたびに沙羅の秘所から
密があふれ、ベッドをぬらしていく。腰にからみついて離れない沙羅の両足
男の背中に幾筋もの線をつくる沙羅の両手、その全ての行為が快楽に感じる。


416 名前:双樹をくらわば沙羅までよ12:04/07/31 17:39 ID:m6Kzvzd5
「沙羅ちゃん…出すよ…中に…出しちゃうよっ」
「ああっあっ…お、おっきくなるぅ…」
ずっと我慢していたのであろう、男の2度目の射精は1度目のそれよりも
大量の精液が沙羅の胎内にぶちまけられた。

「あ、熱い…熱いよ…」

沙羅の中からゆっくりとペニスが引き抜かれる、溢れた精液と血がベッドに染み込んでいく。

「ああ、おにいさん、沙羅ちゃん…今日ほどうれしい日は…ないです…」
「…双樹ちゃん…あ…」
「まだ、大丈夫でしょう?おにいさんと沙羅ちゃんが愛し合ってるところ見てたら…
 私もう我慢が出来なくなっちゃって…」

背後から伸びた双樹の両手が男のペニスを優しく包む。
三人の恋人の夜は終わらない。

417 名前:双樹をくらわば沙羅までよ13:04/07/31 17:40 ID:m6Kzvzd5
−−−

いつものデートの帰り道、まるで夕食のメニューを訪ねるように双樹が言う。

「おにいさん…今日は…私がおくちで綺麗にしますから、沙羅ちゃんにいっぱい注いでくださいね♪」
「ああ、わか…」
「だっだめだっ!口で…ご、ご奉仕するのは、私の役目だからなっ!」
「へぇ…沙羅ちゃんはそんなに口でしゃぶるのが好きなのかい?」
「あ、それは…その…あ、あの双樹…ゴニョゴニョ」
真っ赤になりながら沙羅は双樹に耳打ちする。

「…うふふ、おにいさん、沙羅ちゃんはね、おにいさんのをおしゃぶりしながら
 私におしりをいじめられたいんですって」
「あ、ば、ばか!違うよ、そんなんじゃない!」
「そうか、沙羅ちゃんはおしりの方がいいのかぁ…意外だなぁ」

男は沙羅のスカートの上から軽くアナルプラグを叩く。

「ひうあぁっ…あっ、そ、そうなんだっ、二人におしりを…いじめてほしいんだっ」

沙羅は二人の腕をぎゅっとつかんで軽く達した。

(終)


418 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/31 17:44 ID:m6Kzvzd5
あー、これで終わりです。
ホントは念入りにアナル責めしたかったけど、気力が続かなさそうだったのでここまでー

しかし、双恋って最後にはどちらか選ばなければならないってわけだから
まともに取り組むときついな。ゲーム版もだらだらと永遠の蜜月なんだろうなあ。

419 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/31 18:58 ID:fCw9jvR3
待ち続けて3ヶ月…、遂に…。

((((((−_−))))))フルフルフルフル
キタ━━━━━━━(゚∀゚)( ゚∀)( ゚)(  )(゚ )(∀゚ )(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!

420 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/31 22:49 ID:BDYv1V7w
お二人ともGJ!

やはりええですね、こいつは。

421 名前:名無しさん@ピンキー:04/07/31 23:17 ID:TjBjprPW
いいよいいよ。すばらし。
激しく萌エロだ。

422 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/03 07:32 ID:EolFh62Q
あーやっぱ3Pって萌えるわ。それぞれの気遣いがいい感じですな。

423 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/06 01:21 ID:unXdV4hs
保守りますよ

424 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/09 23:13 ID:Mav8Z/IX
待ち

425 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/10 15:22 ID:NuTF+KPa
>>423
同意。女の子同士の対応こそ3Pの醍醐味とか言ってみる。

426 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/12 05:46 ID:jxlo38Nj
保守させていただく。

427 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/15 07:43 ID:udiXCiTr
コミケのカタログ買ってないんだけど双恋関連はどの編にありますか?

428 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/15 19:46 ID:obLza19u
今更無意味な回答だとは思うが
東のギャルゲー(CS)Qの辺り
昨日書き込んでくれれば昨日答えてあげられたのに

ちなみに戦果は絵柄で選んで4冊購入
うち3冊が成人向け

429 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/15 19:50 ID:m9wkobOV
どの双子の本?

430 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/15 20:12 ID:obLza19u
健全が白鐘と一条のプロローグ的内容
18禁は桃衣姉妹エロマンガ、全キャラコスプレイラ+雛菊エロマンガ
雛菊除く全キャラのエロマンガ
最後の以外はHP有り

431 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/16 02:30 ID:6WvmOd8Q
某召還獣の魔法と名前が一緒のサークルにて雛菊本を一冊。

1.寝てしまったるるにイタズラ→口内射精
2.両足を持ち上げてオシッコ→水飲み場の上にまたがらせて洗浄
3.ニーソ残した状態でスマタ→無理やり挿入→膣内射精の痕跡つきで放心状態

・・・という、有らん限りのエロを詰め込んだ内容。
いや、もうね、今回エロはそれしか買わなかったけど個人的には大満足でした。

432 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/19 10:30 ID:5V/3VS6q
協調、競争どっちも萌える。双子ばんざい。

433 名前:1:04/08/22 07:37 ID:/CGJLxZ9
まずはお詫びを。
書くと言ってから20日以上たっている。
もし期待して待っていたのなら、ごめんなさい。
待っていなくてもとにかくごめんなさい。
いや、だってリビドーが向かなかったんだよ〜!
言い訳はさておき、頭の中には次の作品のイメージが固まっているので、次は速く仕上げたい。
……という希望。

434 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:39 ID:/CGJLxZ9
 電気を消し、俺たち三人は教壇の影に息を潜めて隠れている。
 しばらくして見回りに来た教師をやり過ごし教壇から出ると、もはや外は暗くなっていた。
「ま、これぐらい明るけりゃ問題ないか」
 夏とはいえ七時にもなると真っ暗だ。でも、ライトも月明かりもあるので明かりは十分だ。
「あ、あのお兄さん」
「本当に、ここで?」
 二人とも緊張しているようだ。それこそ、俺たちの初めての夜の時ように。
「ああ。今、俺たちの気持ちが再確認できたここでするのは、意味があると思うんだ」
 美術室の窓際、明るい場所に腰を下ろす。
 いつもどおり、二人が俺の両隣に座ってくれている。
 ちなみに、ここでする理由なんて、ホントはどうでもよかった。
 俺がしたいってのが、本音なんだと思う。もしかしたら俺もわかっていないのかもしれない。
「さて、と。今日は……変なこと言い出しだ沙羅ちゃんへのお仕置きと、ハラハラさせた双樹ちゃんにお詫びをするか」
 笑って言ってやると、沙羅ちゃんが引きつった顔になった。
「んーと、まず……よっと」
「わ、何すんだ、バカ!」
 む、バカとはひどいな。ただ沙羅ちゃんの胸のリボンを解いただけなのに。
 ちょっとムッとした俺は、無言で沙羅ちゃんの後ろに回り、後ろ手に軽く縛った。


435 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:40 ID:/CGJLxZ9
「こら、何するんだ、バカ! ヘンタイ!」
「ぬふふ、そんなこと言っていいのかな?」
「あ、あのお兄さん。あまり手荒なことは……」
 おずおずと双樹ちゃんが俺に言ってくる。
「大丈夫だって。可愛い恋人に手荒なことはしないってば。ちょーっとイジメちゃうけどね」
 ニヒヒってな感じで笑うと、沙羅ちゃんはまた顔が引きつった。
「な、何するんだよ……」
 うーむ、普段気の強い沙羅ちゃんが気弱になっている姿は胸キュンだな。
「何もしないよ」
『え?』
「沙羅ちゃんはそこで、俺と双樹ちゃんを見てるだけ」
 言って、俺は双樹ちゃんを抱き寄せてキスをする。
 最初は触れるだけ、そして次第に深くする。
「ん……ちゅ」
 驚いていた双樹ちゃんも、舌が差し込まれるとそれに応じてくる。
 しばらくお互いの舌の感触を味わってから離れると、沙羅ちゃんが真っ赤になって俺たちを見ていた。
「ん……はあ、お兄さん?」
 トロンと顔のまま、何か聞きたそうな双樹ちゃんだが、俺は何も言わずに胸のリボンを解く。
 そして双樹ちゃんを俺の脚の間に座らせ、沙羅ちゃんと向き合うような体勢にする。
 よし、完成だ。
 裾から手を差し込み、制服をたくし上げると、双樹ちゃんのブラが露になる。
「お、お兄さん!?」
「お、お前何するんだよ!?」
 さすがに恥ずかしくなってきたのか、二人が叫ぶ。
「何をするって、俺と双樹ちゃんがHするのを、沙羅ちゃんが見るんだよ」
 ま、つまるところ羞恥プレイと放置プレイかな。

436 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:42 ID:/CGJLxZ9
 フロントホックの双樹ちゃんのブラを外す。正直者の俺には失礼ながら、大きいとはいえない胸が現れる。
 双樹ちゃんの胸だし、可愛いから全然気にしないけどな。
「ひう……お兄さぁん」
 恥ずかしそうに俺を見上げる双樹ちゃん。さすがに三人でHしたとはいえ、この状況は恥ずかしいだろうね。
 だけど、それが目的の俺には止める気は欠片もないんだ、諦めなさい。
 抵抗しても無駄と悟ったか、諦めたのか。
 されるがままになっている双樹ちゃんの首筋にキスをして、舌先で舐めると同時に胸を揉みしだく。
「うぅ……ふん……」
 抱き合っていた頃からなのか、それともキスをしてからか、すでに双樹ちゃんの乳首は硬くなっていた。
 乳房を搾るようにしながら、キュッキュッってな感じに乳首を刺激すると双樹ちゃんはビクッと震えた。
「ひゃう……お兄さん、それ気持ちいいです」
 鼻にかかったような声。艶があるとでも言うのか、こんな声を聞いた日には我慢できるもんじゃない。
 俺は双樹ちゃんの胸を揉みながら、モノを双樹ちゃんのお尻に擦りつける。
 服越しだけど、柔らかい感触が伝わってきてボルテージアップ!
「お兄さんの……硬くなってます」
「うん、双樹ちゃんが可愛いからね」
 耳元で言ってそのまま耳たぶを甘噛みする。
「あう……」
 また双樹ちゃんはビクッと震える。気をよくした俺はさらに刺激を与え続けた。

 さて、沙羅ちゃんはと言うと、だ。
「……」
 俺と双樹ちゃんの痴態を目を丸くしてマジマジと見ている。
 さらに、モジモジと太ももを擦りあわせている。
 エロ本で読んだだけの知識なんだけど、上手くいったのかもしれない。
 おそらく沙羅ちゃんは自分で触りたいけどできないでいる状態だろう、多分。
 後ろ手に縛られている状態じゃ、それぐらいしかできないだろうからな。

437 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:43 ID:/CGJLxZ9
 俺は沙羅ちゃんをあえて無視して、双樹ちゃんの下着に手を差し込んだ。
「んっ……ふぅ……!」
 入り口を触ると、クチュと湿った感触が伝わってくる。
「双樹ちゃんて、やっぱりHだ」
「うぅぅ、お兄さんいじわるです」
 ささやいてあげると、顔を真っ赤にしてしまう双樹ちゃんはとても可愛い。
 そんな双樹ちゃんがもっと見たくて、膣の中に指を指し込み、出し入れをする。
「あっ、やぁん!」
 快感が強いのだろうか、身をよじる双樹ちゃんを押さえつけながら、刺激を続ける。
「ふぁっ、んぅ……お、お兄さん、双樹、もう……」
 潤んだ瞳で懇願してくる双樹ちゃんに、俺も我慢できなくなった。
 擦りつけていたモノを取り出し、双樹ちゃんの腰を持ち上げて下着を脱がせてあげる。
「双樹ちゃん、沙羅ちゃんによーく見せてあげようね」
「えっ!? あっ、お、お兄さん待っ……ああっ!」
「……っ!」
 双樹ちゃんの願いむなしく、俺のモノは双樹ちゃんに突き刺さったのだった。

438 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:44 ID:/CGJLxZ9
「は……あ……沙羅ちゃぁん」
「は、入ってる……」
 俺のモノがピッタリと双樹ちゃんにはまっている(ちょいとお下品)。
 それは沙羅ちゃんからよーく見えているはずだ。
 何せ見やすいようにスカートをめくってから入れたからね。
 さらに双樹ちゃんが脚を閉じないように、俺の脚で支えているし。
「お兄さん、恥ずかしいです……」
「この、お前、何でこんな……!」
 双樹ちゃんは恥ずかしがり、沙羅ちゃんは混乱しているようだ。
「だから言ったじゃないか。沙羅ちゃんに見せてあげよう、って!」
「ひあっ!」
 双樹ちゃんを持ち上げて落とす。重力と双樹ちゃん自身の体重が接合点に一気にかかる。
 さらに双樹ちゃん好みの小刻みな前後運動、いや上下運動にしてあげると双樹ちゃんの嬌声が途切れることなく続く。
「あっ、あっ、あぁっ!」
 沙羅ちゃんが息を飲んで双樹ちゃんの痴態を見つめている。それに、接合点も。
「そう言えば、沙羅ちゃんは前回呆けてたから、双樹ちゃんのこの姿を見るのは初めてなのかな?」
「バ、バカッ!」
「ほら、双樹ちゃん。もっと沙羅ちゃんに見せてあげないと」
 声をかけるけども、双樹ちゃんには聞こえていないようだ。
「んっ、は、あっ」
 と、さすがに限界が近くなってきた。双樹ちゃんの膣は身体に合わせて小さくキツいのだ。
「双樹ちゃん、俺そろそろ」
「お、お兄さんっ! 双樹も、もう……は、あああっ!」
「む、くっ!」
 最後の一突きで双樹ちゃんが身体を弛緩させる。かろうじて引き抜くことに成功し、俺の液は双樹ちゃんにかかった。
「あ……出てる……」
 ボソリと、沙羅ちゃんが呟くように言って、すぐにその内容に気づき赤面した。


439 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:45 ID:/CGJLxZ9
 余韻に浸っているかのように力の抜けてしまっている双樹ちゃんを特等席に座らせてあげる。
 何の特等席かって? もちろん、俺と沙羅ちゃんの試合のだ。
「沙羅ちゃん、よく見えた?」
 俺はモノを出しっぱなしにして沙羅ちゃんに近づく。
「っ、この、ヘンタイ!」
「あ、傷つくな、その言葉。Hな沙羅ちゃんに言われると」
「な、何言ってんだお前!」
 だって、ねえ?
「ここをこんなにしてちゃ、説得力ないぜ?」
「あ、ひゃん!」
 沙羅ちゃんのスカートに手を差し込むと、下着は湿っていた。そりゃもうぐっしょりと。
「俺たちがシテるのみて、うらやましかったんでしょ?」
「そ、そんなことない!」
 照れ隠しに叫ぶ沙羅ちゃんだ。でも、大きな声出すと人が来ちゃうぞ。
「じゃ、次は沙羅ちゃんだからね」
「うわっ!」
 座り込んでいた沙羅ちゃんを、這いつくばらせる。っていうと乱暴な感じだけど、ちゃんと優しくしたぞ。
 腰を高くさせると、縛っていることもあってとっても、
「うわ、沙羅ちゃん可愛くてHだ」
「な、何言ってんだ、バカ……」
 今度のバカには力がなかったな。
「よし、双樹ちゃんに沙羅ちゃんの可愛いところを見せてあげような。」
「バ、バカ……あっ」
 下着に触っただけでチュクって音が聞こえる。準備はいらないかもな。

440 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:46 ID:/CGJLxZ9
 目の前に花弁と菊の花。いずれは菊の花をしようと思っているのはまだ秘密だ。
 さておき、入り口を触るとスルリと中に入ってしまった。
「ん……は」
 やっぱり準備万端のようだ。軽く中を擦ってあげると、十分に湿っていた。
「Hな沙羅ちゃん。行くよ」
「あ、ちょ、あうぅぅっ!」
 待ってと言おうとしたのかもしれないけど、無視してモノを沙羅ちゃんに突き刺す。
 膣は沙羅ちゃんのほうが大きくて、双樹ちゃんのほうがキツい。
 だからといって気持ちよさが違うわけじゃない。
「ん、っく、沙羅ちゃんの中、熱いよ」
「はっ……あ、バカ……ぁ」
 苦しそうに言う沙羅ちゃん。中に入ったのそうだろうけど、やっぱ体勢が苦しいのもあるんだろうか。
「んっと」
 沙羅ちゃんの手を縛っていたリボンを外してあげる。もう必要ないしね。
 自由になった手で身体を支える沙羅ちゃん。これでさっきより自由に動けるわけだ。
「ひ……んぅ……」
 沙羅ちゃんは中全体を擦るように大きく動くのが好みだ。まあ、これで二回目だから確証はないんだけど。
「あ……ああ……」
 背中がビクビク震えている。感じてくれているんだろう。そんな沙羅ちゃんに、
「ほら、双樹ちゃんも見てるよ」
 言ってあげると、思い出したかのように双樹ちゃんのほうを見た。
「そ、双樹……」
「沙羅ちゃん……」
 見つめあう姉妹。ふと、双樹ちゃんを見て思いついたことがあった。
「よっと!」
「ふぁっ! な、何すんだ、お前!」
 俺は沙羅ちゃんを抱え上げ、いまだ腰が抜けている双樹ちゃんの前に連れてきた。
「ほら、沙羅ちゃん。双樹ちゃんのソコを奇麗にしてあげなよ」

441 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:48 ID:/CGJLxZ9
 沙羅ちゃんの目の前には、双樹ちゃんの花弁。そこはまだ濡れていて、俺の残滓も残っていた。
「うぅ……お前、やっぱりヘンタイだ」
 とか言いつつも、舌を伸ばす沙羅ちゃん。開き直ったのか、逆らっても無駄と知ったか。
「あっ、沙羅ちゃん……んんっ」
 恥ずかしそうに、だけどされるがままになっている双樹ちゃん。うむ、これぞ3Pの醍醐味。
 俺は身を屈め、白濁を舐めとっている沙羅ちゃんの裾から手を差し込んだ。
 沙羅ちゃんのブラもフロントホックだった。外すと、弾かれるように沙羅ちゃんの胸が現れる。
「ん? 沙羅ちゃん、胸大きくなったんじゃない?」
「バ、バカッ! そんなわけ……ひゃん!」
 前に揉んだときよりも、ちょっと弾力が違うような……。
「あ、ん……お兄さんも、そう思いますよね?」
 沙羅ちゃんに舐められて感じながらも、双樹ちゃんが同意する。
「そ、双樹!」
「ん、沙羅ちゃん、だめぇ」
 ちょっと怒った沙羅ちゃんの反撃は、双樹ちゃんへの舌技だ。
 俺の位置からじゃ残念ながらよくわからないので、次回のお楽しみにしておこう。

442 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:48 ID:/CGJLxZ9
 ゆっくりとモノを出し入れしていると、沙羅ちゃんの呼吸が荒くなっていくのがわかる。
 胸を揉み、乳首をいじってあげると快感から逃げようとするかのように身をよじるのが可愛い。
 なんだけど、後背位だと沙羅ちゃんの顔がわからないんだよな。
 気持ちいいんだけど、ちょっと悲しい。
 そう思ったら、早く沙羅ちゃんの顔が見たくなって、抜き差しのスピードが次第に上がっていく。
「んっ、やぁ、早い!」
「ほら、だめだよ。双樹ちゃんをいかせてあげなきゃ」
 いつの間にやら奇麗にする、からいかせてあげるに俺内目的が変化していた。
 それでも何も言わずに俺の言うことを聞いてくれる沙羅ちゃんだった。
「は、んふ、んんっ」
「あ、ああ沙羅ちゃん……きゃぅ、ん……」
 いったばかりの双樹ちゃんに、焦らされていた沙羅ちゃん。
 そして気持ちよすぎる膣内を猛スピードで動いている俺。
 三人が達するまでに、それほどの時間はいらなかった。
「沙羅ちゃ……ん、ああっ!」
「ん、んん……はあっ!」
「う、おっ!」

443 名前:鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る:04/08/22 07:50 ID:/CGJLxZ9
「お兄さん、ケダモノです」
「ヘンタイ」
「む……」
 事が終わって、身支度を整えると、二人は俺に向かってこう言った。
 うん。返す言葉もない。だって、
「でも、そんなお兄さんも好きです」
「イヤだけど……嫌いじゃない」
 こう言ってくれる可愛い恋人たちだからな。
「俺も、Hな二人は大好きだぞ」
 双樹ちゃんには抓られ、沙羅ちゃんにはボディに肘うちをくらってしまった。
「絶対、離さないからな!」

 さて、後日談ってほどでもないんだが。
 例のあの絵は沙羅ちゃんが描いた後、双樹ちゃんが続きを描いたんだ。
 題材はもちろん、俺に腰掛ける沙羅ちゃん。
 双樹ちゃんの絵は下手ではないけど、沙羅ちゃんには及ばない。
 だからちょっと奇妙な絵になってしまった。
 だけど、この絵は俺たちの絆の証拠であり、愛の結晶であるんだ。
 左右に沙羅双樹を抱え、白鐘の音、ウエディングベルを聞けることを祈る。
 願わくは、三人で永遠に……。
 ……なんつって。詩的に締めるのは俺にはムリだな。

444 名前:没案:04/08/22 07:53 ID:/CGJLxZ9
「お兄さんへのお礼っていうのはどうですか?」
「へ?」
「そ、双樹?」
 肩にしなだれかかっていた双樹ちゃんが、俺のももに倒れこんだ。
 わけではなく、予想もしていなかった行為に及ぼうとする。
「わ、ちょ、双樹ちゃん!?」
 なんと、双樹ちゃんはズボンのジッパーを下ろし、俺のモノを引っ張り出そうとする。
「もう……硬くなってます」
「そ、そりゃまあ……さっきから二人を抱いてるから」
 だって、二人ともすっげえ柔らかくていいにおいがしてるんだからさ。そうもなる。
「双樹、もしかして……」
 オドオドと尋ねる沙羅ちゃんに答えず、双樹ちゃんはモノをつかみだそうとするので、俺も腰を浮かせて協力する。
「お、お前……」
 沙羅ちゃんが呆れたように俺を見る。
 だって、してくれるってんなら断る理由はないし。というか、ぜひともお願いしたいし。
 会話中に、異変があった。生暖かく、だけど女の子の中とは違う感触に、モノが包まれた。
「はむっ!」
「うを!?」
「わっ!」
 双樹ちゃんが俺のモノを咥え込んだ。
 あまりに急に気持ちよくなったもんだから、変な声を上げてしまい、沙羅ちゃんが驚いてしまった。
「ん……む……」
「うわ、こりゃまた」
「む」
 双樹ちゃんがモノの頭を咥え、舐めながら俺を見上げる。
 その光景はなんとも色っぽく、童顔な双樹ちゃんも妖艶に見える。
 そんな双樹ちゃんを見下ろし、髪を梳いてあげると気持ちよさそうに目を閉じた。
 俺はそれに見惚れてしまって、沙羅ちゃんが膨れてしまっていた。
「わ、私だって!」
 叫ぶと、沙羅ちゃんまでが俺のモノにしゃぶりついた。
 こ、これはかなりやばい。
 っつーか、今でも気を抜くと腰が引けてしまいそうだ。

445 名前:1:04/08/22 07:56 ID:/CGJLxZ9
えーと、ちょっと修正。
397で夏と言ってるけど、秋ね。
九月半ばぐらいで、初体験後の話。
それと没案だけども、最初はこれで行こうかと思っていたけど、話の持っていきかたがむずいんでやめた。

八月中に一条姉妹のストーリーパートは必ずお届け。
Hパートはわからない。
では。

446 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/22 12:33 ID:rtxiwOkL
おお、いいねえ。羞恥&放置プレイ。ソフトSなのが壷。最後は仲良く3人で、だし。
没案これじゃ生殺しだ。Wへら大好きシチュなんだよー。

ともかく楽しめました。お疲れさま。次も期待してます。

447 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/22 23:34 ID:l+ORfTFc
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
うんうん、やはり沙羅ちゃんはいぢめるに限るな。
というかアナル拡張してやりてえ…(*´Д`)ハァハァ

448 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/24 15:29 ID:vXIHOQ5J
キタキタキター!
お疲れさんだね、1さん。
一条姉妹待ってますよ。

449 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/27 08:35 ID:Rc/9m7eY
双子萌えで妄想はするんだが形にする能力が無い。
ともかく保守。

450 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/27 13:01 ID:G6T+2IR3
じゃあ、妄想を書いてみたら?
誰かが形にしてくれるかもしれんぞ。
やっぱりホシュ

451 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:18 ID:2JXqTTFK
 ピチャ、ピチャという水音、それと入れ替わりに苦しそうな呼吸が聞こえる。
 夕焼けに赤く染まる放課後の教室。
 ほんの数時間前までここには四〇人近い学生がいた。だけど、いまここには僕を含めて、三人しかいない。
 一条薫子、菫子。
 彼女らが残りの二人で、学園でも有名な美少女双子姉妹であり、僕の恋人たちだ。
 ちなみにポニーテイルの薫子が主に僕の右側を、ショートの菫子が左側を占めることが多い。
 それぞれが望んでこういう形になったので、僕たちの間には普段問題はない。
 あくまで普段は、だけども。
「どうしたの、二人とも? 動きが鈍くなってきたよ」
 僕は二人を見下ろしながら、優しく声をかける。
「んっ……だって、あっ!」
「ひぃぅ……こんな状態じゃ、難しいよぉ」
 見下ろす、と言ったことからわかるだろうけど、彼女らは僕の足元にひざまずいている状態だ。
 さらに言うなれば、僕のモノをしゃぶっている。
 こんな状態とは、裸足の僕の指が二人の性器をいじっている状態だ。
「僕なんか二人がかりで攻められてるのに、ちゃんと動いてるよ?」
 言って、器用に足の指で下着をずらせて、親指を性器にめりこませる。
「んんっ! 男の子と女の子じゃ、違うよ……」
「あぅ! なんか、ずるい……」
 うーん、確かに性感帯とか、敏感さとか、男女の違いはあるかな。
 何度目かの情交の際に、姉妹間ですら感じ方に差があるとは気づいていた。それが男女間ならなおさらだ。
 それを抜きにしても、この姉妹はたぶん、とっても敏感な類に含まれるだろうけど。
「はいはい、言い訳はなし」
 ポンポンと頭を叩いてやると、嬉しそうに目を細める。
 僕はそんな二人を見ながら、ちょっとだけ昔のことを思い出していた。


452 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:18 ID:2JXqTTFK



 いつの頃だったか。高校二年の二学期に入って少ししてからだったかな。
 五時間目が体育で、男はサッカーで女子はソフトボールをやっていたんだ。
 授業が終わり、HRになっても一条姉妹は帰ってこなかった。
 女子が言うには薫子が終了間際にスライディングをして足を捻ってしまい、薫子が付き添って保健室に行ったとい

うことらしい。
 それを聞いて先生は、
「そっか、じゃあ、後はお前に任せるぞ」
「僕ですか?」
「一条はお前の担当だろ?」
 なんて言ってくれやがりました。
 まあ、保険委員だし、誰かに任せるなんて気はサラサラなかったからいいけどね。
 HRが終わり、僕は早速保健室に向かった。
「しっかりやれよ」
 教室を出る際、クラスメートに声をかけられた。彼は何をやれと言いたかったのだろう。
 僕と一条姉妹の関係はクラスのみならず全校生徒に知られていることなので、おそらく深く考えずに揶揄するつも

りで言ったのだろう。
 だけど、ある意味予言だったのかもしれない。
 僕は、しっかりとやったのだから。


453 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:19 ID:2JXqTTFK
「失礼しまーす」
 保健室に入ると、すでに処置は済んでいたようで薫子の足首はテーピングで固められていた。
「あ、様子見に来てくれたんだ」
 嬉しそうに尻尾を揺らしながら薫子が言う。
「まあね。はい、二人のカバンと制服」
 カバンと制服が畳まれて入っている袋をベッドに置く。
「ま、まさか更衣室に潜入を!?」
 芝居がかった口調で菫子が叫ぶ。
「ああ、そんな! ダーリンが、ダーリンが性犯罪者に!」
 それに乗るのは薫子だ。
 僕をからかうのをほとんんど趣味にしているような姉妹だから、こういうのは日常茶飯事だ。
「そうだね。見られないようにするのは大変だったよ」
 たまに反撃しようとしても、
「なんてこと! 下着を漁ったり、盗撮カメラをしかけるなんて!」
「これも私たちの目が行き届かなかったせいなのね! ああ、ごめんなさいお天道様!」
 ノリノリの二人に敵うわけない。
「あらあら、大胆ねえ」
 本気なんだか乗ってきたんだかわからないけど、のんびりと保険医の先生までが言ってくる。
「はい、そこまで。委員長に手伝ってもらったんだよ。入るわけないでしょ」
 放っておくといつまでも続けそうな勢いだったから、僕から折れた。
 僕が二人に勝てることなんてあるのかな?
「うん、そうね。ありがと」
「委員長には、明日お礼言っておくね」
 素に戻る二人だけど、
「あら、冗談だったの?」
 どうやら、先生は本気だったようだ。疲れる……。

454 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:20 ID:2JXqTTFK
「ああ、そうそう。私これから用事があるのよ。だから、カギ預けてもいいかしら?」
 二人が着替えるだろうと、カーテンを閉めようとしていた僕に、先生が返事も待たずカギを渡してきた。
「反論の余地はないような気がするのは気のせいですか?」
「下校時刻までに職員室に返しておいてくれればいいから。
 なんだったら、ここでゆっくりしていってもいいわよ。それじゃ、よろしくね」
「帰ってこないつもりですか……っていないし」
 こっちの話は全く聞かず、先生は消えた。
「行っちゃった……」
「よっぽど急いでたのね」
 見れば、二人はイスとベッドに座っていた。着替える気はなさそうだ。
「ね、ね。先生の許可もあるんだし、ゆっくりしていかない?」
「どうせこれじゃ寄り道出来なそうだし、ね?」
 口調は僕に許可を求めるような感じだけど、僕の袖を引っ張っているあたり、こちらも反論の余地はなさそうだ。
「りょーかい。それじゃ、お茶でも淹れようか」
 ちょっと前にも言ったけど、僕は保険委員で、ここには何度か出入りをしている。
 だから、先生は僕にカギを渡したし、急須とか葉の場所も知っているんだ。
 勝手に留守番代として、煎餅をいただいた。

455 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:21 ID:2JXqTTFK
「ところで、足の具合はどんなもんなの?」
「んー、捻ったぐらいで、捻挫まではいってないみたい」
「二、三日安静にしていればすぐに治るって、先生が言ってたわよ」
「そっか、それはいいことだ」
 ズズズ、と緑茶をすする。玉露みたいな高級なお茶ではないけどおいしい。
「それにしても、体育の授業でそんな無茶することもないんじゃない?」
「今日はね、私と菫子は別のチームだったの」
「だから、勝ったほうが帰りに何かおごるって賭けをしてたのよ」
「チーム戦でそれはどうかと思うけど」
 煎餅をかじりながら言う僕の言葉は、やっぱり無視だ。
 話すことに夢中になっている姉妹は止められない。
「最後に私が逆転ランナーで三塁にいたの」
「でも、最後のバッターは今日ヒットを打ててない子だったのね」
「そこで私はホームスチールを敢行!」
「だけど、そこで足捻っちゃって」
「結局、どっちが勝ったのかわからないんだ」
 ソフトにもホームスチールが有効なのかどうかはともかくとして、
「元気だね、ホントに」
 半ば呆れて僕が言うと、
「あはは、燃えちゃってさ」
「賭け事って燃えない?」
 気持ちはわからなくもないんだけどね。
「絶対に競馬とかパチンコには関わらないようにしようね」
 もしかしたらすっごいはまってしまうかもしれない。

456 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:22 ID:2JXqTTFK
 しばらく、そんないつもどおりの雑談をしていたんだけど、薫子が思い出したように言った。
「あ、ねえねえ。今日、お父さんもお母さんもいないんだ」
「そうだったわね。悪いんだけど、送ってくれない?」
 菫子がそれに続く。車が使えないならしょうがないし、それに、
「かまわないけどさ。って言うか僕がそうしないとでも思った?」
「ううん、思わない」
 嬉しそうに薫子が僕の腕にしがみつく。
「あっ、ずるい!」
 対抗するように、反対側に菫子が抱きついてくる。いつものことだ。
 でも、今の二人は体育着で、制服より柔らかいから、身体の感触がいつもより強く感じられる。
 まあ、それはさておき、薫子はまた続ける。
「へへへ、じゃあ抱っこで連れてってね」
「あ、それは無理」
 それまで嬉しそうな薫子だったけど、即答した僕に不服そうな表情を向ける。
「えー、何でぇ?」
「当たり前じゃない。薫子甘えすぎよ」
 菫子が嗜めるように言うけども、
「いや、別に甘えてくれるのは嬉しいからいいけどね」
「あ、そうなの? じゃあ何で?」
 うーん、薫子も菫子もわかんないのか。
「抱っこは恥ずかしいし、疲れるから嫌だよ。おんぶならいいけどね」
 抱っこは腕と背筋で持ち上げるけど、おんぶだったら身体全体を使うから疲れづらい。
「あ、そっか」
「それもそうよね」
 二人して勘違いしていたようだ。双子だからなのか、それとも素で勘違いしていたのかはともかく。
「お茶もなくなったことだし、そろそろ行こうか」
 僕は立ち上がろうとしたんだけど、二人は腕にしがみついたまま離れようとしない。

457 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/08/30 01:24 ID:2JXqTTFK
「っと。あの、離してくれないと立ち上げれないんだけど」
 と、僕が言っても、二人して僕を不満げな表情で見るだけで、動きがない。何だって言うんだろう?
「ホントに、変わってるよね」
 唇をとがらせた薫子は可愛いんだけども、何ですねてるのかわからない僕にはどうすることもできない。
「だって……この状況なんだよ?」
 反対から菫子が頬を膨らませて言う。二人とも頬を染めている。
 その表情を見て、こんな顔をした二人を前にも見たことがあるな、と気づいた。
 そして、二人が何を言いたいのかも、察しがついた。
 ある意味超能力かもしれない。
「状況、って言うと……放課後で、保健室とベッド、そして僕達だけ、誰か来る可能性もないって状況のことかな?」
 つまりは、彼女らなりのサインだったんだろう。いつも抱きついてくるから気づくのが遅れたけども。
 そう、二人は僕に抱かれたがっている、ということだ。
 気づいた僕に、あの時の感覚が甦ってくる。夏祭りの時の、あの夜の感覚が。
 顔を真っ赤にしている姉妹は、僕の言葉にこくりとうなづいた。
「だって……あなた、あれ以来迫ってくれないし」
「私達、寂しかったんだよ?」
 潤んだ瞳で見てくる姉妹に、ちょっとイジワルのつもりで言ってみる。
「そうだね。僕は体育着にもブルマにも汗の匂いにも興奮を覚えるわけじゃないけど、そういうのもいいかな?」
 親父くさいことを言うと、二人は今気づいたのだろう。慌てて言った。
「え、そんなに汗臭い!?」
「あ、それにちょっと埃っぽいかも!」
 もしかしたら、シャワーを浴びたいなんて言い出しそうな二人だ。
「まさか、今更やめるなんて言わないよね?」
 僕はもうヤル気満々なんだ。やめてなんて、あげない。
 僕は、自分の匂いを嗅いでいる二人を抱き寄せた。



458 名前:1:04/08/30 01:38 ID:2JXqTTFK
ストーリーパートは以上。次回はHパートをお送りします。
アニメの主人公には二見望とかいう名前があるようだけど、
私は基本的にこういう系統のSSの主人公には名前はつけない主義なんで、苦労しつつも名無しを通す。
ああ、言うまでもないことかもしれないけど、桜月姉妹、一条姉妹、白鐘姉妹の恋人の男は全員別人。
僕とか俺で何とか性格に違いをつけようと頑張ってるけど、桜月、白鐘のほうはちょっと被り気味かも。

さておき、シスプリの時にも思ったけど、アニメの双恋は見る気がしない絵とストーリーだと思う。
ってなわけで、私は妄想してハァハァします。
もし449氏が私でよければ、妄想を形にしよう。
っつーか、可能ならば誰でもリクエストしてくれてかまわない。
むしろ、してくれると認められたようで私は嬉しい。

さらにさておき、以前警察の試験を受けたと書いたけど、見事に合格した。
十月から警察学校に入って音信不通になるから、それまでには桜月姉妹のえちぃ話を書きたいなー、と思う。
では、長々と失礼。

459 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/30 11:27 ID:+JC5dho6
キター!
いきなりツボなえちいシーンだよ。WフェラからとはHパートに期待膨らむな。

合格オメだけど、重要な書き手がいなくなるのかー。
かなりの部分1氏の努力によってもってたスレだから、今後どーなるかなー。

460 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:17 ID:U30REJqA
>>1乙、そしてGJ。
警察学校合格おめ。ガンガってくだされ。

461 名前:名無しさん@ピンキー:04/08/31 22:36 ID:f+uuAsxz
感想少ないなー。もっと書いてやれよ。

1さんは確かにGJなんだけど、急展開だなと思う。
なんつーのか、機微っていうのかな。
もうちょっと、心の動きを表したらどうか。長くなってもいいから。
早くHシーンを書きたいって焦ってる感じがみえる。俺の勝手な感想だけど。

警察合格おめでとう。捕まえる立場の人が捕まらないように気をつけてくれ。

462 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:13 ID:g1eKJjuD
1さん乙ついでにリク。
喧嘩や蹴落としまでは行かないけど競争心とか独占したがってるシチュのが読みたいす。
女の子は一対一でしたがってるんだけど男がそういう気持ちを煽ったり利用して3Pに持ち込む、みたいなやつ。

463 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/05 10:21 ID:vnfdN2dX
保守

464 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/07 17:47 ID:zA5Xh3aj
神の再来を待ちつつ保守

465 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/08 01:08 ID:lfQ+x0tU
遅ればせながら、1さん激しくGJ!!
主人公のキャラ分けに苦労したそうだけど、通して読んでみると
内容はきちんと書き分けられてると思うよ。
一条姉妹のHパートとその後の作品にも超期待します。

それから警察官試験合格おめでとう!
大変だと思うけど、根性で頑張って下され。
応援しとります。



466 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/11 02:10:28 ID:1qsXtyys
斜   斜
 め め
  に
 保 保
守   守

467 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/14 00:09:38 ID:aqZjLYDP
保守。ついでに双子つながりで
双子姉妹味比べ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1018284743/

468 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/20 07:50:09 ID:9RirUQYJ
保守

469 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/24 09:11:36 ID:rw/um+j+
ほす

470 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:24:48 ID:6mcX2H0I
 自分で言うのもなんだけど、結構タンパクなほうなんだよね、僕って。
 女の子の感触を知る前から自分ですることも多くはなかった。
 けど、あの祭りから二週間かな。たまっていた性欲が顔を出してきた。
 二人のおかげでね。
「ってなわけで、さっそく」
「あ、やん」
「あう」
 両脇に抱えたような体勢で、脇から手を差し入れて二人の胸を揉む。
 大きさも柔らかさも同じぐらい。ブラジャーしてるから細かくはわからない、けど……?
「あれ、もしかして夏より大きくなってない?」
 気のせいかもしれないけど、そんな気がした。
「あ、すごい。わかっちゃう?」
「実はカップ数が上がったんだよ」
 カップ数っていうとAとかBのことかな?
「ふうん。成長期なのかな。それとも毎晩二人で揉みあいしてたとか?」
 いやらしく言ってみる。すると、二人はわかりやすく答えた。
「な、何言ってるの!?」
「そ、そんなわけないじゃない!」
 うん、非常にわかりやすい。これは絶対にやってたね。
「正直に言わないと、やめちゃうよ?」
 スルリと脇から手を抜く。怒ったような、残念なような顔で僕を見上げる二人。
 じっと見つめ返す。そして自白。
「う……やってました」
「毎日?」
「そ、そこまでじゃないよ! 週に四、五回、かな……」
 ほぼ毎日じゃん、それ。
「そっかそっか。じゃあちゃんと答えたHな二人にご褒美だ」
『きゃん!』
 二人を押し倒し、上着を巻き上げた。
 僕にフェチ趣味はないけど、せっかく体操服なんだから半脱ぎがいいよね。

471 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:26:47 ID:6mcX2H0I
「さて、それじゃ直接見てみようか」
 胸のとこまでたくし上げて、ブラジャーをずりあげた。
 その時二人の身体がピクリと動いたのを、僕は見逃さなかった。
「あ、やっぱりだ。もう硬くなってる」
 ブラジャーが乳首に擦れたのだろう。やはり感じやすい。
「うう、イジワル」
「なんで普段とこんなにギャップあるのよぉ」
 それは僕も少し気になってるけどね。スイッチが入っちゃったとでも考えてくれ。
「おー、やっぱり大きくなってるし、それに柔らかくもなってるね」
「あ、ん……」
「はぁ……」
 下から持ち上げるようにして揉んで見る。ハリがあって、ずっと触っていたい気分になる。
 円を描くようにしたり、上下にゆすってみたり。面白いほど自在に動く。
 それだけでも気分が盛り上がって来るようで、二人は頬を上気させ声を噛み殺していた。
 声を出させてみたいと思い、それまで触れてなかったトンガリを押し込む。
『ふぁん!』
 声をそろえて嬌声を上げる。声の調子も顔も、双子だけにそっくりだ。
「ふふ……可愛いよ、薫子、菫子」
 さっきから僕のモノはビンビン、いやむしろギンギンだ。
 だけど焦らない。せっかく僕が優位に立てているんだからね。
「そうだな……二人とも、ちょっと」
「え……わっ!」
「な、何!?」
 気落ちよくなってボーッとしていた二人に、思いついたことを実行に移す。
 ケガをしている薫子を下に、菫子を上に重ねた。
 さらにその上に僕が覆いかぶさり、薫子の胸を上から、菫子の胸を後ろから揉む。
 む、ちょっとキツイ体勢だ。


472 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:27:50 ID:6mcX2H0I
 む、ちょっとキツイ体勢だ。
「こうすると、三人でしてるって気になるね」
「もう、バカ……ん」
「はぅ……あ、お尻」
 ん? あ、そうか。体勢からして僕のモノが菫子のお尻に押し付けられてるのか。
 僕は耳元で囁いた。
「まだ、あげないよ」
 そうして僕は、身体を下にずらした。
「どうせ洗うんだから、いいよね」
「な、何が、ひゃう!」
「ちょ、ちょっと、うぅ!」

 重ね合わせになったブルマのスジをなぞる。汗をかいているためか、しっとりとしていた。
 だけど、あえて僕は言う。
「あれ。もしかして、もう濡れてる?」
 ちょっとスジに指を押し込んでみる。
「やぁ、そんなこと、ない……」
「ん、汚れちゃう……」
 これからもっと汗かくんだから気にしない。
 少しして、スジがより湿ってきた。やはり二人は言葉でも感じてしまうみたいだ。
「Hだね、二人とも。グショグショだ」
 言って、ブルマを脱がせる。もちろん、片足に残しておく。
 さらにそれまでブルマ越しだった愛撫を直接に切り替えた。
「ふぁぁっ!」
「や、ダメェ!」
 ジュクジュクって音だったのが、クチュクチュっていう水音に変わった。
 いわゆる貝あわせの状態だから、親指と人差し指で何か摘むみたいな愛撫ができて楽だったりする。
「ふふ。仲いいよね、二人とも。胸擦り合わせるのって、気持ちいい?」
「ひゃふ……い、いいよぉ!」
「はぁ……気持ち、いい!」
 僕の愛撫の最中に、二人は感じていただけじゃない。もっと気持ちよくなりたがっていたんだ。

473 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:28:35 ID:6mcX2H0I
 二人は胸を擦り合わせて、乳首もぶつけあっていた。
 そればかりかキスまでしていた。
 あれ、そう言えば僕まだしてないな。まあ、後でいいか。
 ともあれ、また思いついて僕は二人を貫いていた指を抜いた。
 それからちょっとの間だけ二人でお互いを攻めてたんだけど、僕が何もしていないことに気づいたみたいだ。
「やぁん、何で何もしてくれないの?」
「お願い……もっとぉ」
「ん? だってね。僕がいなくても二人でできるんだからいいじゃない」
 振り向く二人に、僕はにこやかに言ってやった。
「やだぁ……あなたのがいい」
「いじわるしないで、ちょうだい……」
 ああ、潤んだ瞳いいなぁ。泣きそうな顔がたまらない。
「うーん。ねえ、僕って二人の何?」
 僕の問いに、二人は即答した。
『恋人で、ご主人様……』
「ご、ご主人様……」
 いい。すごくいい!
 今までの興奮のレベルが100だとすると、1000は確実に超えたね。
 もう僕、サドでいい。この状況にすごく興奮しているんだから間違いない。
「よくできました。ご褒美をあげるよ」

474 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:29:57 ID:6mcX2H0I
「ひゃあん!」
 まず僕は、薫子の中に挿入した。
 前回薫子は処女だったから痛さがまずあったようだけど、今日の薫子は最初から飛ばしている。
「あ、熱いの! 奥まで、ああっ!」
「薫子、いいよ。きつくて柔らかくて温かい。菫子としてただけのことはあるね」
「やぁ、言わないでぇ」
 僕の言葉のひとつひとつに反応しているかのように、中はヒクヒクと蠢いている。
 気を抜けばすぐにも果ててしまいそうだけど、ここは気合だ。
 さて、当然だけど僕は菫子にも愛撫をしている。胸を揉み、首筋に吸い付く。
「あっ、はっ、んんっ!」
 菫子の背中ってキレイでいいんだけど、薫子の揺れる胸も見たいな、なんて思ったりもする。
 この体勢からは無理だけど……。
 またまた思いついて、薫子の中から抜き出して、菫子に入る。
 うん、こちらも薫子のものとはまた違った趣がある。
「ああっ!」
 不意打ちだったようで、大きな声を上げて菫子は薫子に倒れこんでしまった。
 あ、これはむしろちょうどいいかも。
 数回菫子に腰を打ちつけた僕は、また薫子へ入れる。鶯の谷渡り、だったっけ?
 二人の腰を掴んだ僕は、何度も何度も入れ替わりに腰を振った。
「ひぃ、あっ、何これぇ!?」
「も、もうわかんないっ、きゃふ!」

475 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:30:57 ID:6mcX2H0I
 僕も、今どちらに入れているのかわからなくなってきていた。
 それほどに二人の中は似ていたわけではない。だけど、細かいことを考えられなくなっていたんだ。
「ん、あっ、はっ、ああっ!」
「ふ、ん、あ、んんっ!」
 二人の声のトーンが高くなってきた。いきそうなのだろう。
 僕はモノを抜き、二人の間に差し入れる。二人がかりのスマタだ。
 上下から挟まれる感触は、中に勝るとも劣らない上に、動きやすかった。
 なもんだから、僕の限界もすぐに来た。
「っく、いくよ!」
「う、うん、来て!」
「わ、私たちに!」
 お望みどおりにしてあげよう。腰を引き、一気に押し出す。
「んっ!」
『あ、あああああっ!』
 僕のモノは二人の間で果て、実に二週間ぶりのセーエキが二人のお腹に降り注いだ。


476 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:31:29 ID:6mcX2H0I
「そういえば、ベッドでするのって始めてなんだね」
 コトが終わり、後片付けをすませたあと、僕はベッドの上で呟いた。
 でも二人は僕の隣にいるわけで、聞こえるわけだ。
「あ、そうよね。最初は外だったし」
「普通じゃないわよね」
 何を今更って気もするけどね。
「ところでさ、やっぱりサドだったね」
 菫子が嬉しそうにいった。今回、僕は自分の属性を認識したわけで。
「そうだね。で、二人はマゾだったね」
 と言ったら、薫子が真っ赤な顔をして僕を抓った。
「でもさ。あれは僕の本性で、本音なんだよね」
 ホンネ?と、二人は同時に首をかしげ聞いてきた。
「そう。僕は二人のご主人様でいたい。薫子も菫子も僕のものだ」
 二人の頭を抱き寄せると、嬉しそうに僕に抱きついてきてくれた。
「当たり前じゃない。そうじゃなきゃ、困るもん」
「そうそう。こんな身体にした責任とってもらわないとね」
 そして二人は、僕の頬にキスをした。
 結局、この日は口にキスをしたのは、家まで送った帰りだった。

477 名前:咲き乱れる菫、薫る:04/09/27 04:32:27 ID:6mcX2H0I
 そうそう。こんな感じだった。
 あれから僕が二人を求める頻度が増えて、保健室、体育倉庫、使われていない教室、
 さらには今しているように放課後の教室でもするようになったんだ。
「ご主人様ぁ、もう私、欲しいよぉ」
「お願い、ご主人様。下さい」
 僕のモノをしゃぶっていた二人が、我慢できないって感じで見上げている。
 僕の足はもう水たまりに突っ込んだようになっていた。
 うん、そろそろいいかな。
「ん、よし。じゃあ薫子。胸出して、跨って」
「は、はいっ!」
 そう言うと、嬉しそうに薫子は制服の胸だけボタンを外し、ブラジャーをたくし上げた。
「菫子は手でしてあげる。こっち来て」
「うんっ!」
 同じように菫子も胸を出した。
「ほら、薫子。菫子も」
「あ、んんっ!」
「はあっ、ひゃふ!」
 モノがズブズブと薫子にめり込んでいき、手は菫子の胸と性器を撫で回す。
 今のところ、問題は起きてない。
 できるだけ見つからないように気をつけてるけど、いつ見つかってしまうことやら。
 当面の問題はそれかも。
『ああっ、ご主人様っ!』
 ああそうだった。普段学校でもご主人様と言いそうになってしまうっていう問題もあったか。
 前途は多難だ。
 とか言ったら怒る?


478 名前:1:04/09/27 04:39:14 ID:6mcX2H0I
ってな感じで、遅ればせながら一条姉妹のエチィ話終了。
いや、ホントすまんです。
色々と準備とかありまして……言い訳です、はい。

皆さん感想ありがとう。
461さんの意見はグサッと来たけど、正しい。以後気をつけたいと思う。
462さん、リクいただいといてすまないけど書けないかもしれん。
帰ってきたら書くよ、必ず。すっごい遅くなるだろうけど、必ず。

さて、桜月姉妹はさすがに時間がなくて書けないです。有言不実行で申し訳ない。
当分ここには来れないけど、後は任せたぞ、と。

479 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/27 08:37:21 ID:9wOjeZRh
1さん今まで乙っす。
おねだりシチュは燃える!堪能しました。

それにしても最功労者がいなくなるか。ここはどうなるのかな。
もともと双子、もしくは男女女の3P好きって少ないのかなー。そういうSSあんまり見かけない気がする。


480 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/27 10:19:46 ID:Qt6HDs9c
1さん待望の新作キタワ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!
相変わらずスバラシイ! 
ラブラブ奴隷モードはグッときますなぁ。

>いい。すごくいい!
にはちと笑ってしまいましたw
あと鶯の谷渡りはハァハァ度高いっすね。
おいしくいただきました。

ちなみに警察学校って春まででしたっけ?
だとすると約半年か…。
これで当分は作品が読めなくなるかと思うと、正直かなり寂しいですが…
また夢とロマン溢れる作品をひっさげて帰ってきてくれる日を
心待ちにしております。

本当にありがとう、そしてお疲れ様でした。
体には十分気をつけて頑張ってきて下さい!

481 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/29 17:22:10 ID:33H11BXv
     / ̄⌒⌒ヽ
      | / ̄ ̄ ̄ヽ
      | |   /  \| 
    .| |    ´ ` |
     (6    つ /   ほっちゃん・・・
    .|   / /⌒⌒ヽ  ほ、ほーっ・・・
      |    \  ̄ ノ
     |     / ̄

   「 |    「 |    / //      ,. - ―- 、
 └┐┌┘└┐┌┘〔/ /   _/        ヽ
  <ノL│ヽ> <ノL│ヽ>  / /      ,.フ^''''ー- j
  iニニニ 7 iニニニ 7   /  ,ィ     /      \
   r-//  r-//    7_//     /     _/^  、`、
   ノノ    ノノ        /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n   iニニニ 7     /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll    r-//    /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll    ノノ      {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|    n        ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l    l|       / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll    ll       >  >-'     ;: |  !    i {
   l|   「」「」「|     \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ノノ    トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll    n. n    |\/    l    ; l i   i  | l
  「」「」「|  |!  |!    iヾ  l     l   ;: l |  { j {
    ノノ  o  o   {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n       l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!        l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o     ,へ l      :.         |

482 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/29 19:05:13 ID:m0v0QRIR
嵐が来た記念。

1氏GJ。
再来を楽しみにしている。

483 名前:名無しさん@ピンキー:04/09/29 20:13:31 ID:rkZt1x07
1氏GJ!
ご主人様(*´Д`)ハァハァ

484 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:30:41 ID:eN+EtqL2
もうすぐアニメか。

485 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/03 23:17:30 ID:sdjMj1Be
1さんありがとう!
また会う日まで、ボンボヤージュ!!

486 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/07 02:28:23 ID:/XIeyeNC
アパ〜ム、白鐘姉妹分が足りないんだ、白鐘姉妹分持って来〜い(AA略)

487 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/10 02:01:48 ID:G8p9OCmH
というか今後は神が全体的に不足しそう。

488 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/11 10:00:28 ID:ZAb/R0xe
アニメまあまあ面白かった。書き手さん来ないかなー。

489 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:26:17 ID:PCguMQ3h
皆さん神が居ない間もどんどん保守しませう。
ところで、白鐘姉妹はあまりアニメでないらしいorz

490 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/12 07:56:17 ID:5H6wiYvF
その分もここで出してくれる神降臨期待

491 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:17:22 ID:vGi0GktB
沙羅双樹は話つくりやすそうなキャラだなー。他の双子はちがいがよくわからん。

492 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/14 11:04:33 ID:LzT4rn4c
ららのほうがやらしい

493 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/18 08:16:53 ID:fwj5hhIE
あげてみる

494 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/19 23:30:07 ID:hm0Fq9Zi
あげます

495 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/22 08:37:45 ID:91K5Uynv
アニメほのぼの

496 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/25 03:10:42 ID:oCM0p0El
アニメ版準拠の馬鹿っぽいネタは場違いですかね?

「パパの試練、その69」
「シャネルのオナニーローションに、天然真珠のアナルビーズ。見つからないね」
「そんなの、おもちゃ屋さんには売ってないよ。大人のオモチャ屋さんに行かないと」
「ありがとう望くん! お礼に・・・」

(以下略)とか。

497 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/26 03:46:25 ID:irBCnGd+
ネタがどうとか以前に

望がヘタレすぎるからなぁ・・(´・ω・`)

498 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/26 14:53:49 ID:/aRfXF/6
なんでこの手の主人公ってのはヘタレなんだろう
こんなカコイイ男なら惚れられても当然だな、と思うような主人公がいい

499 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/27 01:32:51 ID:4T6kueKo
ラブコメの王道ですから。

主人公はヘタレで、何か一つだけすごい特技があるというのがお決まり。
望の場合、天体観測が趣味っぽいけどどう生きてくるのやら。

500 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/27 07:57:46 ID:+JKFDjIA
いい男だったらあっちの女こっちの女とふらふらしないだろ。

501 名前:名無しさん@ピンキー:04/10/30 09:47:39 ID:jSiprdiR
ほしゅ

502 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/02 13:25:42 ID:z+TTSmfO
ほしゅ

503 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/04 19:01:47 ID:DxVKLG/e
age

504 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/06 18:59:00 ID:H7Rubrfb
ゲームがそろそろ出るとか聞いたわけなんだが…
発売されたら少し活性化するかなあ、とか期待してみる

505 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/09 16:31:48 ID:yzrv3Cin

             , -=ゞ'´ニニ>- 、_
           /へ_,. -──‐'´  `ー─ヽ、
       ゝ=='´              `ヽ、`ヽ、
      //      /  l|   |   \      `ヽ、`ヽ、
       フ / / /  / /| |l   | ト、_ヽヽ   \\ヽ  `ヽ、__
     /// / 〃 /!/`ト|ヽ |ヽl´>ミ、ヽ、  ヽヽ`   `ヽ、
   / l/| | / | / r'⌒` ! ヽ | ´   ヾ7/\  ト!
 ,ィ/     |/| /|∧ト! ! ()     () / l/ / \| !
 /       ! .| | ! ヽ ヘ `´´  ,  ` ̄  レ'    ヽ
./       ヽ!   `ヘ    , --一 ''ヽ  /ト 、、
       ,. -‐ァ', -''7/ヽ、 |    _ノ,.イ|L-‐''´ //>-、
      / //rTT´ ̄ ̄ヽ`二 -''´ /     ///  \ヽ、   カズちゃんの童貞奪っちゃ、ダメーーッ!!      
    /  /// | | |      |l     /      // |    `ー、ヽ



506 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/10 22:26:54 ID:9U87qXBi
>>496
パパの試練108は勿論…

507 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/11 00:38:38 ID:Ivv/+OKq
勿論?

508 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/11 02:09:12 ID:6ec/pcrX
しかし、このスレけっこう昔からあったんだな

509 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/11 02:21:16 ID:6ec/pcrX
実況からコピペ
ttp://www33.ocn.ne.jp/~sano_taisyouken/g/g/2004/041104rara_aa.gif
ttp://www33.ocn.ne.jp/~sano_taisyouken/g/g/2004/041104rara_ab.gif


510 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/14 08:34:09 ID:lysYRuDM
今は遠くに言ってしまわれた1氏のご尽力のたまものでつ。

511 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:33:06 ID:hpzMu37f
保守!
白鐘姉妹キボン

512 名前:ライデン:04/11/25 13:27:24 ID:1v6B7CZu
このスレすごくィィ!

513 名前::04/11/27 19:19:03 ID:z+uUCSv0
     デケデケ      |                          |
        ドコドコ   < 新作ねたマダー?                >
   ☆      ドムドム |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    マチクタビレター♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・  )    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\





514 名前:ライデン:04/11/28 15:07:29 ID:d0fkhkz8
焦らずに待ちましょうよ。(って言ってる自分がもう待ち切れなかったりしてる・・・)

515 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/29 09:48:53 ID:vpc7LC+T
     ヽ|/
   / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  /         ヽ   新作まだー?
 /  \,, ,,/    |  
 | (●) (●)|||  |   
 |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|  
 |  | .l~ ̄~ヽ |   |
 |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
 |    ̄ ̄ ̄    |

516 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/30 03:03:07 ID:Wkwh3vD/
期待age

517 名前:名無しさん@ピンキー:04/11/30 18:15:23 ID:tNw/i4aU
     ヽ|/
   / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  /         ヽ   全裸待機で御待ちしております。
 /  \,, ,,/    |  
 | (●) (●)|||  |   
 |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   
 |  | .l~ ̄~ヽ |   |
 |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
 |    ̄ ̄ ̄    |

518 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/01 00:02:07 ID:f1qZFDbM
ゲーム発売期待age

519 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/01 00:34:34 ID:NuMw/cwX
初めて来ました。アニメに沙羅双樹ちゃん達が登場する
一年以上も前から展開していたとは。乙です。
沙羅双樹だけでなく他の双子の新作も期待しています。

520 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/02 23:04:23 ID:jJOj/Pz3
ゲームのOPが良いと思うのはおいらだけ?

521 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/03 01:04:40 ID:qOMEuSgL
まだ発売してねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

522 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/03 08:45:00 ID:bDvEO/pz
>>520

店頭デモで見たけどグッド。

523 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/03 15:29:40 ID:yrRxKIsn
確か9月22日発売だと思う。

524 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/04 00:01:01 ID:/2Ew49sZ
へ?9月?12月の間違いかな?

525 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/04 01:27:13 ID:wkctAcfu
FU・WA・RI告白!は9月22日では

526 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/04 02:26:36 ID:zn5Pzc+M
いや12月22日だろ


527 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/04 05:40:55 ID:YtiyXXo9
SSのネタはあるんだけど・・・
双恋のキャラあんま活躍しないし


528 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/04 08:20:37 ID:wkctAcfu
フタコイ(仮)では主人公ですから
書いてくださいよ。

529 名前:飯塚和人14歳:04/12/04 20:30:07 ID:+dPMjbkD
双恋もシスプリも
女の子攻×男の子受
がいいなあ。

530 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/05 11:37:16 ID:kIqeTOwL
>>529
攻めるのは沙羅タソだけの特権だっ!!

531 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/05 12:18:35 ID:MIdKrbSY
>>530確かにな。沙羅がいないと双恋はほのぼの系になるな

532 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/05 21:08:28 ID:ieJnQ0Kw
いやいや
沙羅みたいな強気な娘は攻めたほうが萌えると思うぞ?

533 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/06 01:00:05 ID:7z3n/d1q
強気な子を落としいれる、最高!!

534 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/12/08 00:53:05 ID:cQcZLcr0
キラ「ベルトを緩めて、チャックを下ろして....と。」
ユラ「い、いや、赤くはれ上がった、の、のぞむくんの、お、おちんちんが。」
キラ「ごめんね、のぞむくん。もう少し我慢してください。」
ユラ「こ、今度は、わ、私がします。」
キラ「そ、そんな、のぞむくんの大事なモノを直接、上履きで
   踏みしだくなんて.....し、試練とはいえ、かわいそう。」
ユラ「あっ、だんだんとすべりが良くなってきてる....」
キラ「のぞむくんのお、おちんちん、なんだか濡れてきて
   ぐちゅぐちゅいってる。」
ユラ「あっ!のぞむくんのおちんちんの先っぽから白い液体が
   出たわ。」
キラ「おめでとう、ユラちゃん、これがパパの言っていた
   試練達成の証拠よ。これで、大丈夫ね。」
ユラ「うん、のぞむくんのおちんちん、上履きの裏で擦れて
   汚れて痛そうだけど、許してくれるよね?」
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/anime/1101921218/l50
での続き。


キラ「でも、ユラちゃんの上履き、変な液体で汚れちゃったね。」
ユラ「うん、でも、パパの試練その101、汚い上履きを
   男の子になめさせる。も同時に達成できそう。」
キラ「そ、そうね。じゃぁ、のぞむくん、もう一つ、
   お願い聞いてくれる?」

535 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/08 17:05:53 ID:aUVvdG0h
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/anime/1101921218/l50
から来ました
沙羅双樹ペアのエロ妄想の続きかきます。
「うん・・我慢するよ。激しくしないでね・・・」
「あぁ、大事な双樹の体だ。傷つけたりなんかするもんか」
ズッズッ・・・(少しずつ動かす)
「ん・・・い、痛い・・けど・・少しずつ気持ちよくなってきたよ・・・」
「双樹の中って思ったよりあったかい。それに・・・すごい気持ち良いや、双子だから相性がいいのかもね」
「あっあっ・・・沙羅ちゃん・・・私も変な気持ちになってきた・・はぁはぁ」
「くぅっ・・・双樹・・・もう出そうだ・・・」
「沙羅ちゃん・・・だめ・・・私もあそこがビクビクなってきたよ・・これってイクっていうやつかな・・・」
「も、もう我慢できない!どぴゅどぴゅ(中に出す)」
「あーー!(中出しされたと同時に頂点に達する)」
・・・・
「いきなりでごめんな・・・双樹」
「ううん。気にしないでね。それに・・・沙羅ちゃんが私を大事に思う気持ちはすごく伝わったよ」
「双樹・・・好きだ」
「私も好きだよ」
fin
ありきたりな内容だったかもしれません・・・すいませんorz


536 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/09 12:55:12 ID:qJgA4pw1
ぷは〜、ええもん読ませていただきました♥
白鐘姉妹+ふたなりとは最高ですな〜。アニメ板の方がdat落ちするので、>>535さんの前のを転載しておきます。

975 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:04/12/08 15:17:41 ID:t/LQGsKp
「双樹…お前には私がいるじゃないか…(何話目かのセリフです)」
「沙羅ちゃん…」
「そうだ、双樹。見てほしい物があるんだ。お前をいつも大事に思ってるうちに段々手放したく無いという独占欲がうまれてきて、こんなのが生えてきてしまったみたいなんだ」
「わ…何これ、大きい」
「双樹、これを触ってくれないか?もう我慢出来ないんだ…双樹に触られたくてこんなに大きくなっちゃったんだ」

979 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:04/12/08 15:33:43 ID:t/LQGsKp
「うん…わ…ぴくっってなったよ。すごい…」
「双樹に触られたから…もう出そうだっ…うっ…はあはあ」
「え?びゅっびゅっ、きゃ!何これ…?」
「双樹を愛してる証みたいなもんだよ」
「苦いけど…嫌な感じもしないね。不思議な味…」

982 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:04/12/08 15:57:11 ID:t/LQGsKp
「まだ収まらないな…だから双樹の大事なとこにコレを入れたいんだが良いか?初めは少し痛いと思うけど」
「うん…沙羅ちゃんがそうしたいなら良いよ…私我慢するから。あ、パンツ脱がなきゃね」
「ありがとう。じゃあいくぞ…ズブリッ、うっ」
「あうう…痛いけど我慢する…沙羅ちゃんの為だもん…(半泣き)」
「双樹と一つになったんだな…夢みたいだ。大丈夫か?動いて良いか?」

537 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/09 13:12:57 ID:FRD/n/y0
G・J!
白鐘姉妹(*´д`*)ハァハァ

538 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/11 10:29:40 ID:a2IP8JZI
このスレって保管庫あるんでしょうか?
あったら教えて頂きたいのですが・・・。

539 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/11 11:25:13 ID:FLbB0Kbr
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
ここの、っつーか全般の保管庫だけど。

540 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/11 20:59:44 ID:97L+RS6H
>>539
有難う御座います〜。

541 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/14 12:11:07 ID:Mcf5GyVm
ほしゅっとな

542 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/15 01:14:24 ID:OmD5DGZp
ホシュります

543 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/15 16:22:35 ID:s+yEMFXI
ゲームのクリア記念にSSでも書きたいのですが、ここってゲームの話っ・・ていうかネタバレありでしょうか?
極力無いようにしようと思いますが・・
ちなみにキャラは一条姉妹の予定ですけれど

544 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/15 17:05:52 ID:mhfexZZh
>>543期待してるぜ

545 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/15 19:05:27 ID:8jDDZ2DO
>>543
キボンヌ

546 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:59:23 ID:e66fSwG3
>>543
たぶんネタバレは誰も気にしないでしょう。
それよりも、ハァハァできるかどうかが重要だす。
期待してまっせ!

547 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/16 16:35:28 ID:NhQqSnSd
         /                               ヽ
         l                           、  ヽ
           l  /                        ヽ ヽ  ',
        l  l         /    !    i         i   ',
        !   !    , ,   ,1  爪 ヽ  ゝ  ヽ、     l    !
          / ,. |     ! イ  / !  ! l、   !ヽ ヾ 、   i    | !|    l
       / イ │ l   ! | ! / l  | ! ヽ '、 ヽ ヽ \ !   .| !|   l
.      /〃|   ! |  「.「「`ト、 ゝ | ヽ \`  メィ 弌¨` ,' リ    |
     /  | ! ,ハ !  ィ!マj`丶!、_ ヽ、__,ンi' !,ハ.ヾ!. ,' //     l
         川  ! 、  l| ! ヒ1ノリ       Kfイソ   ,'.//       !
         |!  \ヾ、 ヽゝ_ゞ= '        >='´ ! 〃イ      l
         l.   iト` \ヽ       i        ,ィ' / .| i     l
           l     ||   ゝ、     --一    /|   | |     |
           !     !!.  │ 丶、_    `´    /  |   | |     |
           ,'    ,!!.  ├─┘¬- _ _,. '7 7─┤   ト、.!      l
          ,'   / |   |    !|   ´ ノ/ /   |   レヘ  i   l
       /   /   !    |、    ト、   ‐'7     !   i. i ヽ.l   l
        /   /   |   トヽ     ゝ.`    /    イ    リ  ヾ   !
r――――――┐ー" i,     r' ー,{ ~} 〜"    ,i, '/   /, '"`i、
| 白鐘 沙羅  ,!
7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  それにしても、桜月キラと桜月ユラはいつまで
|  別の学校の制服着てるんだよっ!?
|  非常識だろっ!!

548 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/16 17:38:36 ID:hDq86OGI
そうだそうだ沙羅ちゃんの言うとおりだ

549 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/17 00:13:58 ID:f9UbxxPL
>>547
(*´д`*)ハァハァ

550 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/17 00:59:11 ID:DGKpcvs0
ゲーム、とりあえず白鐘姉妹ルートだけやったんだが…

このスレのせいなのか、いちいちエロフィルターがかかって困った

551 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/17 01:01:49 ID:YAOA9UHT
エロフィルターテナニ?

552 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/17 22:57:01 ID:vEDAKHbu
>>547
くっそ〜、沙羅たまに口汚く罵られながらチンポふみつけられつつ足コキされてぇ〜〜〜〜

553 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 00:37:53 ID:dC39KPui
こういう小説かける人ってやっぱ凄いと思う…
双恋をネタにした小説はいくつか書いたが………
エッチシーンとか絶対書けねぇ…。

554 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 01:50:24 ID:vYJd8i70
エロくなくても読みたい、といってみるテスト

555 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 16:12:24 ID:kuVBIHB9
同意してみるテスト


556 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 18:44:17 ID:6XF6UY9S
俺もと、いってみるテスト

557 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 22:19:29 ID:lPV+X2M6
当り前田のクラッカーといってみるテスト

558 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/18 22:40:20 ID:6XF6UY9S
テスト多っといってみるテスト

559 名前:543:04/12/19 23:41:17 ID:bwvZyCae
どうも〜、前に言っていたSSが出来たので投下します。
え〜と、一応注意点を述べておきます
1、これはゲームのED後を前提に書かれています、ゲーム設定が嫌、ネタバレが嫌という方は見ないようにして下さい。
2、主人公がなんか黒っぽいです。
3、一条姉妹の「ダーリン」という呼び方は公式です、決して僕の趣味ではないので誤解なきようお願いします(笑)。

ではどうぞご覧下さい。

560 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:43:51 ID:bwvZyCae
「ぎゃ〜〜〜!ちょっと待って、ホント勘弁!!」
「『天誅ッ!!!』」
数人の男に抱えあげられ振り下ろされる
ふわりという無重力感の後、破裂する水音と共に冷たい感覚
「うわっ!寒っ!!冷たっ!!!」
夏休みに入ったとはいえ水は水、川の水は冷え切っているわけで
「『天誅じゃ〜〜〜!!!』」
怒れる獣たち(一条FC一同)の声がステレオのように重なり合って聞こえる中、冷たい水に身を刺されながら僕の意識は沈んでいった

「へきしっ!!」
となるとまぁ、こうなる訳で
「寒・・、夏休みに入ってすぐにこんな目に合うなんて・・」
夏休みの開幕を告げる花火大会、そのクライマックスと同時に僕は一つの決断をした
「君達二人とも僕の彼女だ!誰にも渡さない!!」
と、歯が浮くような台詞を言って二人の彼女を手に入れた
一条薫子・一条菫子
この町のマドンナで僕の幼馴染の彼女たち
いつも誰よりも近いところにいて、お互いを見ていた者同士、幼馴染から一歩踏み出すのは大変だったけど、いろんな人の助けを経てこうして重い遂げる事が出来た訳だ
でも先程まで助けてくれていたFCの人その他友人たちは手のひら返して襲い掛かってきた、強靭な肉体を持つ団長以下嫉妬に狂った者たちを抑えきれるはずも無く
夏の冷や水に叩き落され、現在に至る

561 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:44:38 ID:bwvZyCae
「ずひ・・参ったなぁ、だるくてまともに体が動かせないや」
熱は38.5℃、頭痛は激しく、目眩は止まない
ズキズキズキズキズキズキコンコンズキズキズキズキズキズキコンズキズキコンズキズキズキコンコン
頭痛の音と同時に何か聞こえた気がする、何かを叩くような音・・・?
ガチャ、という音がした重い頭を動かし扉を見るとそこには見知った顔が二つ
「ダーリン、大丈夫?」
「元気・・な訳無いよね?」
「薫子ちゃん・・菫子ちゃん?」
扉の隙間からひょっこりと顔を出していた僕の彼女たち
「看病しに来たよ〜」
人懐っこく擦り寄ってきたショートカットの少女は菫子ちゃん、心配そうにこちらを見ながら部屋に入ってきたポニーテールの子が薫子ちゃんだ
「駄目だよ・・風邪、うつるよ?」
二人が見舞いに来てくれた事は飛び上がりたいほど嬉しいのだが、二人に風邪を移してしまうのは望ましくない
「大丈夫だよ、それにもしうつっちゃってもダーリンが看病してくれるでしょ?」
「そうそう、それに風邪引いちゃったのだって元はといえば私達のせいなんだし・・これくらいは・・ね?」
「菫子ちゃん・・薫子ちゃんまで、仕方ないなぁ・・じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
どうやら彼女たちに何を言っても仕方ないらしい、ならば後の事は覚悟して今はこの幸せを満喫しようと思う

562 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:45:35 ID:bwvZyCae
「随分熱あるみたいね、汗かいてるよ?」
「そう?少し熱い・・かな」
そう言ってシャツをはためかせて体に風を送る
シャツが張り付いた感触で随分汗をかいている事が分かった
「ダーリン、服替えたほうがいいよ」
そう言いながら薫子ちゃんは僕の体を起こし、両手で支えてくれた
「菫子ちゃん、服とってあげて?それとタオルも」
言うが早いか薫子ちゃんは僕のシャツをめくり、肌を露にさせる
「ちょ・・薫子ちゃんっ!?」
突然の事に慌てる僕に対して薫子ちゃんは何の動揺も見せずに受け取ったタオルで僕の体を拭いていく
「やめてよ、これくらい自分で出来るって!」
「だ〜め、体だって良く動かないんでしょう?」
「そうそう、それに恥ずかしがらなくったって良いじゃない、私たち・・その恋人同士なんだから」
上目遣いでそんな事言われたら嫌だなんていえるわけも無い
その後着替えまで手伝ってもらってしまって、僕としては恥ずかしすぎて熱が上がったのでないかという位だったのだけれど

「うん、どうやらちょっとずつ熱も下がってきたみたいね」
「本当?良かった〜」

563 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:47:43 ID:bwvZyCae
僕から受け取った体温計を見て二人は安堵の息を漏らした
どうやら本当に体調は回復に向かっているらしく、体の感覚もほぼ正常になっていた
「あ、そうだ・・これ飲んでみる?」
そう言って薫子ちゃんが取り出したのは黒い瓶に入った錠剤のような物だった
「漢方の一種らしいんだけど、パパが前飲んでたから勝手に持って来ちゃった」
えへへ、と悪戯っ子のように笑うその笑顔は余りにも可愛らしい
「漢方か・・貰おうかな、効き目ありそうだし」
何よりも薫子ちゃんの気持ちが嬉しいし、という言葉は心の中でだけ言って受け取った薬を口に含んだ
「ん・・なんか、眠くなってきたな・・」
あまりにも急激に襲い掛かってきた眠気に少し不安を覚えながらも、意識が沈むのを止めることは出来なかった
「ごめ・・二人とも、少し・・眠る・・ね」
「うん、おやすみダーリン」
「おやすみ〜」
二人の声を最後に、僕の意識は完全に闇に落ちた

「ん・・ふぁぁ・・」
呆とした頭を振り、目を擦る
窓の外はすでに真っ暗になっており、自分が随分寝ていたんだということが分かった
「薫子ちゃんと・・菫子ちゃんは?」
辺りを見回してみるが二人の影は無い
もう帰ってしまったのだろうか、そう思ったら酷く寂しくなった

564 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:48:31 ID:bwvZyCae
はぁ、とため息を吐いて体を軽く起こす
少し目眩はするものの調子は良好だ
空腹を感じたのでみやびさんに何か貰おうとベットから降りようとすると扉が開いた
「あれ?ダーリン目が覚めたんだね」
「あ、おはようダーリン!」
開いた扉には二人の姿、それを見ただけでとんでもなく嬉しく感じてしまう自分の単純さが今日は少し誇らしかった
「二人とも、まだ居てくれたんだね」
そう言うと二人は僕に向けて笑顔を見せてくれた
「当たり前じゃない、ダーリン一人を放っておくなんてしないよ」
「うん、ダーリンの様子を見るのは私達の役目だもん」
「二人とも・・ありがとう」
笑顔で二人に向かってお礼を言う
二人は照れているようで、少し顔を赤くしている
「もうっ!それよりはい、コレ」
そう言って菫子ちゃんが差し出した食器の上にはお粥と卵酒が乗っていた
「二人が作ってくれたの?」
「うん、私と薫子ちゃんで心を込めて作ったんだよ」
「ダーリンが早く良くなりますように、って」
二人して照れ笑いを向けてくる、やばい・・とんでもなく可愛い

565 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:49:14 ID:bwvZyCae
「で、でもみやびさんは?」
「あれ?聞いてないの?」
首を傾げながら薫子ちゃんが聞いてくる、僕には何の事だか分からないんだけれど
「え、何を?」
「みやびさん、今日町内会の旅行で一日家を空けるって」
「えぇ!?」
「るるちゃんとららちゃんも今日はお友達の家に泊まりに行ってるよ」
「そ、そうなの・・?そういえばそんな事行ってたような気も・・」
記憶が曖昧になっているのか、よく思い出せない
「うん、だからみやびさんには『ダーリンは私たちに任せて下さい』って言っておいたから」
「そうなんだ・・ありがとう二人とも」
「気にしなくていいの、それより・・はい、あ〜んして」
そう言うと菫子ちゃんはお粥をスプーンにとって僕に近づけてくる
「だ、大丈夫だよ・・自分で食べれるよ」
「あ〜ん」
「大丈夫だって・・」
「あ〜ん」
「いや、だから・・」
「あ〜ん」
「・・・頂きます」

566 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:50:08 ID:bwvZyCae
観念して口を開いた、程よく温まったお粥が喉を通ると体が温まるのが感じられた
まぁ恥ずかしさで顔は熱くて仕方なかったけれど
「あ、いいなぁ菫子ちゃん」
隣でそんな事を言う薫子ちゃん、非常に嫌な予感がする・・
「私も、あ〜ん・・」
「や、やっぱり〜〜」

激しく恥ずかしい食事を終え、壁に寄りかかる
「はぁ・・恥ずかしかった」
「そんなに恥ずかしかったの?」
薫子ちゃんが問いかけてくる
その隣では菫子ちゃんが食器を片付けている
「うん、顔から火が出るかと思ったよ」
アハハ、と笑いながら話をしていると、ふと時計が目に入った
「あ、もうこんな時間か・・」
時計の短針は9を指し長針は6を指している
つまり9時半だ
「本当だ・・全然気付かなかったね」
「うん、それじゃそろそろ失礼しようか・・」
二人とも残念そうな顔をしながら立ち上がる
でもそれよりも残念なのは僕のほうだ
「じゃあね、ダーリン」
「また・・ね」
背を向け立ち去ろうとする二人

567 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:51:06 ID:bwvZyCae
二人の背中を見たとき僕の心臓がドクンと跳ねた
「っ―――あ」
逃がしたくない
手に入れたい
大好きな二人の全てを
奪い取りたい
「は・・ぁ」
際限なく湧き上がるどす黒い感情はとどまる事を知らず、僕を染めてゆく
止める事が出来ない
いや・・止めたくないのかもしれない
「きゃ!!」
「わぁっ!!」
二人の小さな悲鳴
その悲鳴を発した二人は僕の腕の中に納まっていた
「ダ、ダーリン?」
「どうしたの・・?」
上目遣いで僕に問いかけてくる二人
声が僅かに震えている
小動物のような可愛らしい二人の様子を見て、僕の男としての本能は抑えようが無いものになった
「帰したく・・無いんだ」
そう小さく呟くと腕に収めていた二人を乱暴にベットに押し付けた

568 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:51:57 ID:bwvZyCae
始めてみた乱暴な僕に驚いているのか、怯えているのか
二人はすがる様な弱々しい瞳で僕を見つめている
「―――」
薫子ちゃんが何かを口にしようとする前に、自分の唇でその口を塞ぐ
「「!?」」
薫子ちゃんは驚愕に目を見開き、菫子ちゃんは隣で息を呑んだのが分かった
でも・・こうして薫子ちゃんの唇を感じるのは2度目だ、前は突然の事でその感触を楽しむ余裕などなかったが、今は違う
「ん・・むぅっ!?」
薫子ちゃんの唇を無理やりこじ開け舌を注入する、その舌で口内の輪郭をなぞり、薫子ちゃん自身を味わう
「ん・・ふぅ」
十分にその感覚を味わった後唇を離す、薫子ちゃんは熱病に犯されたかのように蕩けた目をしていた
「さて・・と」
一呼吸付いてから隣で僕と薫子ちゃんのキスを見ていた菫子ちゃんに向き直る
菫子ちゃんは顔を赤く染めながら僕を見ていたが、僕が身を近づけると身を引いて逃げようとした
しかし今の僕はそれを許すほど甘くは無い
「あっ・・!」
逃げようとした菫子ちゃんの手を掴み、力任せに引き寄せる
僕も運動神経があるほうでは無いが、単純な力勝負では女の子が男に勝てる道理は無い
菫子ちゃんはあっさりと僕の方へとひっぱられた

569 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:53:51 ID:bwvZyCae
「やだ・・離してダーリン・・」
「どうして逃げるの?」
少し優しい声で聞いてみる、いつもの僕を演じて
「だってダーリン・・少し変だよ、いつものダーリンじゃないみたいな・・」
どうやら僕の演技はあっさりと見破られてしまっていたみたいだ
「そんな事無いよ・・僕は二人が大好きな僕のままだよ」
にこり、と笑顔を作って菫子ちゃんに近づく
そう、僕は何もおかしくない
ただ今日は少しだけ大胆でいじわるで欲張りなだけなんだよ、何でこんな気分になっているのか僕でも分からないけれど・・
「でも・・んっ!」
これ以上話を続けてても仕方ない、そう思って僕は菫子ちゃんの唇も奪った
彼女の唇も薫子ちゃんと同じで瑞々しくぷっくりと膨れていて、とても柔らかかった
しかしただ唇を重ね合うだけなんて野暮はしない、彼女の口内にも僕の舌を差し込む
何より薫子ちゃんと同じように菫子ちゃん自身の味を知りたいからだ
「ぅんっ!・・ん、ふちゅ・・ん」
驚いた、少し口内を弄っていただけなのに彼女の舌は僕の舌に絡み付いてくる
「ん・・」
「くちゅ・・ちゅぁぁ・・」
互いに首に手を回し互いが互いを貪りあう
お互い同士のためにする口付けは、柔らかく、優しく、そして甘美だった
「ぷ・・は・・」
名残惜しいけれど口を離す

570 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:54:34 ID:bwvZyCae
僕と菫子ちゃんを繋ぐ水の糸が音もなく垂れた
「自分から唇を絡めてくるなんて、菫子ちゃんはエッチなんだね」
「あ、ちが・・そんな事無い・・」
これ以上ないほどに顔を真っ赤にしている菫子ちゃん
やばい、そんな顔を見せられたらもっと苛めたくなっちゃうじゃないか・・!
「違くないよ、菫子ちゃんはエッチな子だ・・だって・・」
そう言って菫子ちゃんをベットに寝させ、服の上から彼女の胸を愛撫する
「きゃ・・!!?」
「ココ、こんなに固くなっちゃってる・・興奮しちゃったんだね?」
優しく撫でるように菫子ちゃんの胸に手を這わす
服の上からでも薫子ちゃんの胸の状況は分かった
「や・・だ、ダーリンの・・えっち」
やだ、なんて言葉に全く説得力が感じられない、むしろこれから起こる事を期待しているかのようだ
でも今日の僕は少しいじわるだから、もっと菫子ちゃんを可愛がってあげる
「エッチなのはどっちだろうね、キスして少し体弄られたくらいでこんなに感じちゃう菫子ちゃん?」
「あ・・や、やめ・・」
「やめてなんてあげないよ、菫子ちゃんはエッチな子だ・・認めなよ」
「ちが・・違う、私・・」
あくまで否定を続ける菫子ちゃん、彼女には言葉よりも直接的な攻撃の方が通用するみたいだ
「・・?、ひぃんっ!!」
僕の愛撫に合わせて菫子ちゃんの体が跳ねる
先程まで手で撫でていた胸を舌で舐める

571 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:56:00 ID:bwvZyCae
固くそそり立った乳首から線を描くように菫子ちゃんの体を滑らせていく
「あ・・は、ひ・・うぅん」
舐める位置によって強弱をつけ、刺激を与える
滑る下は何かに阻まれる事なく菫子ちゃんの茂みに辿り着いた
「やぁ・・だめ、そこ・・はだめぇ・・」
確かに快楽を浴びているのだろう、声には艶が宿り、息は荒いでいる
拒絶の声にも最早力は無い
「じゃあ認めてよ、菫子ちゃんはエッチな子だって」
「そ、それは・・」
「ね、菫子ちゃんは僕に触れられて感じちゃうようなエッチな子です、って・・君の声で僕に聞かせて?」
「わ・・私は・・」
まだ戸惑いが見える菫子ちゃんの茂みに指を差し込む
「あひぃっ!!」
指先を差し込んだだけで激しく体を震わせる菫子ちゃん
もう彼女の壁はもうほとんど崩れている、あとはとどめを刺すだけ
「ね、菫子ちゃん・・聞かせて?」
言いながら菫子ちゃんのクリトリスを軽くつまむ
それだけで彼女には凄まじい快感が与えられている
「っあ!・・言う、言うからぁ・・」
「うん、聞かせて?」
笑顔でつまむ力に少し力を加えながら言う
「わ、私は・・一条菫子はぁ・・」
恥ずかしさで死にそうなのだろう、菫子ちゃんは瞳にうっすらと涙を浮かべながら言う
「ダーリンに・・色んな所を触られて・・その・・」
「いろんな所って?はっきり言ってよ」
訂正、今日の僕は『少し』じゃなくて『とても』いじわるみたいだ

572 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:57:05 ID:bwvZyCae
「ダーリンにぃ・・胸とか・・お、おまんことか触られてぇ・・」
恥ずかしがりながらも言葉を紡ぐ彼女、その姿が愛らしくてつまむ指に力を加える
「ひっ!気持ちイイの!ダーリンに触ってもらえて気持ちイイのぉ!!」
「良く・・言えたね、ご褒美だよ・・!」
言ってクリトリスを摘む力を強める、今度は高める為ではなく、絶頂へと導くために
「ひ・・ぃあぁあああ、イクぅぅぅぅ!!!!!」
これまでよりも更に大きく体を震わせ菫子ちゃんは絶頂した
そして同時に菫子ちゃんの秘部からは音をたてて水が流れ出した
「良すぎて失禁しちゃったんだね、可愛いよ菫子ちゃん」
くたり、と力なく倒れている菫子ちゃんの顔に優しく口付けをし、ベットに横たわらせる
「ゴメンね、待たせちゃったかな?」
菫子ちゃんの真逆に向き直り声を掛ける
そこには息を荒げ、太ももの辺りを必死に擦り合わせている薫子ちゃんがいた
「我慢しきれなかった?」
無抵抗な薫子ちゃんを抱きしめ、首筋にキスをする
それだけで薫子ちゃんは体を震わせた
「ダーリン・・私・・」
震える声で僕を呼ぶ薫子ちゃん
これからされる事に不安を覚えながらも、体の昂ぶりを抑えきれないでいるようだ
「大丈夫、怖がらなくてもいいよ」
言うのと同時に薫子ちゃんの腹部を撫でる
そしてその指をゆっくりと下に進め、足を開かせる
「あ・・ぁ」
「ぅわ・・ここもうこんなにドロドロだね」
開いた太ももの間から見える秘部は濡れ、生暖かい空気を発していた

573 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:57:58 ID:bwvZyCae
「これなら前戯は必要ないね・・薫子ちゃん、いいかい?」
「う・・ん、いいよ・・ダーリン」
言いながらも震えは隠しきれていない、当然だろう、怖いのだ
「薫子ちゃん、菫子ちゃんも聞いてくれ、きっかけは無理やりみたいになっちゃったけど・・僕は薫子ちゃんも菫子ちゃんも好きなんだ」
隣で菫子ちゃんが体を起こして僕を見つめているのが分かった、僕は二人を真っ直ぐに見詰めて続きを言う
「だから二人の全てが欲しい、二人の全てが見たい、二人を・・抱きたい」
いつもの僕ならとても言えないような台詞が簡単に出てきてくれる、理由は分からないけど今はありがたい
「うん・・私たちも・・」
「私たちも・・ダーリンの事が・・」
「「大好きだよ!私たちを・・ダーリンだけのモノにして!!」」
二人揃って僕に想いを告げてくれる
あぁ・・今なら断言できる、僕は世界で一番の幸せものだと
「まずは・・行くよ、薫子ちゃん」
「うん、きて・・ダーリンっ!」
一息で固くそそり立った自分の分身を薫子ちゃんの秘部に突き立てる
「あぐぅ―――!!」
薫子ちゃんの口から漏れる苦痛の声、必死で堪えようとしてくれているのだろうが、それでも抑え切れていない、それ程の痛みを与えてしまっている事に対する罪悪感を感じながらもその真逆である快感が僕に襲い掛かってきた

574 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/19 23:59:10 ID:bwvZyCae
「薫子ちゃん、大丈夫?」
「う・・ん、平気・・だよ?」
うそつき、泣きながら平気なんて言ったって信じられるはず無いよ
いくら気持ち良くても薫子ちゃんが痛いままなんて嫌だ、でもどうすれば・・
「・・菫子、ちゃん?」
「・・・え?」
隣の菫子ちゃんに視線を移す、菫子ちゃんは何も言わずに薫子ちゃんの手を握っていた
「・・・・」
心で通じ合う、とでも言うのだろうか
まるで菫子ちゃんが痛みを癒しているかのように薫子ちゃんの震えは止まった
「薫子ちゃん・・?」
「もう大丈夫、ありがとう菫子ちゃん・・」
薫子ちゃんの言葉に菫子ちゃんはまた何も言わずに小さく首を振った
「ダーリン、私はもう平気だよ・・動いて?」
「・・・うん、分かったよ」
そう言ってゆっくりと腰を動かし初める
「あ・・あぅ・・あふぅ」
それに合わせて薫子ちゃんの口からは先程とは確かに違う声が漏れ始めた
僕と薫子ちゃんの接合部からグチュグチュと卑猥な水音が響き始める
「あんっ・・いい、いいよぉ、ダーリン!」
「薫子ちゃんの中も・・凄い」

575 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:00:40 ID:ZXdYgdTD
僕のモノを押し潰さんとするかのように締め付けてくる薫子ちゃんの胎内
気を抜くと直ぐにでもこの快感に流されてしまいそうだ
「ふぁぁ・・熱い・・熱いよぉ!!」
「くぁ・・まず・・い」
気が付けば僕は全力で腰を打ち付けていた、もう自分で自分を抑えることすら出来ない
腰から下半分は完全に快楽の奴隷になってしまっている
「だめ・・ひもちいぃ、ダーリン・・わたし・・いっちゃ・・」
「いいよ、薫子ちゃん・・イッて」
言うのと同時に一際強く腰を打ち付ける
僕の分身が薫子ちゃんの最奥を強く叩いたのと同時に彼女は登りつめた
「ひああぁぁぁぁぁあん!!」
体を弓なりに仰け反らせ絶叫する彼女、彼女の絶頂と同時に胎内は更にきつく締まり、僕の分身を限界へと引き上げた
「うあっ!」
限界を超えた快感に僕は抵抗すら出来ず、薫子ちゃんの胎内に自らの精を打ち放った

「はぁ、はぁ・・」
精魂込めたとはいえここで力尽きてしまうわけにはいかない、僕にはまだやらなきゃいけないことがある、意識を失った薫子ちゃんを優しく撫でて菫子ちゃんを見つめる
「菫子ちゃん・・」
「ダーリン・・」

576 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:02:28 ID:ZXdYgdTD
互いに見つめ合う、そして僕は礼儀的にこう言う
「いい・・かい?」
「うん・・いいよ」
一言ずつ言って口付け合う、深く、甘く、熱く、溶け合うようにして
口付けをしながら指は菫子ちゃんの秘部へ向かう
秘部は薫子ちゃんの時と同じようにすでに湿りきっていた
「んっ・・それじゃ、いくよ・・菫子ちゃん」
唇を離し呟くように告げる、だが菫子ちゃんの言葉がそれを遮った
「待って・・ダーリン」
止められ、菫子ちゃんを見ると何か言いにくい事でもあるかのように目を泳がせていた
「どうしたの?やっぱり・・怖い?」
「ん・・でも違うの、その・・お願いがあるの」
いつもと違ってしおらしくはっきりしない菫子ちゃんを出来る限り刺激しないように優しく聞いてみる
「ん?何だい・・?」
「あの・・ね、私の事を抱いているとき・・その時だけは」
泳がせていた目を止め、一瞬目を伏せた後、意を決したかのように言った
「私の事だけ・・考えて?」
「菫子ちゃん・・」
「お願い・・今だけでいいの、この時だけは・・」
菫子ちゃんの真剣な瞳、僕に断る事なんて出来ない
「うん・・分かった、でも・・僕はいつも二人の事を同じくらい愛してる、どっちが上なんて事は絶対無い、それだけは覚えておいてほしい」

577 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:03:03 ID:ZXdYgdTD
これも僕の本心だ、僕は決して二人に優劣を付けたりしていないんだから
「うん・・ありがとうダーリン・・来て」
そう言うと菫子ちゃんは僕を受け入れるように両手を伸ばした
僕はその手に導かれるように体を進めた
「ん・・んくぅ・・」
音をたてて少しずつ菫子ちゃんの胎内に飲み込まれていく僕自身
固くそそり立った僕の分身が菫子ちゃんの純潔の証に当たる
「菫子ちゃん、力抜いて?」
「う・・ん」
答える声も震えている、いつも明るく元気一杯な菫子ちゃんでも怖いみたいだ
でもそうすればいいんだろう、僕が菫子ちゃんの恐怖を拭うために出来る事は・・
「・・・・あ」
そうか、一つだけある
「あ・・ダーリン・・?」
「・・・・」
何も言わない、僕は何も言わずに菫子ちゃんの手を握った、さっき菫子ちゃんが薫子ちゃんにしたように
「・・・ありがとうダーリン、もう大丈夫、ダーリンが手を握っていてくれるから怖くないよ」
そう言って菫子ちゃんは笑顔を僕に向ける、握った手からも震えは感じない
僕は菫子ちゃんの笑顔に軽く口付けをし、彼女の壁を突き破った

578 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:04:19 ID:ZXdYgdTD
「っ・・ぐぅっ!!」
菫子ちゃんの口からも悲痛の声が漏れ、秘部からは白い液に赤色が混じっていた
だというのにやはり僕の分身は菫子ちゃんの胎内から浴びせられる快楽に押し流されそうになっていた
「す、菫子ちゃん・・!」
それに必死で耐えながら菫子ちゃんの様子を伺う
「ダーリン・・大丈夫、思っていたより・・痛くないよ」
菫子ちゃんの顔には少し痛そうではあるもののそれほど辛そうな様子ではなかった
「良かった・・奥まで入れるよ、菫子ちゃん」
ぐい、と腰を押し進めて菫子ちゃんの最まで僕の分身を押し込む
「あ・・ん」
「く・・こうして繋がってるだけで・・凄い気持ちいい」
菫子ちゃんの胎内は僕の分身に隙間無く絡みつき、僕から精を貪り取ろうとしているかのようだ
なら僕は菫子ちゃん(の体)からのリクエストに全力で答えてあげればいいだけだ
「ふあ・・あんっ!」
僕が大きく腰を動かすのに合わせて菫子ちゃんが大きく声を上げる
そして菫子ちゃんの胎内も僕の分身をギュウギュウと締め付けてくる
「ふああっ、あふ・・あひぃっ・・ダーリンッ!!」
ついに箍が外れたのか、菫子ちゃんは狂ったように僕を求めてくる

579 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:06:13 ID:ZXdYgdTD
自らの動きに菫子ちゃんの腰使いも加わり、僕は脆くも限界を迎えようとしていた
「ダーリン、ダーリンッ!!」
「く・・菫子ちゃん、僕もう・・!!」
「うん、きて・・ダーリンを全部私に頂戴!!」
菫子ちゃんの言葉を聞き、僕は息もつかずに全力で腰を打ち続ける
僕と菫子ちゃんの肌がぶつかり合う音が響く中、僕達は同時に限界を迎えた
「ダーリン、大好きっ!!」
「菫子ちゃんっ!!!」
ドクドクと僕の分身が菫子ちゃんの胎内で脈打つ
結合部からは僕の精がドロドロ溢れ出た
「は・・ぁ、はぁ」
荒く息を吐きながら菫子ちゃんを見る
菫子ちゃんは絶頂と共に気を失ったようで薫子ちゃんの隣で横になっていた
「はぁ・・はぁ・・」
二人の様子を見た後、僕にも強烈な疲労感が襲い掛かってきた
「く・・」
最後の力を振り絞って揃って横になっている二人に布団を掛けたのと同時に僕の意識も完全に沈んだ

580 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:08:07 ID:ZXdYgdTD

「ん・・」
目が覚めると窓からは光が差し込んでいた
時計を見ると8時過ぎ
寝ぼけ眼を擦っていると隣の二人がモゾモゾと動き出した
「んぅ・・」
「ふあぁ・・」
目を覚ました二人がゆっくりと身を起こす
「おはよう、二人とも」
「あ、ダーリン・・」
「おはよう・・」
二人して体を上げようとするとピクリと動きを止めた
「「痛たたたたたたたたた!」」
「え!ちょ、大丈夫!?」
急に二人同時に叫び始める
驚くと同時に心配になる
着衣を整えてあげた後、再びベットに寝かせる
「え〜と、その・・ゴメン」
「「ダーリンのえっち」」
と、二人共声を揃えて言う、ぐぅの音もでないとはこの事か

581 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:09:07 ID:ZXdYgdTD
「それにダーリンいつもと違って少し怖かったな・・」
「うん、ダーリンじゃなかったみたいだった・・」
「いや・・面目ない、自分でも何であんな風になったのか良く分からなくて・・」
恥ずかしさと情けなさで二人を直視する事が出来ない
二人の視線が痛い・・
「・・でも」
「うん、でも気持ちよかった・・ね」
二人の言葉に顔を上げると二人は顔を赤らめていた
そして僕も・・
「そ、そういえばダーリンもう風邪は大丈夫なの?」
無理やりに話題を変えようと薫子ちゃんが僕に問いかけてくる
「あ、うん、どうやら貰った薬が効いたみた・・」
ん?薬・・あれを飲んでから確か意識が飛んで・・・
「「「あ」」」
二人も同時に気付いたようで声が揃ってしまった
「「「・・・・・・・・・・」」」
沈黙
・・・・・
・・・

「あ、でもね・・あーゆうワイルドなダーリンもいいかなって・・」
「薫子ちゃんも?実は私も少しいいなぁ・・って」

582 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:12:12 ID:ZXdYgdTD
「・・・・・・・」
だからそういう事はあんまり言わないでって、スイッチ入っちゃうから・・
「ゴメン二人共!」
「え・・!?」
「ダーリン・・!?」
呆気に取られている二人の上に伸し掛かる、僕は再び暴走を開始していた
「ちょ、ダーリン!」
「私たちまだ腰が・・」
「大丈夫!優しくするから!!」
もう止まらない、止められない
どうやらあまりあの薬は関係なかったみたいだ、暴走の原因は僕自身にあるのか・・
でも今のところはまだ薬が残っているという事にしておこう
「「わ〜ん、ダーリンのケダモノぉ〜〜〜〜!!」」

そうして一匹の狼と二匹の羊は再び身を重ねるのであった・・なんてね

583 名前:愛欲と性欲と独占欲と:04/12/20 00:13:38 ID:ZXdYgdTD
−おまけ−

そしてまぁ空が微かに黒く染まり始めた6時過ぎごろ
「あら〜二人にキミの風邪移しちゃったの・・」
今僕は帰宅したみやびさんに(ウソの)事情を説明している
「はい、という事なんで今日は二人共泊めたいんですけど・・」
というか二人共僕のベットで寝ている
理由は・・言うまでも無いだろう
「ふ〜ん、まぁいいわよ」
「ありがとうございます!みやびさん、じゃあ僕は二人に伝えてきますんで」
立ち上がって二人の所に行こうとするとみやびさんに後ろから声を掛けられた
「でもねぇ・・男の子なんだからちゃんと責任取らなきゃ駄目よ?」
・・・・・・バレバレですか・・・・・・・

「「ダーリンのえっちぃ・・でも・・そんな所も・・大好きぃ・・」」
そんな事とは露知らず、二人は疲れ切った体で幸せな夢を見ていた
−完−

584 名前:543:04/12/20 00:18:59 ID:ZXdYgdTD
以上です!
うわ!見直してみると恥ずかしい!!

すいませんでした・・このような駄作を投下してしまって・・
もし見てくれた方いたら感想くれると嬉しいです。
僕は単純な生き物なので感想いただけると次作も頑張る気が起こりますので・・

とりあえず各双子クリア毎に一作ずつ書いていきたいなぁ・・なんて思っています。
まぁ最近色々忙しいのでのんびり待っていただけると幸いです。

585 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:26:42 ID:2UnEO+Yq
おもしろエロいですよ。
新作も作って欲しいですよ。

586 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:15:40 ID:TQf7QLGE
>560 乙!
Gjだ! これからもがんばってくれ!


587 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 02:16:33 ID:AbhXoumC
>>543
GJ!すばらしいです!
しかし公式のダーリンって呼び方は強烈だな

588 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 02:22:24 ID:2UnEO+Yq
次の作品も楽しみにしてます

589 名前:一条姉妹エンド 1:04/12/20 02:57:26 ID:Jzlsvtuk
「薫子ちゃん!菫子ちゃん!!」
「「ダ…ダーリン!!」」
僕は人ごみの中から浴衣姿の二人を見つけた。

昨日、二人に教室で告白された…
そして二人は、OKなら花火大会の会場に来て…と言った。
…二人の真剣な気持ちがとっても重くて…
一度は逃げ出しそうになった…けど、今、こうしてここにいる…

「ごめん…遅くなって…」
「ううん…いいの…ダーリンが来てくれただけで…私は…」
「私も…薫子ちゃんも…ずっと…ずっと待ってた…あなたの答えを…」
僕は二人に笑いかけた…
「ごめん……でも…」
「…でも…?」
僕は二人の顔をまっすぐに見ていった
「…恋人には…なれない…」
「「えっ…」」
二人の表情が見る見るうちに暗くなっていった…

590 名前:一条姉妹エンド 2:04/12/20 02:58:07 ID:Jzlsvtuk
「あの…えっと…」
「…あ…あはは…そうだよね…ごめんなさい…」
「今までずっと、幼馴染として一緒にいたのに…急にそんなの無理だよね…」
「謝らなくてもいいよ…薫子ちゃん…」
僕がそう言うと…薫子ちゃんは笑顔で僕を見た…
涙でくしゃくしゃになった顔で笑っても…しょうがないのに…
「ふられちゃったか…でも、私たちの気持ちを…知ってもらえただけで…ね?菫子ちゃん」
「うん……そうだよね…ダーリンに知ってもらえただけで…」
菫子ちゃんも同じように笑った……
こうなることは覚悟の上だったが、それでもどうしょうもなく胸が痛んだ…
「あ…あのさ…」
「でも、ダーリンこれからも幼馴染として仲良くしてくれるとうれしいな…」
僕が話そうとすると薫子ちゃんがさえぎるように言った。
「うん…これからも仲良くしてくれるよね?」
菫子ちゃんも続けてそういった
「………………」
それじゃ意味がない…僕は決めたんだ…

591 名前:一条姉妹エンド 3:04/12/20 02:58:48 ID:Jzlsvtuk
「ごめん…それも…できないんだ……」
そう言うと、今度は二人の顔が驚きとう言うより恐怖に近いものに変わった…
「どう…して…」
「やっぱり…告白しちゃったのがまずかったのかなぁ……」
「やめとけばよかったね…『秘めたるが華』なのかなぁ…」
「……頑張ったんだけどな…」
二人は下を向いてさらに涙を流し始めた。
「ちがうんだ…二人とも…」
「……ごめんね…ダーリン…ううん…もう、そう呼べないね…」
「…行こう…菫子ちゃん………さよなら…」
二人は、僕に背を向けて走り出そうとした、
しまった…ここまで二人を傷つけてしまうとは…
でも、僕の話はまだ終わってない…!

592 名前:一条姉妹エンド 4:04/12/20 02:59:29 ID:Jzlsvtuk
「待って、二人とも!!」
そう叫ぶと、僕は二人の身体を後ろから抱き寄せた…そして
「……俺は…自分勝手なやつだから…二人の気持ちなんて…あまり考えてなかった…
 だから…こんな答えを出してしまった…本当にごめん…
 でも…まだ話は終わってないんだ…あんなこと言って今更って思うかもしれないけど…
 まだ…俺のほうは…言わなきゃいけないことがあるから…
 ……ごめん…すごく勝手なことを言ってるのは自分でもわかってる…でも…」
僕は、そう言うと二人の身体をこっちに向けさせて、
「俺の…話を聞いてくれるのなら…明日…夕方…教会に来てほしい…」
「ダーリン…」
「………どうして?」
僕はそこまで言うと、二人に背を向けて
「…嫌いになったなら…こなくてもいいからね…?」
それだけ言って、その場を後にした。


593 名前:投稿者:04/12/20 03:01:58 ID:Jzlsvtuk
↑のやつは自分が投稿したものです、
一条エンドに納得がいかず自分なりに考えて書いたやつです。
もちろん、この後も続きますが、エロ無しで終わるかもしれません…


594 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 03:03:02 ID:2UnEO+Yq
出来ればエロあり希望

595 名前:投稿者:04/12/20 03:28:51 ID:Jzlsvtuk
ん〜……頑張ってみますが…
てか、こうしてみるとすっごい読みづらい…

596 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 13:25:50 ID:vhFeQIJs
エロはさておき、続きを期待してもいいんですね

597 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 16:04:51 ID:HrNbw6qv
>>543
乙!!そしてGJ!
次も期待しますよ!

598 名前:一条エンド5:04/12/20 22:28:47 ID:Jzlsvtuk
−次の日−
「……来ちゃったね薫子ちゃん…」
「…何なんだろ…ダーリンの話って…悲しいのはもうやだよぅ…」
二人は昨日の一件でかなり弱気になっていた…
「じゃあ、開けるよ…薫子ちゃん…」
「うん…」
二人が扉を開けるとそこには…
「…良かった来てくれたんだね…」

599 名前:一条エンド6:04/12/20 22:29:49 ID:Jzlsvtuk
「ごめんね…こんなところに呼び出して…」
僕は二人の前に歩み寄った…
「こっちへ着てくれるかな…?」
僕は二人の手を引いて祭壇のところまで進んで
「そこに立ってて…?」
「ダーリン…」
「いったい…何の話」
僕は二人の前にひざまずき、そして…
「私は、その健やかなるときも病めるときも、豊かなときも貧しきときも、
喜びにも悲しみにもこの二人を愛し、敬い、慰め、助けて変わることなく、
死が私たちを分かつまで…いえ、死が私たちを分かとうとも愛しつづけることを誓います…」
「……ダーリン…それって…」
「これが…俺の答え…です…」
「え…?」
「その…愛してます…」
そう言うと、二人の目に見る見るうちに涙がたまり…
「「ダーリンの…ばかぁ!!」」
そういって、抱き着いてきた…

600 名前:一条エンド7:04/12/20 22:30:37 ID:Jzlsvtuk
「なら…どうして昨日あんなこと言ったのよ…」
「すっごく…悲しかったんだから…」
「ごめんね…昨日ちゃんと答えても良かったんだけど…でも…できれば、ここでこう言いたかったんだ…」
「でも…どうして、恋人にはなれない…なんて言ったの…?」
「そうよ!どうして?」
「ん〜…その前にちょっと…離れてくれない…?話しづらいし…」
「「やだ!」」
まあ、しょうがないか…
「二人は、ただの恋人でよかったの?」
「…どういうこと?」
「…フィアンセのほうが良いんじゃないの?」
「…ええ!?」
「違うの?」
僕が、どことなくとぼけた口調でそう言うと、二人は抱きつく力を強めてきた。
「……ダーリンのばかぁ…」
「まぎらわしすぎるよぉ…」
「…ごめん…」
「…だから、幼馴染にも戻れないって…言ったのね…?」
「うん…」
「…ばかぁ…」
二人は泣きじゃくりながらも、その声はどこかうれしそうだった

601 名前:一条エンド8:04/12/20 22:31:18 ID:Jzlsvtuk
「それに、あんなに人の多い場所じゃなくて…こういうちゃんとした所で…3人だけのときに言ったほうが…
 なんか…そっちのほうがいいかなぁ…って思って…まあ、もう少し言葉を選んで言うべきだったね…」
「………もう…」
「ダーリンのばか…」
薫子ちゃんさっきから「馬鹿」としか言ってないな…
「で…さ…」
僕は二人を一体引き離して、
「…迷惑かな…?フィアンセじゃ…?」
「「そんな訳ないじゃない!!」」
二人そろって即答…ですか…
「うれしい…すごくうれしいよぉ…ね…薫子ちゃん。」
「うん…こんなに…うれしいことって……。」
昨日と同じように二人の顔は涙でいっぱいだったが、そこには本当の笑顔があった
「それに…昨日の事があった後だからなおさら…」
「……あっ!」
菫子ちゃんが突然声をあげた
「もしかして…ダーリン…狙ってた…?」
「…………実は…………まあ、昨日の二人の反応があそこまでとは予想してなかったけど…」
「ひっどぉい!!」
「私たち…本当にダーリンにふられたと思って……」
「ん〜…だから…ごめん…」
「「許さない!」」
やはり許してくれませんか…

602 名前:一条エンド 9:04/12/20 22:32:34 ID:Jzlsvtuk
「そうだ!ねぇ菫子ちゃん…あのね…」
「うんうん…あは!いいねそれ!!」
嫌な予感がする、前にもこんなことがあったような…
「「ダーリンがなんでもお願いを聞いてくれる権!」」
でた……
「しょうがない…いいよ…」
「「やったあ!!」」
二人とも顔を合わせて笑った、さっきまでの涙はどこにいったのやら…
「じゃあ、さっそくお願い!!」
「なに?薫子ちゃん…」
「さっきの言葉…もう一回言ってくれる?」
「……………………………“あ”のつく言葉?」
「そう!」
僕は二人を抱きしめて
「俺は…薫子ちゃんと…菫子ちゃんのことが大好きだ…誰よりも…愛してる…」
自分で言ってて恥ずかしい…
「私たちもだよ!ダーリン!!」
「だ〜〜い好き!!」
…ごめんね二人とも…昨日はすごく傷つけてしまったんだね…
でも大丈夫…もう…にどとあんなこと言わないから…
そんなことを考えてると、二人は身体を離して、
「ねえ、今度は私からのお願い…」
「どうぞ、菫子ちゃん…」
「キス…して?」
「……………………」
そう来ましたか…

603 名前:一条エンド 10:04/12/20 22:33:57 ID:Jzlsvtuk
「いや?」
「…嫌じゃないけど…でも」
僕は二人の顔を見た、理由は簡単
「俺のファーストキスは一度きりだけど…?」
さすがに、三人同時には無理だろう…
「ええと…あ!薫子ちゃん………ボソボソ」
「…………うん、そうすれば…」
何を思いついたんだろう…
「せっかくのお願いだから…菫子ちゃんからでいいよ?」
「いいの?薫子ちゃん?」
「うん…その代わり次するときは私からだよ?」
「わかった…じゃあ、ダーリン…目つぶってて?動かないでね?」
そう言われたので僕は目をつぶった。されるほうですか…
「愛してるよ…ダーリン…!」
左のほうで菫子ちゃんの声がしたと思うと、唇にやわらかいものが押し当てられた…
「(ん?)」
ちょっと違和感があったが、考えるまもなく。
「ダーリン…私も愛してる!」
感触がなくなったと思ったら、今度は右側から薫子ちゃんの声がして再びやわらかいものが押し当てられた。
「(…やっぱり)」
初めてなのでよくは分からないがやはり違和感があった…

604 名前:一条エンド 11:04/12/20 22:34:27 ID:Jzlsvtuk
「……えっと…二人とも…」
目を開けると、顔を真っ赤にしている二人が目に入った
「あのね、ダーリン…私が右半分で…」
「私が左半分…これなら…ダーリンは、二つあわせて一回のファーストキス…」
「「でしょ?」」
……唇を半分こですか…
「ああ…幸せ…」
「ねぇ、ダーリン…」
「二回目は駄目です…!」
「「え〜〜〜〜!!」」
一日に何回もできるほど肝は据わってないって…
「まぁ、いっか」
「うふふふ…」
良かった…二人が笑ってくれて…

605 名前:一条エンド 12:04/12/20 22:35:11 ID:Jzlsvtuk
「あ〜あ…でもなんか、納得いかないなあ…」
「ダーリンにしてやられた…って感じで…」
「あ…あはははははは…」
まあ、婚約者になったからと言って特に変わることはないだろう…今までが今までだし…
でも、この二人のことだから…わからない…
「あ…ダーリン…そう言えば…さっき…」
「…自分のこと…“俺”って言ってたね…」
「あ…うん…変かな?」
「ううん!かっこ良かったよ!だ・あ・り・ん!!」
「うんうん…大人になったって感じだった!」
そう言うと二人は、つないでいた手を離して腕を組んだ…
「ああ…恋人…ううん…フィアンセかぁ…」
「なんか…すっごく甘い響き…」
「はは…あ…ごめんね…ペアリング…まだ用意してないや…」
「「え!?」」
二人は驚いた顔をして見上げた
「いいの…?」
「必要じゃない…?」
「ううん!すっごく欲しい!!」

606 名前:一条エンド 13:04/12/20 22:35:39 ID:Jzlsvtuk
「あ、でも三人じゃペアリングじゃないね…」
「あ、そうか…」
「でも、いいんじゃない?ね!菫子ちゃん!」
「うん、!!」
「じゃあ、明日買いに行こうか?」
「「やったぁ!!」」

607 名前:一条エンド 14:04/12/20 22:36:19 ID:Jzlsvtuk
まあ…そんなこんなで…この日は終わったと思ったけど…
「ねぇ…ダーリン…今晩…うちに…お泊りしない?」
「うん…お母さんたちも…しばらくいないしさ…」
……………………………………それって…………つまり………アレですか…?
「だって婚約者だもん…ね!」
「ねー!」
…どうやら、この二人には勝てないようだ…ま、いいか…
「「覚悟しててね!」」

 <一条エンド> おわり

608 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/20 22:39:57 ID:Jzlsvtuk
一応書き上げました…
自分的には、主人公が教会で誓いの言葉を…ってのがゲームでもあったらなと…
あまりチェックしてないので誤字脱字はご愛嬌ってことで…

ごめんなさい…結局エロは無理でした…
……いずれ、頑張って書いてみようとは思いますが…


609 名前:543:04/12/21 00:24:57 ID:AL3her0q
一条ルートアナザーEDって感じですね
俺はゲームのEDもそこそこ気に入ってるんですが、こういう感じのも良かったかもしれませんね〜
とりあえずGJ!です

610 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/21 01:25:59 ID:/nEh1kJY
確かにゲームは中途半端な終わりましたからね。
できれば最後の…いやなんでもないです。

611 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/21 01:28:05 ID:zHe/KU2i
>>610
ご指摘があれば遠慮なくおっしゃってください。
今後、書くにあたって勉強になりますので…。

612 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/21 01:30:28 ID:/nEh1kJY
これは自分の本能的なことなんで遠慮しときます。
では眠いので、寝ます。

自作も楽しみにしてます。

613 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/21 15:49:24 ID:WYV2ZKsw
一条ルートは最初から最後までファンクラブがうざかったし、主人公のへたれ具合もイライラした

というわけで、本編よりかなり男らしい主人公でよかったと思います
ただ、…が多すぎてちょっと読みづらかった

614 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/21 17:42:05 ID:wFFOAWDs
GJ!
しいて言わせてもらえば、改行と行空けをもっと使ってもらった方が
読む方としては助かるかも。

615 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:28:03 ID:8i0WFLf0
>>613,614
ありがとうございます。
やっぱ読みにくいですね、これから頑張っていきます。
次は、桜月ものを書く予定です。

616 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:34:08 ID:f/PBRTQC
>>615期待してますぜ

617 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/23 03:17:29 ID:sPNGzZCR
今日の放送でキャラが変わってしまった・・・・_| ̄|○

618 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/26 18:15:52 ID:0ZJ3wNFH
     デケデケ      |                          |
        ドコドコ   < 桜月姉妹マダー?                >
   ☆      ドムドム |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    マチクタビレター♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・  )    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\

619 名前:543:04/12/27 13:04:53 ID:IYqzGrrO
こんにちわ、543です
白鐘姉妹と千草姉妹のを書いてるんですけど、どっちが見たいですか?
あと希望シチュとかありますでしょうか?

620 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/27 16:04:00 ID:prtLpCHR
Wフェラよろしこ

621 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/27 17:14:49 ID:mZz7DyZA
白鐘姉妹は沙羅の素直じゃないっぷりがたまらない

622 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/27 21:59:48 ID:7KjlYpSu
一条姉妹がプールで全裸にされているところを妄想・・・。
・・・子供に剥かれるのってどうよ


623 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/27 23:10:01 ID:NXR+Pq1+
>>622
俺も似たようなの考えた
あのまま子供のいたずらがエスカレートして、裸に剥かれて
もはや歯止めがきかずそのまま…みたいなの

624 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/28 19:53:59 ID:sdsvR4U9
>>622-623
一条姉妹消防リンカ−ンハァハァ
そういえばココって和姦モノしか無いね
漏れとしちゃ鬼畜モノや陵辱モノも詠んでみたいんだが


625 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/29 03:34:26 ID:2zKyC/eo
>>624
鬼畜陵辱ものねえ・・・暴走族に三人まとめて拉致られて衆人環視の中で3Pプレイの強要とか・・・?
あとは交通事故で両手骨折した主人公を二人がかりで逆レイープとかもあるか・・・

626 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/29 12:36:45 ID:e2bG+CZk
その暴走族の中にどっかで見た執事とかいるわけだな

事が終わった後不自然なタイミングで現れて「責任は取っていただけるのでしょうな」、とかなんとか

627 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/29 17:01:46 ID:2CcwTQ9/
大阪や天道にされるのは?


628 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/30 08:06:09 ID:DlY+ATIA
一条姉妹がファンクラブの奴らn

629 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/30 22:17:24 ID:DgqmtlYC
エロ無し小説のために、
ノーマル版たてた方が良いですかね?
どうも、エロが…

630 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/30 22:48:16 ID:TddPXv8d
いや、いいんじゃないの?
ノーマル版立てるよりもここに書いたほうがいいと思う、俺は歓迎するよ

631 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/31 00:07:32 ID:YxsBJ3Bm
>628
禿堂、漏れもそういうのが読んでみたい
ファンクラブの集いでの一条姉妹の爆弾発言に
キレたファンクラブがダーリン袋叩き
その後も連中の興奮は収まらず…

632 名前:1:04/12/31 07:45:38 ID:FkBqzt+B
騒がしくなっていい感じ。久々です。
昨日一時帰宅しました。
テレビも見れんかったんで双恋は結局一回も見ていないっす。
543氏の作中のみやびさんとやらが誰なんだかわからん。
察するに一条姉妹の母親だか姉だかなのかな?
ともあれ休み中に一作書けたらいいなと思いつつ、では。


633 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/31 16:05:28 ID:HyBRuLDH
主様の御帰還じゃぁ〜!!
お帰りなさいませ新作期待しております

ちなみに雅さんと言うのは
るる、ららの母親で
主人公の下宿先のお寺の主(修行で家を空けてます)のかみさんで
保護者代行といった感じです

アニメとゲームではデザインCVが違うもののほぼ同じようなキャラです

634 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/31 20:43:11 ID:eDOblYAL
期待age♪

635 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/31 21:14:40 ID:/0eSPnWE
》619
白鐘姉妹ネタで、ぜひ鬼畜凌辱破瓜を

636 名前:名無しさん@ピンキー:04/12/31 22:24:01 ID:3krIhCGv
>>632
警察のご厄介になっていたそうで、お勤めご苦労様ですw

637 名前:543:05/01/02 01:44:06 ID:1dbL0XPY
新作がもうすぐ出来ます、多分今日中には。
新年初めに投下したいなぁ、と思ってたんですが・・忙しくて
とりあえず内容は白鐘姉妹の調教モノです。
まぁ俺の文なんで満足出来ないかもしれませんが・・

とりあえず直ぐに書き終わりそうなんで出来たら見て下さい、宜しくお願いします〜。

638 名前:エロゲ屋正寿  ◆w7Q5ywREpw :05/01/02 13:36:32 ID:30uJd5pd
白鐘姉妹の調教モノは、私だって書きたいのに・・・。
一条姉妹でやろうかな・・・。

639 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/03 02:10:21 ID:fftvy4de
双恋はやはり
 女の子攻×男のコ受
ですな

640 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/03 02:32:12 ID:gF0GEWWp
女+男攻め×女受け
もありだとおもう
白鐘姉妹とか特に

641 名前:1:05/01/03 13:47:16 ID:2KOW/V0G
そろそろ3Pのやりかたのネタが尽きてきました。
書いたは書いたのだけど納得がいかないので書き直していたらもう休暇が終了。
申し訳ないがまたしばらく行方知れずになります。
543氏の新作が見れないのは残念だけどもさらば。

642 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/04 09:51:42 ID:m65eL3V7
>>1
また帰ってこいよ
待ってるから

643 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/04 13:19:01 ID:2BkBvl4w
>>1
待ってますよ〜

644 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/04 15:34:05 ID:acePe+n0
》638
気にせず載せてください
同じ調教でも、内容がかぶるわけじゃないと思います
では、神達の降臨をお待ちしてます

645 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/06 17:36:27 ID:euWt2Zp3
キラユラ
(;´Д`)ハァハァ

646 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/07 03:28:33 ID:qOPqwh9e
後輪希望安芸

647 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/07 17:13:27 ID:UoUbC8wA
千草姉妹に複乳を生やしてみたらどうなるかしら。
↓こんな感じ
∪∪
∪∪
∪∪

648 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/07 22:49:37 ID:SMPvRCGr
>>647さん

それはちょっと・・・

649 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:27:10 ID:UoUbC8wA
そうね千草姉妹なら薬盛られてもなんとか対処しそうだから
いっそ千草姉妹が他の五組に複乳になる薬を仕込むのはどうかしら。
胸が二段三段に増えて主人公を避け始める双子達。
しかし、胸そのものが無い雛菊姉妹は全然平気なのだった。

650 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:58:59 ID:lJNvtjqQ
いや、一番胸が無いのは白鐘姉妹だ

651 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/08 02:20:05 ID:oevzHQ6W
空気を読まずにレス。何ぞ短編を挙げてみようと思ったが新参者がいきなりうPしまくるのもアレだし、そもそも
内容がまだ煮詰まって無い……要するにまだ人様に見せられる有り様ではないとw
そういう訳でプロローグだけ置いてきます。

此処はある地方の病院。そこのICU病室に俺は横たわっていた。
病名は末期ガン。もはや病状は予断を許さず、死は目前に迫っていた。
定まらない意識の中で、俺が想っていたのはあの二人の事。二年前出会った双子の姉妹との思い出。
(…これは罰なのかもしれない。あの二人の天使を汚した報いを今受けているのだろうな…)
客観的に考えれば難病に冒された男が治療の甲斐なく死んでいく、ただそれだけの事だ。
だが、あの二人への思いを俺の心から切り離すことはできなかった。その思いが今の境遇を天罰と思わせているのだろう。
残された僅かな時間の中、俺は二人の記憶を手繰り寄せていた。
それは俺の一生において最も甘く切なく歓喜に満ち、そして人として許されない過ちを犯した日々。
俺の心は二年前のあの日に遡っていた……

652 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/08 08:33:09 ID:8hbRCG14
>それは俺の一生において最も甘く切なく歓喜に満ち、そして人として許されない過ちを犯した日々。

期待。あなたにエロの神が降りてきますように。

653 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/08 14:08:08 ID:zKCqB+AV
エロじゃなくてもいいのですが・・・

>>651さん
書き出しうまいです〜

654 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/09 19:34:20 ID:yRPfYU/j
保全

655 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/09 22:28:40 ID:G6LgdVL3
淫牙にかかってないのは千草姉妹と雛菊姉妹だけか……

予想としては雛菊姉妹が先になりそうだ…フフフ

656 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/09 22:32:29 ID:kNhDpIhj
>>655
今すぐおまいの脳内をここにさらすんだ

657 名前:桜月ストーリー:05/01/10 23:50:20 ID:siLE2Y/q
「ユラちゃん…いよいよ明日ね!」
「そうだね、キラちゃん。とうとう、あの人に会えるのね!」
「「私達の…憧れのあの人に!」

----------------------------

双愛学園、ここには市内よりたくさんの生徒が通っていた。
「蒼、確か今日転校生がくるんだったな。」
「興味ないです…」
二人の男子が靴箱に向けて歩いていた。
「何でも二人くるらしいぞ?」
「だったら貴方のクラスじゃないですか、紅…貴方のクラスだけ、なぜか28人しかいませんし…」
二人はそんな会話をしながら教室へあがっていった。
「じゃあな、また後で」
「知りません…帰るときは勝手に帰ります…」
二人はそれぞれの教室へ入っていった。


658 名前:桜月ストーリー 2:05/01/10 23:52:02 ID:siLE2Y/q
「転校生ねぇ…いったいどんな人なのか…」
紅は席につき窓から外を眺めていた
「そろそろ…2年だな」
紅は何を思ったのか少し眼を細めた
「は〜い、みんな席について!」
そこに女の担任が入ってきた。
「え〜、みんなもうわかってると思うけど、今日転校生が二人きます。
 それで、このクラスがほかのクラスより2人少ないでしょ?
 だから、二人ともこのクラスなの。入ってきて」
「(へぇ…蒼の予想があたったな…)」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』
その瞬間、クラスに歓喜の叫びが響いた。
「桜月キラです。」
「桜月ユラです…」
「双子!?」
紅はしばらくその双子に目を奪われた

659 名前:桜月ストーリー 3:05/01/10 23:52:41 ID:siLE2Y/q
「ユラちゃん、あの人!!」
「あ!きっとそうよ!!」
キラとユラは紅の元に駆け寄った。
「…?」
「やっぱりこの学校だったのね!」
「私達、どうしても貴方に会いたかったの!!」
『なにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!』
クラスが一斉に騒ぎ出したが紅の耳には入ってなかった
「…はい?(どうなってるんだ?さっぱり分からない…)」
困惑する紅をよそに二人は話しつづけた。
「それにしても、同じクラスになれるなんて…」
「なんてついているのかしら私達…」
「あの〜片桐君…知り合い?」
先生が紅に聞いた。
「いえ…初対面ですが?」
紅がそう言うと、
「ああっ!いけない…私達ったらつい…」
「ごめんなさい…いきなりこんなのは、困るよね?」
微妙にズレてる気がしたが、とりあえず
「詳しい話は、後でお願いできる?桜月さん…」
「「はい!」」

660 名前:桜月ストーリー 4:05/01/10 23:54:49 ID:siLE2Y/q
「ええと…それで、桜月さん?いったいどういうこと?」
紅は自分を目の前にニコニコ笑っている二人に聞いた。
「私達…」
「貴方のことが…」
「「好きなんです!」」
『ボソボソ…おい聞いたか?今の』
『ボソボソ…転校してそうそう告白!?』
『ボソボソ…やっぱり、片桐君に一目ぼれ!?』
周りの話を聞こえていない振りをしつつ、
「…でも、初対面ですが?」
「ううん!私達は前に貴方を見たことあるの!」
「それも、2回も!」
嬉しそうに話す二人を前に紅はどういう顔をしたものかと悩んでいた、
「それで、すっかり貴方のことを…」
「どうしても、貴方に会いたくて…転校してきました。」
「…俺のこと調べたの?」
「「はい!」」
どうやって調べたのか気になったが、なぜか恐ろしかったので聞かなかった。

661 名前:桜月ストーリー 5:05/01/10 23:55:56 ID:siLE2Y/q
「…とりあえず、友達からってことでいいでしょうか?」
「もちろんです!」
「よろしくお願いしますね!」
「(これってついてるのか?)」
「それと…私達、桜月さんだと二人とも返事しちゃうから…」
「名前のほうで呼んでくれますか?」
紅は一呼吸置いて
「それじゃ、ええと…」
「キラちゃんと」
「はい!」
「ユラちゃん、」
「はい…!」
「で、いいかな?」
「あと…」
「お名前を…」
紅ははっとした顔で、
「ごめん、まだ教えてなかったね、
 ええと、片桐 紅(くれない)皆は“コウ”って呼ぶけど。
 二人も、そう呼んでもらっていいから。」
「「はい!!」」

662 名前:桜月ストーリー 6:05/01/10 23:56:26 ID:siLE2Y/q
放課後
「あれぇ、どこ行ったんだろうね、あの人。」
「せっかく一緒に帰ろうと思ったのに…あ!キラちゃん!!」
二人は階段の下に片桐の姿を見つけると急いで降りて、
「ねぇ、校門まで一緒に帰りませんか?」
「お迎えがあるから、そこまでだけど…」
しかし、
「…貴女たち、誰ですか?」
片桐の口から出たのは信じられない言葉だった、
「え…」
「あの…私達…」
確かに、片桐君だよね…
そう思ったとき、
「おおい、蒼。
 …あれ、キラちゃんにユラちゃんも。」
階段から降りてきたのは、
「「ええ!?」」
まったく同じ顔をした人物。
「紅、知り合いですか?」
「ああ、例の転校生、桜月キラちゃんに桜月ユラちゃん。」
紅は、キラとユラの方を向いて、
「こいつは、片桐 蒼(あおい)俺の、双子の兄。」
蒼は頭を下げた。
「あなた達も…」
「双子だったんですね…」
双子同士の男女、周りから見るとさぞかし面白いだろう…。

663 名前:エロはちょっち…:05/01/11 00:00:26 ID:siLE2Y/q
過去に、一条エンドを書いた者です。
あれを、書き上げたあとにパソコンがいかれまして、間があきました。
一応、自分が考えてるストーリーのプロローグでしょうか?
なんか、長くなってしまいそうです…
書き次第、続きを上げていきます。
…読みたくなかったら、言ってくださいね。
今回も、エロが入るか微妙なんで…
次に書く予定の、白鐘姉妹のはエロ入りますが…。

664 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 00:38:57 ID:BiURQap9
>>663
エロ入ってなくても読みたいからお願いしまつ

665 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 17:07:15 ID:bZ/eoSwE
>>663さん
白鐘ツインならエロおk(何
読みたいです。是非

666 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 19:18:44 ID:PRkXBYKO
相手の男も双子ってのは少なくともこのスレでは使われて無いネタなので新鮮
このあと双子同士がどう絡んでくるのか楽しみ
と言う訳でがんがってください

667 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 20:07:56 ID:PRkXBYKO
ゲームプレイして漏れの印象が一番変わったのはるるらら
クリアするまでウザいマセガキ程度にしか思ってなったんだが
最終話での健気さに胸を打たれた

消防として捉えれば漏れの圏外なんだが
主人公との年齢差として考えればたったの4つ違いなんだよな

5年後19歳になった主人公と15歳になったるるららとの
エロ話を妄想してるんだが…
読みたい人って居ます?

668 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 20:30:27 ID:BiURQap9
>>667
是非ともお願いしまつ

669 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:23:45 ID:pqgOmbF1
>667

おお、是非とも!

670 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:30:17 ID:IoTCoxhl
地味に活気付いてきたな。

671 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/12 01:54:34 ID:PSfILzWY
2×2・・・

672 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/12 02:39:25 ID:9r4//nHS
2×2でエロはな・・・

673 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/12 07:34:32 ID:g8Z3ye/9
4Pとか書くの大変そうだな

674 名前:桜月ストーリー 7:05/01/13 00:14:49 ID:jRVgc+0c
赤いリボンをつけた黒髪のストレート、性格は活発な“桜月キラ”。

青いリボンをつけた黒髪のストレート、性格は少しおとなしめな“桜月ユラ”。

成績優秀、容姿端麗、非の打ち所のない美少女である。そして

黒髪のショートヘア、至って社交的な“片桐紅”、

黒髪のショートヘア、どちらかと言えば、非社交的な“片桐蒼”。

やはり、成績優秀、容姿端麗、非の打ち所のない美少年。

ただ一つ二人の違うところ、
蒼の瞳はほかの誰よりも黒いつまり‘漆黒’だった。

これだけそろっている人間が集まって周りの目を引かない訳がない。
「うわぁ…あそこ見て…なんかすごぉい。」
「なになに!?この学校の美形勢ぞろい?」
「くそぉ…やっぱり、美形同士じゃねえとだめなのか!?」
周りにの声を気にしていないのか、
「うわぁ…すっごい偶然…」
「まさか、あなた達も双子同士なんて…」
「俺のこと調べたんでしょ?」
キラとユラはお互いに顔を見合わせて。
「うん、兄弟がいるって言うことはは分かってたんだけど、まさかそれが双子の兄弟だなんて…」
「本当にびっくり…。でも、これなら双子同士だし…」
「はははは、本当にそうだね。」
会話を進める三人に。
「どういうことか説明してくれませんか…?」
明らかに、不愉快な口調で、しかし表情はあまり変えずに蒼が言った。


675 名前:桜月ストーリー 8:05/01/13 00:17:03 ID:jRVgc+0c
「…そういうことですか…」
話を聞いた蒼はため息をついて
「でも、君達が見たのは俺と紅のどちらなんですか?」
「それが…遠くからだったしはっきりわからないの…」
「2回とも?」
「うん…ごめんなさい…」
うなだれたキラとユラは、暫くそうしていたが、キラが突然何か思いついたように。
「それなら、四人でお付き合いしましょう?」
「うん、それいいね!さすがキラちゃん…。」
キラとユラは嬉しそうに笑った。
「…」
紅は黙って蒼をみた。
「俺は、御免ですよ…初対面の人といきなり付き合うなんて…」
なぜか、四人でという事には突っ込まなかったあたり、微妙にズレているのだろう。
「いや…ですか?」
「と、いうよりもですね…」
「蒼ちょっと来い!」
紅は蒼を引っ張って階段の陰に隠れた。
「いいか、あの子達はわざわざ転校までしてきたんだぞ?それをお前は無駄にするつもりか?」
「それなら、貴方が付き合ってあげればいいでしょう?なんで、俺まで巻き込まれないといけないんですか!」
「…お前、あの子達嫌いか?」
蒼は呆れた顔で紅を見て、
「初対面なんですよ?そんないきなり…」
「嫌いかって聞いてるんだ。」
「…それは、一目見ただけですごく良い子達ってのは分かりますが…」
「じゃあ、いいじゃないか!!それに、あの子達が見たのがお前だったらどうする?」
「違ったらどうするんですか?」
「そのときはその時、四人でいれば、そのうちあの子達はお前のこと好きになるかもしれないだろ?
 それとも…お前一人であの子達と付き合うのか?」
「なんか、ずれてません?…分かりましたよ…まったく、どうしていつも…(でも…)」
蒼は紅の顔を見た。


676 名前:桜月ストーリー 9:05/01/13 00:18:19 ID:jRVgc+0c
紅と蒼は二人で、階段の影から出てきた。
「あの、どうしたの?」
「いや、なんでもないよ。ちょっと相談を。」
「そう…それで…。」
「うん、いいよ。」
「「やったぁ!!」」
キラとユラは手を取り合ってはしゃいだ。
しかし、何も言わずどちらかと言えば不機嫌な顔をしてる蒼に気づくと。
「…私達のこと、きらい?」
「迷惑…ですか…?」
二人が蒼のことを見つめると。
「いえ…嫌いとかじゃなくて…そのですね…いえ…お願いします。」
「(そう言えばこいつ、こういうことに関しては究極的におくてだからなぁ…
  あ〜あ、顔真っ赤だ…てことはこいつもまんざらじゃないのか?)」
「よかったぁ、ね、ユラちゃん?」
「うん…。」
紅は三人を見た後
「そう言えば、何か用だったの?」
「あ!そうだった。ねぇ、校門まで一緒に帰らない?」
「いいけど?」
「蒼君も。いいでしょ…?」
蒼は、ため息をついて
「俺達でよければ、ご一緒しましょう、桜……」
「「あの!」」
蒼が言い終わらないうちにキラとユラは、
「できれば、名前で呼んでほしい…な。」
「名前…ですか?ん…それじゃ、キラさんとユラさんで…。」
「はい。」
「よろしくお願いします…。」

その光景を柱の影から(ベタ…)見つめている存在があった。


677 名前:桜月ストーリー 10:05/01/13 00:21:53 ID:jRVgc+0c
一週間後
「蒼君、お昼一緒に食べよ?」
「紅君は先に屋上で待ってるって…。」
「ふぅ…分かりました、このプリント仕上げてから行くので、先に行っててください。」
「うん、分かった。早く来てね…。」
キラとユラは教室から出て行った。紅と二人は同じクラスだが、蒼は隣のクラスだった。
「さて、さっさとしますか…待たせるわけにも行きませんしね。って…」
蒼は手を止めて軽く頭を振った。
「何を考えているんでしょうか…俺は。あの人たちには、いやいや付き合っているはずなのに…」
蒼は、そう考えると何か自分が別の人間のような気がした。
今まで、誰とも深く関わらないようにしてきた自分…親友とかそんな者は必要ない、他人はあくまで他人なのだから。
紅以外の人間を一度も対象として見たことのない蒼にとっては不可解なことだった。
「いけませんね…紅の毒気に当てられたのでしょうか…」
………


678 名前:桜月ストーリー 11:05/01/13 00:23:35 ID:jRVgc+0c
「おはよう、蒼君!」
「おはよう…。」
「おはようございます、ユラさん、キラさん。」
「よっ!」
「さっき会ったばっかりですが…紅。」
「いや、二人がどうしてもって言うからさ?」
蒼の教室にキラとユラ、そして紅が入ってきた。蒼の席は後ろのほうなのでその辺りだと入るのにも楽だ。
「はぁ…貴方達がきた後、クラスの視線を一身に浴びる俺の身にもなってください…」
ややあって、
「…あの…私達、もしかして迷惑?」
「え、いや、だから迷惑とかじゃなくて…その。」
「ああ、よかったぁ…。」
キラとユラにはどうしても勝てない蒼、そんな3人を紅は笑いながら見ていた。

………
蒼は、物思いにふけつつも手は進めていたらしく、
終わらせたプリントをファイルにしまうと前もって用意していたパンを持って教室を後にした。


679 名前:桜月ストーリー 12:05/01/13 00:25:50 ID:jRVgc+0c
「キラちゃん、紅君待ってるよね…?」
「うん、だから急がなくっちゃ!」
『待ちなさいよあんた達!!』
キラとユラが屋上への階段を駆け上がっていると、後ろのほうから声がした。
振り向くと、そこには自分達よりも若干背の高い女子生徒とその横に二人の女子生徒がいた。
「貴方達、これから誰に会うつもり?」
キラ達と同じようなロングヘアだったが、髪の色は若干茶色を帯びていて、顔立ちもよく、二人に負けない美人だった。
その横にいる生徒は…まあ、特に書するべきところもない平凡な女子だった。
「私達、これから屋上で…」
「まさか、片桐君たちと一緒なんじゃないでしょうね?」
「えっと…そのまさかです。」
「「なんですって!?」」
「私の前で、いい度胸じゃない…私のこと知らないわけじゃないんでしょ?」
普通の女子ならこれで小さくなるはずなのだが。
「御免なさい、私達まだ転校したばっかりだから…。」
「まだ、皆の名前覚えてないの。」
天然お嬢様の二人にはまったく無意味だったようだ。


680 名前:桜月ストーリー 13:05/01/13 00:27:31 ID:jRVgc+0c
「ウフフフフフフ…あのお二人に近づいただけではなくて、私のことまで知らないなんて…これは私に対する、いえ!
 “片桐ファンクラブ”のメンバー全員に対しての挑戦ね…いいこと!片桐君たちは貴方達だけのものじゃないのよ?
 あのお二人は、私達女子生徒にとって希望の星…そして私達の“Star Of Hope”!」
「隊長、それ、同じ意味です!」
「おだまり!!ともかく、“片桐ファンクラブ”の面々はみな健全に、平等にあの二人に接しないといけないの…」
「まあ、抜け駆けするなってことですね!」
「…それなのに!貴方達は、あんなにも片桐君にべったり…なんてうらやま…もとい、なんて許せない!!
 ……私のいってることわかるわよね?」
「…キラちゃん…」
「…ユラちゃん…」
「ふっ…それでいいのよ。」

「「すっごぉい!!」」

「へっ?」
「やっぱり、紅君と蒼君、すごい人気なのね!」
「うん、やっぱり、私達の目は間違ってなかったのね…!」
ファンクラブをよそに二人で盛り上がるキラとユラ、恐るべし、お嬢様…

「話…聞いてた?」


681 名前:桜月ストーリー 14:05/01/13 00:28:30 ID:jRVgc+0c
とにかく!これ以上あの二人に近づかないで頂戴!!もちろん、告白したもの取り消しなさい!」
「ええ!?そんな…」
「…いやです!」
きっぱりと言ったのは、ユラの方だった。
「折角、ここまで来て…やっと会えたのに…そんなの絶対に嫌!」
「隊長…どうしましょう?」
「こうなったら実力行使ね…実力行使部隊!この子達をどこかへやっておしまい!!」
『ははっ!』
すると、どこに隠れていたのか、体格のいい(世間ではポッチャリ系という)女子が4人ほど出てきてキラたちを捕まえた。
「いやっ!」
「離して!!」
「オーホホホホホホホホホホホホ!私達に逆らうとどうなるか、分かったかしら。」

「そんな笑い方…今時の悪女はしませんよ。いったい、何年前の悪役をやってるんでしょうかね…」

「あら、そう?今時の悪…って失礼ね!!いったいどこのどいつ!?私を悪女なんていうのは!!」
隊長が声の主を見ると
「!!!!!!!!!!!!!!!!片桐君!」
「さて、その子達をいったいどうするつもりなんでしょうね?」
普通なら、軽く笑いながら言うせりふだが、蒼はそんな愛嬌を持ち合わせてはいなかった。

682 名前:桜月ストーリー 15:05/01/13 00:29:38 ID:jRVgc+0c
「蒼君…」
「はなしてもらえます?」
「…」
キラとユラを捕まえていたポッチャリ達は黙ったまま手を離した。
二人はすかさず、タタタと蒼の横に寄った。
「あの、えっと私達その…片桐君が急にこの子たちに言い寄られてさぞ迷惑してるだろうと思って、助けてあげたかった…」
隊長はいかにもな言い訳をはじめたが、それを全部言い終わるまでに、
「いますよね、こういう勘違いした人…好きな気持ちを理由にしてやりたい放題やって、
 それなのに、自分ひとりじゃ何もする勇気がないから、ファンクラブなんてくだらないもの作って、
 それが、本人達にどれほど迷惑なのかも知らずに…」
言葉をいったん切って、
「はっきり言いましょう、俺…そういう人一番嫌いですから…。
 そうですね、一人で告白してくれば少しは見直してあげましょう、
 ま、二度と目を合わせることはありませんけど…」
ここまで言えば、普通は良心が痛むはずなのだろうが、蒼いは口調をまったく変えず無表情で言い切った。
「いきましょう、キラさん、ユラさん…」
3人は屋上のドアを開いて出て行った。
後には、呆然としたファンクラブの面々がいた。


683 名前:桜月ストーリー 16:05/01/13 00:30:24 ID:jRVgc+0c
屋上では、紅が手すりにもたれかかって空を見上げていた。
「ごめんなさい、紅君」
振り向いた、紅の表情は一瞬だったが悲しそうに見えた。
「ごめんね…待たせちゃって…。」
「いいえ、これぐらい平気。まだ30分ぐらいあるから。」
4人は屋上に備え付けてあるベンチに腰を下ろした。
「……」
「…蒼、なんかあったか?すっごい不機嫌な顔をしてるけど?」
「別に…」
「ボソボソ…キラちゃん、何かあった?」
「ボソボソ…えっと、ファンクラブの人たちと…。」
「ボソボソ…それで、私とキラちゃんがファンクラブの人たちに絡まれてたのを助けてくれたの。」
「ほほう…」
紅は呆れた顔で、
「お前、またなんかきついこと言ったんじゃないのか?」
「…あの人たちには、あのくらい言ったほうが効果があります。」
「なんか、あの人たちすっごく驚いてたね?」
「うん、なんかこの世の終わりみたいな顔をしてたね…。」
普通、あの台詞を聞けば誰でもそうなるのだろうが平気なところを見ると、さすがお嬢様である。
「そんなに、ひどい事言ったのか?」
「…」
蒼は黙ってお茶を口にした。

「そんなにキラちゃんとユラちゃんにちょっかい出されたのが頭に来たのか?」

「「えっ!?」」

684 名前:桜月ストーリー 17:05/01/13 00:31:36 ID:jRVgc+0c
「ブッ!ゲホッ、ゲホッ!!いったい何を言ってるんですか!!そんな、そんなのでは…」
「じゃあ何だ?俺にはそれ以外の理由なんて考えられないんだけど?ねぇ、キラ…」
紅はキラとユラを見てはっとなった。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
二人ともこちらを向いてはいるが、顔は紅く、ぼうっとした表情だった。
「あの…大丈夫。」
「うれしい…。」
ぽそっと呟くと、二人は蒼の前に来て、蒼の手を握った
「助けてくれてありがとう…。やっぱり私達が思った通りの優しい人…。」
「うん…。ありがとう、蒼君…。」
「え!?いや、それほどの事は…」
「「本当に、ありがとう!」」
「う…あ…」
「お前、本とに二人には弱いんだな…。」
「…誰のせいだと思ってるんですか…?ほら、キラさんもユラさんも、早く食べないと昼休みが終わってしまいますよ?
 聞いてますか?キラさん!ユラさん!!」
「「あっ…」」
キラとユラははほぼ同時にはっとすると、
「ごめんなさい…私達ったらつい…。」
「あんまり、嬉しかったものだから…うふふ。」
「うう…。」
先ほどまで、完全に無表情だった蒼が、今は顔を真っ赤にして引きつった笑いを浮かべていた。
「(本とに弱いな…)」

685 名前:桜月ストーリー 18:05/01/13 00:32:48 ID:jRVgc+0c
その夜、桜月家。
「今日も楽しかったね、ユラちゃん。」
「うん…!前の学校じゃ考えられないくらい…。」
二人は、パジャマに着替えてベットに座って話していた。
「紅君はいつも笑ってて…」
「蒼君はいつも、ブスッとしてるけど、とっても優しくて…」
二人は、ぽうっと頬を赤らめた。
「それにしても、ファンクラブまであるなんて…。」
「ほんと!あの人達、とっても人気あるのね。隊長さんは少し怖かったけど…。でも」
「「蒼君が助けてくれた!きゃっ!!」」
両手を顔に当てて、いっそう頬を紅くした。
「ねぇ、ユラちゃん、紅君釣りが趣味って言ってたよね?」
「うん…どうして?」
「今度連れて行ってもらおうよ!」
「それはいい考え…!でも、いつにするの?」
「ううん…もうすぐテストがあるからその後にお願いしようよ!」
「それなら、大丈夫ね…あ…」
「どうしたの?」
「そう言えば、蒼君の趣味って何なんだろう…?」
「…紅君とお話してて聞きそびれちゃったね…何なんだろうね?」
二人は暫く考えていた…
「う〜ん、ちゃんと聞いておかなくちゃね…?」
「そうだ!今からこっそり会いに行っちゃおうか?あの人達二人で暮らしてるって言うし。」
「ええ!?だめだよそんなの、家も遠いし、夜も遅いし…。」
「大丈夫、冗談だから。それは、明日のお楽しみ、ね?」
「楽しみだね…。」

686 名前:桜月ストーリー 19:05/01/13 00:33:28 ID:jRVgc+0c
片桐家
「紅、あの子達本気なんでしょうか…あ、それまだ洗ってません。」
「本気って、あれが冗談なら世の中何が本気なんだ?…これすすいだのか?」
二人は台所に立って二人そろって朝と夜の洗い物をしていた。
「…ですが、二人そろって同じ人を好きになるなんて…それに、彼女達が好きなのは俺か貴方のどちらかなんでしょう?」
「そうらしいけど、今は4人でいるのが楽しくってしょうがないって感じだな…。
 双子のボーイフレンドなんて初めてだろうし…」
「ボーイフレンド…直訳して受けときますね。それはそうですが。あの二人もまったく同じ人間という訳ではないですし
 このまま、4人でという訳にもいかなくなりますよ?」
「いつかは、そうなるけど、まだ二人に出会って一週間しかたってない、今は楽しければそれでいいと思うけど?」
「気楽ですねぇ…」
二人は洗い物を終えて、居間に移動してソファに座った。小さなテーブルをソファが囲むように置いてあった。
「お前も、あの子達の事好きなんだろ?」
「なんで、いきなりそうなるんですか…?」
「ファンクラブに絡まれてるのを見て、頭に来るぐらいだからな…」
「…はぁ…それは、まあ、自分でも良く分かりませんが…いつもよりかは確かに…」
「それで充分。まだ、一週間とはいっても、楽しかったしな…だろ?」
「それは、そうですが…。」
二人は暫く黙った。言葉が出ないわけではなくそれぞれに何か考えていた
「なあ、あの子達に釣りが趣味って、俺言ったよな?」
「言いましたね…ん?」
「お前も分かったか?」
「…次のテスト終わったあたりでしょうかね…やっぱり。」
そういった、蒼の口元がわずかに緩んだように見えた。
「…珍しいな、お前が何もないのに笑うなんて…万年無表情男が…」
「失礼ですね…万年も生きませんよ?」
「(やっぱり笑ってるな…)なあ?」
「何でしょう?」
「いい子だな、あの子達…」
「はい…」


687 名前:投稿者:05/01/13 00:40:31 ID:jRVgc+0c
…なげぇ…なんでこんなにかかっているのだろう…
書きながら、最後まで書き上げることができるのだろうかと…
まあ、キーとなる出来事だけかいて3ヶ月ぐらいすっ飛ばせばどうにかなるかも…。
読む気がなくなったら言ってください。いや、本とに…。

あと、双子と双子だとラストをどう締めていいかに大変困っております。
2対2、(1対1)×2、1対2+1、どれが一番しっくりくるのだろうと…。


688 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/13 10:20:48 ID:H5rP9NoI
紅か蒼かがハッキリするほうをキボン

689 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/13 17:16:27 ID:LedC65fz
2x2を期待するかな、まぁどっちでもいいけど。

690 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/14 22:13:28 ID:BraI/eAN
Mに目覚めた沙羅が主人公&双樹を辱める話製作中・・・。

ガイシュツでしたら教えてください。

691 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:27:07 ID:BW0738dQ
>>690
禿しくキボン

692 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:52:13 ID:kho+pKB7
Sに目覚めたわけではなく、Mに目覚めて辱めるってことは…
三人で色々とその類のことをしていくわけですね!(*´д`)ハァハァ

693 名前:690:05/01/15 12:50:23 ID:SYdBLqWl
あ!!Sじゃん!!誤爆・・・
>>692さん
すいません・・・3人で・・・
!!それだ!
もう一個作ってみよっと

694 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/15 17:15:01 ID:SS4zeJZk
書き手さんいま3人くらい?

695 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/16 18:14:48 ID:OLnmfKHC
いま何となく書いてるのが有るのだが

双子の片方しか殆ど登場しない
そんなの読みたい人いるかなぁ…
オマケにまだ序盤だし
エロパートが入るかどうかも微妙だし…
そもそも最後まで書き上げられるかなぁ

696 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/16 19:12:45 ID:7GdGYXdf
いいんじゃない?必ず双子絡ませないといけない訳じゃなし、むしろ
ソロで描かれる方が少ないから是非見てみたい。エロは……まあこれも必須じゃないし。
楽しみではあるけどねw

697 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/16 22:47:07 ID:eXhZ5IYM
>>695
双子だから3Pじゃなきゃいけない、とは決まってないぞ。むしろもう一人への罪悪感やら優越感やらを交えることでエロ描写に奥深さが出るというものだ。
沙羅双樹姉妹とか、変に3Pにしないほうが萌え度は上がるんじゃない?

698 名前:695:05/01/17 00:53:28 ID:avtRyJkU
レスつけて下さった方もいるし一応キリの良い所まで書けたので投下します。
ご期待に添えないかも知れませんが経験値少ない未熟者なんで大目に見てください

699 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク…@:05/01/17 00:57:26 ID:avtRyJkU
 春休みも半ばを過ぎたある日、ボクは隣町のデパートに来てた。 
家族に頼まれてた買い物も済ましそろそろ帰ろうかと思ってたその時子供の泣き声が耳に飛び込んできた。 
泣き声の方に目をやると幼い女の子が泣いている。 
そしてその前には自分と同じぐらいの年頃の少女がしゃがみこんで必死になだめようとしてた。
「どうかしたんですか?」
 思わずボクは声をかけた
「あ、どうやらこの女の子迷子らしいんです」
 振り向いたその娘の顔を見てボクは思わず息を呑んだ。 
藍色のリボンで纏められた艶やかなストレートの黒髪、整った端正な顔立ち、優しく穏やかそうな大きな美しい瞳は見てると吸い込まれそうだった。
 女の子は一向に泣き止む様子は無く、それどころかなだめようとしてる少女までもが今にも泣き出しそうな顔をしてた。 
よく見れば時折腕時計に目をやってる。
「こういう大きいデパートには大体迷子センターとか有るんですよ。
そこに連れて行けば多分アナウンスとかでこの子の母親を探してくれるハズですよ。」
「そうなんですか? 私こういうデパートとかってあまり来たことなくって」
 少女は感心したように大きく目を見開きボクを見つめた
「それよりさ、若しかして人と待ち合わせしてるんじゃないですか?」
「ええ!? た、確かにそうですけど… どうして分かったんですか?」
 彼女の問いにボクは彼女の左手首を指して答えた。
「時計。さっきから気にしてたみたいですから。 だからさ、この子の事はボクが何とかするから」
「え? でも… 」
「相手の人、待たしちゃ悪いだろ?」
「そ、それではお言葉に甘えて、この子の事よろしくお願いします。 ありがとうございます。
このご恩は一生忘れません。 それでは失礼します」
 彼女は深く頭を下げ丁寧にお辞儀をし、踵を返し足早に走り去っていった。
「さて…と、それじゃぁお嬢ちゃん。 ママを探してくれる所に行こうか。 
きっと直ぐにママに会えるよ。」


700 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク…A:05/01/17 00:58:46 ID:avtRyJkU
 女の子を送り届けたあと、家に帰り着いたボクは晩御飯も済ませ部屋で昼間出逢った少女の事を思い出していた。
(可愛かったよな… それも物凄く。 いや、ただ可愛いだけじゃない。 清楚でおしとやかで… 優しくって。)
 思い出すと自然と頬が緩む。 
(また逢いたいな…。 でも、もう2度と会う機会も無いだろうな…)
 そう思うと途端に気持ちがブルーになる。
(だけどもし再会できたなら… それって運命かもしれないな。 …なーんてな)

 その後町や道を歩きながら彼女との再会を心のどこかに期待してたりもしたが、結局春休みの間に出逢う事は無かった。
 ま、現実なんてそんなものだ。
 そして春休みも終りを告げ始業式の日を迎える。

701 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク…3:05/01/17 01:00:54 ID:avtRyJkU
 始業式も終り教室で先生を待った。 程なく先生が入ってきてホームルームが始まった。 
一通りのお決まりの挨拶が済むと先生は今日転入してくる生徒がいることを告げた。
 先生に呼ばれ戸を開けて一人の少女が入ってきた。
(あ、デパートで出逢った女の子…?)
 だが何か違和感を感じた。 あの時と違う赤いリボンをしてるからなのか、それとも制服で身を包んでる為か…。 
いや違う。 もっと根本的な何かが…。 だが、次の瞬間その理由が解かった。 
 少女の後から同じ容姿の少女が入ってきたのだ。 だが全く同じというわけではない。 
髪を留めてるリボンの色もそうだが、あと表情や仕草などから微妙に異なる印象を受ける。
{双子…、 だったんだ」
 先生が少女達に自己紹介するように促す。
「桜月キラです」
「桜月ユラです」
 まず赤いリボンをした少女が、続いてデパートで出逢った藍色のリボンの少女が名乗った。
(ユラちゃんっていうんだ)
「「これから一年間、どうぞよろしくお願いします。」」
そして二人揃って丁寧に深々とお辞儀をした。

「ハハ… マジかよ。 まさか再び逢えるなんて、しかも同じクラス。 若しかして本当に運命…?」
 だが、そんな考えは次の瞬間粉々に砕け散った。
 二人は揃って顔をあげた。その時赤いリボンの方の少女-キラちゃんが突然
「あっ!!」
と大きな声を上げた。 続いてユラちゃんも
「わぁっ」
と声を上げる。
そして二人揃って一人の生徒の前に駆け寄り告白したのだ。
「「私たち貴方に逢いたくてこの学校に転校してきたの!!」」
 残念ながらその生徒はボクじゃない。 目の前が真っ暗になった。 
これが運命だというのならあまりにも皮肉で、そして残酷じゃないか。 ボクは呆然となった。 
突然の告白にクラス中も大騒ぎになってしまった。 気が付けばホームルームも終り生徒たちも殆ど帰ってしまった。 
当然ユラちゃん達や彼女達に告白を受けたクラスメイトも。
「帰ろう。落ち込んでてもしょうがない」
 とは言えその日は気持ちの沈んだまま終わってしまった。

702 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク…C:05/01/17 01:03:48 ID:avtRyJkU
 日付も変わって翌朝。 気持ちが落ち込んでいようといまいと学校を休む訳にはいかない。
 学校に到着し席につきホームルームが始まるのを待っていると、扉を開けてユラちゃん達が入ってきた。 
キラちゃんと例のクラスメイトと3人で楽しそうにお喋りしながら…。 
「あっ!あなたは」
 その時ボクと目線が合ったユラちゃんが二人に断わりを入れて、ボクの元に駆け寄ってきた。
「やぁ、あのあとはちゃんと待ち合わせの時間に間に合った?」
 駆け寄ってきたユラちゃんにボクは話し掛けた。
「はい。お陰様で遅れずに済みました。 あの時は本当にありがとうございました。」
 笑顔で答えてくれたユラちゃんはやっぱり最高に可愛かった。
「同じクラスだったなんてビックリです。 あ、それなのに昨日は気付かずにご挨拶も出来ずに…」
 ユラちゃんは申し訳無さそうに顔を曇らせる。
「い、いや。気にしなくていいよ。 だって昨日は大騒ぎでそれどころじゃなかったし。」
「そ、そうですか。 でも本当にごめんなさい。 あ、そう言えばあの女の子は…」
「うん。 無事お母さんに会えたよ。 迷子センターに連れて行ったら丁度あの女の子のお母さんも来ててね。」
「良かったぁ。」
 ボクからの報告を聞いて、ユラちゃんは本当に嬉しそうに顔をほころばせた。
{あと君…、ユラちゃんにも感謝してたよ。」
「そんな…、私なんて只何も出来ずにオロオロしてただけなのに…。」
「そんな事無いよ。一生懸命なだめよとしてたじゃない。」
「あ、ありがとうございます… そう言って頂けるなんて。 貴方ってやっぱり、とても優しいんですね。
そんな貴方と同じクラスになれて本当に良かった。」
「え…?!」
 ユラちゃんの言葉に思わずドキッとした。
「私たち転校なんて初めてで… 初めてのクラスで知ってる人がいなくて不安だったんです。 
でも貴方みたいに親切な方がクラスメイトにいてくれて、とっても嬉しいです。」
(クラスメイト… か。)
「うん。 困った事分からない事が有ったらなんでも言ってよ。 ボクで良ければ力になるから。」


703 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク…D:05/01/17 01:05:08 ID:avtRyJkU
 チャイムの音が鳴り響いた。
「チャイムが鳴っちゃったね。」
 名残惜しさを感じながらボクは呟いた。
「もう直ぐ先生が来てホームルームが始まるから席に戻った方がいいよ」
「そうですね。 それでは私は席に戻りますね。 また後ほど…」
「うん、じゃぁまたね。」
 軽く会釈をして席に向かうユラちゃんをボクも軽く手を振り見送った。

「クラスメイトか…。 そうだな、再会できた上に一緒のクラスで友達になれて。 それだけで十分幸せだよな。」
 席に戻ったユラちゃんを見つめながらボクは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。

704 名前:695:05/01/17 01:07:05 ID:avtRyJkU
とりあえず序章終りってトコでしょうか
続きは書けたら書きたいですけどあまり当てにしないで下さい。
書き進んでいけばエロパートも入れてみたいです。

多分キラちゃんファンのひとには面白くない内容かもしれなくて申し訳ないです。

705 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/17 15:14:05 ID:deRo1B9l
うほっ
これはぃいっすね〜
片方だけに着目するか・・・おもしろいっす

706 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/17 23:50:10 ID:g8nJQrBD
視点が斬新でかなり面白い。
続きキボン

707 名前:695:05/01/18 21:54:39 ID:zrGQ129C
不安を抱きながらの投下だったんですが
楽しんで頂けた方がいらっしゃって良かったです
ユラちゃんは私のド本命でして
でもゲームでのあの降って湧いたような主人公の僥倖シチュに納得できなくて
それでこんなのが出来上がりました
続きも今書いてるんで完成し次第投下します

708 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:44:09 ID:RJHoTJjd
保全

709 名前:桜月ストーリー 20:05/01/20 21:27:56 ID:pecfGGTU
―2週間後のテスト後

成績順位発表
1.片桐 紅   500点
2.桜月 ユラ  498点
2.桜月 キラ  498点
4.片桐 蒼 475点

「よし!今回も満点。」
「ユラちゃん、今回も一緒だったね。」
「うん、でも紅君すごい…全教科満点だなんて…。」
「二人はどうしたの?2点って?」
キラとユラは顔を見合わせて。
「私は、英語でつづりを間違えちゃって…」
「私は、漢字が…。棒が一本多かったの…残念…。」
紅は、蒼をじとっとにらんだ。
「それで、お前は全教科狙っての95点か?」
「当りです、今回結構大変だったのですが…」
「狙って?どういうこと?」
「こいつ、全教科満点取れるのに、それだと面白くないからって、いつも95点を狙うんだよ…
 おかげで、こちらはぜんぜん勝った気がしない…。」
「それって、予め点数を予測してわざと間違えるってこと?」
「…全教科満点より難しいことだよ…?」
「それを、やってのけるのが蒼のすごい所、おかげで教員連中は頭を抱えてるけど…。」
「「すごぉい…」」
ユラとキラは蒼を尊敬の眼差しで見てた…
「ユラさんとキラさんも充分すごいですよ…減点一つだけなんですから。」
「そう言ってくれると…。」
「うれしい…。」
「さて、そろそろ戻らないと…周りからすごい視線を浴びてる…」


710 名前:桜月ストーリー 21:05/01/20 21:28:48 ID:pecfGGTU
「えー、今日は50Mのタイムを計ります。」
その日の午後は体育があり、二クラス合同なので4人は一緒だ。
「ユラちゃん、がんばろうね!」
「うん、あの人達にいいとこ見せなくちゃ…!」
『それでは、位置について…よーい…ドン!!』
キラとユラ、それと3人の生徒が一斉にスタートをきった。
「これはまた…」
二人はほかの生徒よりも断然早かった。
「タイムは…すごいぞ!二人とも7秒4!!」
「やったね!ユラちゃん」
「今までで一番いいタイムだね…!」
そんな二人を紅と蒼は驚いた表情でみてた。
「スポーツもばっちりか…」
「負けてられませんね…」
男子の番になり、紅と蒼がスタート位置についた。
『それでは、位置について…よーい…ドン!!』
「「がんばってー!」」
声援の中二人は他を引き離してゴールした
「タイムは…片桐 蒼…6秒2 片桐 紅…!ご…5秒9!? お前ら…我が陸上部に是非ともほしい逸材だ…」
「へへっ…俺の勝ち!」
「運動じゃかないませんね…貴方には…」

授業が終わると、キラとユラが紅と蒼の元へ駆け寄ってきた。
「二人とも、とってもかっこよかったよ!!」
「とっても、素敵だった…!」
「ありがと。でも、二人も充分早かったじゃない、女子で7秒台なんてほとんどいないよ?」
「えへへ…そうかなぁ?」
「キラちゃんがいれば、体育祭のリレーは確実に勝てるよ。」
そんな話の最中、ユラはふと蒼を見て、
「とっても…、素敵でした…。」


711 名前:桜月ストーリー 22:05/01/20 21:32:18 ID:pecfGGTU
その放課後
「あのね…お願いがあるの。」
「いいかな…?」
紅はその言葉を聞いてくすりと笑った。
「釣り?」
「えっ?」
「どうして、わかったの…?」
二人は驚いた顔で聞いてきた。
「なんとなく、そうなるんじゃないかと思って、な?」
「はい、二人のことですから。」
「じゃあ…」
「俺たちでよければ喜んで。次の連休でいいかな?」
「あ…ありがとう!」
キラとユラは笑ったが、
「あ…あのね実はそのことパパに話したら…。」
「えっと、貴方達のことを話してて、釣りが趣味だって言っただけなんだけど…。」
「「パパも…一緒にくるそうです。」」
「「…」」
紅と蒼の表情が固まった。


712 名前:桜月ストーリー 23:05/01/20 21:33:18 ID:pecfGGTU
目的地の川の上流につくと(移動手段は無視)
「いやぁ、いい天気だねぇ!」
そう言ったのは、紅でも蒼でもなく、
「すまないねぇ、私までついて来てしまって。」
キラとユラの父親だった。Tシャツにジーパンサングラスに帽子、とても父親には見えなかった。
「パパ、もう少しちゃんとした格好をしてきてよ!」
「片桐さん達の、いる前なのに…恥ずかしい…」
「何を言っている、釣りと言ったらこういう格好じゃないと。私から見ればお前達のほうがおかしいぞ?」
キラとユラは、色違いのノースリーブのワンピースの上から、薄いシャツを羽織っていた。
「私も、若いころはよく釣りをしたものだ…。」
「あの…桜月さん…失礼ですがお歳は?」
「歳?今年で31だが?」
「「31!?」」
紅と蒼は顔を見合わせた。
どう見ても、31歳の人の格好ではない…どう見ても10代後半から20代前半の格好だ
と、言うよりも
「キラちゃんとユラちゃん…今年で15だよね?」
「そうだけど…?」
「(と言うことは…キラさんとユラさんが生まれたときは…16歳!?)」
ちょっと待て、と思いながら蒼は恐る恐る聞いてみた。
「桜月さん…お仕事は…。」
「ん?訳あって、名前は出せんが、会社を経営しているが?」
「…………」
話によると、高校を卒業して就職、一年で退社して親の遺産を元に会社を設立。それが波に乗って今に至る。
と言うことだった。
「(ありえない…絶対にありえない…)」
「何を固まってる?」
「いえ…」


713 名前:桜月ストーリー 24:05/01/20 21:34:24 ID:pecfGGTU
「釣りなんて何年ぶりだろうね…」
そう言った、桜月父は蒼と並んで釣り糸をたらしていた。
「ええと、これをこうするんだけど…。」
紅はキラとユラに餌のつけ方を教えていた。
ちなみに、本当は虫がいいのだが、二人にそれは酷なので練り餌だ。
「で、あとは糸を水の中に投げて…」
「うんうん。」
3人がじっと浮きを見つめていると、急に浮きが沈んだ。
「よっと!」
紅が竿を上げると、糸の先に18センチぐらいの魚がついていた。
「「すごぉい!!」」
「さ、二人ともやってみて。」


714 名前:桜月ストーリー 25:05/01/20 21:35:42 ID:pecfGGTU
「ううん、仲良くやってるじゃないか。うちの娘達と紅い少年は。」
「名前が、紅だと言うだけですよ…」
「君はいいのかな?蒼い少年?」
「なんですか…その、後に“彗星”やら“鷹”とか付きそうな名前は…」
そこまで言って、蒼はハッとした。いくら見た目が若いと言っても(実際に若いのだが)大会社の社長で、二人の父親だ。
「す、すみません!思わず…」
「いや、そのくらい言ってくれたほうがこちらとしても面白いのでな。気にしないでくれたまえ。」
そう言いながら、桜月父は竿を上げて魚を釣り上げた。
「そうですか…」
蒼も、負けじと魚を釣り上げた。
「それで、君は行かなくてもいいのかな?」
「ああいうのは、紅の方が得意ですから…それに、普通なら可愛い娘に妙な虫がつかないように見てるものではないのですか?」
「ふうむ…普通ならそうなのだが、私はそれほど過保護にはしたくないし。それに、あの子達も君達が気に入っているのでね。」
 だいたい、えらく意見できるほど、何かしてあげられてるわけではないしな…。」
「…そんなこと無いと思います。」
蒼は遠慮がちに言葉を続けた。
「あの二人を見れば、分かります…。ちゃんと、桜月さんがあの二人を大切に思ってることが…。
 だから、あの二人は…あんなふうに笑えるんでしょう?」
「そうか…すまないな、少年。」


715 名前:桜月ストーリー 26:05/01/20 21:38:00 ID:pecfGGTU
「あ…」
キラとユラは二人で一本の竿を見ていた。
「ユラちゃん…浮き…動いてるね。」
「うん…あっ!沈んだ!!いまだよ、キラちゃん!」
「えい!」
竿を上げると、その手に確かな手ごたえが感じられた。しかし
「なにこれ…全然あがらない…きゃあ!!」
上がらないどころか、竿が激しく動いていた。
「キラちゃん!私も…!」
ユラはキラの手を握って加勢したが、ド素人二人ではどうにかなるはずも無く。
「「きゃぁあああああ!!」」
そのまま、川の中へ…
「危ない!!」
落ちようとしたところを、紅が後ろから支えた。
「ほら、落ち着いて、俺も手伝うから。」
「あ…」
紅が二人にいろいろアドバイスをしながら、そして…
「「やったぁ!!」」
二人が釣り上げたのは、40センチは軽く超えるだろう大きな魚だった。
「おお!我が娘は何か大物を釣り上げたようだぞ?」
「…本とですね。」

「わぁ…」
「本とに私達が?」
「そうだよ、おめでとう。すごいじゃないか!」
紅が誉めると二人は手を取り合って喜んだ。
そんな3人の様子を、蒼と桜月父は穏やかに眺めていた。


716 名前:桜月ストーリー 27:05/01/20 21:41:38 ID:pecfGGTU
「紅くん、今日は本当にありがとう。」
「蒼くんも…とっても楽しかった…。」
「いやぁ、いい息抜きになった、本当に感謝してるよ。」
「いえ、こちらこそ…夕食までご馳走になって。」
一同は、片桐の家の前にいた、桜月家は車の中からだ。
「桜月さん、よろしかったら、またいつかご一緒しましょう。」
「おお!その時はぜひ頼むよ、蒼い少年!」
「ボソボソ…何?蒼い少年って?」
「ボソボソ…気にしないでください…。」
「それじゃあ、」
「また、学校で。」
「またね、キラちゃんユラちゃん。」
「今後も、我が娘達をよろしく頼むぞ。そのかわり、付き合いは健全でないと…」
「え、ええ…。」


「お前達に聞いた以上のいい少年達だな。」
「でしょ?」
「きっと、パパも気に入ると思ったの…。」
「それで、お前達はどちらの少年が好きなんだ?やはり、紅とか言う少年のほうか?」
「「え!?」」
キラとユラは顔を真っ赤にして
「そんな、どっちかだなんて…ねぇ、ユラちゃん。」
「そうよね…キラちゃん。」
「はははは!まあ、今から知っていけばいいさ。ん〜父さんもお前達の母さんとであったときは…」
以後、暫くのろけ話を聞かされた。



717 名前:桜月ストーリー 28:05/01/20 21:43:14 ID:pecfGGTU
四人はそれからも、仲良く過ごしていたのだが…
四人で遊園地に行った帰りだった、時間も早かったので歩いて帰ろうと言うことにったのだが
「いつかは、こうなる気はしたけどな…」
ガラの悪い不良が四人ほど前に立っていた。
「可愛い子、つれてるじゃねえか…」
「こんな、弱々しいやつじゃなくてさ、俺たちと一緒に遊ぼうぜ…?」
「は、はなして!!」
不良たちが、キラの腕をつかんできたしかし
「離せ…」
その腕を、紅がつかんでいた。
「なんだぁ…やる気か!?」
「彼女達の前で…ボコボコにするってのもありだな…。幸い、人もほとんどいねぇし」
「…やってみろよ…蒼」
「わかってますよ。」
蒼はユラとキラの手を握って、
「さ、逃げますよ?」
「「え…?」」
「俺たちがここにいても足手まといになります、紅、家の前でいいですね?」
紅は無言で頷き、」蒼は、二人を連れて走っていった。
「さて…ここから先は、俺を倒してからってことで。」


718 名前:桜月ストーリー 29:05/01/20 21:44:36 ID:pecfGGTU
「蒼くん!紅くんが!!」
「大丈夫ですよ…むしろ俺たちは足手まといです…言ったでしょう?」
「でも…心配じゃないの?」
「こういう事は、結構あったので…その度に、紅に任せてます…俺は、暴力沙汰は苦手なのですよ。」
蒼は、スピードを落とし始めて、
「さて、ここ辺りで言いでしょう、流石に、家まではちょっと遠いので。」
蒼は、キラとユラの様子を見た、
「心配ですか?」
「それは…。」
「大丈夫、あの人のことだから…多分無傷でしょう。」
「そんなに…強いの?」
「そりゃあ、もう。」


719 名前:桜月ストーリー 30:05/01/20 21:48:01 ID:pecfGGTU
蒼の言ったとおり、紅はまったくの無傷だった。
「紅くん、大丈夫!?」
「紅くん、怪我は…?」
キラとユラは、紅の元に駆け寄った。
「大丈夫、心配してくれたんだね、ありがとう。」
「すこしは、手加減してやったのか?」
「ばーか…流石に4対1じゃ手加減できないって…。」
紅はキラとユラに視線を向けた。
「ありがとう、助けてくれて。」
「いや、当然のことだけど?」
「でも…紅くんが戦ってるところ…見てみたかったかも…。」
「お嬢様方には、刺激が強すぎるって…」
キラは、紅の姿をしげしげとみた。
「本とに怪我してないの?」
「大丈夫。かすり傷一つないから。」
「よかったぁ…。」
「かっこよく出てやられたら洒落にならないし、まあ、その時は蒼がどうにかしてくれるから。」
「よしてください…王子様は、1人で充分ですよ。」

その時からだろうか…少しだけ、蒼の態度が変わったのは…


720 名前:桜月ストーリー 31:05/01/20 21:49:12 ID:pecfGGTU
キラとユラは、紅といるときはとても楽しそうに話す。
しかし、蒼といるときは少し緊張しているようで、紅がいるとどうしてもそちらに言ってしまう。
蒼よりも紅が好きなのか、それとも他の理由なのか…それは、本人達にもわかっていなかった。
しかし、それを決定付ける事件が起こった、少なくともユラには…

雨の日だった、
「あのね、今日キラちゃんったら…。」
「もう!ユラちゃん…それはいっちゃだめ!」
「何があったの?」
キラとユラと紅が話している横を蒼が歩く、蒼は3人の会話を聞いていた。
「あれ…?」
蒼がふと立ち止まって3人と逆の向きに体を向けた。
「…」
「どうしたの…?」
蒼は何も言わずに走っていった。
「おい!どこに行くんだ!?」
3人が慌てて後を追うと、
「…」
「子猫?」
木陰の下に置かれたダンボール、その中に小猫が二匹うずくまっていた。

721 名前:桜月ストーリー 32:05/01/20 21:50:55 ID:pecfGGTU
「今朝はいなかったのに…」
「可愛そう…でも、私達の家は動物はだめって…」
「…飼い主を探す?」
「いえ…そんな事してもしょうがないです…結局捨てられるかもしれません…中途半端な情けは逆に酷です。」
蒼は冷たくそう言った。
「そんな…可愛そうよ…。」
「誰かが拾ってくれれば、死にませんし、このままなら死にます…それが、ルールです。」
「ひどいよ!そんなの。」
キラとユラは、非難の目で蒼を見た、しかし
「…だから…この子達は死にません…。」
蒼は小猫を二匹とも抱きかかえた。
「おい、蒼…」
「文句ないでしょう?世話をするのは私ですし…それに、うちのミケはおとなしいですし…。」
そう言って、蒼は、今までに見せたことのない笑顔を小猫に向けた。
「もう、大丈夫…よく頑張りましたね。」
「よかったぁ…ね、ユラちゃん。」
「…」
「ユラちゃん?」
キラの声が聞こえていないのか、ユラは返事をしなかった。

自分は、この笑顔を前に見たことがある…
キラちゃんも知らない…笑顔を…。
私はその笑顔があまりに素敵だったから…その人を、忘れることが出来なかった。

そして、また月日は過ぎていった。


722 名前:桜月ストーリー 33:05/01/20 21:51:44 ID:pecfGGTU
日に日に寒くなり、いよいよ年も後少しとなり、クリスマスシーズンとなった。
そんなとき、桜月邸ではそれに向けての会話が交わされていた。
「何を上げたら喜んでくれるかなぁ?」
「…」
「ユラちゃん?どうしたの?」
ユラは何か考え事をしているようだったが、やがてポツリと呟いた。
「やっぱり…二人とも同じ物がいいのかな…?」
「それって、どういうこと?」
「キラちゃん…キラちゃんは…紅君と蒼君…どっちが好きなの?」
ユラの意外な発言に目を丸くしたキラは
「そう言われても、そんなの決められない…というより…よく分からない…。もしかして…」
キラがユラをじっと見るとユラはこくんと小さく頷いた。
「…紅君?」
ユラは首を横に振った
「…そうなんだ…。」
「あのね…私達二回あの人を見たでしょ?でも、本当は私は…あの人を三回見てるの…。」
「えっ?」
「まえ、蒼君が猫を拾ったとき…あれを見て分かったの…!私が…私が好きな人は…好きになった人はこの人だって…!」


723 名前:桜月ストーリー 34:05/01/20 21:53:16 ID:pecfGGTU
まだ、転校する一ヶ月ほど前、この辺りがどのようなものなのかと見て回ったときだ。
二人が、学校のからの道を歩いていると、小さな小猫が捨てられていた。
「ユラちゃん…捨て猫だよ?」
「どうしようか…お家じゃ猫は飼えないし…。」
すると、その時執事の車がやってきた。
「お嬢様方、車にお乗りください。おや…」
車から出てきた、割と若い執事はその猫を見て訝しげな顔をした。
「この子、どうしたらいいのかしら…?」
「ユラお嬢様、お屋敷では猫は飼えません…残念ですが…。しかし、ここは学校の前ですからきっとどなたかが拾ってあげるかもしれません…」
「…そうだね。ユラちゃん、行きましょう…」
「…うん」
ユラは名残惜しそうに車に入ろうとしたが、その寸前
「みゃぁ…」
悲しそうに小猫が鳴いた、

724 名前:桜月ストーリー 35:05/01/20 21:55:44 ID:pecfGGTU
その夜、ユラはどうしても小猫が気になって眠れなかった、
時計を見ると、まだ10時半…学校までは遠いが、あそこなら大丈夫だろうと思い、ユラはこっそりと抜け出した。
「(ごめんね…キラちゃん)」
本当なら、侵入者が入らないようにかなりのセキュリティが張り巡らされているのだが、昔から育った家だ、抜けあなぐらいはしってる。
ユラは、小猫が捨ててあったところへと急いだ。
「誰かしら…こんな時間に…。」
その場所につくと、夜にもかかわらずどうしてかそこには人がいた。暗くてよく分からないが男性のようだ。
「…誰?」
向こうも、ユラの存在に気づいた。
「あの…小猫…」
「…君が飼い主?」
「いえっ…違うんですけど。」
少し近づくと、どうやら少年のようだ。歳もあまり自分と変わらないように見える。
「…昼間、見たんだけど気になって…。」
「君が拾ってくれるんですか?」
「そうしたいけど…無理なの…。」
「見に来てどうするつもりだったんですか?拾えもしないのに…」
「それは…。」
少年の冷たい物言いに、すこし不満なユラだったが、
「でも、この猫はラッキーです…俺に見つけてもらえたのだから…。」
そう言うと少年は猫をひょいと抱き上げた。
「…安心してください…大丈夫ですから。」
それが、ユラへの言葉なのか小猫への言葉なのか分からなかったが、そう言って笑った顔を見て胸が高鳴った。
「こんな時間に見に来るなんて…家の人は心配しないんですか?」
こんどは、確実にユラへの問いかけだ。その声で、ユラは我に返った。
「あ…あの…抜け出してきたから…」
「じゃあ、見つからないうちに帰ったほうがいいですよ?この辺り、治安は文句なしにいいですけど、何があるか分かりませんからね…それでは。」
身を翻して、少年は暗い景色に消えていった。
「…」
ユラは自分の頬が火照っていくのが分かった…
「あの人だ…うん、絶対あの人だった…とっても素敵な笑顔…とっても、優しい人…」


725 名前:桜月ストーリー 36:05/01/20 22:02:17 ID:pecfGGTU
「そうだったんだ…ユラちゃん。そんなことがあったなんて…。」
「だから…私。」
そこまで、言ってユラははっとした、
「でも、紅君のことはなんとも思ってないって訳じゃなくて…やっぱり、紅君もいないと寂しいと思う…。
「うん…」
「それでも…私の“好き”な人は…蒼君なの…。」
ユラは真っ赤な顔を手で覆った。
「偉いな…ユラちゃんは…」
キラは少し下を向いて言った
「私…まだどっちが好きなのかはっきりしなくて…いい加減なのかな?」
「ううん!そんなことない!!片桐君たち二人ともとっても素敵だもん!ただ、私は…」
「ねぇ…ユラちゃん…もし私が蒼君のことを好きになってもいいの?」
「えっ?」
ユラはきょとんとしたが、すぐに笑顔になって。
「いいよ。そのときは二人で蒼君に恋人にしてくださいって言えばいいよ…。蒼君優しいからきっと“いいよ”って言ってくれると思うから…。」
「でも、それだと、紅君に悪いよね…」
「…そうだね…だけど、私達だって逆の立場になるかもしれないから…それは…しょうがないかもね…。」
「でも、今はまだ…四人でいたいね?」
「うん…。」


726 名前:投稿者:05/01/20 22:05:08 ID:pecfGGTU
相変わらず長いです…無駄に長いです…文章力ない故の…。
ようやく、キラとユラの心の動きが書けました…
ここから先は結構一気にいくつもりなので…。

桜月父にはあまり意味はありません、ただ、一度、片桐兄弟と会わせとく必要があったので。
…いまみると、バルドフェルドさんみてぇ…

727 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:04:54 ID:mQEpzi5P
GJ
むしろラルだなバルドフェルドほどしつこくないし

728 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/21 00:46:34 ID:Nocnhi+1
あぁはやく続きみてぇっす。
職人さん。カンガレ!

729 名前:695:05/01/21 19:47:03 ID:r7KFaRXC
続き出来ましたんで投下します
引き続き今回もユラちゃんと主人公のみです

730 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編@:05/01/21 19:48:03 ID:r7KFaRXC
 あるよく晴れた日の昼下がり、僕は学校の帰り道、楽器店で足を止めた。
(そういえば今使ってる曲集に載ってる曲も、めぼしいのは殆どマスターしたな… 久しぶりに新しい楽譜でも買うかな。)
 そうして楽器店に入ること数十分。
「よしこれにしよう」
 ボクは購入する楽譜を決めてレジへと向かうとそこには良く知ったクラスメイトがいた。
「やぁ、ユラちゃん。」
「あ、こんにちは。こんな所で逢うなんて奇遇ですね。」
 ユラちゃんは振り向いて笑顔で挨拶をしてくれた。
「フルートの新しい楽譜を買いにきてたんです。貴方も楽譜を?」
「うん、ちなみにボクはピアノのね。」
 話ながらボクはレジで会計を済ませる。
「まぁ、実は私とキラちゃんも以前習ってたんですよ。」
「以前、って事は今はもう習ってないんだ?」
「ええ、当時キラちゃんが途中で弾くのが厭になって止めちゃって…」
「ああ…ちょっと解かる気がする。 お稽古や習い事ってやらされてるって感じがイヤでやりたくなくなったるするんだよな。 実はボクもそれで一時弾いてなかったし」
 そんなボクの呟きを聞いてユラちゃんはクスッと笑った。
「それでね、私はその後も暫らく習ってたんですけど。 当時いつもキラちゃんと一緒にいたから、一人で習いに行っても寂しくてつまらなくなっちゃって…」
「そっか…」
(…話題マズったかな…)
「でもね、やっぱり楽器を演奏する愉しさが忘れられなくて…」
「あ、その気持ちも分かるな。 ボクもそれでまたピアノ弾き始めてね。」
「はい、それで今度はフルートを始めたんです。 それでね、その時はキラちゃんが後押ししてくれたの。」
「へぇ」
「多分、以前に私も一緒にピアノやめちゃったのを気にしてたんだと思うの。 だからフルート始める時物凄く応援してくれて… あの時はとっても嬉しかったな。」
「本当に仲良しなんだね。 ユラちゃんとキラちゃん。」
「はい。私にとって何より大切なかけがえの無い最高のお姉ちゃんです。」
 そう言ったユラちゃんの笑顔はとてもステキだった。


731 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編A:05/01/21 19:49:23 ID:r7KFaRXC
「そうだ。今日これから時間有ります?」
「え? うん。 特に予定は無いけど」
「でしたらこれから私の家に来ませんか? 折角ですから貴方のピアノ聴いてみたいし。」
 突然のお誘いにボクはビックリした。
「…イヤ、ですか?」
「そ、そんな事無いよ。 嬉しいよ。 ちょっとビックリしちゃって…。 でもボクなんかお邪魔しちゃってイイのかな?」
「ハイ、是非。 ウチのグランドピアノも最近弾いてくれる人もいなくて寂しいですし」
「グ、グランド…?!」
 ボクは思わず声を上げた。
(そう言えばユラちゃんのウチって、あんな立派な車で送り迎えしてもらってるくらいだもんな… グランドピアノぐらいあったっておかしくないよな…)
「ハイ。 あ、調律は毎年欠かさずやってくれてますから音色はキレイですよ。」
「そ、そう。 ウチは普通のアップライトで、グランドピアノなんて滅多に弾く機会無いからとっても楽しみだよ。」


732 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編B:05/01/21 19:51:20 ID:r7KFaRXC
 ユラちゃんの家までは結構距離があったが、道中ずっとお喋りしてたのでとても楽しかった。
「さぁ、着きましたよ。」
…言葉を失った。 イヤ、さっきも言った事だが、お嬢様でお金持ちな事は予測をしてたが… まさか。これほどとは。
 門をくぐると使用人の人たちが出迎えてくれて…
 只々目に映るもの全てに驚かされながら、ボクは幾つもある部屋の一つに通された。 そこにあったグランドピアノは想像をはるかに越えた立派なものだった。
(こんな凄いのテレビとかでしか見たこと無いよ…)
「どうしたの?」
 硬直してたボクはユラちゃんの声で我に返った。
「あ、うん…。 あんまり立派なんでビックリしちゃって…。 でもこんなに立派なピアノ、本当にボクなんかが弾いていいの?」
「勿論です。そのためにココにお招きしたんですから。」
「う、うん。 それじゃぁ遠慮無く弾かせてもらいます。」
 ボクは椅子に坐り鍵盤の蓋を開けた。
「あら、楽譜は?」
「若しかして今日買った楽譜の事? ボクの腕じゃ初見では無理だよ。 先ず練習しなきゃ。 でも今まで練習し習得した曲の多くには暗譜してるのも沢山有るから。 あと…一応言っとくけどあんまり期待しないでね…。」
「ウフフ…、そんなに緊張しないで。 貴方が楽しく弾いてくれればそれでいいですから。」
「そ、そう? それじゃぁ。」
 ボクは鍵盤に手を置き弾き始めた。
 スゴイ。 さすがグランドピアノだ! 音の張、ツヤ、響き方、迫力の全てが段違いだ! いつも弾きなれてる曲なのに全く違って聞こえてくる。
 ボクは夢中になって弾き、気付けば暗譜してるレパートリーもほぼ一通り弾いたので手を休めた。


733 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編C:05/01/21 19:52:45 ID:r7KFaRXC
 パチパチパチパチ…
 見るとユラちゃんが笑顔で拍手を送ってくれてた。
「アハハ…。 つ、拙い演奏だったけど…」
「ううん。 そんな事ないよ。 とってものびのびと楽しそうに弾いてて良かったよ。 それにやっぱり男の子ね。 とっても元気で力強くってステキな演奏だったわ。」  
「ハハハ…。」
 なんだか嬉しいやら照れくさいやら…
「ねぇ、一息ついてお茶にしません?」
「え、うん。 じゃぁご馳走になろうかな。」
「はい。ところで貴方はミルクティーとレモンティーのどちらがお好き?」
「ミルクティーかな。 ウチで紅茶飲む時もいつもそうしてるし」
「じゃぁ私と一緒ですね。 私もミルクティー大好きなんです。 それでは待っててくださいね。 直ぐに準備してきますから。」


734 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編D:05/01/21 19:53:55 ID:r7KFaRXC
「ごちそうさま。 ケーキも紅茶もとても美味しかったよ。」
「どういたしまして。 お気に召して良かった。」
「あ、そうだ。 折角だからユラちゃんの演奏も聴きたいな。」
「え、私のフルート…ですか?」
「うん、是非聴きたいんだけど…。イイかな?」
 ユラちゃんは照れくさそうにはにかんで
「はい、では今フルートを持ってきますので少し待っててくださいね。」
 そう言ってユラちゃんは部屋を出た。 程なくしてフルートを手にしてユラちゃんは戻ってきた。 ボクに向かって一礼すると、そっとフルートに唇を当てて吹き始めた。


735 名前:ユラメク思イハ消エルコトナク… ピアノ編E:05/01/21 19:55:18 ID:r7KFaRXC
 演奏が終わった後、そのあまりの素晴らしさにボクはしばらく固まってしまっていた。
「あ、あのお気に召しませんでした…? 私の演奏。」
「と、とんでもない! 凄く良かったよ! あんまりにもキレイな演奏だったんで思わず聴き惚れちゃって…。」
 ボクはユラちゃんに向け拍手を送った。
「ありがとう」
 そう言ってユラちゃんは頬を赤らめながら微笑んだ。
「…しっかし今思い出すと、こんな上手な娘の前であんな未熟な演奏したかと思うと恥ずかしくなってきた…」
 途端に恥かしさが込み上げてきた。
「そんな事無いですよ。 貴方の演奏だって十分ステキでしたよ。 それにホラ」
「…え?!」
 ユラちゃんはボクの手首をそっと掴むと手の平を自分の方に向けさせ、そして自分の手の平を重ねた。
「手だって私よりこんなに大きいんですから」
「あ、ありがとう」
(そりゃ女の子の手に較べりゃ大きいけど、そんなに大きい訳じゃ… っていうか、や、柔らかい! 女の子の手の平ってこんなに柔らかくて温かいものだったのかぁ!?)
「だから、もっと自信を持ってがんばってくださいね。」
 ユラちゃんはにっこり微笑んでくれた。
「う、うん。 が、がんばるよ…」
 心臓がバクバク言って言葉にならない。
「え、えっと今日は本当にありがとう。 これ以上長居すると辺りも暗くなるから、そ、そろそろお暇するね。」
「ハイ。 また何時でも弾きにいらしてくださいね。 歓迎しますから。」

736 名前:695:05/01/21 19:58:50 ID:r7KFaRXC
クライマックスやエンディングもおぼろげながら浮かんできたので
頑張って完結までこぎつけるよう頑張ります
また続き出来たら投下します

投稿者さんの桜月ストーリー
一読者として楽しみにしてます
今回ストーリー、心の動きに大きな動きがあったので続きが楽しみです

737 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/21 20:26:51 ID:NA3Z4/j0
エロがなくても気にしないし、すばらしい作品だと思う。
職人さん、GJ!!

738 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/22 01:39:16 ID:VnliMqi7
いいじゃんいいじゃん?

739 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/22 01:46:33 ID:rh8ryMKL
>>736
@とかは機種依存文字だから使わない方が無難ですよ

740 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/23 01:18:46 ID:mQNqHsRI
萌えたぜ……

741 名前:695:05/01/24 16:11:08 ID:sWQD04ir
レスくれたひとありがとうございます
機種依存文字への忠告どうもです以後気をつけます

今回は趣を変えて同時刻の別の場所でのお話
だから題はリバースサイド(裏面)

742 名前:リバースサイド・キラ 1:05/01/24 16:12:24 ID:sWQD04ir
 少年は靴を履き替えると校門へと足早に向かった。 彼こそは始業式に双子の美人姉妹-桜月キラとユラの二人から告白を受けた、この学校一の幸運の持ち主と噂される少年である。
「おまたせ、キラちゃん。 あれ、ユラちゃんは?」
「うん、今日は用事があるから先に帰るって。」
「そっか…」
 そう言うと何かを思い出したように少年は鞄からチケットを取り出した。
「あら?それってもしかして…」
「うん、このあいだ見た作品の続編。」
「わぁっ!もう公開されたんですね。」

 話は少し前の日に遡る。 その日は桜月邸で少年とキラとユラの3人で映画鑑賞会を行った。
 その時DVDを選んだのは少年で、その映画は彼が最も好きな作品であった。
 この作品、キラはとても気に入ったのだが、ユラの好みにはあまり合わなかった。
 キラとユラは双子だけあって姿も瓜二つで、姉妹仲もとても良く異性の好みなども似通っていたが、性格、趣味、嗜好性などはかなり異なっていた。 故に映画などを見た場合でもこのようになる事も決して珍しくは無かった。
 映画を見終わるとキラはおおはしゃぎで、少年も自分のお勧め作品が気に入って貰えて大層ご機嫌だった。 意気投合した二人は夢中で語り合った。 そして我に返って気付いた。 話の輪に入って来れずにいたユラの存在に。

「あの時はユラちゃんに悪い事しちゃったよな…」
「うん。 ユラちゃんは私たちの楽しそうな様子を眺めてるだけで満足だ、って言ってくれたけど…」
「なんだか申し訳なくって。僕ら二人して謝りまくったっけ…」
 そう言って少年は苦笑いを浮かべた。
「だからこのチケットの事もユラちゃんが居る時は切り出せなくって…」
「そうね。でも私たち二人で行くのもユラちゃんに申し訳ないような…」
 二人は暫し押し黙ってしまった
「でも折角貴方が用意してくれたチケット無駄にしたくないな。」
「うん、行こうよ。 ユラちゃんには僕からあとで埋め合わせするからさ。」
「そ、そうね! うん! それじゃぁ映画館へ…」
「「レッツゴー!!」」


743 名前:リバースサイド・キラ 2:05/01/24 16:15:03 ID:sWQD04ir
「うわ、もうこんな時間」
「楽しい時間ってあっという間に過ぎちゃうね〜」
 夕方、少年とキラはカフェテリアで映画の感想などの話題に花を咲かせていた。
 あのあと二人は映画館に到着し、映画を見終わった後その興奮も覚めやらぬうちにカフェテリアに入り、そして時が経つのも忘れ夢中でお喋りしてたのだ。
「これ以上遅くなると家の人が心配するね。」
 辺りは既に夕闇に包まれ始めてた。
「じゃぁ私、護国寺さんにお迎えに来てくれるよう電話してくるね。」


744 名前:リバースサイド・キラ 3:05/01/24 16:16:35 ID:sWQD04ir
 カフェテリアから出てきた二人は迎えの車を待ちながら会話を交わしてた。
「ねぇ、今日のことユラちゃんには… やっぱ内緒にしといた方がイイかな?」
「う〜ん、でも私たちお互い隠し事とかしたくないし…」
 二人っきりでの映画鑑賞は確かに楽しかったが、やはりユラに対し後ろめたさがあったようである。
「でも、何もかも伝えるのが優しさとは限らないと思うんだ。 今日みたいな場合伝えない方がかえってイイと思うんだけど…」
「う〜ん、あなたがそう言うのなら… 分かったわ。 今日のことは二人だけの秘密ね。」
「ごめんね。キラちゃん。」
「え? どうして?」
「ユラちゃんに対し隠し事させる羽目になっちゃった様なものだから…」
 なんだか少年はユラに対してだけでなくキラに対しても申し訳ない気持ちになってきた。
「ううん。 そんな、気にしないで」
 キラには少年が自分達二人を気遣ってくれてるようで嬉しかった。 だがその事で少年を悩ませてるのではと思うと心中複雑でもあった。
「じゃぁ、秘密ついでに一つお願いしてもいいかな?」
「お願い?」
「うん、 ちょっと目を閉じてくれる?」
 少年は言われるがままに目を閉じた。 すると次の瞬間唇に柔らかい感触を感じた。 驚いて目をあけると、すぐそこに頬を赤らめ悪戯っぽく微笑むキラの顔があった。
「エヘヘ…、 あ、護国寺さんが来たみたいだからもう行くね。 今日はとっても楽しかったわ。 それじゃぁまたね。」
 キラは照れ隠しをするように、手を振りながら足早に迎えの車へと走っていった。
 少年はまだ驚きが消えきらない表情で軽く手を振りながらキラを見送った。

 二人だけの秘密、 それは心に刺さった小さな刺の様でもあった。 今はまだ二人共気付いていない。 だがやがて気付いていく。 その刺が甘い果実にもなりうる事を…。

745 名前:695:05/01/24 16:17:58 ID:sWQD04ir
今後は2作品平行で行こうかと思います
二つで一つの作品のつもりでいきたいと思います

746 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/24 18:52:57 ID:lX6zEaGO
GJ!!泥沼な展開にならないかだけちょっと心配。

747 名前:秘密の華 1:05/01/24 22:14:50 ID:4jA4XNVN
『双樹…残念だけどさよならだ』
暗い景色の向こうに沙羅ちゃんが立っていたの。
「沙羅ちゃん、どういうことさよならって…」
『…さよなら』
「沙羅ちゃん待って!行かないで!!」
沙羅ちゃんが向こうに歩いていったから、私は必死で追いかけたけど、どんどん離れていくばかりで、
『さよなら』
手を伸ばしても届くはずもなくて、沙羅ちゃんは暗い景色の中に消えてしまって…
「やだぁ!!沙羅ちゃんどこ行っちゃったの?私を一人にしないで…私を置いていかないで…」
苦しくなって、その場に座り込んで、私はただ泣くしかなくて…
『沙羅ちゃん!!』


748 名前:秘密の華 2:05/01/24 22:15:38 ID:4jA4XNVN
「!」
目を開けてみるとそこは双樹のベッドの上でした。
「はぁ…はぁ…沙羅ちゃん…」
体を起こして横を見たら、沙羅ちゃんが静かに寝息を立てていました。
「…夢?よかったぁ…」
「ん…そうじゅ?」
何か動いた気配がしたから目を開けると、双樹が涙を浮かべてこっちを見てた…
「怖い夢…見たのか?」
私も体を起こすと、双樹が崩れ落ちるようにして、私に抱きついてきた。
「沙羅ちゃんが、いなくなる夢…」
細い体が震えていて、双樹の顔がある辺りの部分が濡れていくのが分かった。
私は、そんな双樹をそっと抱き締めて。
「私は…ここにいるよ…?」
「うん…」
双樹は顔を上げると、涙でぬれている顔を拭ってニコリと笑った。
「大丈夫…夢で、よかった…」
「私が、双樹の前からいなくなるなんて、そんなこと絶対にないから…だから、安心して?」
「わかってる…わかってるよ、沙羅ちゃん」
「ちゃんと寝ないと、目の下にくまができてあいつに笑われる。」
「あ…そうだね…おやすみ、沙羅ちゃん。ありがとう…。」
そして、沙羅ちゃんと二人で布団に潜ったの。お兄さんに変な顔は見せたくないし…。
そのあと、すぐ寝ちゃったけど、沙羅ちゃんは私の手を握っててくれました…。

749 名前:秘密の華 3:05/01/24 22:17:12 ID:4jA4XNVN
「こんにちは、おにいさん…!」
「あ、こんにちは、双樹ちゃん、沙羅ちゃん。ごめん、もう少しで終わるから。」
「お前、わざわざ双樹が会いに来たんだから少しぐらい早く終われ!」
「そんな無茶な…もう少しで終わるから…。それと、会いに来てくれたのは双樹ちゃんだけ?」
「おっ…お前!そんなことをいちいち聞くな!!…私も…会いに来たんだからな…」
沙羅ちゃん、顔を真っ赤にしてる…可愛いなぁ…。おにいさんも、そう言って笑った顔がすっごくすてき…。
「だから、ちょっと待っててくれる?そこに座ってて。」
私と沙羅ちゃんはお兄さんに言われたので、店の前にある小さなテーブルにつきました。
おにいさんは、いま高校生で、休みの日や早く学校が終わる日はこの花屋さんでアルバイトしてます。
丸い大きな広場があって、その周りにあるたくさんの店の一つです。
「まったく…何であいつはいっつもアルバイトなんだよ…」
前に、あいつに聞いたら、“なんか、僕が居ると売上が伸びるからって…”それって、やっぱり女の子が…
そりゃあ、アイツはその、何て言うか…カッコイイけど…双樹に悪いって思わないのか?
…でも、あそこで働いているあいつは…
「沙羅ちゃん…?」
私が呼んでも、返事をしなかったからどうしたのかなって思ったら…うふふ
「お兄さん、すてきだね…?」
「うん…って、ち、ち、違うぞ!!私は別に、アイツを見てたわけじゃ…」
「お兄さんを見てた、なんていってないよ?」
あーあ、沙羅ちゃん…真っ赤になってうつむいちゃった、可愛い…!
「ごめんね、二人とも。待たせちゃって。」
「お前、デ…デートのと、時ぐらい休ませてもらえ!それに、今日は無かったんじゃなかったのか?」
「いや、そうだったんだけど店長がどうしてもって…」
「お前は、人がよすぎるんだ!ま…そりゃ…悪いよりかはずっといいけど。」
「ヒソヒソ…あのね、沙羅ちゃんとっても楽しみにしてたんですよ?もちろん、私も。」
「双樹…!もう!時間がないからさっさと行くぞ。」
沙羅ちゃん…ああいってるけど、きっとうれしいんだろうなぁ…。


750 名前:秘密の華 4:05/01/24 22:18:10 ID:4jA4XNVN
楽しかったデートの後、私達は家の門の前にいました。
「ごめんなさい、お兄さん…こんな時間まで…。」
「気にしないで、双樹ちゃん。僕も楽しかったから。」
「その…ありがとな…。」
私達がお礼を言うと、お兄さんはふふっと笑ってくれました。
「あの…今日も、いいですか?」
「え?ああ、いいよ。」
双樹が顔を真っ赤にしたと思ったら…き…キス!?何やってるんだ!ずるいぞ双樹!!
「ふぁ…」
お兄さんが唇を離すと、沙羅ちゃんたら袖を引っ張って…
「………双樹だけなのか…?」
「はいはい。」
お兄さんは、沙羅ちゃんにもキスをしてあげました。
「ん…」
「次は、沙羅ちゃんからだね?」
「双樹…!何を言ってるんだ!!」
「それじゃ、二人ともまたね。」
お兄さんが帰ろうとしたので、
「お気をつけて。」
「またな…。」

―ずっと3人一緒だと…今まで思ってた

751 名前:秘密の華 5:05/01/24 22:19:06 ID:4jA4XNVN
「…どういうこと?」
「別々って…どうして今更!」
ある日お母さんとお父さんが真剣な顔をしていったの…
どちらかが、別の高校に行きなさいって…
「私は、双樹を一人にしてなんて!!」
「沙羅、仲が良いのは良いことだけど…貴方のは、過保護っていうのよ?」
「そうだぞ。あんまりかまいすぎると、将来困ることになるだろうし、友達だってなかなか出来ないだろ?」
お父さんと、お母さんが言った事は、要するに、一人一人でいたほうが為になる、と言うことだった。
「だからって、なにも高校からじゃなくても!!」
「沙羅…貴方だって、双樹にかまってばかりじゃなくて、自分の為にもっと時間を使ったらどう?
 高校時代は、そのいい機会になると思うわ。」
「だいだい、別に家に帰れば普通に一緒なんだ。そう、大騒ぎするほどのことでもないだろ?」
「でも…」
分かってはいるけれども、それは…それは…

「ああ、もう!!どうして今更…」
「仕方ないよ沙羅ちゃん…お父さんたちが言うことだって、間違ってはいないもの…」
「双樹…」
「それに…私がいないほうが沙羅ちゃんだって…新しい…ヒクッ…作れると…ヒクッ…」
双樹の目に見る見るうちに涙がたまってきて…
「私だって…私だって…グスッ…グスッ…」
気が付いたら、二人で声を上げて泣いてたの…

752 名前:秘密の華 6:05/01/24 22:20:33 ID:4jA4XNVN
「双樹…」
「何?」
少し落ち着いた私達は、一緒の毛布に包まってました…
「今から…アイツに会いに行こうか…?」
「え!?今から?」
「うん…」
沙羅ちゃんは顔を真っ赤にして…
「なんか、会いたいんだ…それに、アイツなら…何とかしてくれるかも。」
「…そうだね…でもどうやって?」
沙羅ちゃんは立ち上がって、窓のところへ行って
「ここから出よう!!」
「…沙羅ちゃん…それって家出じゃ…。」
「双樹は…会いたくないのか?あんな…悲しい思いした後で…」
「会いたい…うん!会いに行こう、沙羅ちゃん。」
そうして私達は、夜の闇の中家を脱走したのでした…うふふ
外は雨が降ってたけど、そんなの気にならなかった…それだけ、あいつに会いたくて…
二人であいつの住んでいるマンションに急いだ…

―ピンポーン
「こんな時間に…いったい…は〜い、ちょっとお待ちください…」
ガチャッ
「こんばんは…」
「や、やぁ…」
「双樹ちゃんに沙羅ちゃん!?どうしたの、こんな時間に…それも、雨で濡れてるじゃないか…」
「はい…傘も持たず出てきちゃったので…」
「とりあえず、入って。あ、お風呂沸いてるから。」


753 名前:秘密の華 7:05/01/24 22:21:53 ID:4jA4XNVN
「お兄さん、ビックリしてたね…」
「なんか、迷惑かけちゃったな…お風呂まで…」
でも…と私達は顔を見合わせて
「「会えて…嬉しい…」」

「本と、二人が自分達の着替えを置いてて、正解だったね。」
エヘヘ…実を言うと、前にここに来たときいつでもお泊り出来るように、お泊り道具一式もって来て置いてたの。
ちなみに、沙羅ちゃんが言い出したことなんです。
「それで…いったいどうしたの?」
「実は…」
私と沙羅ちゃんは、さっき言われたことをお兄さんに話しました。
「…それで…グスッ…ヒック…」
話してるうちにだんだん悲しくなって…涙が出てきちゃって…でも…
「大丈夫?」
お兄さんが優しく私達を抱き締めてくれたの…。
「「ヒック…うわぁ〜ん…」」
なんだか、悲しいのか、落ち着いたのか分からないけど…二人でまた泣き出してしまった。
その間、アイツはずっと私達に言葉をかけてくれたんだ…


754 名前:秘密の華 8:05/01/24 22:22:33 ID:4jA4XNVN
「もう、大丈夫?」
「はい…ごめんなさい…」
「…ありがと…」
でも、お兄さんに抱きついたままで…だって、暖かいから…
「でも、家出はまずいよね?」
「そりゃそうだけど…。」
「ま、今日はとりあえず泊まっていけば?僕が、連絡しておくから。」
「はい…。」
お兄さんのことは、お父さんもお母さんも知ってるから…ダメッて言われないよね?
「さて、じゃちょっと電話してくるね。ついでに、高校一緒にいけるように僕からも言ってみるよ。」
「すまない…迷惑かけてしまって。」
「いいのいいの。二人のためだから。」
そう言ってアイツは電話のところへ行った。
「お兄さん…優しいね?」
「うん…アイツは、優しい…」
どんなに辛い事があっても、私達の支えになってくれる…


755 名前:秘密の華 9:05/01/24 22:23:16 ID:4jA4XNVN
「お父さんとお母さん、考えてみるって。」
私達がいなくなったのに気づいたのは、お兄さんが電話してかららしくて…
そして、お兄さんはお父さんとお母さんを説得するように成功したみたいです。
「あの、お兄さん…あの花新しい花ですか?」
「この前来たときは無かったし…でも、あんな花見たこと無いぞ?」
私と双樹はテレビの上に飾ってある花を見ていった。
「あれ?この間店長からもらったんだけど…なんでも、すっごく珍しい花らしいよ。その、香りには特別な効能があるとかで。」
「へぇ…でも、とっても綺麗。」
その時、リリリリリリリリと電話のベルが鳴ったのでした。
「はい、もしもし…店長…はい…はい…ええ!?そんな無茶な…はい…分かりました。」
話が終わって、お兄さんは電話を切ったの。
「バイトですか?」
「うん…ごめん、二人とも…なんか、お得意様がどうしても明日の早朝までに花篭を大量に作れって言ったらしくて…」
「バイトのお前がどうしてまた?」
「人手が足りなくて…というか、バイトも使わないと間に合わない数なんだって…だから、ちょっと行ってくるね。12時までには戻ってくるけど…」
「大丈夫です、私達は二人で。」
「ああ、でも早く終わらせて戻ってこいよ。」
「ありがと、二人とも。じゃあちょっといってくる!」

756 名前:秘密の華 10:05/01/24 22:24:46 ID:4jA4XNVN
「大変だね…お兄さんも…」
「本とにアイツは人がいいんだから。」
「でも、それがお兄さんのいい所だよね?」
双樹はそう言ったかと思うと、スクッと立ち上がってさっきの花のところに行った。
「いい香りだよ沙羅ちゃん?」
そう言うもんだから、私も
「本当だ、すごくいい香りだな…。」
「うん…なんだか、熱くなってきちゃったね?」
「…そうか?」
「頭も…ぼうっとするの…ふわぁ…」
そう言って、双樹はその場にへたりと座り込んだ。
「双樹…!…あ」
体がほうっと熱くなって、胸がドキドキしてきた。
「沙羅…ちゃん…」
そう言う双樹の目がやけに潤んでいて
「離れたくない…私…沙羅ちゃんとずっといっしょにいたいの…」
「大丈夫…もしかしたら…一緒にいけるかもしれないし…。」
「でも…夢をでは…」
「大丈夫!私は…双樹の側にいる」
「沙羅ちゃん…大好きだよ…」
そう言うと双樹は………私の、唇に自分の唇を重ねたんだ……


757 名前:秘密の華 11:05/01/24 22:26:03 ID:4jA4XNVN
「(そ…双樹!!)」
唇を重ねただけじゃなくて、双樹の舌が口の中に入ってきた。
「ん…」
双樹の舌が、絡んでくる…こういうキスは初めてじゃないけど、女の子同士でもこんなにきもちいいなんて…
頭がぼうっとしてきて、自分から双樹の舌に自分のものを絡めた。
「う…ん…」
沙羅ちゃんと熱いキスをしながら、今度は、沙羅のパジャマのボタンに手をかけたの。
「ふぁ…双樹…それは…」
双樹はパジャマのボタンをはずすと…
「はんっ…やめ…て…そう…ふぁっ…」
「沙羅ちゃん…可愛い…」
双樹は、ブラ越しに私の胸をふにふにと揉んでいて…
「でも、沙羅ちゃんずるい…私より、ちょっとおっきいんだもん…。」
「そんな…こと…や…ん…」
だんだん沙羅ちゃんの声が艶っぽくなってきて、息も荒くなってる…じゃあ…
「双樹!やめ…んん…!くぅ…あうっ!」
双樹はブラのホックをはずして直に胸を揉み始めた…
「はうぅ…んあっ…あっ…あっ…」
沙羅ちゃんの息がだんだん荒くなってきて…こっちまで感じてきちゃった…

758 名前:秘密の華 12:05/01/24 22:26:47 ID:4jA4XNVN
「双樹…このっ…」
私は、なんとか力を振り絞って双樹に口付けをした、
「沙羅ちゃ…ん…」
その隙に双樹のボタンをはずし、同じように胸に触れた。
「ん…ふあああ!」
双樹は体をビクッってさせると、いっそう潤んだ目でこっちを見てきた。
「沙羅…ちゃん…」
そんな目をしても許さない…からな…
「んん…!あっ…ふぁ…やっ…ひゃうっ!」
双樹は私よりも感度がいい、さっきから、すっごく可愛い声で鳴いている。
さっきは、ここまでされたっけ…
「きゃうっ!…沙羅ちゃん…そこは…そこは…だめぇ…んん!」
沙羅ちゃんが、直に揉み始めたので…全身がじぃんとして
「ふふ…気持ちいいのか?」
「沙羅ちゃんの…いじわるぅ…あっ!!」
双樹は大きな声を上げるとグッっと体をそらして、くたりと私に倒れこんできた…
胸だけで、軽く達したみたいだ…いつもそうだよな双樹は…。


759 名前:秘密の華 13:05/01/24 22:27:34 ID:4jA4XNVN
「双樹…」
「沙羅ちゃん…」
少しだけ目を合わせると、また沙羅ちゃんとキスをしました…
「こんどは、私の番だよ…?」
沙羅ちゃんのパジャマのズボンに手を入れると…
「やっぱり濡れてる…でも…ちょっとだね…。私なんて…」
双樹の方を見ると、ズボンまでぐっしょりと濡れていた。
「でも、あいつは…そっ…あっ…」
双樹の指が触れると、全身にピリッとしたものが走った。
「沙羅ちゃんも、濡らしてあげる〜。」
双樹…なんか変だぞ…
「ダメ…だ…やめて…ふうっ…はうっ…う…あ…」
「うふふ…沙羅ちゃん…可愛い…!」
えへへ…沙羅ちゃん、だんだん濡れてきた…ええと…
「うう…そう…じゅ…も…もう…」
「ここだよね…」
沙羅ちゃんの…ううん、女の子の一番気持ちいいところ…
「うっ…は…はああああああああん!!」
沙羅ちゃんは、大きな声をあげて体をさっきよりもそらして、くたりとなっちゃった…。
「はぁ…はぁ…」
「沙羅ちゃんイっちゃったの…?」
双樹がこっちを見てる…自分でも…すっごく濡れてるのがわかる…それに…花の香りがここまでくる…

760 名前:秘密の華 14:05/01/24 22:29:13 ID:4jA4XNVN
「沙羅ちゃん…私には?」
双樹がものほしそうな顔をしてる…私は何とか双樹と体を重ねる。
「ここ…か?」
「ひゃうっ!…うん…そこ…」
私をみていっそう興奮したのか、さっきよりも濡れている。
「エッチだな…双樹…」
ちょっと言葉でせめて、指を入れてみる
「ふあああ!!沙羅ちゃん…!そんないきなり!!」
「ダメだぞ?双樹が自分で…それとも、やめた方がいいか?」
「…だめ…やめちゃいや…あっ…」
私のなかで…沙羅ちゃんの指が出たり入ったりしてる…気持ち良いよぉ
「沙羅ちゃん…もっと…もっとぉ…」
「これなら…どうだ…?」
双樹がねだるから、指を少し曲げて内側を刺激した
「んん!!…ふっ…はぁっ!!いい…いいよぉ…!」
双樹の中から蜜が溢れ出してきた…本と、双樹って弱いよな…
「双樹…ここはどうだ?」
私は、さっき双樹にされた事と同じ事をした
「!!いやぁっ!!だめぇ…!!そんな事されたら…壊れちゃう…」
なぜか、最後の最後で強いんだよな…
「えいっ!」
「あっ…!!イくぅ!!」
双樹の体が大きく波打って、ぐったりとなった…私も、なんか疲れた…
「沙羅ちゃん…キス…」
私がそう言うと、沙羅ちゃんは優しくキスしてくれて…そのまま、ふっと意識がなくなってしまいました…。


761 名前:秘密の華 15:05/01/24 22:31:46 ID:4jA4XNVN
「ただいま…ごめんね遅くなって…。」
帰ってくると、二人の返事がなかったけど、記憶にある匂いがした。
「……ええっと…。」
見ると、ソファの下で沙羅ちゃんと双樹ちゃんがしっかりと抱き合って横になっていた…それも半裸で…
「…なんで…?もしかして…この花のせい?」
匂いをかいで見ると、体が少し熱くなってきた…。
「うわぁ…これって…媚薬?なんでいままで…そうか、近くで嗅ぐとまずいんだ…それにしても。」
ちらりと二人を見ると幸せそうな顔で眠っていた。
「さすがに、これを襲ったら最低だよな…でもどうするかなぁ…。濡れた服じゃまずいよなあ…。」
とりあえず、二人を脱がして、適当なシャツを着せて、そのまま布団へ運んだ。
「…良く起きなかったな…さすがに二人運ぶのはきつかったけど。ふぁ…」
流石に眠くなってきた…。
「…ずっと3人で居られるといいよな…まあ、結婚は…そのときで…どうにか……」
…………………………

「ん…」
朝目が覚めると、いつのまにかシャツ一枚になっててお布団の中でした。
「…あれ…お兄さん?」
横を見ると大好きなお兄さんが寝てて…きっと疲れちゃったんだね…。
反対側には…やっぱり、大好きな沙羅ちゃんが寝てました。
「私…真中で寝てたんだぁ…沙羅ちゃん起きたら何て言うかなぁ…?やっぱり、ずるいって言うかな?」
私は、さらちゃんの耳もとで
「これからも、ずうっと一緒だよ…お兄さんと一緒に…ね?」
「うん…」
うふふ…寝言かしら?

どうやらあの夢は、正夢にならずにすみそうです…。


762 名前:投稿者:05/01/24 22:33:39 ID:4jA4XNVN
以前言ってた、白鐘姉妹ものです…
初のエロありですが…まだ、長いのは書けませんね…恥ずかしくて恥ずかしくて・・・。
まあ、描写はまだまだ貧相ですが…頑張っていきたいと思います。
桜月ストーリーのほうも書かなければ…。

763 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/24 22:58:36 ID:q+XnazTn
すばらしい作品です!次回作も期待してます。

764 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/25 22:24:42 ID:ZADGP/2W
グッジョブ!!
激しく良い(T^T)

765 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/27 07:01:11 ID:Az4LDOPU
期待してますよー

766 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/27 21:27:37 ID:xmTRDhpy
PS版双恋未プレイなんだが投下してもよいものかのう……
桜月姉妹モノではあるんだが、供給過多のような希ガス

767 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/27 21:52:13 ID:hroYAG3H
>>766
カモンですよ

768 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/27 23:56:25 ID:xmTRDhpy
とりあえずエロ。抉りこむようにエロ。ただひたすらにエロ。
ストーリー? それは伴天連語でござるか?
整合性? そんなものは飾りですよ。お偉いさんには(ry
そんな話なので苦手な方はヌルーキボン


そういえばタイトル考えてなかった・・・・・・
まぁ適当でいいか。

769 名前:小夜鳴鳥:05/01/27 23:57:49 ID:xmTRDhpy

 僕は今、二人の女の子と付き合っている。
 なんて言うと妄想癖をもった危ない人間に思われるかもしれないのだけど、事実だからしょうがない。
 しかもその付き合っている娘が長い黒髪の美少女でお嬢様でしかも双子ときたら、世の中の男の半分以上を敵にまわしてもおかしくないと思う。
 僕の付き合っている二人の名前はは桜月キラ、ユラと言う。


「やあ」

 心地よいくらいに青々と晴れた休日の午後、僕は不機嫌そうな顔をして駆け寄ってくる双子の姉妹に手を上げて笑いかけた。

「あ〜〜もうっ! どうしていつも私達より早くついているの?」
「たまには私たちが待っていたかったな」

 女性を待たせるなんてマナー違反だから待ち合わせ時間よりだいぶ早く来るようにしているのだけれど、二人のお姫様にはそれが気に入らないらしい。
 曰くデートは
『待った?』
『ううん、今来たところ』
 で始まらなくてはいけないとか。この時の二人は何も言わないのに分かり合っていたようだった。
 ただ、後で『阿吽の呼吸だったね』と言ったら『女心をわかってない』とステレオで言われてしまった。やっぱり双子だな、と言ったらまた何か言い返されそうだから黙っていたけれど。


770 名前:小夜鳴鳥:05/01/27 23:59:35 ID:xmTRDhpy
少しだけふくれている二人を宥めてから街へと繰り出す……んだけど、左右から挟むように腕を組むのはどうかと思う。
 すれ違う人がみんなそろって何事かと振り返るし、呆れたように見つめたり、針で突き刺すような視線を向けてくるようなのも居るわけだし。
 けれど前に腕を組んで練り歩くのは止めないか、と提案したらキラちゃんは『私たちと腕組んで歩くのが嫌なの』と半ば睨むように非難してくるし、ユラちゃんは半泣きになって『そんな事言わないでください』と訴えてくるし。
 あの時の罪悪感に苛まれて以来デートの際はこうやって腕を組んでいるんだけれど、やはり居心地の悪さは残るわけで。
 それにこう……僕の胸を抱くように組んでくる訳だから、二人のやわらかい胸の感触がダイレクトに伝わってくるんだし。
 でもそんな事を言ったら、キラちゃんもユラちゃんも照れながらもっと胸を押し付けてくるからどうしようもないのだ。
 それに、僕も二人と腕を組めて嬉しくないはずがないのだから。


 いつも通りにデートは楽しかった。
 何の変哲もないウインドウショッピングをしてから二人とも興味があるという博物館を回る。その後は何をするでもなくそこら辺を散歩。
 特別なことをしているわけではないのに、二人と一緒にいるだけでどんな些細な冗談も楽しいと感じるのはベタ惚れだからなのだろうか。


771 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:00:02 ID:+JMFybn7

「……っと、もうこんな時間だ」

 辺りに橙がかかったので時計を見ると、既に短針が6の字を差していた。楽しい時間はあっという間に過ぎ去るっていうのは事実なんだな、とつくづく思う。

「確か門限は7時だったよね。そろそろ帰らないとまずいんじゃない?」

 食事でも、と思ったけれど時間的に厳しいみたいだ。ハンバーガーとかならつまめるかもしれないけれど。
 どうしようかと二人を見ると、そろって赤い顔をして僕のことを見つめていた。
 …………えっと、これは。……その、つまり。
 ダメだ。自分でも頬が赤くなって二人の顔を直視できない。
 要するにこれはお誘いなのだ。

「ねえ……私たち、今日は門限なんてないんだけど」

 耳元で囁いたのはキラちゃんだ。照れているけれど、どこか弾むような声をしている。

「とりあえずお食事にして、それから……お願いしますね?」

 体をぎゅっと押し付けてきたのはキラちゃん。見なくても顔を真っ赤にしているってことが伝わってくる。

「それじゃあ今日は、よろしくね」




772 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:01:37 ID:+JMFybn7
 そう、僕たち三人は今までに何度か肌を重ねたことがある。
 これでも恋人同士なのだから(勿論男が一人に女が二人っていうのはおかしいんだけど)、そういうことがあっても別段おかしくはない。
 桜月の家はかなり厳格だけれど、真剣なお付き合いに口を出す気はないらしい。
 そして僕の両親は放任主義だから、お互いを思いあう僕らの歯止めがきかなくなって肉体関係が生まれるのも、僕たちの間では自然なことだった。
 ”初めて”を経験してからデートをすると二回に一回はこういう話になる。誘うのは今日みたいに二人からだったり僕からだったり。
 僕だけでなく、二人も気持ちよくなってくれているのは素直に嬉しいと思う。

 レストランで食事を摂ってからずっと無言でホテルに入る。
 僕が二人をリードしなきゃいけないんだけど、これからスルことを考えると気恥ずかしさが先に立ってしまう。
 だが、このままうにうにしていても何も始まらない。思い切って二人の細い肩に手を置いて引き寄せる。ぷるぷる震えていた体が小さく跳ねるのをみて、いくらかの余裕ができた。

「ユラちゃん……」

 耳元でいきなり名前を呼ばれて振り返ったところですかさず唇を奪う。
 驚いたユラちゃんが腕に力を込めて離れようとするけれど、そんな本気でもない抵抗でどうこうなるはずがない。かまわずに薄い唇を強く吸う。
 すると固くなっていた体からゆっくりと力が抜けていく。これからすることを受け入れる体勢になったのだ。
 ゆっくりと顔を離すとユラちゃんは頬を赤らめ、瞳を潤ませて寄りかかってきた。
 黒く長い髪を一房手にとり、軽く梳いてから頭を抱きかかえる。
 さて。
 ご機嫌斜めのもう一人のお姫様のお相手をしなくては。



773 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:02:28 ID:+JMFybn7

「ずるいわ……ユラちゃんばっかり」

 咎めるキラちゃんの声は既に艶やかだ。目の前で自分とまったく同じ顔をした妹がキスをしているのだから当然といえば当然なのだろうけれど。
 キスをねだるように上げられた顎に手を添えて、唇を塞ぐ。それだけでなく、最初から舌を差し入れ口腔内をねぶる。

「んっ……はぁっ。…………あ、んんぅ……」

 舌を絡めて上下の歯茎を舐めとり、一度離れて銀の橋が架かるのを見てから再び深いキスに没頭する。僕が舌を動かすたびにキラちゃんの長い睫毛が震えて悩ましげな吐息が漏れる。
 そうしてディープキスを楽しんでいる間、ユラちゃんは僕の首筋に顔をうずめて高ぶりを抑えるかのように舐めまわし啄ばんでいた。
 キスに満足して体を離すと、そこには上気してはにかむ二人がいた。

 一度理性の殻に皹が入ってしまえば後は一直線に堕ちていくだけだった。
 かわるがわる二人にキスしながらとすん、とベッドに腰を下ろす。が、キラちゃんは床に膝立ちになって僕の足の間に体を滑り込ませる。
 彼女が何をする気かわかっている僕は、ユラちゃんを服越しに愛撫しながらズボンを下ろしやすいように腰を上げる。
 ズボンと一緒にトランクスも下ろされて飛び出た一物はすっかり血が廻って屹立していた。わあ、とキラちゃんは息を呑んでから僕自身を優しく握り締め、亀頭をゆっくりと口に含んだ。
 比較的積極的なキラちゃんはこういうことに抵抗がなく、雑誌を見たり友達から聞くなりして得た知識を色々と試そうとする。
 特にフェラチオは僕たちがこういう関係になったときから何度も繰り返してきた行為だった。


774 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:03:46 ID:+JMFybn7

「はむ……んちゅっ……ん。……れろっ、ん……んんっ」

 キラちゃんがペニスをしゃぶる淫靡な音が耳朶を打って僕の理性を溶かしていく。情けないことに口からは獣のようなうめき声が漏れてしまう。
 僕は奉仕されながら隣のユラちゃんの服を脱がして手に少し余る白い胸を揉みしだき、脇に舌を這わせながら一番の秘密の部分に手を伸ばす。

「あゃっ……うんっ! あ、あ、ああんっ…………や、やぁ……」

 ユラちゃんの大事なところはさっきのキスだけで十分に濡れていて、僕の指を簡単に飲み込んでしまった。
 そのまま指を動かすと堪えきれずに甘い喘ぎ声が上がる。普段はキラちゃんに比べて大人しいユラちゃんにあられもない嬌声をあげさせているのだと思うと自然に彼女を愛撫する手と口に力が入る。

「んっ……んっ……んっ、んはぁ……」
「あっ、あっ、あっ、んぁ……あああん!!」

 荒い息をつきながら快感を高めあう。舌が亀頭を舐めるたびに、口腔全体で吸い上げられるたびに、柔らかな手が竿を扱くたびに、どんどん昂って世界が点滅すしていく。
 それは二人も同じことで、キラちゃんの口の動きが激しく淫らに、ユラちゃんの身体が快感に耐え切れずにビクビクと跳ねる。

「ぷぁっ……わ、わらひの……んちゅっ、お口の……ふぁかに……」
「んあああぁぁっ! ダメ……だめぇ……そんなに……そんなにされたらぁ」
「う……くぅっ、出すよ……キラちゃん。ユラちゃんも、一緒にイこう」

 耳元で囁いて二本に増やした指をユラちゃんの大事なところに思いっきり突っ込んで、同時に親指でこりこりに尖った豆を押しつぶす。
 一拍遅れてあがったユラちゃんの絶叫を聞きながら、僕は小さな口腔に欲望を解き放った。


775 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:05:12 ID:xmTRDhpy

「はぁ……はぁ……」
「あ……ん。お口の中に、いっぱい……」

 唇から呑みきれなかった白く粘る精液を垂らしながらうっとりとした目で呟くキラちゃんに、痙攣しながら虚ろに天井を見上げるユラちゃん。
 そのあまりに淫靡な光景に、僕のモノは情けないくらいに猛っていた。
 無防備に身を投げ出しているユラちゃんの腰を掴むとしとどに濡れているスリットにそれをあてがい、なんの断りもなく一気に最奥まで貫いた。

「あああああっ!! そ、そん……っやああんっ! あっ! あっ!」

 達したばかりで敏感になりすぎているユラちゃんの喘ぎはもう悲鳴に近くなっていた。瞳から零れ落ちる涙が、口の端から飛び散る涎がきらきらと妖しく光を反射する。
 ズッ、ズッ、ズッ、ズッ。
 リズムよくピストン運動を繰り返すたびに押し広げられた膣がきつく締まり、襞が絡んで精を搾り取ろうと蠢動する。
 けれど僕は既に一度放っていて、ユラちゃんはイッて火照ったままだ。どちらの限界が先かなんてわかりきっている。

「うっ……ああああっ! やっ、……ダメッ! だめぇ……これ以上、これ以上されたらぁ……」

 長い黒髪が広がって左右に激しく振られる。
 大事な部分からは粘っこい愛液がじゅぶじゅぶと音を立てて飛び散る。かき混ぜられた透明な液は白濁してシーツにシミを作る。

「あああああっ!! ……あああああっ!! ……あああああっ!!」
「アハッ…………ユラちゃんすっごくイヤらしい……」

 上気し、とろんととろけた目をしたキラちゃんが僕の背中にしなだれかかって肩甲骨の辺りに舌を這わせる。肩ごしに見据える視線は激しく乱れるユラちゃんと僕の結合部から離れない。

「そ、ゃっ……み、見ないでッ! こんなの見ちゃ……うくあああっ!!」

 身をよじる小さな抵抗も僕が一撃を打ち込むだけでおとなしくなってしまっている。
 キラちゃんはどこか苛立たしげに手を伸ばすとぐわしっとバストを力任せに鷲づかんだ。



776 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:07:22 ID:xmTRDhpy
「い、いたっ……な、なにする……あううぅ」
「ちょっと、キラちゃん」
「いいの。ユラちゃんは、こんなに淫乱なんだから、ちょっとオシオキしてあげないと」

 ぞわりと背筋に冷たいものが奔る艶やかで凄味のある声で残酷な宣言が下される。

「ひぎっ……いは、ア゛ッ! 狂っちゃう……おかしくなっちゃうようっ!!」

 ほっそりとしたスレンダーな体を抱き起こして、対面座位に姿勢を変える。柔らかくすべすべした肌がぴったりと密着して最高に気持ちがいい。
 それに負けじとキラちゃんもしがみ付く腕に力をこめ、なまめかしく体をくねらせる。それでいて女の子が特に感じるところに無慈悲な責めを加え続ける。

「はぐぅっ!! あ、あ、いがっ! あい、いッつぅ……こんな、こんなぁ……」

 いつもはパッチリと開いている黒い瞳からは涙がこぼれ、半開きになった口の端からはだらしないぐらいに涎が零れ落ちる。奇麗に並んだ歯の間の舌は痙攣して止まる気配さえ見せない。

「ホントに……すごぉい。ユラちゃん、今、貴女メチャクチャに犯されてるのよ……」
「ぃうああぁぁぁ……」
「あ、気持ちよすぎてヘンになっちゃいそうなんだ」

 哂いながら舌を出して愛液まみれの指をれろりと舐めるキラちゃん。嗜虐的な笑みを浮かべる表情はあまりにも淫らで、それ以上に戦慄さえ覚える凄惨さが感じられる。
 多分、いや、間違いなく彼女は嫉妬してるのだ。自分の眼前で僕に抱かれている同じ顔をした双子の妹に。


777 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:08:14 ID:+JMFybn7

 杭が小さな穴を穿つたびに高くかすれた絶叫が上がる。その切羽詰った声をもっと聞きたくて容赦なく腰を振って胸を揉みしだく。

「や……だっ! ホントに、ホントにもう…………だめぇぇぇっ!! 何か、なにかきちゃうのぉっ」
「いいよ……先に、イッちゃっても……僕ももう、出そう……だっ!!」
「あははっ、イっちゃうのね。んもぉう、はしたない……」
「やっ! も、い、ああああぁぁぁぁぁっ!!」

 甲高い悲鳴が上がり、一物を締め付ける膣が一気にきつく締まる。
 その刺激に逆らうことなく奥のさらに奥にある子宮の入り口に思いっきり叩きつけ、躊躇うことなく欲望を解き放った。
 ビュルッ、ビュルッという射精の音がつながってる部分を通して聞こえてくるようだ。

「はぁ……はぁ……はぁ…………」

 荒い呼吸のまま体重を任せてくるユラちゃんの汗に濡れた背中を撫でると、それだけで全身がビクンビクンと痙攣する。
 頬にかかった黒髪を掻き分け、おとがいを持ち上げ口付ける。んっと甘い吐息。二度の射精で固さを失ったペニスを抜くとキラちゃんが奪い取るようにぼうっとしたユラちゃんに覆いかぶさった。

「…………っ。ホントにずるいわ、ユラちゃんは。入れて、んっ、もらって、ナカに……ぁんっ、いっぱい……。ねぇ……私にも、お願い……」

 腰をゆらゆらと左右に小刻みに振りながら肩越しに僕の方を見つめ、自分からアソコを開いて瞳を潤ませて懇願する。
 それを見ると股間の物もすぐに元気を取り戻して存在を主張する。我ながら節操ないなとは思うけど、おねだりするキラちゃんにも応えてあげないと。


778 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:09:03 ID:+JMFybn7
「んっ……あはぁああんっ!!」

 後ろから腰を掴んで一息に貫く。お尻と骨盤が弾けあって高い音が鳴る。
 散々に焦らされたキラちゃんの膣道は始めから全力で息子を絞り上げるせいで三度目にもかかわらず気を抜いたらすぐに終わってしまう。
 キラちゃんのアソコはユラちゃんのよりも小さめでかなりキツい。そのせいかユラちゃんと比べて感じやすいみたいだ。ユラちゃんの方はまるで蛸壺のように絡み付いてくる印象がある。ことごとくが似ている双子だけど、セックスのときは全然似ていない。

「あっ、あっ、あっ……ああぁんっ! イイ、のぉ。私の、私の中がいっぱいに……んぁっ!」
「そうだね。さっきのユラちゃんみたいにエッチな表情してるのかな?」
「やんっ! 私を抱いてるときはっ、くぅぅっ! わた、私だけ……私だけ見てぇ……」
「うっ、はぁっ。ごめんね。意地悪なこと言っちゃって」

 こんなところも二人で違ってくる。割と溜め込むタイプのユラちゃん相手にはとても二人を比べるようなことなんて言えはしない。
 ピストン運動を続けながらきゅっとすぼまった後ろの穴に親指を這わせる。軽く押しただけなのに、キラちゃんは必死に首を左右に振って大げさに嫌がった。

「やだ……やだからぁ……。ね、お願い……」
「わかったよ」
「ん…………あなたはいつも優しいよね。はあっ!」

 もう少し嫌がるキラちゃんを見ていたい気もするけど、それはまた次の機会に取っておこう。
 四つんばいの体勢から正面に向き合う。彼女の頬は桃色に染まり、一突きするたびに眼がきゅっと閉じられ、艶かしく光る唇からは途切れることなくソプラノの嬌声が上がる。
 その表情は隣で処理しきれない快感のために虚ろに呆けているユラちゃんと瓜二つで。それでもどこかが決定的に似てなくて。
 シーツに扇状に広がった二人の黒髪が混ざると、この二人が僕の恋人なんだっていう実感が湧いてくる。もちろん誰にも渡したくない独占欲も。


779 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:09:47 ID:+JMFybn7

「キラちゃん……ユラちゃん……」

 自然と僕は右手に結合中のキラちゃんを、左手に余韻に浸っているユラちゃんを抱きかかえていた。

「うぁあっ! はぁっ、あんっ、あぁァ……ひィっ! ああっ!」
「ん…………あ……あぁ……」
「二人とも、二人とも大好きだよ……っ!」

 何も考えずにキラちゃんの膣を、ユラちゃんの感触を、二人の体温を味わう。
 もう何も考えられない。この二人のこと以外は何も。
 頭の奥がピカッと眩しく光ると目の前が真っ白になるほどの気持ちよさが背筋を駆け上がって

「う……おおおおぉっ!!」
「あぁぁぁっ! イッ、イクぅぅゥゥっ!」

 二人同時に高みに達した。


780 名前:小夜鳴鳥:05/01/28 00:10:29 ID:+JMFybn7

 ――んっ。
 頭がすごく重い。はっきりしない意識のまま首を動かしてみるとキラちゃんとユラちゃんが一糸纏わぬ姿で僕の腕を枕に穏やかな寝息をたてていた。
 安心しきってすべてを委ねる二人の寝顔を見ていると、僕のほうも自然と頬が緩んでしまう。ああ、起きたときにこのことを言ったらどんな反応をするだろう。照れるのか、それとも怒るのか……。
 僕はわずかに腕を動かして二人を自分の方に引き寄せ、順繰りおでこに軽いキスを交わす。

「言い忘れてたけど、おやすみ。二人とも」

 どうか、今宵はよい夢を見られますように…………。




 END

781 名前:766:05/01/28 00:14:20 ID:+JMFybn7
以上。
個人的に3Pで一番エロいと思うのは男+女×女だと思うのですよ。
こう、妖艶に微笑む女性が、といいますか。それが双子だったりしたらもうハァハァ

そんなわけでキャラが違うかもしれませんがそこは勘弁してください。



・・・・・・さってと。
とりあえず投稿も終わったし明日からは処女はお姉さまに恋してるをや;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

782 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/28 00:42:11 ID:cRGOvOlE
>>781
GJ!乙です。



783 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/28 01:31:44 ID:R+JH3qvg
>781
エロい!エロいよ。グッジョブですな。

>個人的に3Pで一番エロいと思うのは男+女×女だと思うのですよ。
同意だなあ。プチハーレムな感じが良い。
3人がどういう関係かによって色々プレイの幅も出てくるし。

784 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/30 00:44:29 ID:eScPn0DS
>781
乙。良いですな。
妄想溜まったらまた書いてほすい。

785 名前:名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:06:01 ID:BhLhCnqE
期待age

786 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/02 22:58:54 ID:2DLw5tLK
保守

787 名前:桜月ストーリー37:05/02/04 00:18:03 ID:RyuxPa6C
紅と蒼は桜月家に呼ばれていた。
「「はい!クリスマスプレゼント!」」
「ありがとう。ごめんね、あんまりたいした物じゃなくて…。」
キラとユラがあげたものは何かわからないが、紅は二人にぬいぐるみをプレゼントした。
「ううん、この子とっても可愛い…。」
「やわらかくて、温かくて…ありがとう。」
「そう言ってくれるとうれしいよ。…蒼…」
紅は蒼をじっと睨んだ。
「分かってますよ…すこし、目を閉じててもらえますか?キラさん、ユラさん…。」
ユラとキラは言われるまま目を閉じた。その間、二人の両手に何かつけられたような感じがあった。
「いいですよ…。」
「「わぁ…」」
キラには右腕に赤の、ユラには左腕に青色の、キラキラと光るブレスレットが付けられていた。
それも、単色ではなく濃から淡へ、淡から濃へグラデーションのような色合いをしていた。
そして、中をとおってる糸もただの糸ではなく銀色に輝いていた。
「きれい…。まるで宝石みたい…。」
「これ…」
「え…と…色はリボンの色に合わせて作ってみたんですけど…他の色が良かったですか?」
「「作ったの!?」」
二人は、えっ?と言うような顔を向けていた。狼狽する蒼の変わりに紅が答えた。
「こいつ、昔からこういうのが趣味で…何ていうの?ビーズアクセサリー?
 しかも、不気味なくらい上手でさ、結構前から二人のために作ってたみたい…。」
ユラとキラは腕で光っている宝石に見入っていた。
「でもこれ…宝石みたいに光っているよ?」
「ガラスも、加工のしかた次第では光を反射するようになりますし…いつもは糸はテグスのような透明なもので作るんですが…
 今度のは、ちょっと特別なやつを使ったので…。」
蒼は、二人が喜んでくれて嬉しいのか、照れているようだった。
「ふふふ…綺麗だねユラちゃん…。」
「うん…とっても綺麗…。世界に二つだけの…」
二人は、お互いの腕を見てふふっと笑った。
しかし、その後一瞬だけユラの表情が曇った…。

788 名前:桜月ストーリー38:05/02/04 00:20:24 ID:RyuxPa6C
「キラちゃん、ユラちゃん、呼んでくれてありがとう。」
「いいの!私達もとっても楽しかったから。」
「いつも、二人だけで…寂しくはないんだけど…今日は楽しかった…。」
「こちらこそ…。」
「あの、門のところに車が用意してあるから…。」
「ごめんね、わざわざ。じゃ…」
紅はさっさと蒼を置いて行こうとした。
「紅、そんなさっさと行かなくても…」
「蒼君…」
紅を追おうとした蒼を呼び止めたのはユラだった。
「(ユラちゃんファイト!)」
「どうしたんですか?ユラさん。」
「あの・・これ…!」
そう言ってユラが差し出したのは小さな猫のマスコットだった。よく見ると手作りのようだ。
「下手でごめんね…蒼君がくれたのに比べると、全然ダメだけど…心をこめて作ったから…受け取ってくれるかな…?」
「え…俺だけ…ですか?」
ユラは黙って頷いた。そして…
「私…貴方のことが…好きなの!!」
その言葉に、蒼は漆黒の瞳を丸くした。そんな、蒼をユラはまっすぐに見つめた
「貴方が、猫を拾ったときに気づいたの…私が…好きになったのは…貴方だって……」
ユラはいったん言葉を切って、
「今は…まだ…4人でいたいって気持ちもあるけど…これだけは言っておきたかったの…」
「…ユラさん…」
「まだ、返事はいらないから…ううん、まだ返事はしないで…」
ユラはキラのほうを見て…
「キラちゃんも、貴方のことを好きになるかもしれないから…そのときは…」
「二人一緒にお願いします…。今はユラちゃんのマスコット受け取ってあげて…?」
「貴方は、あんなに素敵なものをくれたのに…やめようかなって思ったんだけど…。」
さっきの表情はそのせいかと、蒼は納得した、そして蒼は黙ってマスコットを受け取った。
「ありがとう…」
ユラとキラはにっこりと笑った。

789 名前:桜月ストーリー39:05/02/04 00:26:30 ID:RyuxPa6C
「…桜月さんが?」
「そうらしい…。」
紅は、今朝担任から聞いた話を蒼にしていた。

―キラ達の…お父さんが亡くなった…

---------------------

蒼と紅はキラたちの家に来ていた。そこには、数え切れないほどの人がいた。
「いた…。」
その中で、二人はキラとユラを見つけると、人を掻き分けて二人のもとへ行った。
「あ…」
「片桐くん…。」
二人は、見るからに落ち込んでいたが、泣いていたのはユラだけだった。
「大丈夫?」
「……」
二人は、なんと言っていいのか分からなかった。
「お父さん…取引先の外国で…」
キラが、か細いことで話し始めた。二人はそれを、なんとも言えぬ気持ちで聞いていた。
「蒼…俺達ここにいても…」
「そう…ですね…。」
二人が、そう言った時、ユラがふっと顔を上げて見つめてきた。
何も言わなかったが、紅と蒼にはユラが何を言いたいのか分かった、おそらくキラもだろう…

―おねがい…ここにいて…―

790 名前:桜月ストーリー40:05/02/04 00:32:26 ID:RyuxPa6C
結局、通夜が始まり、葬式が終わるまで泊まることになってしまった。
最初は、親戚に人に悪いから、と言う理由で帰ろうとしたのだが、大丈夫だからといわれそうなってしまった。
実際に、自分たちのことは追及されなかった。

「というより…キラちゃんとユラちゃんには興味ないって感じだったな…。」
「そうですね…ユラさんたちの話によると…なんか、仲が悪かったみたいですから…
 成功したものをねたむ気持ちは分からないでもないですが…。」
「だからって、兄弟同士で…。キラちゃんとユラちゃんどうなるのかな…。」
「分かりません…あまりいい予感はしませんが。」
二人はキラとユラの部屋で話していた。キラとユラからの強い願いで、ここに泊まっていたのだった。
その時、ドアが開いてキラとユラが入ってきた。
「ごめんね、無理言っていてもらって…。」
「ありがとう…もう大丈夫だから…。」
二人は、紅と蒼のすぐ横に座った。ユラは幾分大丈夫そうだったが問題はキラだった。
「キラちゃん…顔色悪いよ?」
「え?…そんなことないよ、心配しないで紅くん。」
そういって、にこっと笑ったがどこか無理をしていた。
蒼にはその理由がなんとなくわかっていた。
「でも…泣いてませんよね…キラさん。」
「……」
キラの表情が固まった。
「蒼!!」
紅が強い口調で言った、しばしその場を静寂が包んだ。
キラは下を向いて、体が僅かに震えていた。
そんなキラと蒼をおろおろと交互に見つめるユラ…
そして、
「紅…」
蒼はちらりと紅を見た…紅はふうと溜息をつくと、
「ユラちゃん、ちょっといいかな?」
ユラと一緒に部屋の外へ出た。


791 名前:桜月ストーリー41:05/02/04 00:40:53 ID:RyuxPa6C
「蒼君…?」
「いまなら、泣いていいですよ…?」
キラのは戸惑った表情を見せた。
「人は、楽しいことがあれば笑うし、悲しいことがあれば泣くものです…そうやって、抱えきれない気持ちを吐き出してるんです。
 だけど、キラさん…俺達が来てからずっと泣いてないでしょう?あれでは、心に負担がかかるだけです…」
「でも…」
「わかってますよ…ユラさんが泣いていたから自分はしっかりしないと…そう思ったんでしょう?
 自分じゃそうは思ってなかったとしても、無意識にそういうふうになってしまったんじゃないでしょうか…
 本当は……悲しいんでしょ…?だって、もう、お父さんと会えないんだから…。大好きな人に…もう二度と…」
蒼はそう言うと優しくキラを抱き締めて…
「…今は無理しなくてもいいですよ…きみが、しっかりしないといけない理由もありませんし…」

―俺がいますから…―

「うっ…ぐすっ…蒼…くん…わたし…」
キラは蒼の服をぎゅっと掴み声を上げて泣き出した。
「それで…いいんです…」

―本当は、泣きたかった…けど、泣けなかった…。でも、今なら私を支えてくれる人がいる…―

「キラちゃん…大丈夫かな…。」
「大丈夫だと思うよ、蒼、人を慰めたりするのは上手いから…。アイツ、人の心を良く分かってやれるやつだから…」
「紅君も…でしょ?」
「いや…俺なんかよりも、ずっとアイツはすごいよ…俺なんかよりも…ずっと。俺は、キラちゃんのこと分かってあげられなかったから…」
「紅君…」
「だから、ユラちゃんもアイツの事を好きになったんでしょ?」
「!!知っていたの…?」
「まあ…ね。ユラちゃんの視線がしょっちゅうアイツのほうにいってたし…。」
紅はふふっと笑ってユラのほうを見た、
「頑張ってね、俺も応援してるから。」

792 名前:桜月ストーリー42:05/02/04 00:44:40 ID:RyuxPa6C
それから数日後のことだ、案の定、桜月の血縁者の間で様々なことが問題になった。
遺産などは、本来キラとユラの物なのだが、まだ管理を出来る歳ではないのでそれを誰が管理するかなど、
あとは、誰がキラとユラの面倒を見るのか…。
「…それってあり?」
「…うん…」
キラとユラの話によると、父の会社で同じように経営に携わってた伯母が会社を引き継ぎ、二人の面倒を見る事になった。
しかし、この伯母と父の仲が悪かったらしく(伯母が一方的に妬んでいただけのようだったらしいが)そこで問題が生じた。
「何も家を壊さなくても…で、キラちゃんとユラちゃんはどうするの?」
「もしかしたら…学校…変わっちゃうかも…。」
キラの伯母は県外に住んでいるらしく、自分はこっちまでこれないから変わりにキラとユラが来いという事だった。
家の件は、管理する人間もいず、土地に戻したほうが価値があるからという理由で壊される、もしくは売られると言う事だった。
「俺達には分からない世界ですけど…なんとなく、嫌な感じはしますね…。」
「家のことは…仕方ないの…でも…」
「転校したら、貴方達に会えなくなっちゃう…それは…嫌なの!」
キラとユラは目に涙を浮かべていた
「と、言われても…」
「…お父さんの遺言状でもあれば別ですけど…まさかね…。」
桜月さんは不慮の事故でなくなったのだ、遺書など残っているはずもない。
「大丈夫、まだ分からないから…。」
「もしかしたら…もしかしたら…こっちに居られるかもしれないから…。」
その表情は、現実を知った上で、わずかな希望にすがろうとしている感じだった。

しかし、物事は上手く進むときにはとことん上手く進むようだった。


793 名前:桜月ストーリー43:05/02/04 00:47:04 ID:RyuxPa6C
数日後の夜、片桐家。
「どうにかならないかな…キラちゃんたち…。」
「どうしょうもないでしょう…。俺達は所詮他人なんですから。家の事情にまで介入するわけには行きませんから…。」
例のごとく、食器を洗いながら二人は会話していた。
「だけどな…そう、やり切れるもんじゃないぜ?あの子達の意思とは考えなしに物事が進んでいくってのは…」
「そうですね…俺達は幸運だったのかもしれません…。」

紅と蒼も両親を亡くしている。
彼らがまだ幼いとき母親が逝去した。当時の二人には何が起きたか理解できなかったが…。
それからは、男手一つで育てられた、彼らの父も若くして成功したくちで生活には困らなかったが、紅と蒼、二人でいる時間が多かった。
それでも、二人は父親を尊敬していたし、心から好きだった…。
しかし、その父親も過労がたたったのか、心臓の病気でこの世を去った。
父に兄弟はなく、祖父母もすでに他界していた。母が勘当同然で家を出て父と結婚したため、そちらには頼れなかった。
それからは、二人は父親の残した遺産を頼りに二人で生活していた。

「…まさか…キラちゃんたちまでなぁ…。」
「俺達も、親戚とかがいたら…もっとややこしい事になっていたかもしれませんね…。」
実際、母方の親類と多少あったのだが、父の遺書のおかげで事はすんだのだ。
二人は、食器を洗い終えると、いつぞやのようにリビングに腰を下ろした。
「何か力になってあげられないでしょうか…。」
「…キラちゃん達にもここに住んでもらうか?部屋は十分あるし。」
「いや…それは流石に無理でしょう…。」

―ピンポーン

「こんな時間に…いったい誰でしょう。」
蒼が玄関に言ってドアを開けると…
「こ…こんばんわ…!」
「ごめんなさい…こんな時間に…」
先ほど、話をしていた二人が立っていた。


794 名前:桜月ストーリー44:05/02/04 00:50:49 ID:RyuxPa6C
「…で、ここに来たわけですか…。」
蒼はふうと溜息をついた。
話によると、なんと、父親の遺書と言うより手紙があったらしい。もしものときを考えて残してい置いたようだ。
その遺書に、“自分の事は、自分達で決めなさい。そうだ、少年達の家に行けばいい!”みたいな事が書いてあったそうだ。
「…だからって、本当に来るものなのか…?」
「ごめんなさい…迷惑だよね…?」
「あ、でも片桐君たちにもパパからの手紙が入ってたの。」
「俺達に?」
そう言うと、キラとユラは手紙を差し出した。字を見るのは初めてだが、書き方を見るとどうやらそのようだ。

“やあ、少年達。元気かな?
 この手紙が読まれていると言う事は、ちょっと大変な事になっているだろう。
 もう一つの手紙…遺書と言うべきかな?そっちのほうがいろいろと解決してくれるだろう。
 まあ、最低限の事しか書かれていないから、それでも、まだまだと言う感じだが…。

 さて、本題に移るが…率直に言おう、私の娘達の事を頼む。
 親戚に任せるのが筋だろうが…どうも信用できん連中ばかりだからな…あまり、いい結果にはならないだろう…。
 もちろん、娘達だけでも何とかなるとは思う、執事達もいるしな…。
 しかし、姉や弟の手が回されるだろうから、それも、うまくいくとは思えないんだ…。
 多分、娘達もいま君達の家にいるだろう…私がそう書いておいたからな!ははははは!!
 しかし、私は一つの道を提案しただけだ。それをどうするかは娘達の心次第……。
 とにかく、娘達がそちらに行ったときは、よろしく頼む。金銭面なら心配しなくてもいいから…。

 それと、前は言わなかったが、私は君達のお父さんと知り合いなのだ…というより、私の恩人だ…。
 私が、成功するきっかけをくれたのも、お父さんのお陰なんだ…。
 親子二代に渡って、世話になるが…私は、これも何かの縁だと思いたい。
 それでは…よろしく頼むぞ、我が息子達よ!”


795 名前:桜月ストーリー45:05/02/04 00:51:53 ID:RyuxPa6C
「息子達って…それと、金銭面っていったい…?」
「キラさん…もう一度聞きますけど、君達の手紙にはいったい何が?」
「やっぱり、普通に文章と…あと、何かの暗証番号かしら?」
「暗証番号…と、言う事はそこにか…。ところで、荷物とかは?」
キラとユラはいったん顔を見合わせて、
「それは、後で届く事になってるの…最低限のものだけ。」
「届くって…それっておかしくない?」
「実は、1人だけ、昔からパパに仕えている執事さんがいて、その人に相談したら…
 “お嬢様方のお好きなようになさいませ、必要なものは後でこっそりと運びますから…”」
「そうですか…でも、それだけじゃすみませんよね…多分。」
そんな話をしていると、表に車が止まった。
「…いい方だと良いんですが…。」
表に出てみると、おそらく、話に出た執事のようだ。本当に、荷物を持ってきたようだ。
「お嬢様方を…お頼みします…。」
それだけ言い残して走り去っていった。
「最低限って…結構多いな…流石お嬢様。部屋足りるか?ってか…どうやって運び出したんだ?」
「分かりませんよ…とりあえず、今日のところは荷物運んで、また明日考えましょう…。キラさんとユラさん…食事は?」
「それは、大丈夫…」
グゥ〜………
「…何か作りますね…」
同時におなかを鳴らしたキラとユラは顔を真っ赤にしながら小さく頷いた。その横では紅が必死に笑いをこらえていた。
その時、蒼がふと思いついたような顔をして
「…ユラさん…キラさん…さっきの執事さんの連絡先…分かりますか?」
「分かるけど…どうするの?」
「気になる事があるんです…ちょっとだけ。」


796 名前:桜月ストーリー46:05/02/04 00:54:05 ID:RyuxPa6C
翌日
「紅君、蒼君、一緒に帰りましょう?」
「わざわざ聞くの?」
「一応…ね…。」
「毎日恒例ですがね…。」
そう言って、4人は一瞬固まった。
「「「「一緒の家だよねぇ…」」」」
お互い何を思ったのか分かったのか、4人はへらっと笑った。

「嫌な予感があたりましたね…。まあ、当然の事でしょうが…。しかし翌日とは…タイミングが悪すぎましたね…。」
家の前まで来るとやたらと高級そうな車が止まってた、その前には葬式の時にいたキラたちの伯母さんがいた。
「キラ、ユラ…貴方達いったいどういうつもりなの…。連絡があったから飛んできたら…」
「なんで…ここが?」
「さぁ…見た人がいたか…それとも内通したのが居たのか…いずれにしても、調べられたのでしょう…。」
「馬鹿な事はやめて、さっさと戻ってもらうわ!」
横にいた男が、キラとユラに向かってきた、しかし、蒼と紅がさえぎった。
「あなたたち…何のつもり?」
「…」


797 名前:桜月ストーリー47:05/02/04 00:56:11 ID:RyuxPa6C
蒼と紅は黙って睨んでいた、すると
「私達…帰りたくない!」
「転校なんか…したくない!!」
キラとユラがそろって叫んだ…
「何をわがままを言っているの…?そんな訳にはいかないのよ…」
「まてよ…おばさん…二人が帰りたくないって言ってるんだ…それに、お父さんの手紙にもそうあったんだ…」
「うん…“自分達で決めろって”…だから私達…。」
「子供だけで何が出来るって言うの?」
伯母はふんっと鼻で笑った
「…少なくとも俺達は、今まで紅と二人でやってきました…金銭面なら心配ありません、父が残したものがあるし…来年…高校に上がればアルバイトも許可されます…。」
「さすがは、片桐さんの息子さん達ね…口だけは達者…。」
「伯母さん…片桐君たちのお父さんを知っていたの?」
「ええ…でも、そんな事今はどうだって良いの…さ…坊や達、そこをどいて…。私達はこの二人のために言ってるの…」
しかし、紅と蒼はまったく動かず、キラとユラも動く気配がなかった…。
「…どうしても…どうしてもと言うのなら…」
「…私達…転校だけはしたくないんです…!だから…それだけは…」
伯母はふぅと溜息をついて…
「大人の言うことは聞くものよ…?それに、子供にはどうしょうもできない事もあるの…」
「法律…ですか?」
蒼は小さくつぶやいた…。
「あら、少しは賢いのね…その通りよ…だから、分かるでしょ?」
その言葉を聞いて、キラ、ユラは少し暗くなった
―法律と言うものを出されてはどうしょうもできない…。
「でも、親権者と子が一緒に暮らさないといけないなんて法律はありませんよ?」
蒼が淡々と言った。
「良く知ってるわね、でもその二人は私の決めた場所で暮らさなきゃいけないの…それも法律…」
「あんたが、親権者なら…だろ?」
伯母の顔が少し引きつった…。
「何を言って…私は…」
「話は全て、あの執事さんから聞きました…。」


798 名前:桜月ストーリー48:05/02/04 00:57:12 ID:RyuxPa6C
「あなた…なにか知っている、いえ、桜月さんからなにか言われていますね?」
『……』
「いくら、桜月家御用達の執事と言っても、突然よその家に行くといっても普通納得しませんから…。」
『あまり細かい事はいえませんが…』
そして、執事はある程度のことを話した。この執事にも遺言状が残されていた。
実は、親類に渡された遺産は全体の3分の1ほどで、後はキラとユラのものになっているらしい。
その為、分配された遺産に疑問をもつ者がいても当然だという事だ…。
しかし、キラとユラの親権が現在自分にあるだめそれが分かっても手が出せない、
更には、もしものときの為に対抗策も残されている、という事だった。

「…親権が貴方にないためユラさんとキラさんの遺産に手が出せない…
 それでどうにかして親権を手に入れたい…。 結局のところ…金目当てですか…。なんと醜い。」
「でも、そう上手くは行かないみたいだぜ…あの人、あんたの秘密も握ってるって言ってたしな…」
その言葉を聞いて、伯母の顔は青くなった。なにか心当たりがあるようだ。
しかし、キラとユラはいまいち良くわからない顔をしていた、とりあえず、大丈夫だと言う事だけは理解した。
「「さあ、それでもこの二人を連れて行くのか?」」
伯母は苦々しそうな表情をし…
「貴方達に…この二人を守る事が出来るの?」
その質問に、当然のように
「あたりまえだろ…この娘達は」
「俺達が守ります…」
「…帰るわよ…」
伯母は、お供を引き連れて車に乗って引き上げた。
「ふぅ…」
すると、入れ替わりに昨日の執事の車が来た。
「あ、善光寺さん…」
「キラ様、ユラ様、大丈夫でしょうか?」
「はい、彼らが…守ってくれました…。」

799 名前:桜月ストーリー49:05/02/04 00:59:08 ID:RyuxPa6C
それから、4人はその場で話をされた、
主に、残されたもう一つの遺言状の事だったが、話の中に、家が壊されずに済むと言う話もあった…
最終手段を使えば…
「私は、その位しても罰は当たらないと思いますが?」
「そうね…だけど…」
残ったとしても、それを管理する人がいない。今まではかなりの人を雇っていたがその殆どは再就職先に就こうとしている。
仮に、キラ達が戻るとしても、やはり世話をする人が必要になる、しかし、その人たちに支払うお金の出所がない…。
そう簡単に戻って今までどおりというわけにはいかない、伯母の判断も当然かもしれない。
「伯母様は、あそこを何にするつもりなの?」
「集合住宅地か何かにするとおっしゃいました…。」
「そう…」
キラとユラはふと暗い顔になった。小さいころから暮らした家がなくなるのはやはり悲しいのだろう…。
「それなら、あの屋敷をそのまま残して何かに利用していただくよう掛け合ってみましょう…」
「「(脅迫の間違いじゃ?)」」
「それなら…ね、ユラちゃん?」
「うん、それなら…」
部屋数も多いのであのままホテルか何かにすれば、たくさんの人たちに喜んでもらえるし、今まで働いていた人もそのまま従業員として働ける。
「しかし、お嬢様方はよろしいので?」
「私達は…」
キラとユラは蒼と紅の方を向いて
「「この人たちと、一緒に暮らしてみたいんです…。」」
「さようでございますか…、紅様、蒼様、お嬢様方をよろしくお願いいたします。一応、私が親権者なので…」
最後の言葉の意味がわかったのか、蒼と紅は苦笑いを浮かべていた。


800 名前:桜月ストーリー50:05/02/04 01:00:53 ID:RyuxPa6C
「よかったの?家に戻らなくて…」
「ううん、今まで誰かにお世話してもらうばっかりだったから、自分達で出来るようにならなきゃ。」
「それに…せっかく貴方達と一緒にいられるんだし…パパの気持ちも無駄にしたくないから…。でも、迷惑じゃないの…?」
紅たちの家も、キラたちの家に比べればかなり小さいが、それでも一般水準よりかは上だ。
使ってない部屋が3つ位ある上に、一つ一つの部屋が大きい。
「迷惑だ何て思ってませんよ…こちらとしても…その…うれしいです。」
「お前にしてはやけに素直だな…雨でも降るのか?」
「紅!まったく…」
紅と蒼は家の扉の前まで歩くと、
「「お帰り、キラ、ユラ」」
「「…ただいま」」
4人がドアを開けて入ると、ネコが二匹、それを祝福するかのように「にゃあ」と鳴いた。


801 名前:投稿者:05/02/04 01:48:20 ID:RyuxPa6C
…長い…
行き当たりばったりで書いていたら、なんか痛い展開になってきました。
もうそろそろ、書きあがりそおです…。

802 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/04 02:06:23 ID:EYGUAP3r
白鐘男複数以外キボン

803 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/04 17:32:55 ID:3++9EQB6
保守

804 名前:695:05/02/04 19:29:21 ID:1ut05Uyp
GJ
個人的にキボンしたい展開はありますが伏せてきます
こういうのは先が読めないからこそ楽しみなわけだし

どーでもイイかもしれんが桜月父の手紙のシーン
読んでて頭の中でDQVのパパスの手紙の時のBGMが流れた

っていうか自分のも続き書かなきゃ…

805 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/04 19:35:14 ID:7IZYmE65
2組の双子と同時にイタすってのはどうだ?
主人公の精力が持たないなんてツッコミは抜きで。

806 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/05 00:36:23 ID:/hfJWIHZ
二組・・・白鐘桜月(ry

807 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/05 15:46:37 ID:Fk1242Zn
千草姉妹や桃衣姉妹と同時に相手にしたら確実に逝けるぜ。

808 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/05 17:08:07 ID:Oex7RT9Y
やるやらんは別として
2組登場する話は見てみたいと思う

修羅場や泥沼になりそうなヨカーンではあるがw

809 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/05 17:12:51 ID:AAnd0ru7
プレイシーンがごちゃごちゃしそうだな。

810 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/05 18:00:37 ID:/hfJWIHZ
白鐘雛菊なら仲良く

811 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 12:19:39 ID:ep3CLpME
白鐘一条キボン

812 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:31:57 ID:DCEGQ/y5
ゲームですべての双子をクリアしたわけだが


こんな清純な女の子達は犯していたと思うと、
正直、反省・・・_| ̄|○

813 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 17:03:52 ID:bCKt8XZb
まぁ何だ。
攻略本にはお笑いルートやらお色気ルートとかあったわけだが。
桃衣千草なら余裕で書ける気がする。
桃衣がらみなら簡単に純愛に出来るし

814 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 17:15:50 ID:kWbAocaz
>>813
エロ無しも大歓迎

815 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 17:17:57 ID:bCKt8XZb
ただ雛菊はカンベンな。あんま好きじゃないし、ていうか絡ませるの難しすぎ

816 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 19:12:27 ID:+llCgIha
桜月一条のライバル心剥き出しの絡み、白鐘雛菊の仲良し絡み、千草桃衣の色気絡み
を脳内で(ry

817 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 19:16:38 ID:bCKt8XZb
書けないことはないが、白鐘雛菊タッグが強敵すぎて無理

818 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 19:29:15 ID:DfoSrEHn
二組は現在調教中です
http://cloudy.kir.jp/ani/5huta/saku.jpg
http://cloudy.kir.jp/ani/5huta/iti2.jpg

819 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 20:19:47 ID:SGuqZ4h3
詳細キボンヌしてもよろしいですか

820 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 20:30:40 ID:bCKt8XZb
個人的な疑問だが白鐘姉妹の髪の色って何色だ?

821 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 22:37:20 ID:+llCgIha
クリームだと尾もふ

822 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:50:11 ID:bCKt8XZb
サンクス。
これで書ける希ガス

823 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 00:25:24 ID:6Kly8peC
白鐘姉妹
http://angeleden.poke1.jp/h/hutakoi-sirogane1-v.jpg

824 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 08:29:13 ID:Gl3NKG1q
「お兄さーんっ♪」
「わあっ!?・・・沙羅ちゃん?」

放課後の帰り道。
僕−二見望−は、突然名前を呼ばれて抱きつかれるというコンボを受けた。
とっさに振り向けば、そこには白鐘双樹ちゃんの満開の笑顔があった。
そして、少し後ろに不機嫌そうな沙羅ちゃん。
何時見ても対象的な姉妹な気がする。
と、そんなことは置いておいて。

「どうしたんだい?」
「私たちの学校、今日から夏休みだから・・・」「・・双樹がどうしてもって言うから、仕方なく会いに来てやったんだ」
ようやく追い付いた沙羅ちゃんは、やはり不機嫌だ。

「そうなんだ。でも今日は何処に泊まるの?」
「・・・・・・」
「・・・あ・・・」

どうやら考えてなかったらしい。
だがどうするつもりた?流石にこれでお別れじゃ味気なさすぎるし・・。

「あ、望ちゃーんっ」 「でも誰かいるよ?」

・・最悪だ。
何の因果か薫子ちゃんたちまで来た。

825 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 08:30:42 ID:Gl3NKG1q
ダメだ、書けない。
ってか何だこりゃ? ダメにも程が(ry

826 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 18:20:30 ID:GEXBNP6o
イヤ気にせず書いてくれ
アニメ版に準じた設定のSSって珍しいし

っていうか白鐘一条ブッキングって
漏れが書いてるのとネタかぶってるヨ…orz
まあ漏れのはゲーム版設定だし内容かなり泥(ry

827 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 18:59:00 ID:B8FZ8sGF
特に駄目なとこないよ。行き当たりばったりでもいんじゃね。

828 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 20:00:27 ID:6Bmz+V14
幼なじみが居なければ幼なじみ萌えが理解できるんだろうな orz

829 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 20:33:33 ID:GEXBNP6o
イヤそうとも言い切れんぞ
漏れの場合幼馴染いないが
一条にはあまり萌えなかったからな

830 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 22:08:22 ID:Gl3NKG1q
むしろあれで学園のアイドルってのが信じられん。

831 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:54:13 ID:Yb1TU+0D
雑談はメインスレでしたほうが良いんじゃない?

832 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/09 08:37:03 ID:dgX9atVg
みやびさんに萌えるやついないかな・・・

833 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/09 15:01:32 ID:A4U+jEhf
はじめまして。このスレは2,3日まえにみつけたのですが・・・。すごいですね!!
エロいのがなかったとしても十分面白い作品ばかりで・・・。その辺の変な本よりかずっと面白いですよ!!
こんな面白い作品に出会えて感激してます!!!

834 名前:誰かタイトルつけてくれ:05/02/09 20:57:28 ID:dgX9atVg
「ん・・ちゅっ・・・」「二見くーん・・私もキスしてよぅ・・・」
「ちゅる・・くちゅる」
放課後の保健室に淫媚な音が響く。
二見望と美人双子姉妹の教師の密会(?)は、すでに十を越えた回数になっているが、それでも身体を重ねることに新鮮さを感じるのは、三人の若さ故か。

「二見くんのここ、もう勃起してるよ・・」
「やっぱり大きい・・」「二人とも・・まじまじ見ないでよ・・・」

既に見慣れたはずのものだが、やはり二人には愛しい逸物だ。
頬は紅いが、すでに二人の視線はそれに釘付けだ。
女としての本能か、二人の下半身は激しく疼き始める。

「桃衣先生・・・お尻、こっちに向けて・・・」「ん・・・こう?」
「恥ずかしいな・・」

いつもなら白いはずの尻すらも薄く色づいているのに、望は微笑む。

「愛さんはお尻の穴がいいんだよね・・・」
「え・・・・あうっ」 「舞さんは普通にだね」「ゆ、指が入って!?」
愛のアナルに舌をねじ込み、中をつつき、舐め回す。
同時進行で舞の秘所に指を二本つきたて、思い切り膣内をかき回す。
「うぁあっ!お尻イイ!お尻の穴舐められて感じちゃうのぉっ!!」
「二見くんの指激しい!もっとして欲しいっ!」

835 名前:誰かタイトルつけてくれ:05/02/09 21:36:45 ID:dgX9atVg
後一歩で絶頂に達する。二人の身体が上り詰めるその手前で、望は二人への愛撫を止める。

「はぁはぁ・・へ?」
「なんで・・・・?」
「二人で先にイくってずるいよ・・僕も気持ちよくして?」

呼吸を整える二人に、望の微笑みが残酷に映る。だが、彼と三人で愛し合うのがここで逢う理由。ここでイヤと言えば、彼は他の少女たちのところへいくに違いない。
元々引く手数多の彼を快楽で恋人にしたのだ。
二人はとっさにそう考え、望の方に向き直る。

「あ・・まだ大きいっ」「早く入れてぇ・・・」「どっちが先にする?」
ニコリとして見せた望に、愛が尻を向ける。
舞は異を唱えることなく愛に口付けし、愛の胸を愛撫し始める。
その様子を見た望は、黙って愛の腰を掴み逸物を一気に突き立てた。

「ーーーーっ!!」
愛の声は出ることはなく。
望の逸物を締め付ける腸壁を、彼は思い切りこすり突き回す。
腸液が溢れるほどに愛の性感は高められ、望の逸物をより強く締め付けようと腸壁は蠢く。
だが、やはり先ほどの愛撫が愛の身体を上り詰める一歩手前まで高まっていたためか。
「凄くキツいよ・・・愛さんのお尻・・・」
「ーーーーーっ!っ!」
舞の口付けのためか、声は全く響かない。

「でる、出すよ愛さん!」
望の声が愛の耳に入る。次の瞬間、彼女の腹部に灼熱が注ぎ込まれる。


836 名前:誰かタイトルつけてくれ:05/02/09 21:53:52 ID:dgX9atVg
「はぁ、お腹熱い・・」「二見くん・・一杯出したねぇ♪」
「抜くよっ」

キスの名残か、涎を口元から垂らしながら虚ろな瞳をしている愛にそう言うと、愛の尻穴から一気に逸物を抜き去る。

「ひゃうっ!」

ちゅぷっと音をたて、望の逸物が抜けた尻穴からは精液がトロトロと溢れてくる。
ぱっくりと割れていた尻穴は、徐々に閉ざされていく。

「二見くんの精液・・」「やぁ・・舐めちゃダメ・・・」
「・・・・」

舞は愛の尻穴から溢れる精液を吸い上げる。
目の前で行われる淫行に、望の逸物は再び力を漲らせるが。

「次は家でね、二見くん♪」
「一緒に来るでしょ?」「・・・はい」

美人双子姉妹の甘い誘い。
それを断るほど望は男を捨てているわけではない。
とりあえず服を着直した二人と共に、望はさらなる快楽の世界へと足を踏み入れた。

837 名前:誰かタイトルつけてくれ:05/02/09 21:54:50 ID:dgX9atVg
やべぇ・・寝ぼけた勢いで書いたから支離滅裂だ

838 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:19:51 ID:Dyuv8+wa
えろえろですなあ。すばらし。
できればもっと長いの書いてホスィ。

839 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:31:06 ID:lX1D7h2C
>>832
お前は俺か?
PC版を出し、みやびさんルートを作るならMWは神

840 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:54:08 ID:ORPsNghh
>>389
念のため聞くがゲーム版とアニメ版どっちだ?

841 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:43:33 ID:5JlTNkAp
細かいことはいい! みやびさん+雛菊姉妹を食べたくはないのか!?


また書いてみようかなとか言ってみる

842 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 02:50:22 ID:QjT6Q3HG
ゲーム版のほうが新妻感が

843 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 08:08:37 ID:qr3mYMCc
>841
食わして
ほちぃ

844 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 13:45:55 ID:5JlTNkAp
主人公の名前何にする?

845 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 14:35:00 ID:tRIKWtkG
ギレン・ザビ

846 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 15:17:36 ID:5JlTNkAp
ゴンザレス野々宮

847 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 16:12:33 ID:QjT6Q3HG
名無し

848 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 17:18:02 ID:bECGRnc0
たまにならともかく
こう頻繁にageるのは正直どうかと思う

たまに改めて読み返してみるとやはり1氏は凄いね
帰ってきたらまた新作書いてほしいな
127氏の千草も好き
エロいのは勿論だが主人公のノリがイイ
投稿者氏の現在連載中の片桐×桜月も続きが楽しみ

849 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/10 19:15:42 ID:JpZ0zCp8
保守

850 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/11 20:43:09 ID:XOBPIDUU
>848
そうですね
早く続きが読みたいで

851 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/11 20:42:54 ID:XOBPIDUU
>848
そうですね
早く続きが読みたいで

852 名前:投稿者:05/02/12 03:17:01 ID:fTjzDv3t
桜月ストーリーは少しずつ進んでます。
今、平行してみやびさんの学生時代をネタにして書いてるけど、
読みたい人いる?非エロだけど。

853 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/12 04:45:17 ID:KOrVIZb1
是非とも

854 名前:さすらいの年上好き:05/02/12 23:59:47 ID:4NEmohq3
以前桃衣姉妹の小ネタを書いたものですが、あれが保管庫に連載扱い受けてた。
続き書いていいのか?

855 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/13 00:03:42 ID:T7oDKOfy
もちろん、書いてほしい。

856 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 15:49:09 ID:Ntx8Ys6k
必死でネタ考えてたら14Pとかいうアホの極みまでいっちまったよ。
取り合えずアゲ

857 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 15:56:43 ID:pODrBn4S
>856
いかな絶倫体質でも不可能だ罠

858 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 19:01:12 ID:k56ICiMg
>14P
おいおいおいw
って事は全双子+みやびさん+主人公?

このスレも800代後半か…
1氏が春に帰ってくる頃には次スレに移行してるのかな?

859 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 20:27:32 ID:K4Zyz/G5
流れをよまずにカキコ
このスレって1000いくか、(500KB)で
終了でしたよね。 今(450KB)だけど
次スレは、どのあたりでたてます。?


860 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 20:45:46 ID:k56ICiMg
>859
いや、重要な事なんでカキコありがとう
あと50KBで終了って事ですか

50KBってどれくらいですか?

861 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/14 21:24:48 ID:K4Zyz/G5
>>860
自分も良く知らない。
雑談だけならそんなに使わないけど
SS一本でどれだけ使うか気にした
方がいいかもね。


862 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:19:29 ID:7Z+hglt/
>>861
これまでで最大だったのが1氏の『夜空にユラめくキラ星よ』で40kb程

863 名前:桜月ストーリー51:05/02/15 02:12:19 ID:WaVTB0eb
「起きてください…ユラさん、キラさん。」
まどろむ意識のなか少女達は目を覚ました
「ん…おはよう…。」
「おはよう…蒼君…?え…きゃあ!どうして、蒼君が!?」
ユラが目を丸くして蒼を見つめた。
「…寝ぼけてるんですか?ユラさん。」
「ユラちゃん…私達…」
「朝ご飯、出来てますから着替えたら下に下りてきてくださいね?」
そう言い残して蒼は、元は母親の部屋だった二人の部屋を出た。
「そうだったね、私達…片桐君たちと一緒に…」
「うふふふ、そうよユラちゃん…。」
二人はベッドから出ると制服に着替え始めた。

「おはよう、紅くん!」
「おはよう、キラちゃんユラちゃん。」
下では、紅が食事の用意をしていた。
「ごめんなさい、いつも貴方達にさせてばかりで…。」
今までの生活のリズム的に、紅と蒼の方が起きるのが早く、朝食を作り二人を起こすと言うのが日課だった。

「行ってきます…パパ」
飾られた写真にユラは挨拶をして外に出た。
こんな日常が続いていた…幸せな毎日が。


864 名前:桜月ストーリー52:05/02/15 02:14:27 ID:WaVTB0eb
「紅君、大丈夫?顔、真っ赤だよ…。」
「ん〜…多分大丈夫だと思うけど。」
「ちょっと熱があったのでしょう…?無理しちゃダメよ…。」
キラとユラが心配そうに顔を覗き込んでいた。
「あはは…もうそろそろ卒業だし、せっかく今まで皆勤だったんだから、少しぐらいはね…。明日は休みだしね。
 二人とも、あんまり近づくとうつっちゃうよ?」
「でも、風邪ってうつすと治るって…」
「そう言うよね、でも本当なのかな?」
いや、そんな事無いだろうと紅は、笑った。

「大丈夫?」
学校が終わって、紅、キラ、ユラの3人は家の前にいた。蒼は係りの仕事があるらしくまだ学校だった。
「平気…ただいま、ミケ、ユキ、ムラサキ。」
家に入ると3匹の猫が出てきた。ユキとムラサキは蒼が拾ってきた猫だ(名前の由来は伏せる)。
とそのとき
「(うわ…やば…)」
目の前がぐるっと廻ったかと思うとそのまま真っ暗になった。
「こ…紅君!?」
紅はそのまま床に倒れた。


865 名前:桜月ストーリー53:05/02/15 02:15:26 ID:WaVTB0eb
「これが終われば…。それにしても、紅大丈夫でしょうか?」
蒼が束ねたプリントをトントンと整えたとき。
「蒼君!!」
ユラが教室へ駆け込んできた。
「ユラさん?どうしたんですかそんなに慌てて…」
「紅君が…大変なの…!」
慌てるユラとは反対に、蒼はふぅと溜息をついた。

「紅君…大丈夫?運べてあげられればいいんだけど…」
「いや…ごめんねキラちゃん…。」
紅は何とかリビングのソファまで移動し横になってた。
「キラちゃん…!蒼君連れてきたよ!」
「まったく…だから無理をするなっていったんですよ?」
「ははは…わりぃ。」
そこに、ユラと蒼がやって来て、蒼が紅に肩を貸し二人で二階まで上がった。
「おとなしく寝ててくださいね…。疲れてるだけでしょうから、少し寝れば良くなると思いますが・・。」
「ほんと、すまねぇ…。」
「俺より、あの二人に謝ってください…。とにかく、今は寝ること…。いいですね!」
「はいはい…」


866 名前:桜月ストーリー54:05/02/15 02:18:39 ID:WaVTB0eb
(ん…ここは?)
紅は気がつくと広い公園の中にいた。
「お〜い、蒼!速くこいよ!!」
「蒼く〜ん、置いて行っちゃうよ…!」
「まってよ〜二人とも…。」
男の子と女の子が並んで走っていてその後ろから1人の男の子が追いかけていた。
(あの子供達は…?)
「ついた!ええとね…ほらあそこ!」
小さな池のほとりにくると、女の子が指を指した。
「…何これ?」
「はぁ…はぁ…二人ともひどいよ…」
「ごめんね。蒼くん、これなんだか分かる?」
(何見てるんだろ?)
「ええ…なんかの卵かな?ゼリーみたいなのに包まれているけど。」
おそらくカエルの卵だろうと思われるものを、3人はしげしげと見つめていた。と、その時…
「あっ…」
女の子がバランスを崩して体が前に倒れた。
「「ゆかりちゃん!!」」
男の子二人がそれを支えようとしたが、そのまま一緒に
ドボーン!
足のつく深さだった。3人は顔を見合わせて、あはははと笑った。
「ごめんね、上手く支えられなくて。」
「ううん、へーきだから。」
「こういうとき、相手を上手く支えられたらかっこいんだろうなぁ。」
「ま、大きくなってからだな。」
その言葉に女の子が少し顔を暗くした。
「…ずっと、一緒にいられるかな?」
それを聞いて男の子は二人とも笑い出して。
「あたりまえだよ!」
「僕達3人ずっと一緒だよ!」
(あの時は何も知らなかったな…。)

867 名前:桜月ストーリー55:05/02/15 02:21:09 ID:WaVTB0eb
再び目を開けると、そこには…
「あ、起きた。」
キラとユラの顔があった。
「ん…キラちゃんにユラちゃん?」
「晩御飯…もってきたよ・・?」
体を起こすと、キラが小さ目の土鍋が置いてあるお盆を持っていた。
「食べられる?」
「うん、だいぶ楽になったから…。」
紅の前にお盆が置かれた。蓋を開けると病人食の定番お粥だった。
「これ、もしかして…。」
二人を見ると、キラとユラは黙って頷いた。
「頑張って、つくったの。」
「蒼君に教えてもらいながら…大変だったけど…。」
二人は顔を見合わせて苦笑した。紅は、一口、口に運んで
「おいしいよ、とっても。」
「「よかったぁ…!」」
キラとユラは手を取って笑った。
「それにしても、蒼君なんでも作れるのね。」
「下手な主婦より料理上手いからね、アイツは…。お菓子も作れるよ?」
「本とに?じゃあ、バレンタインの時に教えてもらおうか…?」
「ユラちゃん…それじゃあんまり意味が無いんじゃないかな…?」
この様子を見て紅はふっと微笑んだ。
「ユラちゃん…蒼はどう?」
「え!?」

868 名前:桜月ストーリー56:05/02/15 02:22:26 ID:WaVTB0eb
紅の質問にユラは顔を真っ赤にした。
「どうって言われも…別に今までどおりだよ…?」
「前に2回俺達のどちらかを見たって言ってたけど、どんなとき?」
キラとユラはしばらく考え込んで、
「1回目に見たときは街の中で…」
「1人だった?」
「はっきりしてないけど、多分…。2回目もやっぱり街の中で、その時私達は車に乗っていたの…」
「2回だけだったど…貴方の顔が頭から離れなくて…気がついたら、いつでもその事を考えるようになってて…。」
「(街で一人って言ったら多分俺だけど…二人からすれば分からないのか…。)キラちゃんは…蒼の事を?」
「え…私はまだ、良く分からないの…。でも、あの時、パパが亡くなった時、蒼君にああ言ってもらって、すごく安心したし、側にいてほしいって思った…。」
 だけど、まだユラちゃんみたいにはっきりとは言えないの…それに、紅君のことも…ごめんなさい。」
「いいよ、そう簡単に決まる事じゃないしゆっくりとで。」
そう言い終わって、紅は残っていたお粥を食べる事にしばらく専念した。そして…
「さっきさ…昔の夢を見たんだ。」
「夢?」
「少し…話そうか、もう、話してもいいと思うから…」
キラとユラは紅の口調から軽い話ではないと思ったのか、少し真剣な表情になった。
「昔さ、近所に幼馴染の女の子が住んでて…今はその家引っ越したけど。その子、葉水ゆかりって名前だったんだ…

もの心ついたときには、一緒に遊んでた幼馴染、何をするにも3人一緒。
とても楽しい毎日だった、親に怒られたりもしたが、その時も3人一緒。
『ずっと一緒だよ』
そう思って疑わなかった日々…それが、簡単に壊れるなんて思ってもいなかった。


869 名前:桜月ストーリー57:05/02/15 02:23:45 ID:WaVTB0eb
月日が流れれば当然成長する…3人は中学に入学した、いま通っている中学に。
しかし、入学して早々ゆかりが入院した…紅と蒼はしょっちゅうお見舞いに行ってた。
「で、どうなんだ?」
「うん…良く分からないの、お医者さんもお母さんもちゃんと教えてくれなくて。」
「ふうん…なんていってるの?」
「“心配しなくていい、きっと治るから”って。」
「それなら、大丈夫じゃない?喘息か何かじゃないの?それよりさ、今日の紅、笑えたんだ。」
「何があったの?」
「いや、ちょっとした事故が…。」
入院しているといっても、そのうち治ると思っていた…だから馬鹿な話で笑えていた。
けれど、少しづつ3人の時間は終わりに近づいていた。


870 名前:桜月ストーリー58:05/02/15 02:25:04 ID:WaVTB0eb
「ごめん、今日紅がちょっと用事が出来て、こられないんだ。ごめんね。」
「…いいの。」
入院してから、ゆかりは少しづつやつれていった。
「私…死ぬのかな?」
「…馬鹿言うな…大丈夫きっと治るから。」
しかし、蒼にもなんとなく察しはついていた…
「その前にさ…言っておきたい事があるんだ…蒼君に。」
「何?頼み事なら何でも聞くよ?」
二人の間にしばらく沈黙が流れた…
「好き…」
「…え?」
「私…蒼のことが好き…なの。」
「それって…。」
「いつまでか分からないけど…私を、蒼の恋人にしてほしいの…。」
蒼は黙ったままだった。
「ダメ…?」
「ごめん…俺は君の事そう言うふうには…」
「そう…。ごめんね、変なこと言って。」
「紅がこなかったのは…もしかして。」
ゆかりは何も答えなかった、事前に紅に話していたのだ。
「紅は…紅の事は?」
「…紅君他に好きな人いるんじゃないの…?」
蒼はその言葉で理解した…ゆかりは自分だけではなく、
本当は二人の事が好きなのだと…。
ただ、紅に好きな人がいる、その勘違いの所為なんだろうと。

871 名前:桜月ストーリー59:05/02/15 02:26:27 ID:WaVTB0eb
「病院から出ると、下には紅が立っていた。
「…その顔、断ったのか?」
「……」
「どういうつもりだよ…」
「どうもこうもない…ただ、断ったそれだけだ。」
「俺に悪いからか?」
「…………………………」
「お前、ゆかりの事好きなんだろ、どうして俺に気を使う必要がある!
 傷つけたくないから、傷つきたくないから…逃げるのか?俺はこんなことされも…」
「人の事は言えないだろ?お前だってそうだろ…。何でゆかりから今日のことについて言われたときに何も言わなかったんだ!」
「言えるわけ無いだろ…言えばあいつをそれだけ悩ませる事になる、蒼だってゆかりの事を好きなら…俺が何も言わなければうまく行くのに…。」
「…紅…それでいいのか?」
「何がだ?」
「紅は自分の気持ちを隠したままで…言わないままで…。」
「さっき言っただろう、それじゃあいつを…」
「分かってるんだろう、お前も…。ゆかりが好きなのは俺達二人だって…。」
「…じゃあ、どうしてゆかりはお前を…。」
「ゆかり…お前に好きな人がいるんじゃないかって言ってたぞ…。」
「何?」
「だからじゃないのか…俺の事は…。だから、お前がはっきり言えば…。」
「今更…言えねえよ…。この話は終わりだ…。だが…」
「…」
「「馬鹿だな、俺達は。」」

―本当は分かっていた…
 紅も蒼も、どちらかが一方だけが何てことになっても喜ばない事を。
 今まで、ずっと一緒にいたから、二人で一緒にゆかりの側に居たかった。
 三人で笑って居たかった…。
 そして、ゆかり自信も本当は二人の事が好きなのだと…。
 ほんの少しの行き違い…たったそれだけだった。。

872 名前:桜月ストーリー60:05/02/15 02:28:10 ID:WaVTB0eb
「紅…」
紅の部屋に蒼が入ってきた。
「昼間は悪かった…つい感情的になって。」
「…俺もだ、悪かった。」
二人はお互いの顔を見合わせて笑った、いつもそうだった。喧嘩をしても難なく仲直りできた。
「明日…二人で言わないか?」
「…そうだな…ちゃんと言うか。」
「だけど、二人一緒にと言うのはどうだろう…。」
「いいんじゃないか?ゆかりが本当にどちらかのことを好きになるまでは。」
「そうだな。」
「俺達は、」
「「ゆかりの事が好きだ」」

873 名前:桜月ストーリー62:05/02/15 02:29:45 ID:WaVTB0eb
下に下りると台所で蒼が洗い物をしていた。
お粥を作るとき、ユラとキラに荒らされたので(笑)その片付けもあって遅くなっていた。
「紅…大丈夫でした?」
二人の気配に気づいた蒼は洗い物をしたまま聞いた。
「うん…。」
「あの…蒼君」
「昔の話…蒼から聞いたんですね。」
二人が言い出す前に、蒼のほうから話を持ち出した。蒼は洗い物を終えて水を止めると二人の方を向いた。
「俺も…もう大丈夫ですよ…。」
その顔に穏やかな笑みが浮かべた。
その表情を見て、二人はほっとした。内心は心配だったのだ。
「あの時、気持ちをちゃんと伝えればよかった…確かにそう思います。けれど…もう今となってはどうにも出来ない事です…。」
「…紅君もそう言ってた。」
「でしょうね、父親の受け売りです…心配させてしまいましたね。」
「ううん…でも、よかったのかな?私達が聞いても…。」
蒼は黙って戸棚のところへ行き、引出しから何かを出した。
「これは」
制服に身を包んだ紅と蒼その真ん中に肩ぐらいまで髪を伸ばした少女が立っていた。後ろに立ってる看板を見ると、入学式のときらしい。
「この子が、葉水ゆかりです…」
「綺麗な人…」
「負けそう…。」
「一年ぐらいは、俺も紅も落ち込んでましたけど…今では、ただの思い出です。」
そう言って、蒼は写真を閉まった。
「さて…お風呂、沸いていますから二人で入ってきてください。」
「じゃあ、先に入ってくるね。」
二人は、リビングから出ていったん部屋に戻るために二階へ上がった
「…ただの思い出とは…自分もよく言ったものですね。」

874 名前:桜月ストーリー61:05/02/15 02:32:03 ID:WaVTB0eb
「結局、伝える事は出来なかったけどね…。」
三人とも憂鬱そうな顔をしていた。
「しばらく、蒼は塞ぎこんで…立ち直ったは立ち直ったが…話し方も変わった。」
「そんな事が…あったなんて。」
空になった土鍋は乾き始めていた。
「でも、最近のアイツを見ている限りでは、もう大丈夫かなって…。」
「…紅君は?」
「俺?俺はずっと前から平気、昔の事をいつまでも引きずっててもしょうがない。忘れてはダメだけどね。」
キラの問いに笑顔で答えた。
「それに、ゆかりも…そんな事は望んでないと思うから…。」 
「…ありがとう…話してくれて。」
「蒼君には、黙ってたほうがいいかな…?」
「いや、黙って無くても大丈夫だとおもう…。て言うかアイツなら分かるんじゃないかな?」
「そうかもね…ふふふ。」
キラとユラは立ち上がって土鍋を持った。
「明日には治ってるといいね。」
「ありがと。多分大丈夫。」
「おやすみ…。」
キラとユラが部屋を出た。
「…蒼のやつ…入ってくればいいのに、立ち聞きなんて趣味の悪いやつ…。」


注・ミスって飛ばしてしまいました。上の62より、こちらを先に読んでください。

875 名前:桜月ストーリー63:05/02/15 02:34:59 ID:WaVTB0eb
「キラさん、オーブン見てください!ああっ、ユラさんそれは混ぜてはダメです!!」
台所はちょっとしたパニックになっていた。紅が寝込んだ事件から数日、今日は2月14日。
某お菓子会社の商売のための策略が始まった日…もとい、バレンタインデーだ。
当初は、キラとユラが何か作る予定だったのだが、素人2人ではどうにもならず結局蒼の手を借りて皆で作ろう!という事になった。
「まあ、男から送っても良いって言うし。」
「紅、誰に言ってるんですか?手が止まってますよ。」
「へいへい…」
「蒼君、スポンジもういい…熱っ!」
「気をつけてください、って、言うの遅かったですね。」
「キラちゃん、はいこれ、鍋つかみ。」
「ユラさん…ちょっと違いますよ。」

そんなこんなで一時間ちょっと

「あはっ!出来た。」
暫くして、4人分のケーキが二種類出来上がった。
「へえ、すごいじゃん。」
「やったね…キラちゃん!」
「………」
蒼は台所を見回して溜息をついた…片づけが大変だと…。


876 名前:桜月ストーリー64:05/02/15 02:35:59 ID:WaVTB0eb
楽しいティータイムが終わり、蒼とキラが片付けをしていた。紅と、ユラは夕飯の買い物だった。
「分業は間違ってませんけど…どうせなら手伝ってから行けば良いのに…。」
「あはははは…そうだね…。」
台所がこうなった原因が自分にもあるからか、キラは少し申し訳なさそうな表情をしてた。
「され、さっさと済ましてしまいましょう。」
十数分後…
「おわりっと…。」
「ごめんね…私達のせいで余計な手間をかけちゃって。」
「いいんですよ、楽しかったですし。」
その時の、蒼の笑顔を見てキラは何か決心したように言った。
「ちょっと待ってて!」
キラはそのまま二階に上がると、一分も立たぬうちに降りてきた。
「これっ!」
キラの手には、前にユラにもらったマスコットがあった。
「これって…。」
「私は…ユラちゃんみたいにはっきりと貴方の事を好きだとはいえないけど…でも!
 パパが亡くなったとき、貴方にああ言ってもらって、すごくホッとした…すごく嬉しかった。
 そのせいかしら…いつのまにか…紅君より、貴方の方が気になりだして…。」
「キラ…さん…。」
「たまに…たまにだけど…貴方の横にユラちゃんが居る時、羨ましいなって思うときもあるの…。」
「……」
蒼の表情は笑ってはいなかった、なにか、考えているというより思い出している感じだ。
「今は、これを受け取ってほしいの…ただ単にあのときのお礼というだけでもいいから…お願い。」
「ありがとう…」
蒼はそっとマスコットを受け取った。それを見てキラはにっこりと笑った。だが…

―どうして…俺なんですか…?―

蒼は口には出さず一人そう考えた。
そして、それは蒼を狂わせる唯一のキーワードだった。


877 名前:桜月ストーリー65:05/02/15 02:37:06 ID:WaVTB0eb
気温も緩んでくる2月下旬、中学3年と言ったら高校受験があるが、4人の通っているところは中高はエスカレータ式なので関係ない。
しかし、別の高校に上がる事を望むものはそれも出来る。キラ、ユラ、紅、蒼にもそれは無関係ではなかった。
「県外!?どうして急に?」
「急ではありませんよ…前前から書類は出していたんです。そこ、書類のみの特別審査があって…それに通りました。」
「…おまえ、行くつもりあったのか?」
「ちょっと気が変わりまして…。」
蒼が急に県外の私立高校に行くと言い出したのだった。
「…蒼君…いっしょにいられないの?」
「寂しくなっちゃうね…。」
高校が別になると、大学は当然別になる可能性が高い、つまりかなり長い間離れるわけだ。そのまま、会う事もないというのも有り得る。
「いつなんだ?向こうに行くの。」
「ここは、寮がありますからそこに入ります、入学手続きをしに3月の始めぐらいに向こうに行ってそのままですね。」
「そうなの…」
キラとユラは顔を見合わせてしょんぼりとなった。


878 名前:桜月ストーリー66:05/02/15 02:38:19 ID:WaVTB0eb
その夜
「どういうつもりだ?」
「どういうつもりって、嫌ですね、別に他意は…」
「また、逃げるつもりか?」
「…」
「やっぱりお前は、完全には立ち直ってなかったんだな。」
蒼は体を椅子の方に向けた。
「どうやらそのようです。」
「だからって、ここから出て行く事は無いんじゃないのか?」
「貴方には、分かりませんよ…。」
「ああ、分からないね!!二人から気持ちを伝えられて、何も言わず逃げ出すようなやつの気持ちなんか…」
「何も言わないなんて…」
「何も言わないつもりだろ?違うのか?」
蒼は暫く黙っていた。
「じゃあ、どうしろって?どちらか片方選べとでも言うのか…そんな事できるわけがない…。」
「選ぶ必要はないんじゃないのか?」
「…あの子達は、答えを出してくれた…俺か、紅か。なのに…」
「だから二人の前から消えるのか?訳わかんねぇ。」
「俺が、あの二人の前にいたら、傷つけてしまう。けれど、紅は…答えが出せるんだろう?」
「だけど、あの二人はお前を好きだといったんだ。」
「キラさんはまだ…。」
「お前、言ってる事矛盾しまくってるぞ…。」
蒼は再び紅の方を向いた。
「このままでは、どちらかを傷つけてしまう…今は良くてもいずれ必ず。それよりかは、今はあの子たちの前にいないほうが…。」
「だから、それが逃げてるって言うんだ。」
「…分かってるよ、でもどうしようも…。」
紅は立ち上がって部屋から出る前に言った。
「今回は、全てお前の問題だ…前とは違う…。」
荒々しくドアが閉めらた後、蒼は一人でつぶやいた、
「こうするしかないんだ…。」


879 名前:桜月ストーリー67:05/02/15 02:39:32 ID:WaVTB0eb
「まだ引きずってたんじゃ仕方ないけどな…それに、話し方が…。そうとう来てるんだな。」
そこに、キラとユラがやってきた。
「蒼君は?」
「いるけど…。」
「…でも…。」
紅はドアの方を向いて、下に下りていった。
「蒼君…はいるよ?」
キラとユラがそっとドアを開けた。
「どうした?二人とも。」
蒼の表情を見て、キラとユラは顔を見合わせた。
「…大丈夫…?」
「私達のせい?」
申し訳なさそうにそうつぶやくユラとキラを見ると心が痛んだ。
「私達、二人とも貴方の事を…」
「違うよ。」
「でも、私が…私が…ああ言った時から貴方の様子少し変だった…。」
二人にも感づかれるほどだったのかと、蒼は心の中でつぶやいた。
「いいえ、ちょっと他のとことに興味が湧いたから…」
それから暫く黙って
「…ごめん、暫く一人にしてくれないかな…。」

キラとユラが出て行った後の部屋で蒼は一人外を眺めていた。
「…隠すなら、も少し上手く隠せれば良いんですけど…ダメですね。ばればれじゃないですか…。」
それでも、自分は二人の前にいられない…たとえ、それが間違っていたと…いや、間違っているとしても。


880 名前:桜月ストーリー68:05/02/15 02:40:22 ID:WaVTB0eb
そして、ついに出発の前日。
「どうしても、行くのか?」
「…」
「そうか…分かった。お前がそう言うならもう止めない…。だが、お前は馬鹿だ。」
「(分かってるよ…そんなの。)」
そして、紅と入れ違いにユラとキラが入ってきた。あの時以来、あまりちゃんと会話をしていない。
「…とうとう、明日だね…。」
「ごめん、二人とも、こんな事になって。」
「ううん、貴方が決めた事だから…。」
そう言って二人は、ごそごそと何かを取り出した。
「「はい」」
二人の手には手作りのマスコットがあった。
「何て言うのかな…門出のお祝いかな?」
「ごめんね…たいした物じゃなくて。」
二人の笑顔でそう言った。
「「頑張ってね」」
それだけ言うと、ユラとキラは蒼の手にマスコットを置いて部屋を出た。
「…ごめんね…」



881 名前:桜月ストーリー69:05/02/15 02:41:22 ID:WaVTB0eb
キラとユラはそのまま部屋に戻り。
「うっ…ぐすっ…えうっ…」
ユラは入り口のところにしゃがんで泣き出した。
「ユラちゃん…」
はっきりあの人を好きだといったユラは自分よりもずっと悲しいのだろう…そう思うと泣けない自分が嫌だった。
そう…あの時は、蒼が支えてくれた…泣いても良いよと言ってくれた。
「キラちゃん…私達、蒼君を傷つけちゃったのかな…?」
「分からない…分からないよ…。」
「なんで…何でいなくなっちゃうの…どうして…。」
キラはユラをそっと抱き締めた、あの人が自分にしてくれたように。
「…ごめんね…私のせいで。」
ユラは頭を横に振った。
違う…キラちゃんのせいじゃない、私は、キラちゃんがあの人を好きになってもいい、そう言った。
「私達、双子じゃない方が良かったかな?」
ユラは、より強く頭を横に振って、力強く抱き締めた。
「キラ…ちゃん…まで、いなく…なっちゃ…いやぁ…」
「私もよ…ユラちゃん。」

882 名前:桜月ストーリー69:05/02/15 02:42:12 ID:WaVTB0eb
夜遅く、キラはふと目を覚ました。時計は3時を廻っていた。
「…」
なんとなく、部屋を出て見ると一階に人の気配がした。
「紅君。」
「ん?」
下りるとそこには一人窓から星を見ている紅の姿があった。
「眠れないの?キラちゃん。」
「うん…紅君も?」
「まあね。」
キラは紅の横に腰を下ろした。
「…ユラちゃん泣いてた。」
「だろうね。」
「でも、私は、また泣けなかった…悲しいのに…どうして?」
「キラちゃん、蒼の事好き?」
「………。」
「本当は、はっきり分かってるんでしょ?好きだって。」
「…うん、ごめんね、紅君。私は蒼君のことが…。」
そう言った瞬間、キラの目から一筋の涙が流れた。
「え…?」
次から次に、涙が出てくる…さっきと同じ気持ちでいるのに。
「キラちゃん、どこかでユラちゃんに気を使ってたんじゃないの?だから、自分の気持ちを素直に出せなかった。
 だから、泣けなかったんじゃないの?」
「…」
キラは紅の胸に顔をうずめた…。
「…やだよぉ…蒼君に、いなくなってほしくない…。」


883 名前:桜月ストーリー70:05/02/15 02:46:35 ID:WaVTB0eb
翌日、
「じゃあ、行ってきますね、紅。留守はよろしくお願いします。」
「いって、くるね。」
紅を残して、3人は家を出た。
「…ん?あいつ話し方…。」

キラとユラは駅までの見送りだった。3人は駅につくまで一言も喋らなかった。
「…じゃあ、ここで。」
ホームにつくと電車が止まっていた。
「頑張ってね…。」
「手紙書くからね…電話も、するね。」
「うん…」
蒼が電車に入ろうとすると、腕に僅かな抵抗を感じた。
「……」
ユラが袖をぎゅっと握り震えていた。
「ユラちゃん…」
キラがそっと手を添えると、震える手が少しづつはなれていった。
「ごめんね…」
このまま電車がずっととまってくれればいい、途中で何か事故がおきてて、ずっと止まっていれば良いのに…
「いっちゃやだ…」
ユラがポツリとつぶやいた。
「どうして、私達の側にいてくれないの?ねぇ…お願い…いかないで…蒼君…!」
「……」
「私は…貴方が好き!だから…だから側にいてほしい…それなにに…どうして!!」
ユラはくるりと向きを変えて駅を出て走り出した。
「ユラちゃん!」
キラもユラの後を追って走り出した。
「何を、やってるんでしょう。俺は…」
そこに車掌(今いるのか?)がやって来て。
「乗るのかい?」
さっきのユラの涙が頭に強く焼き付いていた。
蒼は、ゆっくりと電車の中へ足を踏み入れた。

884 名前:投稿者:05/02/15 02:47:57 ID:WaVTB0eb
次でラストです…長かったです。
終盤かなり急ぎ足で進めてしまいましたが…。
あのくらいしないと終わらない気がしたので。


885 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/15 10:35:23 ID:u1yBP3WW
GJ!イイねっ!見習いたいよ・・・。


14Pではないが、日替わりでならいけそうかと。14P立案者がいうことじゃないがな

886 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/15 16:55:14 ID:ODYcV/yu
ああ!!いいですね〜!!感動ですね〜!!早く続きがよみたいです!!!

887 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/15 18:38:12 ID:u1yBP3WW
次のうち、どれを書くべきだと思う?

1・桃衣姉妹ネタ続き
2・日替わりハーレム
3・それ以外の何か

888 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/15 19:35:20 ID:H8pBN6m5
>>887
余計な事かもしれないけど。
このスレで書くなら
今、475KBなので短めの奴で
長めの奴なら次スレを立ててから
おねがいします。


889 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/16 00:04:34 ID:aZJ2fJN4
一応言っておくがオレは、>>735の続きを待ち続けてる。

890 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/16 00:40:48 ID:zK9bJwc5
>>889
ナカーマ

891 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/16 02:06:28 ID:AxTp6KYh
はじめまして……
うちのサイトにも(今のところ)2作品あるのですが、
紹介してもかまいませんか?

892 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/16 02:11:57 ID:FQaLJNjk
>>891
喜んで。
でも、書き込みの形で掲載と言うよりは、
せっかくHPがあるんなら、リンク張る方が良いかな…。
よく分からんけど。

893 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/16 02:47:52 ID:f1K6jlUH
>>891
2chに紹介するってことは、荒らしを呼び込む危険性が高いってことを承知の上で、
尚且つサイトの管理者本人であるなら。

このスレは平和だから大丈夫だと思うけど…

894 名前:891:05/02/16 21:49:04 ID:V1t0kDTp
>>892>>893
ありがとうございます。

ttp://shirayuki.saiin.net/~tomarigi/ssx/shirogane_x01.html
ttp://shirayuki.saiin.net/~tomarigi/ssx/ichijo_x01.html
(先に言っておきますが、当方男です)

管理人の証明は今月いっぱい、トップページで。
このスレでHNを出さないようお願いします。

895 名前:695:05/02/16 23:45:14 ID:0nZrIg9z
>>889-890
ありがとう
そう言ってくれると書き手として凄く嬉しいし創作意欲もわいてくる
コツコツと書いてはいたんだけどチョット詰まってました
どうにか続きが出来ましたんで投下します
それでは楽しんでいただければ幸いです

896 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 1:05/02/16 23:47:42 ID:0nZrIg9z
「よく降るね。」
 ボクはティーカップをソーサーの上に置くと、窓の外を眺めながら呟いた。
「梅雨ですものね。」
 ボクの向かいに座ってるユラちゃんも同じく窓の外を眺めながら呟いた。
 外は雨 、ただ今梅雨真っ盛り。 ここは桜月邸、つまりはユラちゃんの家。 あの日初めてお邪魔して以来、時々こうして演奏会兼お茶会に招かれてる。
 今日もお互いの曲を披露したあとお茶をご馳走になってたのだ。
「天気予報でも梅雨明けはまだ先だって言ってたしね。」
「じゃぁ今年も七夕は雨かしら…。」
 ユラちゃんは空を見上げポツリと呟いた。
「織姫と彦星…、 逢えるかしら。」
「ん? ああ、そっか。 伝説じゃ七夕の日に雨が降ると天の川が増水して…」
「ハイ。 折角の1年に1度の出逢いなのに…。」
 そう呟いたユラちゃんの切なげな横顔にボクはドキッとした。


897 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 2:05/02/16 23:49:04 ID:0nZrIg9z
「ねぇ、ユラちゃん。 七夕伝説ってアジア各国にあるって事は知ってる?」
「あ、ハイ。 詳しく知りませんが聞いたことあります。」
「うん。 で、どこかの国ではね、七夕の日に降る雨は涙雨だって言われてるんだって。」
「涙…雨、ですか?」
「そ、再会に喜ぶ織姫と彦星のね。」
「まぁ。 とってもロマンチックですね。」
 ボクの話を聞いてユラちゃんは顔を綻ばせた。
 良かった。 やっぱりユラちゃんには笑顔が一番良く似合う。 尤もこんなクサイセリフ、本人に面と向かっては言えないが…。
「他にも雨で増水するとカササギが翼を連ねて橋を架けてあげるって話もあるんだよ。 そう考えれば雨の七夕ってのも中々オツなものだよね。」
「ハイ。 とってもステキなお話教えてくれてありがとうございます。 ところで貴方は七夕にどんなお願いをされますか?」
「え?」
 ユラちゃんの質問にボクは一瞬戸惑った。 
(本音を言えばユラちゃんともっと仲良くなりたい…、 ってそんな言葉面と向かって言えないよ…。)
 ユラちゃんはジッと僕を見つめて答えを待ってた。
「え、えっと、 もっとピアノが上手になれますように…かな?」
「まぁ、じゃあ私と一緒ですね。 私も今よりもっとフルートが上手に吹けるようになりますように。 って。」
「そっか。 じゃあお互いもっと頑張って練習して上手になろうね。」
「ハイ。 頑張りましょ。」 


898 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 3:05/02/16 23:50:40 ID:0nZrIg9z
「しっかし本当によく降るね。」
「そうですね。 でもチョット小降りになってきたかしら?」
「ボクも基本的に雨はそんなに好きじゃないしね。 でも梅雨は結構好きかな。 紫陽花がキレイだからね。」
「そうですね。 雨に濡れた紫陽花って…とってもキレイですよね。」
 うっとりした表情でユラちゃんは答えた。
「うん、だから普段の雨の日は外出も億劫だけど、梅雨時は結構出かけるんだ。 まぁ、流石に大雨の日とかは家にこもってるけど。 ハハ…」
 ボクにつられるようにユラちゃんもクスリと微笑んだ。 
「あ、そうだ。 でしたらウチの庭の紫陽花もご覧になっていきませんか?」
「いいね。 じゃぁコレ頂き終わったら是非拝見させてもらおうかな。」
 ボクはケーキの残りを口に運んだ。

 お茶とケーキを食べ終わったボクはユラちゃんに案内され庭に出た。
 そこには藍、紫、ピンク、白…色とりどりの鮮やかな紫陽花たちが出迎えてくれた。 種類も数も豊富で実に壮観な見応えだった。
「うわぁ、こりゃ凄いや。 うん、まるであじさい寺みたいだ。」
 ボクは思わず喚声を上げた。
 そんなボクの姿を見てユラちゃんはクスリと微笑む。
「ア、アハハ…、チョットはしゃぎ過ぎちゃったかな?」
「ううん。 喜んで貰えて嬉しい。 ウチの庭師さんたちも喜ぶわ。」
「うん、とても丹精込められてるのが良く分かるよ。 どの紫陽花もとってもキレイだもん。」
 雨は小降り。 こうして花を愛でるには丁度良かった。 静かな雨音に包まれながらのお喋りは楽しく、時間の経つのも忘れ夢中で話し込んでた。


899 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 4:05/02/16 23:52:10 ID:0nZrIg9z
「少し雨の勢いも強くなってきましたね」
 ユラちゃんは呟いた。
 どうやら少々鑑賞とお喋りに夢中になりすぎたみたいだ。
「そうだね。時間ももう大分経ったしそろそろお暇しようかな…。」
 その時雲に覆われた空が突然閃いた。 そしてやや間を置いて大きな雷鳴が轟いた。 大気を震わすような凄まじい轟音。
 だがボクにとってその雷鳴すら比較にならないほどの衝撃が走った。
「キャアァッ!!」
 雷鳴の轟音にユラちゃんが驚きのあまりボクに抱きついてきたのだ。
 …世界中の音が消えた。 そう錯覚させるほどボクにとっては衝撃的だった。
「だ、大丈夫…? ユラちゃん?」
 激しく脈打つ心臓、昂ぶる鼓動を押さえながらボクはユラちゃんの肩にそっと手を置き尋ねた。
「ハ、ハイ…。 キャ!? ご、ごめんなさい! わ、私ったらビックリしちゃってつい…。」
 ボクの腕の中でユラちゃんは顔を赤らめながら応えた。
「い、いや。 気にしなくていいよ。 物凄い轟音だったんだモノ。 ビックリして当然だよ…ね?」
 平静さを取り繕おうとするが心臓の昂ぶりは一向に収まらない。
「あ、あの…。 もう少し…だけこうしてて良いですか? 何だかビックリした拍子に、体の力が抜け…ちゃったみたいで…。」
 ユラちゃんが恥かしそうに話し掛けてきた。
「え!?、 う、うん。 イイよ。 落ち着くまでいつまでだって…。」
 腕の中のユラちゃんの体は思った以上に細く華奢で、柔らかで… 繊細に扱わないと壊れてしまいそうだった。
 このまま時が止まってしまえばいいと感じながらも、一向に収まるどころか益々高鳴る心臓の音がユラちゃんに聞こえやしないかと思う不安でボクの胸は一杯だった。
 一瞬のようなとても長い間のような時間のあと、ユラちゃんはそっと呟いた。
「あ、あの…、 ありがとうございました。 もう大丈夫です…。」
「そ、そう。 良かった。 落ち着いたみたいだね。」
 ボクは残念なような、ホッとしたような複雑な気分だった。


900 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 5:05/02/16 23:54:05 ID:0nZrIg9z
「と、とりあえず部屋に戻ろう? ほ、ほら雨の勢いも強くなってきたし…」
「そ、そうですね。 …あ、あの、お帰りの際は護国寺さんにお願いしますので、是非車で送らせて下さい。」
「そ、そんな。 そこまで甘える訳には…」
 流石にそこまでして貰う訳にはいけないと思い断わろうとしたが。
「いいえ!! 是非送らせて下さい!! こんな雨の中歩いて帰って風邪でも引かれたら…。」
 ユラちゃんは泣き出しそうな瞳で僕を見つめた。
「そ、それじゃぁお願いするね。 何だか申し訳ない気もするけど…。」
 大好きな娘にこんな瞳でお願いされて断われる訳など無かった。 ましてやボクの為を思って言ってくれてるのだから。

「ユラちゃん。 今日はお招きありがとうね。 とても楽しかったよ。」
「こちらこそ。 私も貴方と過ごせてとても楽しかったわ。 また来て下さいね。」
 車を前に僕らは会話を交わす。
「それでは護国寺さん。 彼の事ヨロシクお願いしますね。」
 ユラちゃんは運転手の護国寺さんに向かって話し掛ける。
「お任せくださいませ、ユラお嬢様。 お嬢様の大切な御学友、責任を持って送り届けさせて頂きます。 ささ、どうぞお乗りください。」
 護国寺さんがボクに向かって話し掛ける。
「あ、ハイ。 ではヨロシク御願いします。」
 ボクは答えて車に乗り込む。
「では、また明日。 ごきげんよう。」
「うん、バイバイ。 また明日学校で逢おうね。」
 窓越しにボクはユラちゃんに向かって手を振った。
 ユラちゃんは姿が見えなくなるまで門の所で見送り続けてくれた。
 ユラちゃんの姿が見えなくなってボクはフゥッと一息つく。
 実はさっき雷鳴に驚いたユラちゃんに抱きつかれて、昂ぶっていた動悸がまだ治まりきってなかった。
 目を閉じると抱きつかれたときの柔らかな感触が蘇ってくる。 幸せな余韻と車の心地良い振動に揺られ、ボクは眠りに落ちていった。


901 名前:ユラメク想イハ消エルコトナク… 梅雨編 6:05/02/16 23:56:20 ID:0nZrIg9z

    ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆


 夜になり雨足は一層強まっていった。 ユラは窓辺に佇み降りしきる雨を眺めてた。
「…ちゃん。 …ラちゃん! ユラちゃってばァ!!!」
 ユラは自分を呼ぶ姉の声にハッとした。
「な、なぁに? キラちゃん。」
「なぁに?、じゃないわよ。 さっきからずっと呼んでるのに全然気付いてくれないんだモノ」
 キラはすねたように口を尖らせる。
「ゴ、ゴメンね。 チョット考え事してて…。」
「そう? 何だかボゥッとしちゃってて変よ。 そう言えば今日雨の中、随分と長い事お庭を散歩してたんですって?」
「え、ええ。 紫陽花もとってもきれいだったし、お話も楽しかったから…つい。」
 話してるとユラは今日の事が思い出されてきた。 カミナリの音に驚いて抱きついてしまった事を思い出すと、また動悸が激しくなり頬が火照ってきた。
「紫陽花に見とれるのも良いけどほどほどにね。 そういえば何だか顔も赤いわよ? 大丈夫? 風邪とか引いてない?」
 言われてユラは自分の頬に手を当てた。
「え? う、うん。 大丈夫よ。 ありがとうキラちゃん。 ゴメンね心配させちゃって。」
 胸の鼓動は収まる事無く尚も激しく脈打つ。 だがそれは決して不快なものではなく、むしろ何処か心地良い不思議な気分だった。
 この時ユラ自身もまだ気付いていなかった。 『彼』が自分の中でもはや只の仲の良いクラスメイトではなく、それ以上に大切な存在になりつつある事に。

902 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:19:31 ID:Dr4piWIz
流れをたちきるように、 485KBこえたので
次スレをたてました。

双恋でハァハァするパロディスレその2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108566717/



903 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:30:24 ID:pLX1DEUM
これ以降はその2に書き込んだほうが良い?

904 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:34:12 ID:Dr4piWIz
>>903
できれば、そのように
おねがいします。

905 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:46:02 ID:pLX1DEUM
GJ!
続きが非常に楽しみです。
ユラと主人公の関係、そしてそれはキラのストーリーとどう絡んでくるのか!!
もう続きを楽しみに待ってます。

906 名前:904:05/02/17 01:15:37 ID:Dr4piWIz
このスレの、 住人の皆様も
順次 次スレのほうに、
移動お願いします。

907 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:21:56 ID:Dr4piWIz
今486KBだけど、このまま>>1さんが
戻ってくるまで保守しときます。
それとも、dat落ちさせちゃいます。

908 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/17 23:27:40 ID:pLX1DEUM
>>907
新しい小説が、保管庫に保管されたら、
dat落ちさせても良いんじゃない?

909 名前:907:05/02/18 00:10:56 ID:k5NHZZ1v
>>908
そうですね、このまま保守
しといても鯖負担になるだけだしね。



910 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:22:38 ID:ofpHqyWT
落とす前に言わせてくれ
ユラメク思イGJ!!

911 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:30:04 ID:McRMqIrt
>>908
もう入ってるよ

912 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:37:32 ID:k5NHZZ1v
このまま、dat落ちさせるのか
削除依頼出して来るのか
どっちにします。

913 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 10:34:57 ID:ZR9LJZdA
削除依頼は必要ない。
放置して落ちるのを待つか一気に容量オーバーにするかじゃね?

914 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 20:11:34 ID:k722rND/
双子丼ウマー!! (゜Д゜)

915 名前:695:05/02/18 23:28:25 ID:It9GXHkK
>905,910 レスありがとうございます
次回はまたキラの話を予定してます
クライマックス、エンディングに向けて急展開を予定してますので
期待に添えるように頑張りたいと思います
完成し次第、次スレに投下しますのでヨロシクお願いします

916 名前:名無しさん@ピンキー:05/02/18 23:45:11 ID:rch47s8W
>>915
がんばってください、首を長くして待ってます!


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